マーベルオリジナルドラマ「デアデビル」シーズン2を全話見ました!
個人的な感想と評価です。
目次
海外ドラマ「デアデビル」シーズン2とは?
アメコミを原作にした、ヒーローアクションドラマの続編。
ニューヨーク・ヘルズキッチンを舞台に、ダークヒーロー「デアデビル」の戦いが描かれています。
今作は、Netflixオリジナル制作のMARVEL(マーベル)ドラマで、シリーズ第3作目となります。
これまで配信されているシリーズ作品の概要や、感想はこちら。
【時系列順】
・デアデビル シーズン1
・ジェシカ・ジョーンズ
・デアデビル シーズン2(今作)
・ルーク・ケイジ
・アイアンフィスト
・ザ・ディフェンダーズ
・パニッシャー
・ジェシカ・ジョーンズ シーズン2
・ルーク・ケイジ シーズン2
・アイアンフィスト シーズン2
・デアデビル シーズン3
・パニッシャー シーズン2
・ジェシカ・ジョーンズ シーズン3
Netflixオリジナルのシリーズとしては、「ジェシカ・ジョーンズ」シーズン3が最後。
その後、Netflixでの配信は全作終了となり、今現在はDisney+(ディズニープラス)で配信中です。
シリーズ概要や、見る順番や時系列などの解説は、こちら。
前回のシーズン1では、孤高のヒーロー「デアデビル」と、町を牛耳るウィルソン・フィスクの壮絶な戦いが繰り広げられました。
アクションは、スゴかったですね!
犯罪ドラマとしても、ストーリー性が濃厚で、猛烈に見ごたえがありました。
最終話では、一応、事件は解決したのですが・・・。
「ブラック・スカイ」の存在など、謎も多く残りましたね。
今回のシーズン2は、その続きから。
平和が戻ったように思えたヘルズキッチンに、再び悪の魔の手が。
デアデビル=マット・マードックの戦いは、さらに壮絶を極めることになります。
ダークな世界観や、大人な雰囲気漂うシリアスなストーリーは健在!
クオリティの高いドラマ性や、迫力のアクションシーンなども、かなりパワーアップしています。
必見です!
原作は、もちろん、「アイアンマン」「アベンジャーズ」などと同じ、MARVEL(マーベル)コミック。
マーベル映画・ドラマシリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)作品として、他のシリーズ作品と世界観を共有しています。
ドラマの世界観や設定、時系列などは、マーベル映画作品とも、つながっています。
前作シーズン1での出来事が、思った以上に引き継がれている内容だと思います。
また、シリーズ作品「ジェシカ・ジョーンズ」のネタも多いです。
「ジェシカ・ジョーンズ」を見ていると、さらに楽しく、理解しやすと思います。
「デアデビル」未見の方は、時系列順に、シーズン1⇒ジェシカ・ジョーンズ⇒シーズン2の順番で見るのが、おすすめです。
主人公マットを演じるチャーリー・コックスをはじめ、フォギーやカレンなど、主要なキャストは、引き続き登場。
もちろん、看護師クレアも出てきますよ。
さらに!
今回のシーズン2から、同じMARVEL(マーベル)コミックのキャラクター「パニッシャー」と「エレクトラ」も参戦!
パニッシャーもエレクトラも、かつて映画化されました。
特にパニッシャーは、コミックの中ではさまざまな作品に登場し、かなりの知名度と人気のあるキャラクターです。
エレクトラは、原作コミックでは、デアデビルの恋人として有名なのだとか。
今作で、パニッシャーを演じているのは、あの「ウォーキング・デッド」リックの親友シェーン役ジョン・バーンサル!
存在感と迫力が、スゴかったですね!
好評のあまり、新たにシリーズ作品として「パニッシャー」が単独ドラマ化されました。
詳しくは、こちら。
強烈なキャラクターも新たに加わり、アメコミ要素も濃くなったシーズン2。
今回も必見です!
ドラマ「デアデビル」は、Netflixオリジナルドラマで、現在シーズン3まで制作されています。
シーズン2は、2016年制作。
各話50~60分程度の全13話です。
DVD・ブルーレイの発売・レンタルをはじめ、現在 Disney+(ディズニープラス)で配信中です。
(紹介している作品は、2022年8月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はDisney+(ディズニープラス)公式ホームページにてご確認ください。)
Disney+(ディズニープラス)のサービス詳細や、加入はこちら。
【公式サイト】Disney+(ディズニープラス)
Disney+(ディズニープラス)の内容や料金など、詳細はこちら。
Disney+(ディズニープラス)で配信中のマーベル映画・ドラマのラインナップは、こちら。
参考記事 ディズニープラス「スター」ブランドのおすすめ海外ドラマ
※以下、かなりネタバレしています。くれぐれも、ご注意ください。
「デアデビル」シーズン2 あらすじ
壮絶な戦いの末、ヘルズキッチンを支配していたフィスクを倒したデアデビル=マット・マードック。
しかし、犯罪者を次々と殺していく「パニッシャー」や、謎の女性「エレクトラ」が姿を現し、さらに犯罪組織「ヤミノテ」の台頭など、新たな脅威の出現で、街は不穏な空気に・・・。
正義のヒーローとしても、弁護士としても、マットは再び危険な戦いへと身を投じていくのですが、やがて驚愕の真相と、思いもしなかった結末がマットを待ち受けているのでした。
・・・というようなストーリーです。
予告動画その1
→ Marvelデアデビル 予告編Ver.2
予告動画その2
→ Marvelデアデビル 予告編Ver.3
・・・もう、予告動画の段階でスゴすぎっ!
マーベルドラマや映画とのリンクネタについて
今作は、Netflixのマーベルドラマ・シリーズの第3弾として、他のシリーズ作品とつながりがあります。
ただ、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の映画作品とのリンクネタは、少ないかも。
■ 時系列的には、「ジェシカ・ジョーンズ」の後の物語になります。
舞台は、前回同様、ニューヨークのヘルズキッチン。
メトロ総合病院や、警察の15分署などが再び登場します。
■ カレンが乗る車は、シーズン1の登場人物、新聞記者ベン・ユーリックのもの。
車種などは、シーズン1第3話などで確認できます。
カレンのベンへの思いは、今も強いんですね。
■ マットたちを何かと助けてくれる、警官のマホニー。
シーズン1では巡査でしたが、今回は巡査部長として登場。
・・・「ジェシカ・ジョーンズ」のシンプソン巡査部長に代わっての昇進か?(笑)
■ 第2話、フォギーとマホニーの会話。
字幕では「証人は、マッシュルームと同じように扱えって」と表示されますが、吹替では、その前に「クレモンズがよく言ってた」と付きます。
クレモンズは「ジェシカ・ジョーンズ」に登場した刑事。
マホニーも面識がありました。(ジェシカ・ジョーンズ第7話)
■ 第3話、看護師クレアがフォギーに語るシフトがキツくなった理由は、「ジェシカ・ジョーンズ」での出来事です。
「大きくて彼より強い男」とは、もちろんルークのこと。
■ 第5話の「ロクソン社」は、マールベ作品の中では悪徳企業として有名で、たびたび登場します。
前作シーズン1でも、マットとフォギーのインターン時代の回想で名前が出てきたり、ドラマ「エージェント・カーター」でも「ロクソン石油」として登場しています。
■ 第5話、フォギーとマーシの会話。
字幕では「前の私みたいね。再就職できてよかった」ですが、吹替では「HC&Bが募集していてよかった」と、新しい勤め先の名前をセリフで言っています。
HC&Bは、「ホガース・チャオ・アンド・ベノウィッツ」の略で、「ジェシカ・ジョーンズ」で登場した女性弁護士ホガースの事務所。
事務所名は、「ジェシカ・ジョーンズ」第1話で確認できます。
・・・マーシは、ホガースの事務所に再就職。
■ 検事レイエスは、「ジェシカ・ジョーンズ」第13話ですでに登場し、ホガースとやりあっています。
ジェシカが目をつけられているのは、そのためです。
■ 第7話、「前に子供を運んでいた」というのは、シーズン1第7話の出来事。
武器「ブラック・スカイ」も、そこで少し語られています。
ノブや「ミッドランド・サークル」といった一連のことは、シーズン1第9話と繋がっています。
■ 第8話でスティックが語る「ヤミノテ」の詳細や、第11話で登場のマダム・ガオなどは、「アイアンフィスト」や「ザ・ディフェンダーズ」など、以降のシリーズに大きく繋がっていきます。
「ヤミノテ」が、なぜ大きな穴を掘っていたのか?などの謎は、「ザ・ディフェンダーズ」へと繋がっています。
■ 第13話で、フォギーを勧誘するのは、女性弁護士ホガース。
「ジェシカ・ジョーンズ」に登場するキャラクターです。
・・・最後のセリフ、結構、笑えます。(笑)
■ 第1話や、第13話でカレンの隣に囚われていた「足首の人」(笑)は、ターク・バレット。
シーズン1で、デアデビルの犠牲者第1号となった悪党。
・・・悪党だから、警察に捕まって自宅監禁されてたんです。(笑)
■ パニッシャー=フランク・キャッスルが、海軍時代に従軍したカンダハルで、本当は何があったのか?
第12話で、スクーノヴァ大佐が、かなり思わせぶりでしたが、その謎はシリーズ7作目「パニッシャー」で描かれています。
■ 解決しなかった謎その1。
第9話、ベンのオフィスにあった資料を見て号泣するカレン。
新聞記事の切り抜きには、少年の不自然な事故死について書かれていましたが、結局、詳細は分からず。
記事には、「kevin paxton page」と名前があったので、もしかしたら弟のこと?
・・・などなど。
色々と繋がりを探してみると、より楽しめると思います。
おもしろさ倍増のシーズン2!
今回のシーズン2は、前作のさらに上をいく、おもしろさだったと思います!
シーズン1は、かなりスロースタートでしたが、今回は最初からテンポもよく、よりドラマチックに!
特に、前半のおもしろさは秀逸!
ドラマ性もアクションも、猛烈に見ごたえがありましたね。
パニッシャーやエレクトラといった新たなキャラクターが登場し、興味と新鮮さが増したのも要因だと思います。
アクションもスゴかったですね!
より一層、派手さが増したのも、パニッシャーのおかげ!(笑)
中盤に入り、エレクトラのエピソードあたりから、ややペースが緩くなったかなとは思うものの。
それでも終盤に向けては、猛烈な盛り上がり!
最終話のクライマックスは、熱かった!!
あっという間に全話見終えた感じで、すごくおもしろかったです!
ストーリー的にも、クライム・サスペンス、法廷ドラマや新聞記者ドラマや刑務所ドラマ(笑)、謎が深まるミステリー要素など、盛り沢山!
・・・もう終盤は、完全に推理サスペンスじゃないかなと。(笑)
さらに、ラブロマンス要素も増量!
マットに、色々と物申したい方も多いのではないでしょうか。(笑)
それでいて、スパイアクションのような潜入ミッションもあったり、何とも不思議な忍者とかも出てきたり。(笑)
アメコミ要素も、より色濃くなって、MARVEL(マーベル)ドラマらしさもパワーアップ。
それぞれのキャラクターのエピソードを中心とした、ドラマ要素が満載!
アクションはもちろんのこと、ストーリーでもハラハラドキドキ!
意外な真相に、びっくり仰天!
恋愛や人間関係の行方に釘付けになって、グッとくるドラマ性にちょっぴり涙する。
色々なエンターテイメント性が絶妙なバランスで詰まったストーリーは、猛烈におもしろかったです!
そのどれもがクオリティが高くて、スゴすぎる!
既存のドラマと比較しても、スケールが段違いのおもしろさだと思います。
見ごたえある「正義」のドラマ
前作でも、「正義」というのがドラマの中心にありましたが。
今回は、さらに色濃く描かれていたと思います。
マットをはじめ、パニッシャーやエレクトラ、スティックに至るまで、本当に色々な「正義」があって。
さらに、フォギーやカレン、看護師クレアにも「正義」があって。
対立や葛藤が、すごくよかったです。
個人的には、とくにカレン。
カレンの行動力や強さ、グロットへの対応や、パニッシャーへの気持ちなどは、見ごたえありましたね。
・・・そのぶん、フォギーが後半、やや影が薄かったような。(笑)
相変わらず、フォギーはいいヤツだよなあ!
パニッシャーも、すごくよかったですね!
観る前は、パニッシャー=ジョン・バーンサルって、どうなのよ?というのが、正直な気持ちでしたが。(笑)
想像以上に、よかったです!
あの存在感と演技は素晴らしい!
・・・できれば、もうちょっと暴れてほしかったですけどね。(笑)
次回以降に期待!
もちろん、主人公マットもよかったです。
あのスーツ、シーズン1では最後だけで、急にコスプレ感あったのですが。(笑)
今回はわりと違和感なく、なじめましたね。
とにかく、今回のマットは大忙しで、抱えきれず、すべてに手が回らない「業務過多」感があって。(笑)
そりゃ、ヒーローとしても、弁護士としても戦うって、難しいですよね。
・・・看護師クレアも、ジェシカやルークをマットに紹介してやって!とか、思っちゃいました。
アウトソーシング。(笑)
でも、もうマットの中では「弁護士」よりも「ヒーロー」として生きていく決断ができたのでしょうね。
どの登場人物も、それぞれが新たな道を進み始めるのも、今回の特徴だと思います。
ただ、今後に期待がふくらむ反面、マットとフォギーとカレンの関係性が、どこかちょっと寂しくも感じちゃいましたね。
シーズン3はどうなる?
個人的には、猛烈におもしろかったです!
予想以上でした!
大満足!
未見の方は、アメコミ系ドラマという偏見を捨てて、ぜひシーズン1から!
絶対におすすめですっ!
最終話は、かなり気になる終わり方でしたね。
マットとカレンは?
・・・フォギー、まさかの再就職?(笑)
そして、エレクトラはどうなったのか?
シーズン3は、すでに制作されています。
ただ、シリーズとしては、その前に、ジェシカ・ジョーンズやルーク・ケイジなど、ヒーローたちが集結する「ザ・ディフェンダーズ」が先に配信。
今作シーズン2の謎の一部は、「ザ・ディフェンダーズ」で解き明かされることになります。
シーズン3も含め、今後の展開が楽しみです!
シリーズ第4作目「ルーク・ケイジ」シーズン1を見た個人的な感想はこちら。
→「ルーク・ケイジ」シーズン1・感想と評価