ドラマ「アイアンフィスト」シーズン1 感想と評価【マーベルドラマ】

ドラマ「アイアンフィスト」シーズン1

マーベルオリジナルドラマ「アイアンフィスト」シーズン1を全話見ました!
個人的な感想と評価です。


(※本ページには、プロモーションやスポンサー広告が含まれています)

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海外ドラマ「アイアンフィスト」とは?

アメコミを原作にした、ヒーローアクションドラマ。

ニューヨークを舞台に、特別な力を秘めた武術の達人アイアンフィストが、悪の組織「ヤミノテ」と、壮絶な闘いを繰り広げます。

今作は、Netflixオリジナル制作のMARVEL(マーベル)ドラマで、シリーズ第5作目となります。
これまで配信されているシリーズ作品の概要や、感想はこちら。

【時系列順】
デアデビル シーズン1
ジェシカ・ジョーンズ
デアデビル シーズン2
ルーク・ケイジ
・アイアンフィスト(今作)
ザ・ディフェンダーズ
パニッシャー
・ジェシカ・ジョーンズ シーズン2
・ルーク・ケイジ シーズン2
・アイアンフィスト シーズン2
・デアデビル シーズン3
・パニッシャー シーズン2
・ジェシカ・ジョーンズ シーズン3

シリーズ概要や、見る順番や時系列などの解説は、こちら。

「デアデビル」「ザ・ディフェンダーズ」など、かつてNetflixオリジナル作品として制作されたMARVEL(マーベル)ドラマについて...
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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

原作は、もちろん、「アイアンマン」「アベンジャーズ」などと同じ、MARVEL(マーベル)コミック。
マーベル映画・ドラマシリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)作品として、他のシリーズ作品と世界観を共有しています。
ドラマの世界観や設定、時系列などは、マーベル映画作品とも、つながっています。

今作だけを見ても、問題なく楽しめると思いますが。
できれば、「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」といった、Netflixマーベルドラマの過去シリーズを事前に見ておくと、さらに楽しめると思います。

特に今作は、「デアデビル シーズン2」での出来事が、大きく影響してますね。

主人公ダニー・ランドを演じるのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」花の騎士ロラス・タイレル役で有名な、フィン・ジョーンズ。
コリーンに、「ゲーム・オブ・スローンズ」マーテル家の「サンドスネーク」次女ナイメリア役ジェシカ・ヘンウィック。

他にも、ウォードに、「Banshee/バンシー シーズン3」カート役トム・ペルフリー。
ジョイに、「新ビバリーヒルズ青春白書」エリン役や、「ザ・フォロイング」マックス・ハーディ役などのジェシカ・ストループ。
叔父ハロルドに、映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのファラミア役デビッド・ウェナムなどが出演しています。

ウォード役のトム・ペルフリーは、本当に大熱演!
素晴らしかったですね!
今後、かなり注目されるのではないかと思います。
必見です!

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ドラマ「アイアンフィスト」はNetflixオリジナル作品で、現在シーズン2まで制作されています。
シーズン1は、2017年制作。
各話60分程度の全13話です。

なお、今作の一部の続きは、「アイアンフィスト」シーズン2の前に配信された、シリーズ次回作「ザ・ディフェンダーズ」に繋がっています。
シーズン2の前に、「ザ・ディフェンダーズ」を見ておいたほうがいいと思います。

「アイアンフィスト」は現在 Disney+(ディズニープラス)で配信中です。
(紹介している作品は、2022年8月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はDisney+(ディズニープラス)公式ホームページにてご確認ください。)


Disney+(ディズニープラス)のサービス詳細や、加入はこちら。

【公式サイト】Disney+(ディズニープラス)


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※以下、ネタバレしています。くれぐれも、ご注意ください。

「アイアンフィスト」あらすじ

15年前の飛行機事故で死んだと思われていた、大企業の御曹司ダニー・ランドが、突然ニューヨークに姿を現します。
別次元に存在する「クン・ルン」のクレーンマザー修道院の僧侶に命を救われたダニーは、そこで厳しい修行を重ね、特別な力を持つ武術の達人「アイアンフィスト」となっていました。
父の会社ランド社の相続権をめぐる争いや、暗躍する悪の組織「ヤミノテ」との宿命の戦いを繰り広げるダニー。
やがて、バラバラに思われていた出来事が、意外な形で繋がった時、恐るべき真相が明らかになるのでした。
果たして、ダニーの運命は?

・・・というストーリーです。

予告動画はこちら。
Marvel アイアン・フィスト 予告

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マーベルドラマや映画とのリンクネタについて

今作は、Netflixのマーベルドラマ・シリーズの第5弾として、前作「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」や、以降のシリーズ作品とつながりがあります。
また、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)作品として、映画作品とのリンクネタも登場します。

■ Netflixマーベルドラマは、どれもニューヨークが舞台。
「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」はヘルズキッチン、「ルーク・ケイジ」はハーレム、「アイアンフィスト」はマンハッタンです。

■ 時系列では、「ルーク・ケイジ」の後の物語となります。
「ニューヨーク決戦」というのは、映画「アベンジャーズ」のことです。
今作は、マーベル映画ネタは少ないかも。

■ マダム・ガオや「ヤミノテ」、不死の件などは「デアデビル シーズン2」で描かれています。

■ 看護師クレアは、シリーズで唯一、すべての作品に登場します。
4人のヒーロー全員と面識があるのは、現状ではクレアだけです。
デアデビルと恋仲になりそうになったものの、現在はルーク・ケイジと「いい感じ」という、なかなかの恋愛遍歴。(笑)
このシリーズは、全体を通してクレアの成長物語でもあります。

■ クレアが過去にヤミノテの事件に巻き込まれ、看護師を辞めることになった経緯は「デアデビル シーズン2」で描かれています。
また、「ルーク・ケイジ」第5話でも、母親に詳しく語っています。

■ クレアが道場に通うのは、「ルーク・ケイジ」での出来事が大きいかも。
クレアが読んでいる手紙は、ルークのもの。(文通してるのか!笑)
よく口にする「スウィート・クリスマス」というセリフも、「ルーク・ケイジ」で登場します。
また、クレアがダニーに貸したTシャツに穴があいてますが、たぶんルークのものです。

■ 女性弁護士ホガースは、「ジェシカ・ジョーンズ」にメインで登場するキャラクターです。

■ ジョイが役員のスキャンダルネタを探らせていた女探偵とは、(たぶん)ジェシカ・ジョーンズのことだと思います。

■ 原作のコミックでは、ルークとアイアンフィストは、結構、仲がいいらしいです。(笑)

■ マーベル作品では定番ですが、今作でも原作者スタン・リーが、どこかに登場しています。

・・・などなど。

他にも、まだまだ細かいネタが盛りだくさん!
色々と探してみてくださいね。

善悪の曖昧さ。正しき道に葛藤する未熟なヒーローの姿が面白い!

個人的には、結構おもしろかったです!
かなり、楽しめました!

・・・ただ。
好みや評価は、大きく分かれる作品だと思います。
期待とは違った、という意見も多いかもしれませんね。

ストーリー自体は、シリーズの中でも、かなり分かりやすくて見やすいと思います。
・・・ま~、なんせ、他の作品は、あまりにダークで暗くて重い。(笑)
主人公たちがクスリとも笑わない(笑)シリアスすぎる展開ばかり。

それに比べると、コテコテでベタではあるものの、それほどのヘビーさはなく、アメコミ・ドラマらしい、安定感があると思います。
・・・ヘビーすぎて観ていて疲れる、ということがないかも。

今作のストーリーのベースとなるのは「資産家一族の愛憎劇」。
それも、おもしろかったと思います。
会社の経営権を巡る争いや、ミーチャム家の愛憎劇など、見ごたえありましたね。
それが意外な形で終盤に繋がっていくのも、おもしろかったです!

また、善悪が猛烈に曖昧で、正しき道に悩む葛藤が、すごくよかったですね。
ダニーはもちろんですが、コリーンやウォードやジョイ、それぞれにも善悪の曖昧さや悩みがあって。
時に悪人として憎らしく、時に善人として愛らしく、激しく変化する様が見どころだと思います。
・・・特に、ウォードやジョイは、毎回、感情移入の仕方が変わっていた気がする。(笑)
どちらに転ぶか分からない不安定な関係もスリリングで、さらに、ダニーとコリーンの関係も、目が離せない展開でしたね。

単純な勧善懲悪のヒーローものではない、ドラマ性として繊細で奥深く、見ごたえがあったと思います。

主人公ダニーが、ヒーローとして未熟なところも、魅力のひとつでしたね。
人を疑わない子供のような純真さや、憎しみや感情を抑えきれなかったり、正しい道に悩んだり。

・・・ま、悪く言うと「かんしゃく持ちの子供」という感じ。(笑)
ただ、それが人間味があって、よかったと思います。

中盤以降は、ヤミノテとの闘いも激しくなって、意外な事実が分かったりと、続きが気になって仕方ない展開!
アクションも派手で見ごたえがあったし、ダニーがどう決断していくのかも、ハラハラドキドキ!
善悪の曖昧さで、誰がどうなるのか?こいつ実は悪者?(笑)とかいう、先が読めない展開にも釘付け!
終盤も、かなり盛り上がりましたね!
すごく、おもしろかったです!

・・・ただ。
正直、難点も多かったかも。

やっぱ、おもしろいとはいえ、ミーチャム家のエピソードは長い。(笑)
特に中盤以降、ダニーが絡まず、本筋から外れてしまったりするので、もっとダニーのエピソードが見たい!と、流れを止めていたかも。

ダニーの過去の描き方も、ちょっと浅いかもしれませんね。
なっ~~~かなか、戻ってきた理由がわからず、回想シーンも最小限。
セリフでは色々と説明があるものの、映像としては少なくて、ちょっと説得力に欠けたかなあ。

ストーリーとしては見やすくて、おもしろかったものの。
構成のバランスは、ちょっと悪かったかもしれませんね。

また、全体の演出も、正直、あまりよくなかったように思います。
アクション自体はハデで見ごたえありましたが、見せ方や編集がちょっと・・・。

「狭い場所での肉弾戦」が、コンセプトなのかな?
動きやスタントは、かなりよかったと思うのですが。
ただ、ダイナミックさには、やや欠けたかも。

バク転からの腹落ちとか、結構、ハデでスゴいことやってるんですけどねぇ・・・。
アングルが寄りすぎて動きが追えなかったり、編集でカットを細かく分けちゃって、痛さやスゴさが、うまく伝えられなかったかも。

ヤミノテの守人「酔拳」 VS ダニーとか、もっともっと盛り上がってもいい気がするんですけどねぇ・・・。
ちょっと、もったいなかったかなあ。

ほかにも、ダニーの「かんしゃく持ちの子供」が、ヒーローの魅力に欠けるとか。
絶対悪の最強のボスキャラが不在とか。
善悪の曖昧さで、キャラの立ち位置がコロコロ変わるとか。
人によっては、ツッコミどころ満載で、不満が残ったかもしれませんね。

・・・いかんせん、肝心の「鉄の拳」を使うのが、「扉」とか物をぶっ壊すだけというのは、やっぱ気になりますね。
(それも未熟が故ですけど)

作品の独自性が、いいところでもあるし、悪いところでもあるし。
どちらにでも取れる、結構、紙一重な部分だと思います。

「見やすくて面白かった!」という評価もあれば、「アメコミ・ドラマ、ヒーロー・ドラマとしてはイマイチ」という意見もあるかなと。
かなり評価は分かれるように思います。

・・・色々と、辛口なことも書きましたけど。
念を押しますが、私は、おもしろかった派ですからね!(笑)

何だかんだ言っても、やっぱりクオリティは高いし、単純におもしろい!
ストーリーも意外性があって、続きが気になって、一気見!
ハマると、かなり楽しめるのではないかと思います。

シーズン2も決定!物語は続く!

終盤はかなり盛り上がって、最終話では意外な展開を迎えましたね。
最後の最後まで、善悪の曖昧さが激しくて、どっちにどう転ぶのかわからない面白さだったと思います。
続きが、気になりますよね。

すでに、シーズン2も決定しています。
物語は、まだまだ続くようです。

ただ、シリーズとしては、次回作は「ザ・ディフェンダーズ」。
アイアンフィストをはじめ、デアデビルやルーク・ケイジなど、4人のヒーローが集結します。

最終話の後、ダニーとコリーンは、どうなったのか?
・・・は、一部「ザ・ディフェンダーズ」で描かれています。

シーズン2の前に「ザ・ディフェンダーズ」も、お見逃しなく!

次回作も、猛烈に楽しみです!

シリーズ第6作目「ザ・ディフェンダーズ」を見た個人的な感想はこちら。
「ザ・ディフェンダーズ」感想と評価