海外ドラマ「t@gged/タグド」シーズン1 全話見ました 感想と評価レビュー

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海外ドラマ「t@gged/タグド」シーズン1、全話見ました!
個人的な感想と評価です。


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海外ドラマ「t@gged/タグド」とは?

ソーシャルメディアを題材にしたスリラー。

ヘイリー、ローワン、エリシアの女子高生3人は、ある日、謎のアカウント「モンキーマン」から、おぞましい動画にタグ付けされてしまいます。
「モンキーマン」とは、何者なのか?
その目的は?
やがて、それぞれの秘密が暴露され、おぞましい恐怖が次々と襲い掛かります。

今では身近で当たり前となったインターネット。
その奥に潜むSNSの闇。
スマホやソーシャルといった現代らしい題材を活かしたスリラーです。


この作品自体も、元々は「go90」というソーシャル向けの動画アプリで配信された、オリジナルのネットドラマ。
テレビ放送ではなく、スマホで視聴するドラマだったようで、それもあってか、各話が24分と尺も短め。

シーズン2も制作されましたが・・・なんと、2018年でアプリのサービスが終了。
シーズン3は、米国Huluで配信されたそうです。
・・・そういう遍歴も、なかなかソーシャルっぽくて現代的。(笑)

そんなわけで。
ストーリー的にも、今作はスマホなどのモバイル機器で視聴すると、よりリアルに感じるかもしれませんね。


キャストとしては。
ヘイリー役を演じるのは、リア・マリー・ジョンソン。
女優・歌手でもあるそうですが、大人気ユーチューバーとして知られているそうです。

YouTubeチャンネルは、登録者数180万人で、動画は1億1000万ビュー超え。
Instagramのフォロワーは130万人。
・・・化け物だろっ!(笑)

ご本人のサイトは、こちら。

LiaMarieJohnson YouTubeチャンネル

Instagram:@lia

大人気のユーチューバーが、ソーシャルメディアを題材にしたネット配信ドラマに主演する、というのも、リアル感が出ているのかなと思います。

また、ローワン役には、新鋭ルール・アンタリクサ。
ドラマ「オリジナルズ」のスピンオフ「Legacies(原題)」にも出演しています。

そして!
エリシア役で、「ウォーキング・デッド」シリーズのイーニッドでおなじみ、ケイトリン・ネイコンも出演!
・・・鼻輪!(ピアス。笑)
イーニッドとは違った、繊細で多感な女子高生を熱演。

さらに、ローワンの姉ブリーに、「マクガイバー」のライリー役トリスティン・メイズ。
今作でも、コンピューター系。(笑)
・・・そして、鼻輪。(だから、ピアスだって。笑)

「ウォーキング・デッド」イーニッドと、「マクガイバー」ライリーの奇跡の共演!
海外ドラマファンにとっては、見逃せません!

また、エリックに、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド外伝:フライト462」「The OA」ジェス役のブレンダン・マイヤー。
アッシュ役に「13の理由」ティモシー・グラナデロスなども出演しています。

その他、ネットやYouTubeで人気のティーンエイジャーや、新進気鋭の俳優たちも数多く登場。
フレッシュな出演陣も要チェック!


海外ドラマ「t@gged/タグド」は、現在シーズン3まで制作されています。
シーズン1は、2016年制作。
本国では全11話だったようですが、日本では全8話に再編集されて配信されています。

現在、Hulu(フールー)で、シーズン3まで配信中です。
(紹介している作品は、2019年5月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は Hulu の公式ホームページにてご確認ください。)

Huluのサービス概要や加入はこちら。

【公式サイト】Hulu


参考記事 Huluとは?サービス内容や使い方など基本を解説

参考記事 Huluおすすめ海外ドラマ ラインナップ


※以下、ややネタバレしています。ご注意ください。

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「t@gged/タグド」あらすじ

新学期を迎えた女子高生のヘイリーとローワン。
2人は無二の親友でしたが、ある出来事がきっかけで疎遠となり、顔を合わせても気まずい雰囲気に。

そして、授業が始まるのですが・・・。
2人のスマホに、見知らぬアカウント「モンキーマン」から、動画にタグ付けされたと通知が届きます。
そこに映っていたのは、銃で撃たれ殺される少女の姿。
同じく動画にタグ付けされた女子高生エリシアを加えたローワンたち3人は、それを契機に、謎の「モンキーマン」に次第に追い詰められていくことに。

3人に、ジワジワと迫りくる危機と恐怖。
「モンキーマン」の正体は?
なぜ、3人が狙われることになったのか?

すべてが繋がった時、想像もしなかった驚愕の真相が明らかになるのでした。

・・・というようなストーリーです。

予告動画はこちら。
「t@gged/タグド」予告編

見やすくて気軽に楽しめるけどハマると怖い!

全体的には、なかなか面白かったです。
「モンキーマン」は、誰なのか?
なぜ、3人は狙われるのか?
・・・と、色々と推理して考えながら見るのがいいですよね。
各話が短いので、気軽に楽しめると思います。

よ~く見ると、物陰や窓の外に謎の人影が映ってたりするんですよね。
意外とジワジワ来てます。(笑)
続きが気になる展開が多く、「ねえ、ねえ!見た?見た?あそこにいたよね!?やっぱ犯人あいつ!?」と、誰かと話したくなりますよね。(笑)

出演者の演技も、かなり熱演だったと思います。
個人的には、ローワン役ルール・アンタリクサが、すごくよかったです。
他にも、イーニッド=ケイトリン・ネイコンをはじめ、姉ブリー役トリスティン・メイズ、エリック役ブレンダン・マイヤーといった、他のドラマ作品で実績のある実力派がしっかり脇を固めていて、等身大のティーンエイジャーのリアルさと、リアル感あるプロの演技とが、うまく融合していたと思います。

ビジュアル面でも、スマホ画面を使った演出が効果的でしたね。
普通のドラマだと、キャラクターの会話や行動を通して、事情を説明したり、人間関係が描かれていきますが。
そういった部分は、わりとスマホやアプリの画面や、アップされた写真などを使って、ビジュアル的に描かれているのが特徴的。

ネットにアップされた写真や情報を、ペラペラとスワイプして見せることで、その人物の人となりが分かったり。
裏アカで意外な面を知ったりと、SNSを題材にした、このドラマならではの魅力が存分に活かされていたと思います。

・・・ある意味、SNSやネットで色々とわかっちゃう恐ろしさも、存分に描いてましたね。
き、気をつけよう・・・。

ただ、元々の作りがアプリ配信のWebドラマということもあってか、全体的なスケール感としては、やや小粒。
見やすいのはいいとしても、時間が短いぶん、ドラマ性としての深みや奥行きには欠ける感じは否めず。

また、スリラーとしても・・・う~ん・・・どうだろう。
序盤でエリシアが大変なことになった時には、おおお~!とは思ったものの。
その後は、口から心臓飛び出しそうな、おぞましい戦慄!恐怖!というのは少なかったですかね。

ローワンたち3人が、意地でも警察に言わないというのも、ちょっとリアリティがなかったかも。
盗撮されてるのに夜遊びに行っちゃったり、男のとこ行っちゃったりするしね。(笑)
軽率!

・・・などなど、ツッコみどころは多いかも。
思春期の悩みや友情、恋愛エピソードといった、事件以外の部分も多く描かれて、緊張感が弱かったかもしれませんね。

なので、さすがにテレビ放送のドラマと同じクオリティ・・・というのは、難しいように思います。
スケールも壮大で、心臓バクバクなスリラーを見慣れている人にとっては、物足りないかも。

・・・ただ!
このドラマの面白さや魅力は、そこではないように思います。

このドラマは、広く一般向け、というよりは、若いティーンエイジャーに向けた作りだと思います。
毎日スマホを使い、SNSに投稿し、学校に行って友達と遊んだり、恋愛をしたり・・・という、ローワンたちと同じ高校生がターゲット。

見ている自分と同じ普通の高校生ローワンたちが、SNSでタグ付けされたり、知られたくない秘密を盗撮されたり、拡散されたりと、次第に追い詰められていく。
しかも、それをスマホで視聴してたりなんかすると、あまりに身近すぎちゃって、エグい殺人や、むごい死体とかより、遥かに恐ろしいはず。

大人から見ると「どえらい事件に巻き込まれてるのに、ラリったりイチャついたりして、なにやっとんねん!」とイライラする展開でも。(笑)
同じ世代からすると、親との確執や閉塞感、友情や人間関係、揺れる恋愛、人には言えない多感な心情なんかが、ものすごく共感できて、さらに感情移入が爆上がり!
より深くドラマに入り込めちゃう。
もしかしたら、自分も盗撮されて拡散されてたりとか、あるかも。怖えええ!になるわけです。
そして翌日、学校に行ったら「ねえ、ねえ!見た?見た?」と、誰かに言いたくなる。(笑)

恐ろしいスリラードラマ、という部分だけを見ると、ちょっと物足りないかもしれませんが。
主人公たちと同じ世代、同じ悩みを抱えた目線で見ると、このドラマは、かなり練りこまれていて、うまい作りだと思います。

ほかにも、いじめやドラッグの問題、ティーンエイジャーが抱える心の闇なども、ソーシャルをうまく使って描かれてましたね。
同年代の若い人は、より感情移入しやすかも。

どれだけ、感情移入できてハマれるか、によって、このドラマの評価は大きく分かれるのではないかと思います。
うまくハマれると、見やすくて気軽に楽しめるけど、あまりに身近すぎて恐ろしい。
これまでにない、新しいドラマだと思います。

・・・う~ん・・・大人が見ると、難しいかな?
なかなか、けしからん展開が多めだし。(笑)
夜は、スマホやパソコン使っちゃダメ!は、言いたくなるかもですね。大人は。

若い人は、このドラマのようなことが自分にも起こるかも、と怖い気持ちになるかもしれませんね。
もし万が一、そんな恐ろしいことになったら・・・夜遊びしたり、イチャついたりしてないで、すぐさま大人や警察に正直に言いなさい!(笑)

・・・と書いちゃう大人目線の私は、やっぱターゲットじゃないんですね。きっと。(笑)

まだまだ恐怖は続くのか?続きが気になる!

個人的には、なかなか面白かったです。
SNSやネットといった、身近なもので描かれる謎と恐怖。
気軽に楽しめる短さも、よかったと思います。

・・・が。
これはやっぱり、若い人のほうが楽しみやすいかも。
あまりにガチなスリラーを求めると、やや物足りないかもしれませんね。

最終話は、かなり盛り上がりましたね。
思った以上に、ハラハラドキドキ!
・・・毎回、これぐらいスリリングでも、よかったのになあ。

そして!
明らかになる予想外のヘイリーのビッチっぷり!(動画の男の子たち可哀そう)

・・・じゃなかった。(笑)
とうとう明らかになった、事件の真相。
確かに、すべてが繋がって、つじつまや動機に矛盾はないとは思うんですけど・・・う~ん・・・納得できたような、できないような。

ラストは、ちょっと思わせぶりでしたね。
まだまだ恐怖は続くのか?

続編となるシーズン2は、すでに制作されていますが・・・どうなるのかな?これ?

続編に期待したいと思います。

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