マーベルオリジナルドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」シーズン1を全話見ました!
個人的な感想と評価です。
目次
海外ドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」とは?
アメコミを原作にした、サスペンスドラマ。
超人的な身体能力を持つ女探偵ジェシカ・ジョーンズが主人公です。
過酷な過去に苦しみながら、人を操ることができる能力者キルグレイブを倒すべく奮闘する物語が、ハードボイルドなタッチでスリリングに描かれています。
今作は、「デアデビル」に続く、Netflixオリジナル制作のMARVEL(マーベル)ドラマで、シリーズ第2作目となります。
これまで配信されているシリーズ作品の概要や、感想はこちら。
【時系列順】
・デアデビル シーズン1
・ジェシカ・ジョーンズ(今作)
・デアデビル シーズン2
・ルーク・ケイジ
・アイアンフィスト
・ザ・ディフェンダーズ
・パニッシャー
・ジェシカ・ジョーンズ シーズン2
・ルーク・ケイジ シーズン2
・アイアンフィスト シーズン2
・デアデビル シーズン3
・パニッシャー シーズン2
・ジェシカ・ジョーンズ シーズン3
Netflixオリジナルのシリーズとしては、「ジェシカ・ジョーンズ」シーズン3が最後。
その後、Netflixでの配信は全作終了となり、今現在はDisney+(ディズニープラス)で配信中です。
原作は、「アイアンマン」「アベンジャーズ」などと同じ、MARVEL(マーベル)コミック。
なので、「ARROW/アロー」「THE FLASH/フラッシュ」「スーパーガール」といった、DCコミック原作のドラマとは、種類が違います。
アメコミ映画・ドラマの解説は、こちら。
シリーズ概要や、見る順番や時系列などの解説は、こちら。
今作「ジェシカ・ジョーンズ」は、マーベルコミック原作の映画・ドラマシリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)作品として、他のシリーズ作品と世界観を共有しています。
ドラマの世界観や設定、時系列などは、マーベル映画作品とも、つながっていて、随所で「アベンジャーズ」ネタは出てきます。
・・・原作コミックでは、ジェシカ・ジョーンズは「スパイダーマン」のピーター・パーカーと、高校の時に同級生という設定だそうですよ。(笑)
舞台となるニューヨーク・ヘルズキッチンは、「デアデビル」でも舞台となりました。
また、この今作に登場するルーク・ケイジも、同じMARVEL(マーベル)コミックのヒーロー。
そんな彼を主人公にした「ルーク・ケイジ」も、Netflixオリジナルドラマとして配信されています。
マーベル映画や前作「デアデビル」を観ていなくても、問題なくドラマを楽しむことはできますが、事前に知っていると、さらに楽しめると思います。
キャストは、主人公ジェシカ・ジョーンズ役にクリステン・リッター。
海外ドラマ「ブレイキング・バッド」で、ジェシーの恋人ジェーン役を演じたことでも有名ですよね。
今回は、ハードなアクションで大活躍!
他にも、トリシュに、「CRISIS 完全犯罪のシナリオ」「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」「ARQ 時の牢獄」のレイチェル・テイラー。
ジェシカの隣人マルコムに、「オリジナルズ」「エンパイア 成功の代償」ジャマルの恋人ライアン役エカ・ダーヴィル。
ホガースの妻ウェンディに、「シカゴP.D.」やドラマ「オーメン」シスター・グレタ役のロビン・ワイガートなどが出演しています。
そして!
宿敵キルグレイブ役は、「ドクター・フー」「ブロードチャーチ 殺意の町」のデイヴィッド・テナント。
・・・気持ち悪いサイコっぷり(笑)が、素晴らしかったです!
実力派俳優の本領発揮!
さらに、弁護士ホガースで、「マトリックス」のトリニティ役で有名なキャリー=アン・モスも出演。
さすが!
風格と貫録満点!
物語にリアリティを持たせる、俳優陣の演技にも注目です!
ドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」は、Netflixオリジナルドラマで、現在シーズン3まで制作されています。
シーズン1は、2015年製作。
各話50分程度の全13話です。
DVD・ブルーレイのレンタル・発売をはじめ、Disney+(ディズニープラス)で配信中です。
(紹介している作品は、2022年8月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はDisney+(ディズニープラス)公式ホームページにてご確認ください。)
Disney+(ディズニープラス)のサービス詳細や、加入はこちら。
【公式サイト】Disney+(ディズニープラス)
Disney+(ディズニープラス)の内容や料金など、詳細はこちら。
Disney+(ディズニープラス)で配信中のマーベル映画・ドラマのラインナップは、こちら。
参考記事 ディズニープラス「スター」ブランドのおすすめ海外ドラマ
※以下、かなりネタバレしています。くれぐれも、ご注意ください。
「ジェシカ・ジョーンズ」 あらすじ
ジェシカ・ジョーンズは、驚異的な腕力を持つ「能力者」。
以前は、その能力で人を救いたいという思いもあったものの、人を操ることができる能力者・キルグレイブに心を支配され、奴隷のような生活を経験。
ようやく逃げ出すことができたジェシカは、ヒーローとして表舞台に立つこともなく、過酷な経験のトラウマに苦しみながら、今はしがない私立探偵をしていました。
そんなある日、行方不明の娘を探してほしいという依頼がジェシカの元に舞いこみます。
早速、調査を始めるジェシカでしたが、その裏には、再びジェシカを手に入れようとするキルグレイブの影が・・・。
ジェシカは過去のトラウマと決着をつけるため、キルグレイブと対決する決意をするのでした。
・・・というようなストーリーです。
予告動画はこちら。
→ Marvel ジェシカ・ジョーンズ予告編
マーベルドラマや映画とのリンクネタについて
今作は、Netflixのマーベルドラマ・シリーズの第2弾として、前作「デアデビル」や、以降のシリーズ作品とつながりがあります。
また、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)作品として、映画作品とのリンクネタも登場します。
■ 時系列的には、映画「アベンジャーズ」のニューヨーク決戦で破壊された街の復興期で、「デアデビル」シーズン1の後の物語になります。
■ 今作の舞台は、前作「デアデビル」と同じ、ニューヨークのヘルズキッチン。
メトロ総合病院や、警察の15分署など、舞台となる場所も共通しています。
■ ルーク・ケイジは、シリーズ第4作目「ルーク・ケイジ」の主人公。
「スイート・クリスマス」「やるべきことをやれ」と言うのが、ルークの口癖。
妻のレヴァについては、「ルーク・ケイジ」で詳しく描かれています。
■ 弁護士ホガースは、Netflixのマーベルドラマでは、重要なキャラクターです。
■ 第4話の事件の背景となるのは、もちろん、映画「アベンジャーズ」のことです。
■ 第5話の過去の回想で、トリシュがヒロインの衣装を作って披露しますが。
本来の原作コミックでは、そのコスチュームで活躍しているそうです。
原作へのオマージュですが・・・ジェシカは、嫌そうでしたね。(笑)
■ 第7話、15分署の取り調べ室で、クレモンズといるジェシカを釈放しに来る警官は、「デアデビル」の登場人物ブレット・マホニー。
フォギーの幼馴染で、何かと協力的な警官でしたね。
・・・まさか、キルグレイブの恐ろしさを体験するとは。(笑)
■ ちなみに、「デアデビル」シーズン1の段階では、ブレット・マホニーは巡査。
今作のシンプソンは巡査部長。
二人とも、同じ15分署の警官です。
・・・同僚だった?顔見知り?
■ 看護師クレアは、「デアデビル」に登場するキャラクターです。
シリーズ作品では、欠かすことのできない重要な人物です。
■ 最終話、取り調べ室で弁護士ホガースと話すのは、地方検事局の検事レイエス。
レイエスは、次回作となるシリーズ第3作目「デアデビル」シーズン2に登場するキャラクターです。
・・・などなど。
思わぬ繋がりにニヤリとするのも、このドラマの面白いところだと思います。
ハードボイルドなサイコ・サスペンス!
内容的には、アメコミドラマというよりは、もはやハードボイルドな探偵モノ、サイコ・サスペンス。
ダークな雰囲気で、リアリティがあって、ドラマ性もシリアスで見ごたえ十分。
ビジュアルもクオリティが高く、大人が楽しめるドラマだと思います。
前作「デアデビル」も同様でしたが、今作はさらにサスペンス要素が増した気がします。
その反面、さらにアメコミらしさが薄くなったかな?
確かに、特殊能力を持ったキャラクターが登場しますが、決してマンガチックな内容ではないです。
マーベル映画のような、爽快アクションでユーモアあふれるエンターテイメント性を期待すると、ちょっと厳しいかも。
また、ドラマ性がしっかりしている分、あまり派手さがない前半は、少し退屈に感じるかもしれませんね。
あまり説明がないまま物語が進みはじめ、過去のいきさつや詳しい背景が分からず、入り込むのが難しい気もします。
・・・正直、私も序盤は、やや物足りず、でした。
ただ、中盤以降、最終話までは、一気に加速!
他のヒーロードラマに比べれば、アクションはやや少なめですが、それでもストーリー展開は見ごたえ十分!
かなりスリリングで、ハラハラドキドキ!
やっぱり、本格的にキルグレイブが出始めてからは、面白くなりましたね。
キルグレイブの不気味さや怖さもあり。
・・・ちょっと、ホラー入ってますよね。(笑)
また、さまざまなことが分かってきて、ジェシカに共感できるようになると、ドラマとしての魅力もアップ!
結構「ええ~~!?」という意外な展開もあって、続きが気になる面白さ!
・・・本筋ではないですけど、ホガースがらみは、本当もう・・・まさか、まさか。
キルグレイブとの駆け引きや攻防も、ハラハラドキドキ!
クライマックスも、すごかった!
サスペンスとして、おもしろかったです!
前半は、壮大な説明・前フリだと受け入れられると、楽しめるドラマだと思います。
ドラマ性も、かなり高くて、おもしろかったです。
過去の心の傷と向き合いながら、悩み葛藤するジェシカ。
ルークやトリシュとのエピソードもよかったです!
ヒーローとしての望みもありながら、ホープやマルコムなど、人を救うことにも葛藤があって、ドラマとして見ごたえあると思います。
また、登場人物たちが多彩で、それぞれにドラマがあるのも特徴ですね。
前半は特に、サブキャラクターは本当に「おまけ」程度なんですけど。
・・・住人のルーベンやマルコムも、みんなウザい。(笑)
でも中盤以降は、それぞれにドラマがあって、ストーリーの厚みを増していると思います。
キルグレイブ以外にも、ホガースやトリシュの母親など、人を支配しようとするキャラは出てきます。
また、ルークやロビンといった、人を許すキャラも出てきます。
過去を改めたいと思うキャラも、人を救いたいと思うキャラも出てきます。
さまざまな出来事で変化していくキャラクターたちの心情が、丁寧に描かれていて、結構、心に響くものがありましたね。
・・・ま、シンプソンだけは、最後までずっとウザかったですけど。(笑)
個人的には、やっぱりルークかなあ。
・・・あの巨体で人間デキているなんて、すごいなあ。(笑)
男っぷり最高!
決して、サスペンスの面白さだけではなく、登場人物たちの多彩なエピソードも、見ごたえのあるドラマだと思います。
ジェシカ・ジョーンズの物語はまだまだ続く!
個人的には、かなりおもしろかったです!
・・・正直、最初の1話目は「まさか、このままいかないよな?」と不安にもなりましたが。(笑)
やっぱり中盤以降はグイグイと!
見ごたえありましたね。
アメコミのドラマ、と身構えず、大人が楽しむサスペンス・ドラマとして、ぜひぜひ楽しんでほしいです。
最終話では、事件としては解決したものの、やや思わせぶりな終わり方でしたね。
シンプソンの件や、IGHの真相などは、謎のまま。
シーズン2も、ぜひ観たいと思います。
続きが楽しみですね!
シリーズ第3作目「デアデビル」シーズン2を見た個人的な感想はこちら。
→「デアデビル」シーズン2・感想と評価