海外ドラマ「THE 100/ハンドレッド」シーズン5を全話見ました!
個人的な感想と評価です。
目次
「THE 100/ハンドレッド」シーズン5とは?
核戦争後の荒廃した地球を舞台にした、SFサバイバルドラマのシリーズ第5弾。
空の民やグラウンダーなど、さまざまな種族間の対立や、人類の生き残りを賭けた戦いが描かれていきます。
作品の概要や、前シーズンまでの詳細はこちら。
前回のシーズン4では、死を招く汚染された「黒い雨」や、すべてを焼き尽くす「プライムファイア」の脅威など、人類滅亡の危機に直面したクラークたち。
生存できるシェルターをめぐり、種族間の対立が激化していきました。
陰謀や裏切り、迫られる厳しい選択と決断など、ハラハラドキドキの連続!
また、ドラマとしても壮絶なエピソードが多かったですね。
オクタヴィアがスゴかった!
そして、主人公クラークをはじめ、ジャスパーの決断やモンティの苦悩など、見ごたえありました。
最終話では、プライムファイアが迫りくる中で、クラークが命がけで奮闘!
すべてが終わったあと、ちょっと予想外のエンディングを迎えましたが・・・。
あれは、何だったのか?
今回のシーズン5は、プライムファイアから6年後が舞台となります。
シェルターに避難した人類の運命は?
ベラミーやレイヴンたちは?
クラークは、どう生き抜いたのか?
やがて、ディオザ率いる新たな脅威が出現し、人類は再び大きな戦争の危機を迎えることになります。
制作・放送は引き続き、「ARROW/アロー」「THE FLASH/フラッシュ」などのDCコミックドラマや、「リバーデイル」「ダイナスティ」でおなじみのThe CW。
キャストとしては。
主人公クラークを演じるイライザ・テイラーをはじめ、ベラミー役ボブ・モーリーやオクタヴィア役マリー・アヴゲロプロスといった、お馴染みの面々は、再び登場。
マーフィーやモンティーやレイヴン、エモリやエコーも出てきますよ。
今回も、オクタヴィアはカッコいい!
ブレドレイナです!
最高ですっ!
マーカス・ケイン役ヘンリー・イアン・キュージックは、最近「マーベル インヒューマンズ」に出演し、あの「ゲーム・オブ・スローンズ」ラムジー役で有名なイワン・リオンと共演。
奇跡・・・というか、違和感ある夢のツーショット(笑)は、ファンは必見。
オクタヴィアの師匠インドラを演じるアディナ・ポーターは、「アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談」で主演級の役を大熱演!
さらに、最新作「アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト」でもメイン・キャラクターで登場し、なんと!エミー賞助演女優賞にノミネート!
大出世!・・・ですけど、エミー賞ノミネート女優が、インドラ役をやってていいのかい?(笑)
ほかにも、ガイア役タチ・ガブリエルが、Netflixの新ドラマ「サブリナ:ダーク・アドベンチャー」プルーデンス役でレギュラー出演が決まっていたりと、今作で活躍する俳優さんを、他の作品でも見かける機会が多くなりそうですね。
また、新たな登場人物として、少女マディに、ドラマ「ザ・ミスト」や「シャドウハンター」シーリーの女王役ローラ・フラナリー。
そして!
ディオザ役で、あの「Banshee/バンシー」のアナスタシア、イワナ・ミルセヴィッチが登場!
バンシーファンには、あのアナのハードなデンジャーっぷりは(笑)有名。
シーズン1第8話の体張りすぎな死闘は、もはや伝説。
貫禄と存在感は、今作でも健在。
必見です!
ほかにも、フィオザの部下でパイロットのミルズ役で、「ピーキー・ブラインダーズ」「iBoy」などのジョーダン・ボルガーも出演しています。
ドラマ「THE 100/ハンドレッド」は、シーズン7まで制作されています。
シーズン7がファイナルで、シリーズとしては完結。
シーズン5は、2018年制作。
各話41分の全13話です。
DVDの発売・レンタルをはじめ、現在 Netflix(ネットフリックス)で、シーズン7まで見放題配信中。
また、Amazonビデオなどでも、別途有料にて配信中です。
(紹介している作品は、2021年1月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)
サービスの詳細や加入など、各公式サイトはこちら。
【公式サイト】Netflix
【公式サイト】Amazonビデオ
参考記事 Netflixオリジナル以外のおすすめ海外ドラマ ラインナップ
※以下、かなりネタバレしています。未見の方は、ご注意ください。
「THE 100/ハンドレッド」シーズン5 あらすじ
プライムファイアーで焼き尽くされた地球。
クラークは何とか生き延び、誰もいない世界で一人さまよい続けていました。
地下シェルターの入口はガレキで閉ざされ、中で生き延びた人々は閉じ込められたまま。
どうすることもできず、過酷な生活と孤独に死を覚悟するクラークでしたが、やがて、豊かな自然と安全な水が残っている谷の村へとたどり着き、そこでマディという少女と出会います。
それから6年後。
マディと2人だけの世界で平和に暮らしていたクラークの前に、突然、宇宙から囚人移送船のシャトルが姿を現します。
女司令官ディオザが率いる囚人たちは、長い間、宇宙を航行していたため、核戦争の難を逃れ、ようやく地球へと降り立ったのでした。
その後、地下シェルターで生き延びた人々は、ようやく地上に出ることができ、数少ない人類が顔をそろえることになるのですが・・・。
しかし、谷の村の支配権をめぐり、ディオザの軍勢と、オクタヴィア率いる「ひとつの民」が対立。
生き残りを賭けた戦争の危機を迎えることに。
果たして、戦いの行方は?
生き延びるのは、誰なのか?
・・・というようなストーリーです。
新たなる脅威!生き抜くための戦いは続く!
すべてを焼き尽くしたプライムファイアーの惨劇からの続き。
序盤は、かなりおもしろかったです!
シェルターの人々が「汚染で5年は出られない」と言ってる中で、外ではピンピンしているクラークなど(笑)相変わらず、ツッコみどころの楽しさは健在。
ジャハとか・・・まだ、いたんだ。(笑)
そして!
血の女王ブラドレイナとなったオクタヴィア!
第2話が最高すぎたっ!
「ひとつの民か?それとも、ひとつの民の敵か?選べ!」
・・・シビれたっ!
誰もいない世界で生き抜くクラーク、宇宙ステーションで明日が見えない生活を送るベラミーたち、地下で必死に人々をまとめようとするオクタヴィア。
その後のそれぞれのサバイバルが、テンポよくスリリングに描かれていたと思います。
ディオザが登場してから、さらに面白さも加速。
宇宙船でのレイヴンの奮闘や、ベラミーたちの帰還など、ハラハラドキドキ展開!
キャラクターそれぞれの魅力も際立って、すごくよかったですね。
・・・マーフィーは、相変わらずのツンデレっぷり。
キライじゃないよ。(笑)
エモリとの関係も、おもしろかったです。
まさに、このドラマらしい魅力が光っていたと思います。
見たかった、期待していた面白さでした。
・・・が。
中盤になるにしたがって、正直、ちょっとトーンダウンしたかも。
ディオザは悪党ではないんじゃないか?というあたりから、善と悪、敵と味方、という関係性があやふやに。
戦争の危険度は高まっていくけど、別に戦争する必要性も説得力もなくなってしまったかも。
とにかく、ブラドレイナが意地っぱりだった。(笑)
和解できるけど、それでも戦争しないと気が済まない、という強硬な姿勢に、やや感情移入できなかったかもしれませんね。
結局、オクタヴィアが変わってしまった理由は、終盤で明らかにはなりますが・・・う~ん・・・時すでに遅し、というか。
なかなかエグいサバイバルな話で、あんま、見たくなかったというか。(笑)
また、キャラクターそれぞれの活躍が、ちよっと大人しくなったかも。
クラークは、主人公らしい存在感が薄かったですね。
ただただ、マディを心配するだけ。
ベラミーも、ただただ心配するだけで、あまり動かず。
これまでのような、メインで活躍するような見せ場が、あまりなかったのが残念。
もっと、ベラミーとか大活躍してほしかったなあ。
ワンヘダ、ブラドレイナ、ディオザ、と、役者はそろっていただけに、燃えるような戦いを期待していましたが、それも叶わず。
これまでのような、ロナンVSレクサ、ロナンVSオクタヴィアのような、すごい対決も見たかった。
なお。
ディオザの「お腹」の件ですが。
あれは、特殊メイクではなく、本当にイワナ・ミルセヴィッチご懐妊だったそうで。
・・・あの体で、あの動きというのもスゴいですけど。(笑)
ただ、それもあって、本格的なガチな戦いがなかったのかもしれませんね。
ブラドレイナVSディオザとか、見たかったなあ。
残念。
中盤は、正直、やや厳しかったです。
結果的には、それぞれの内輪モメが中心で、あまり話は進まず。
ひとつの民側と谷の村を行ったり来たりするだけで、スケール感やビジュアル的な変化も弱かった気がします。
終盤に差し掛かったあたりから、ようやく、ちょっとテンポアップ。
結局、敵はマクレアリーで確定、オクダヴィアが意地で放火(笑)したくらいから、またグイグイと復活。
ベラミーとインドラとガイアの闘技場の戦いとか、結構よかったですね。
そして、マディのためなら、人をぶっ殺すこともいとわない、自己中心的な恐ろしいワンヘダも復活。(笑)
立場はコロコロと変わり、裏切りの連続。
いよいよ戦争が始まる中での、それぞれの人間ドラマも見ごたえがあって、これまでのような面白さが戻ってきたように思います。
最終話は、クライマックスらしい迫力ある内容で、おもしろかったです。
結局、いたいけな少女に全責任を背負わせるという(笑)何とも、このドラマらしい展開!
前回のプライムファイヤーのようなスケール感には、やや欠けていたものの、迫りくる脅威にハラハラドキドキ!
熱い展開でした。
全体的には、おもしろかったですが、これまでのシリーズと比べると、ややトーンダウンかも。
生き残るための究極の選択や決断、スリリングな展開、迫力のアクション、という部分は、弱かったかもしれませんね。
・・・と、最終話の戦いが終わった時には、そう思ってたんですけどね。
全然、甘かったです。私・・・。
最後の最後に驚きと感動が待っていた!
最終話の本当のクライマックスは、最後の戦いではなかった!
一件落着で次シーズンへ・・・と、思いきや。
ところが!ところが!
最後は、想像もしなかったエピソードに!
も~~~、泣いた!泣いた!
これは、ちょっと・・・ずるい。(笑)
そして、驚愕のラスト!
えええええ!?
・・・えええええ??(まだ飲み込めてない。笑)
しかも!
第1巻 終わり・・・って、何巻まであんだよっ!(笑)
最後の最後に、強烈な驚きと感動が待っていたっ!
色々とグズグズな部分もありましたが、なんか、もう、これで全部、帳消しかな?というインパクト。
・・・てか、戦争なんかしないで、最初からこうしておけばよかったんじゃない?というツッコみは、思わなくもないけれど。(笑)
これまでの中でも、屈指の名エピソードだったと思います。
最後の最後で、やられちゃいました。
この続きは、ど~なる?
個人的には、今回のシーズン5は、おもしろかったですけど、これまでのシリーズと比べると、やや消化不良だったように思います。
もっと、もっと、クラークやベラミーの活躍を見たかったかなあ。
ただ、最後の最後は、ちょっとスゴかった!
・・・こんな終わり方されたら、早く続きが見たくなっちゃいますよね。
未知なる世界で、どうなっていくのか?
今度は、ワンヘダVSブラドレイナVSディオザの危険な戦いとか、見てみたいですね。
・・・もう、ど~なるのか想像できないっ!(笑)
続きが猛烈に楽しみです!
次のシーズン6を見た個人的な感想はこちら。
→「THE 100/ハンドレッド」シーズン6 感想と評価