「Banshee/バンシー」シーズン1 全話見ました・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「Banshee/バンシー」シーズン1

海外ドラマ「Banshee/バンシー」シーズン1を全話観ました。
個人的な感想と評価です。


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ドラマ「Banshee/バンシー」とは?

ハードなバイオレンスで描く、クライム・サスペンスドラマ。
ならず者の犯罪者である主人公が、ひょんなことから保安官になりすまし、町を牛耳る悪党や、過去に因縁のあるマフィア組織と壮絶な戦いを繰り広げます。

制作総指揮は、「トゥルーブラッド」「シックス・フィート・アンダー」などの制作・監督として知られるアラン・ポール。
映画「アメリカン・ビューティー」では脚本を手掛け、アカデミー賞やゴールデングローブ賞なども受賞した名匠。
今作も、ハードで骨太なストーリー展開で、見ごたえ十分です!

主人公ルーカスを演じるアントニー・スターや、キャリー(アナ)役イワナ・ミルセヴィッチなど、日本ではあまり馴染みのない出演者ばかりですが。
ただ、みんな個性的で魅力的!
体を張った迫真のアクションや演技は必見!

さらに、マフィアのボス・ラビット役で、映画「炎のランナー」で有名なベン・クロスが出演しています。
これがまた、さすがの貫禄。
注目です!

内容的には、かなりハードなバイオレンスシーンと、過激な官能シーンが満載!
とても、よい子には見せられないレベルですので(笑)視聴にはご注意ください。
かなり、大人向けのドラマだと思います。

また、毎回エンドロールの最後に、短い「おまけ」シーンがあります。
最後まで、お見逃しなく!


バンシーシーズン1

Amazon:バンシー シーズン1(字幕版)


ドラマ「Banshee/バンシー」は、シーズン4まで制作されています。
シーズン4がファイナル・シーズンで、シリーズとしては完結しています。
打ち切りで、現状ではシーズン5はありません。

シーズン1は、2013年制作。
各話45~60分程度の全10話です。

現在 Amazonプライム・ビデオ で、シーズン4までレンタル配信中です。
(紹介している作品は、2020年11月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はAmazon公式ホームページにてご確認ください。)


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※以下、ややネタバレしてますので、ご注意ください。

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「Banshee/バンシー」あらすじ

ならず者の「男」は、刑務所から仮釈放で出所し、15年前に別れた恋人アナに会うため、ペンシルベニア州の田舎町バンシーへとやってきます。
しかし、アナは「キャリー」と名前を変え、今は家庭を持って平和に暮らしていて、「男」は追い返されることに。
そんな失意の中、「男」は偶然、ある事件と遭遇し、それがきっかけで「ルーカス・フッド」という別人になりすまし、新任保安官としてバンシーに着任します。
アナを忘れられないルーカスは、保安官として町に留まるのですが・・・。
しかし、町を牛耳るプロクターと対立し、さらに過去に因縁のあるマフィアのボス・ラビットの組織からも追われることに。
平和な片田舎の町で、血生臭い激しい戦いが始まるのでした。

・・・というようなストーリーです。
ちなみに。
「男」と書きましたが。
主人公ルーカスの本当の名前って、本編の中ではわからないんです。

ハードなバイオレンスと官能!それぞれの生き様をクールに描く犯罪ドラマ!

・・・このドラマ、実際に観ると結構メチャクチャで。(笑)
とにかく毎回、血まみれで戦うバイオレンス!
とにかく毎回、やたら裸が出てくる官能シーン!
しかも、ムダに多くて長い。(笑)

・・・なんですけど。
なぜか、ハマってクセになる面白さ!
なぜか続きが気になって、どうせまた血まみれで裸だとわかっていても(笑)ついつい観ずにはいられない展開!
クールでカッコよくて愛すべきキャラクターばかりで、いつの間にか感情移入してしまう。

・・・もし誰かに「このドラマ、何がそんなに面白いの?」と聞かれたら、結構、答えるのが難しい。(笑)
本当、不思議な魅力に溢れたドラマだと思います。

一見、メチャクチャに思えるストーリーですが、シナリオやアイデアは意外と計算され、練り込まれていると思います。
悪党が保安官になりすまして悪と戦う、という設定も、新鮮味があってよかったですね。

ストーリーとしては、主人公ルーカスやキャリーを中心に、大きな流れはありつつも。
そこに、個々の登場人物たちのエピソードが入り混じって、全体を構成している感じですね。

決して、ルーカスだけの物語ではないと思います。
タイトルの通り、「バンシー」という町を舞台に、そこで繰り広げられる事件や人間模様を描いたストーリーで。
群像劇・・・とまでは、いかないまでも。
キャラクターそれぞれの事情や過去や葛藤が、さまざまな事件を通して、複雑に関係しながら描かれていると思います。

ルーカスとキャリーの物語は、過去の関係や謎もあって、おもしろかったですね。
ハラハラドキドキの展開も多くて、終盤は息もつかせぬ怒涛の盛り上がり!
かなり、見ごたえありました!

ルーカスの過去のエピソードや、キャリーに対する思い、そして男臭いクールな生き様。
犯罪ドラマのハードな世界観で、魅力満点!

さらに、マフィアのボス・ラビット、キャリーの夫ゴードン、娘のデヴァ、町の権力者プロクターや姪のレベッカ、カジノを経営するナバホ族アレックスなどなど。
・・・今、名前を挙げただけでも、結構な人数ですが。
その他の脇役も含め、一人ひとりが深く丁寧に描かれていて。
しかも、どのキャラクターのエピソードも、気になる面白さ。

なので、感情移入しやすく、みんなクセがあって魅力的に感じてしまいますね。
ルーカスの仲間のジョブさんなどは、あまりに魅力的で大人気なのに、出番少ないじゃん!と思うほど。(笑)
カッコいいですもんね、ジョブさん!
シュガーとのコンビも、おもしろいっ!

ルーカスを中心に、そんな登場人物たち個々の生き様が描かれたドラマだと思います。
・・・プロクターやアレックスのエピソードって、実は本筋とは関係なかったりするのですが。(笑)
ルーカスの生き様、プロクターの生き様、というように、それぞれのエピソードが事件と共に絡み合いながら織りなすストーリーだと思います。
結構、散漫ではありますが、意外と厚みがあって奥深いドラマ性になっていると思います。

・・・それが、なぜかハマってしまうポイントでもあるような気がしますね。

また、犯罪ドラマとしてのカッコよさや、男の美学、ハードでクールな世界観など、娯楽性を追求しているのも、このドラマの大きな魅力。
とにかく、ま~、何はともあれ、血まみれで殴り合わないと気が済まない。(笑)
第3話とか、なくてもいいしね。
ルーカスはもとより、第8話のキャリーとか、もう・・・長ぇ~~~よ!(笑)

ただ、そのバイオレンスが毎回見どころでもあるし、犯罪ドラマとしてのカッコいい美学でもあると思います。
それを、これでもかっ!と、徹底的にやり抜いているのも魅力ですね。

・・・ただ、ちょっと、やりすぎ感。(笑)

クセになるおもしろさ

個人的には、結構おもしろかったです!
なかなかクセが強いドラマなので、好みが分かれるとは思うのですが。
単純にカッコよくて、ハラハラドキドキ展開を楽しめるのではないかと思います。

最終話は、まさに血みどろの死闘!
猛烈に見ごたえがありましたね!
果たして、ラビットは?

そして、ラストはちょっと、やっかいなことに。
・・・今度こそ、ルーカス大ピンチ?

シーズン2も楽しみです!

次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。
「Banshee/バンシー」シーズン2 感想と評価