ドラマ「メディチ」シーズン1 Huluで配信中 感想と評価レビュー

海外ドラマ「メディチ」シーズン1が、Hulu（フールー）で配信スタート。
作品概要や感想など、まとめました。

 

海外ドラマ「メディチ」とは？

イタリアの有名な富豪一族メディチ家を描いた歴史ドラマ「メディチ」が、Hulu（フールー）で日本初配信開始です。

Hulu公式サイトは、こちら。

【公式サイト】Hulu

 
以下、公式Twitterより引用です。

【速報】ダスティン・ホフマン、リチャード・マッデン競演の「メディチ」シーズン１の配信が2/13（水）に決定!!
華麗なるメディチ家の盛衰を圧倒的なスケールで描く歴史超大作ドラマが、ついに日本初上陸です✨ pic.twitter.com/40nHeK26bR

— Hulu Japan 海外ドラマ (@HuluJapan_drama) January 18, 2019

 
舞台は、15世紀初頭のイタリア。
大富豪メディチ家の当主ジョバンニ・デ・メディチは、その財力に物を言わせ、街の実質的な支配者としての権力を手に入れます。
しかし、そんな矢先、恐ろしい事件が・・・。
混乱の中、長男コジモが父ジョバンニから地位を継承しますが、ライバルであるアルビッツィ家との対立も激化。
コジモに、さまざまな困難が立ちはだかります。

予告動画は、こちら。
→ 「メディチ」シーズン１ 予告編

当主としての、一族繁栄の責任。
街の権力者として迫られる、政治的決断。
そして、自身の夢や生き方への葛藤や苦悩。
見ごたえのあるドラマ性の高い作品だと思います。

 
今作は、実在したイタリアの富豪一族メディチ家の盛衰を、壮大なスケールで描いた歴史大作ドラマです。
一族繁栄の礎を築いたジョバンニと息子コジモの時代を中心に描かれていきます。

メディチ家・・・は、なんか聞いたことはありますけど。
じゃ何なの？と言われると、よくわからない。（笑）
それは、今作で詳しく描かれているので、逆に何も知らないほうが楽しめるのではないかと思います。
・・・色々と調べると、ネタバレ食らっちゃうかも。

制作は、イタリアの公営放送局RAIとイギリスの共同制作。
本国イタリアでは大ヒットを記録し、アメリカ、イギリス、ドイツなどなど、全世界で放送・配信され、大きな話題となりました。

製作総指揮は、「X-ファイル」シリーズや「高い城の男」のフランク・スポトニッツと、「スタートレック：ディスカバリー」で制作や脚本を担当したニコラス・メイヤー。
監督は、「ザ・テラー」「サバイバー：宿命の大統領」「アンダー・ザ・ドーム」「ザ・ラストシップ」など数多くの作品を手掛けた、セルジオ・ミミカ＝ゲッザンが務めています。
スケールの大きな作品を作り上げてきたヒットメーカーが顔をそろえた制作陣ですね。

キャストとしては。
主人公の長男コジモを演じるのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」「ボディーガード」のリチャード・マッデン。
そして、父ジョバンニ役には、「卒業」「クレイマー、クレイマー」「レインマン」はじめ、数々の映画作品で知られる名優ダスティン・ホフマン。

2大俳優が夢の共演。
どちらも、さすがの存在感。
大注目です！

他にも、コジモの弟ロレンツォ役に、「クロッシング・ライン ヨーロッパ特別捜査チーム」のスチュアート・マーティン。
コジモの妻コンテッシーナに、「The Split」のアナベル・スコーリー。
政敵リナルド・アルビッツィに、映画「サンダーバード」のレックス・シュラプネル。
グァダーニ市政長官役で、「The Game」「戦争と平和」のブライアン・コックスなどが出演しています。

そして！
ゲストとして、「ハリー・ポッター」シリーズや、「ゲーム・オブ・スローンズ」ウォルダー・フレイ役でおなじみ、デイビッド・ブラッドリーも登場！
リチャード・マッデンとの共演は必見！
お見逃しなく！

実力派が顔をそろえたキャストも、見どころだと思います。

海外ドラマ「メディチ」は、Hulu（フールー）で、2019年2月13日から配信スタート。
初回は、第1～2話一挙配信。
以降、毎週水曜に最新話を1話ずつ追加予定です。

【追記】
ドラマ「メディチ」、全話配信されました。

 
Hulu公式サイトは、こちら。

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参考記事 Huluおすすめ海外ドラマ ラインナップ

参考記事 Huluとは？サービス内容や使い方など基本を解説

 
※以下、ややネタバレしています。ご注意ください。

「メディチ」あらすじ

15世紀初頭のイタリア・フィレンツェ。
銀行業で成功し、巨万の富を築いたジョバンニ・デ・メディチは、強大な権力を手中に収めるべく、ローマ教会の有力者たちを買収。
ついに教会への影響力を得て、フィレンツェの実質的な支配者の地位を確立します。
しかし、野望を成し遂げたかに思えた、その矢先、ジョバンニに大きな悲劇が・・・。

さまざまな疑惑や思惑が交錯する中、メディチ家の長男コジモは、父ジョバンニの地位を譲り受け、フィレンツェの総領へと昇り詰めていくのですが、さらなる困難が立ちはだかります。
一族の当主として、共和国を収める総領として、決断を迫られていくコジモ。
果たして、繁栄へと導くことができるのか？

・・・というようなストーリーです。

リチャード・マッデンの魅力大爆発！見ごたえ十分のドラマ性！第1～2話 感想

イタリア制作の歴史ドラマということで、あのヨーロッパ独特の、派手さを抑えたリアリティ路線のドラマかな？と思っていましたが。
オープニングからして、気合いの入ったCG。
BGMも、わりとハデめで現代的。

ドラマ自体もテンポがよくて、緩急のつけ方も、うまい。
米国ヒット作品に携わってきた制作陣だからなのか、わりとエンターテイメント性も色濃く出てましたね。
意外、というか、ちょっとびっくり。

ロケーションや美術も、素晴らしかったですね！
歴史を感じさせる建物内や、時代感ある美術は、見ごたえあったと思います。
大聖堂から見渡すフィレンツェの街並みとか、スケール感も壮大で、すごくよかったです。

それでいて、ドラマの中身のほうは、意外とメインとなる登場人物が少なくて。
それも、意外でした。
歴史ドラマなので、もっと、わんさか登場人物が出てきて、人間関係はもちろん、名前覚えるのも大変・・・みたいな感じを想像してましたが。
かなり絞り込んで描いていて、見やすかったですね。
余計なものが少なく、分かりやすくて、感情移入しやすかったと思います。

しかも、その登場人物たちを演じる俳優陣が、これまた破壊力満点！（笑）

何と言っても、主人公コジモを演じるリチャード・マッデン！
も～、魅力炸裂！
色気ムンムン！（笑）
これは、やられちゃいますね。（笑）
カッコいい！

それだけでなく、もちろん演技も素晴らしかったと思います。
20年前の若き日のギララギラした感じと、当主としての凛とした姿と、演じ分けがスゴかったですね。
違和感なし。

そして、父ジョバンニ役ダスティン・ホフマンが、さらにスゴすぎたっ！
演技してる感じがしない、圧倒的な存在感。
ケタが違った。
決して悪人ではないけれど、権力と富に固執して、時に厳しく汚く、したたかに生きるジョバンニを見事に演じていたと思います。

・・・そうそう。
「ゲーム・オブ・スローンズ」ウォルダー・フレイ役デイビッド・ブラッドリーと、ロブ役だったリチャード・マッデンとの共演。
・・・あれは、ダメでしょ。（笑）
狙ってるよね、きっと。
も～、ニヤニヤ通り越して、爆笑しちゃいました。
「ゲーム・オブ・スローンズ」を見ていると、あれはちょっと、やりすぎな感じがしちゃうかもしれませんね。（おもしろかったけど）

ストーリー的にも、ドラマとして、すごくおもしろかったです。
もっと、こう、富と権力をめぐる、欲望まる出しでドロドロ！みたいな内容かと思っていましたが。
主人公コジモの苦悩と葛藤を中心とした人間ドラマで、また、政治ドラマとしても、すごく見ごたえがありましたね。
父と過ごした若き日の出来事と、当主となった現在のエピソードとの構成も、よかったと思います。

当主として、総領として、どう難局を乗り切っていくのか？
その政治手腕も見どころ。
そのあたりは、わりとエンターテイメント的ですね。
続きが気になって、グイグイと引き付けられる魅力があると思います。

そして。
父ジョバンニの死をめぐる真相も、気になるところ。
一体、誰が？
そこも今後が楽しみです。

・・・あえて言えば。
メディチ家、あんま金持ちそうに見えないかな。（笑）
財力を見せるエピソードはありますが、豪華絢爛！セレブ！という派手さが薄いので、正直、まだピンと来てないかも。
どちらかというと「政治家」「権力者」というイメージが強いですかねえ。

あと、奥さんのコンテッシーナが、可哀そう。
・・・やさしくしてあげて。コジモ。

まじめな歴史ドラマ、というと、やや敷居が高い印象かもしれませんが。
かなり見やすくて、わかりやすいと思います。
それでいて、ドラマとしても見ごたえ十分！
スケール感もあって、楽しめると思います。

第2話では、手腕を発揮して、フィレンツェの街を危機から救ったコジモでしたが。
最後は、またまた困難の予感。
続きが気になりますね！
早く見たい！
今後の展開が、猛烈に楽しみです！

海外ドラマ「メディチ」以降の感想は随時追記します

個人的には、かなり面白かったです！
思ったよりは楽しみやすいと思うので、ぜひぜひ！

海外ドラマ「メディチ」、お見逃しなく！

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