海外ドラマ「リバーデイル」シーズン1を全話見ました。
個人的な感想と評価です。
【おまけ:2017.5.16】
Netflix公式Twitterより引用。
ジャグヘッドのファンの方々、お楽しみください。(なんだ、これ。笑)
This precious, burger-loving angel will be coming to Netflix in 3 days. #Riverdale pic.twitter.com/uLFAL6IsWv
— Netflix US (@netflix) 2017年5月15日
目次
海外ドラマ「リバーデイル」とは?
ティーンエイジャーの恋愛や友情などを中心に、小さな町で渦巻く闇と事件に迫るミステリー青春ドラマ。
「リバーデイル」の町を舞台に、高校生アーチーと仲間たちの日常や、町で起こった殺人事件と隠された秘密が描かれていきます。
原作は、アーチー・コミックが出版する「アーチー」というマンガ。
かなり昔から連載が続いているマンガを、大胆にアレンジしてドラマ化したそうです。
表記ではNetflixオリジナルとありますが、制作・放送は、The CWテレビジョンネットワーク・通称CW。
「ARROW/アロー」「THE FLASH/フラッシュ」など、若者層向けのドラマを制作している放送局で、今作もアメコミドラマのクリエイターであるグレッグ・バーランティが、制作総指揮に名を連ねています。
それもあってか、ストーリー展開や引きつけ方、キャスティングの妙技などは、さすが。
ある意味、CWっぽい作りですね。
キャストとしては、主人公アーチー役KJ・アパ、ベティ役リリ・ラインハルト、ヴェロニカ役カミラ・メンデスなど、新進の若手俳優が中心。
ジャグヘッド役には、ディズニー・チャンネルのドラマ「スイート・ライフ」の双子役で人気だったコール・スプラウス。
レジ―役で、「13の理由」のロス・バトラーなども出演しています。
なお、ロス・バトラーは、今作で降板。
次回シーズン2では、別な俳優がレジ―を演じる予定で、アーチーのライバルとして、登場回数も増えそうですよ。
みんな、今作で人気が出るでしょうね。
今後、他のドラマでも、見かける機会が増えるのではないかと思います。
注目です!
さらに!
ティーンエイジャーを取り巻く大人たちを演じるのは、懐かしのベテラン俳優陣!
・・・たぶん、若い世代の方々には、ピンとこないと思うのですが。
アーチーの父フレッド役に、「ビバリーヒルズ青春白書」のディラン、ルーク・ペリー。
アーチーの母マリー役には、なんと!映画「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」などで一世を風靡した、あのモリー・リングウォルド。
かつての青春映画・ドラマで大人気だった二人の夢の共演!
しかも、高校生の息子がいる夫婦役。
・・・あのトガってたモリー・リングウォルドが、物分かりのいい優しい母親役とか。
オジサン世代には、グッときちゃう反面、年齢感じちゃうなあ。(笑)
他にも、ジャグヘッドの父FPに、映画「スクリーム」のビリー役スキート・ウールリッチ。
ベティの母アリスに、あの「ツイン・ピークス」のシェリー役メッチェン・アミック。
ヴェロニカの母ハーマイオニーには、「24 -TWENTY FOUR- シーズン6」のナディア・ヤセル役マリソル・ニコルズ。
・・・正直、3人とも、しばらく気づきませんでした。(笑)
アリス・クーパーが、まさかシェリーだったとは!
私、ナディア、結構好きだったんですけどねぇ・・・。
そんな、オジサン世代が歓喜と哀愁に浸れる(笑)ベテラン出演者にも注目です。
・・・新旧の俳優が共演する、こういう絶妙なキャスティングが、いかにもCWっぽい。
ドラマ「リバーデイル」は、現在シーズン5まで制作されています。
シーズン1は、2017年制作。
各話42分程度の全13話です。
現在 Netflix(ネットフリックス)で、シーズン5まで見放題配信中です。
(紹介している作品は、2021年8月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)
Netflix公式サイトは、こちら。
【公式サイト】Netflix
参考記事 Netflixおすすめオリジナルドラマ・最新ラインナップまとめ
参考記事 Netflixオリジナル以外のおすすめ海外ドラマ・最新情報まとめ
※以下、ネタバレしてますので、ご注意ください。
ドラマ「リバーデイル」あらすじ
健全で平和な町「リバーデイル」。
そんな、恐ろしい出来事とは無縁の素朴な町で、高校生ジェイソン・ブロッサムが殺害される事件が起きます。
同じ高校に通う主人公アーチーや、幼なじみのベティ、ジャグヘッドたちの日常も、それがきっかけで、少しずつ変わっていくことに。
やがて、ヴェロニカの一家が越してきたことや、ベティの姉ポリーやクーパー家の秘密、ブロッサム家の確執など、町に隠されていた闇が浮き彫りになっていき、アーチーたちも事件の真相へと近づいていきます。
果たして、犯人は誰なのか?
隠された秘密と真相とは?
・・・というようなストーリーです。
学園青春ドラマとミステリーの融合!ハマりやすいドラマ!
内容的には、ティーンエイジャー物とミステリードラマが合わさった感じだと思います。
それぞれの特色や面白さ(と、CWのノリ)が出ていて、続きが気になって、ハマりやすい展開でしたね。
作り方が、うまい!
序盤から中盤にかけては、わりとミステリー要素が強かったですね。
初回から事件が起きて、さまざまな謎や、思いもしない仰天展開で釘付け!
アーチーたちも事情聴取されたり、意外な目撃証言などもあったりと、「誰が、どう繋がっているのか?ウソなのか?」「事件の真相は?」と、まさにミステリードラマらしい、謎が深まって、続きが気になる面白さ!
さらに、グランディ先生の意外な秘密もあって、バレるのか?というドキドキ感。
そして、先生の怪しさと、けしからん!感。(笑)
まわりの大人たちにも、闇が見え隠れしてきて、興味津々。
そこに、ティーンエイジャー物らしい、夢と挫折、大人との軋轢、恋愛の行方などが入り混じって、かなりハマりやすい見ごたえのある展開だったと思います。
刺激的で、引きつける作りが、うまい!
・・・ただ。
中盤からは、ちょっと殺人事件の件は薄れてしまって、ティーンエイジャー・ドラマらしい、ツッコミどころが多い(笑)展開が中心に。
・・・そうだなあ、グランディ先生の件が片付いて、ポリーがあの体で窓から逃げたり(笑)ベティの闇スイッチオン!とか。
あの辺りから、ちょっと方向性が変わったような。
大人たちのダメダメな秘密が(笑)浮き彫りになるにつれ、その傾向が強くなっていきましたね。
殺人事件の真相よりは、町で渦巻く利権がらみのスキャンダルだったり、クーパー家とブロッサム家の対立だったりと、町全体の闇がストーリーの中心になっていったように思います。
ダメな親たちに翻弄される、アーチーたちの苦悩が描かれていきましたね。
・・・普通のドラマなら、ここで失速してもよさそうなものなんですけど。
ただ、それはそれで、結構おもしろかったです!不思議と。
殺人事件の真相とか、ちょっともう関係ないんだな、と諦めちゃって。(笑)
単純に「リバーデイル」の町の住人たちのドロドロな関係だったり、アーチーたちの恋愛や友情だったり、色々とツッコんだりと(笑)楽しみ方が少し変わったように思います。
個人的には、クーパー家とブロッサム家の大人たちの、やりすぎな感じがおもしろかったですね。
ま~、ヒドい!(笑)
ドロドロ!
さらに、シェリルの父クリフォード・ブロッサムのステキなコレクションとか。
ベティの母アリスに至っては、なぜが学校新聞の記者になったりして。(笑)
結構、ツボは多かったです。
また、おもしろさが続いたのは、やっぱりジャグとベティの件が大きかったと思います。
あれが決定的でしたね。
見ている側も、興味は完全に、殺人事件からジャグとベティへと変わっていった気がします。
それだけ、前半まででキャラクターの魅力が出来上がっていて、感情移入が強かったということですよね。
ティーンエイジャー・ドラマとしても、見所が多くて、おもしろかったです。
日常の生活や、恋愛や友情、パーティーがあったり、チアの覇権争いや(笑)行きつけのダイナーでダベったりとか。
青春だなあ、と。(笑)
その部分の作りも、うまかったですね。
単純に、おもしろかったです。
終盤、ようやく殺人事件のことが動き出して、意外な展開に盛り上がりもありましたけど。
ただ、この段階では、事件の犯人自体には、もはやあまり関心もなく。(笑)
どちらかというと、FPとジャグの関係でグッと来たり。
健気なベティに、ウルウルしたり。
結局、事件の真相も、最終話でサックリとナレーション説明で終了と、非常に薄味でしたが、なぜかあまり不満はなかったりして。(笑)
・・・ジェイソンとか、中盤以降、回想ですら出てこなくなりましたからね。
ジェイソンに共感して死を悲しむ、とかいう部分がないのも、興味が薄くなった原因かな思います。
序盤の、あのちょっとダークな雰囲気はなく、見ている側の興味も、完全にジャグやベティたちに向いてましたね。
とはいえ、最終話は、それはそれで、結構盛り上がったと思います。
シェリルのこともあったし、最後の最後で、またまた仰天展開!
全体的には、前半と後半で楽しみ方が異なる感じで、ともするとアンバランスで破綻してそうな感じもしますが。
ただ、どちらの要素も作りがうまくて、結果的には、続きが楽しみで仕方ないハマりやすいドラマだったと思います。
みんなでワイワイと盛り上がりながら見たり。
見終えた後で、誰かと話したくなるような。
見ている側のツボをつく作りが、うまかったですね。
すごく、おもしろかったです!
キャラクターの魅力が最大のおもしろさ!
構成のアンバランスさが成り立ったのも、やっぱり登場人物たちが魅力的で、強く感情移入できたからだと思います。
ともすると。
ストーリーそのものよりも、愛するキャラクターたちのドラマチックなエピソードを楽しむ作品だと思います。
アーチーをはじめ、ベティやジャグ、ヴェロニカやシェリルなどなど、みんな個性や「立ち位置」がハッキリとしていて。
共感しやすかったですね。
中でも、ジャグとベティは、もう言うことなし!
お似合いの2人で、エピソードもおもしろかったです。
・・・そりゃ、人気出るよね、これは。(笑)
まさに、好感度、大爆発!
ヴェロニカも、行動派で大胆なんだけど、素直で優しい性格が魅力的で、よかったです。
個人的には。
最初はベティー派でしたが、わりとシェリル推しに。
・・・あまり賛同を得られないかもしれませんけど。(笑)
スクール・カースト全開な、性格の悪いお嬢様タイプで、完全にヒール役ではありますけど。
その反面、兄のことや、家庭内の問題で傷つき、意外と繊細な一面も。
わがままで自己中だけど、秘めた強さもあったりして。
あの、表情をあまり変えない「まばたきしてる?」的な、お目目パッチリすぎるあたりも、いいんですよねぇ。
・・・なんだろ・・・ギャップ萌え??(笑)
一方、主人公のアーチーは、回を重ねるごとに魅力を失っていったような。
・・・やっぱ、みんなジャグとベティに興味が行っちゃってましたからねぇ。
存在感が薄くなっていったかなあ。
でも、最大の原因は、やっぱり恋愛遍歴じゃないかな、と。
「なんでベティじゃダメなのよ?」から始まって(笑)さまざまな恋愛に走る訳ですけど。
・・・もう・・・誰でもいいんだろ?的な(笑)恋愛ベタ感が。
そんで、終盤にきて、あの物欲しげな目で見ちゃう「今さら気づいた」感。(笑)
あれで、好感度が下がった気がしますね。
・・・アーチー・・・しっかりしろっ!(笑)
(アーチー推しの方々、ごめんなさいっ!個人的な感想ですので、お許しを!)
ドラマ性としては、家庭の問題や、夢や挫折など、わりと色濃く描かれてはいましたが。
その反面、事件のことはジャグやベティが中心で、蚊帳の外にいることも多かったですよね。
そこも、ちょっと残念。
あと、保安官の息子で同性愛者のケヴィン!
いいキャラクターだったのに、出番が少なくて残念!
特に中盤以降、ちょっと扱いが雑でしたね。
もったいなかったなあ。
結構、いいエピソードも多かったので、今後、もっと活躍してほしいですね。
ドラマのストーリー自体も、確かにおもしろかったとは思いますが。
それ以上に、それぞれが好きなキャラクターについて、あれこれ語りながら盛り上がるのも、楽しい作品だと思います。
それだけ、登場人物たちが魅力的で、感情移入しやすかったですよね。
みなさんの、お気に入りのキャラクターは誰ですか?
ジャグヘッド?
ベティ?
ヴェロニカ?
・・・どうか、シェリルも愛してあげて!(笑)
そんな楽しみ方ができるのが、このドラマの大きな魅力だと思います。
おもしろかったです!続きが楽しみ!
個人的には、かなりおもしろかったです!
結構ハマって、毎回、楽しんでました!
最終話は、意外と衝撃的な終わり方でしたね。
ど~なっちゃうの?
また、殺人事件もサックリと解決してしまいましたけど。
本当に、あれが真相なの?という気もしています。
・・・シェリル、ど~なる?
そして、町の利権に絡む大人たちのドロドロ、まだまだ続きがありそうですね。
大人たちに翻弄されて、さまざまな苦悩を味わったアーチーたちでしたけど、どうなるのか?
ジャグは?
ベティの闇は?
そして、そして!
ポリーですよ!ポリー!
結構、扱い雑ですけど(笑)ポリーは、ど~なる?
わりと、気になることが多いですよね。
果たして、どうなっていくのか?
続きが、すごく楽しみですね。
シーズン2に、期待したいと思います!
次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。
→ 「リバーデイル」シーズン2 感想と評価