海外ドラマ「スタートレック ディスカバリー」シーズン1を全話観ました!
個人的な感想と評価です。
目次
海外ドラマ「スタートレック ディスカバリー」とは?
名作SFドラマ「スタートレック」の最新シリーズ。
舞台は、テレビドラマ・シリーズ第1作目の10年前。
人類とクリンゴン星人との戦争を中心に、主人公マイケル・バーナムとU.S.S.ディスカバリーの個性的なクルーたちの活躍が、壮大なスケールで描かれています。
「スタートレック」の記念すべき第1作目は、1966年にテレビドラマ「宇宙大作戦」としてスタートしました。
・・・ひょっとしたら、若い世代の方々は、宇宙大作戦=スタートレックというのは知らない・・・のかな?
ウィリアム・シャトナー演じるカーク船長や、レナード・ニモイ演じるバルカン星人のミスター・スポックなど、U.S.S.エンタープライズ号のクルーたちが、惑星探査や異星人との交流、未知の敵との戦いなど、大冒険を繰り広げる物語でした。
熱狂的なファンは「トレッキー」と呼ばれ、今もなお深く愛されている「スタートレック」。
テレビドラマの後、映画シリーズとしても数多くの作品が制作されています。
ちなみに。
エンタープライズ号カーク船長の前任者は、パイク船長。
映画シリーズにも登場しています。
そんな人気シリーズの最新作が、今作「スタートレック ディスカバリー」。
・・・私、実はスタートレックは専門外で、あまり詳しくはないですけど。
あくまでも、個人的な所感ですが。
今作は、「スタートレック」を知らなくても、問題なく楽しめると思います。
ただ、基本設定や世界観は、これまでのシリーズを踏襲し、過去作品のネタも数多く登場。
「スタートレック」シリーズを知っていると、さらに深く楽しめると思います。
「惑星連邦」の存在や、クリンゴン星人との対立、感情を表に出さず論理的なバルカン星人も、そのまま。
あの有名な「長寿と繁栄を」のバルカン式挨拶も出てきます。
また、ややデザインの細かな違いはありますが、おなじみの「転送装置」や、光線銃「フェイザー」、通信機「コミュニケーター」なども登場。
・・・てか、「宇宙大作戦」の時のレプリカって、売ってるんだ!(笑)
ファンなら思わずニヤリとする、長い歴史のあるシリーズならではの楽しさも、このドラマの魅力だと思います。
今作は、「Netflixオリジナル」の表記がありますが。
本国では、ネットワーク局CBSのストリーミングサービスで配信、その他の国ではNetflixにて独占最速配信されました。
制作総指揮は、「FRINGE/フリンジ」「Hawaii Five-0」「SCORPION/スコーピオン」などのヒットメーカー、アレックス・カーツマン。
そして、「HANNIBAL/ハンニバル」「アメリカン・ゴッズ」のクリエイター、ブライアン・フラー。
まさに、強力タッグ!
おもしろくない訳がないっ!
キャストとしては。
主人公マイケル・バーナムに、「ウォーキング・デッド」サシャ役でおなじみ、ソネクア・マーティン=グリーン。
感情を表に出さず、凛とした姿。
でも、自身が抱える傷に苦悩する、という難しい役どころを、見事に演じてましたね!
これまでのサシャのイメージを払拭する、代表作となったのではないでしょうか。
そして、U.S.S.シェンジョウの船長ジョージャウに、「グリーン・デスティニー」「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」などのミシェル・ヨー。
もう、さすが!ですよ。(笑)
アクションのキレも健在!
ほかにも、ロルカ船長に、「The OA」や「ハリー・ポッター」シリーズのルシウス・マルフォイ役ジェイソン・アイザックス。
スタメッツ大尉に、映画「レント」「ビューティフル・マインド」のアンソニー・ラップ。
最近では、ケヴィン・スペイシーの息の根を止めたことでも有名。
ケルピアン人サルーに、「フォーリング スカイズ」コチース役ダグ・ジョーンズ。
ダグ・ジョーンズは、映画「シェイプ・オブ・ウォーター」で、あの「生き物」も演じています。
個人的には、バーナムと同室になる乗組員ティリーがよかったです。
演じるメアリー・ワイズマンは、日本では馴染みがありませんが、ユーモアあふれる演技は素晴らしかったと思います。
海外ドラマ「スタートレック ディスカバリー」は、現在シーズン2まで制作されています。
シーズン1は、2017~18年制作。
各話40~50分程度の全15話です。
DVDのレンタルをはじめ、現在 Netflix(ネットフリックス)で、シーズン3まで配信されています。
(記事出筆時点での情報のため、すでに配信が終了している場合もあります。ご注意ください)
なお、字幕切り替えにも、ぜひぜひ注目!
英語や日本語のほか・・・クリンゴン語も。(笑)
また、Netflixでは、今作のキャストやスタッフをゲストに迎え、制作の舞台裏を語るトークショー「アフター・トレック」をはじめ、過去のシリーズ作品も配信中。
この機会に、深く楽しんでみるといいかもですよ!
Netflix公式サイトは、こちら。
【公式サイト】 Netflix
※以下、ややネタバレを含みますので、ご注意ください。
「スタートレック ディスカバリー」あらすじ
惑星連邦の宇宙艦U.S.S.シェンジョウの副長を務めるマイケル・バーナム。
両親を失い、バルカン人と地球人の夫妻に育てられたバーナムは、バルカン星で英才教育を受け、類まれな逸材として成長。
船長ジョージャウの信頼も絶大で、将来の活躍が期待されていました。
そんな、ある日。
ある出来事がきっかけで、U.S.S.シェンジョウは敵対するクリンゴン人と一触即発の危機を迎えます。
バーナムは、ジョージャウの命令を無視し、独断で事態の収拾を図るのですが、それが惑星連邦とクリンゴンとの戦争を引き起こすことに。
バーナムは「反逆者」として身分をはく奪され、捕らわれてしまいます。
やがて、ロルカ船長と出会ったバーナムは、U.S.S.ディスカバリー号のクルーとして、再び宇宙へ。
クリンゴンとの戦争を終結させるため、さまざまな危機を乗り越えていきます。
戦争の行方は?
バーナムの運命は?
・・・というようなストーリーです。
シリーズの魅力と新しさの融合!壮大なスケールで描く驚愕展開のSFドラマ!
私、あまりスタートレックを知らないので。
正直、見る前は、内容についていけるか不安だったのですが。
実際に視聴したら、まったく問題なく入り込めて、メチャクチャおもしろかったです!
スケール感も、予想以上に壮大!
クオリティの高いCG映像が、惜しむことなく使われ、美術も素晴らしかったですね。
宇宙空間でのシーンはもちろん、未知の惑星のビジュアルや、胞子ネットワークの表現など、リアリティがあって説得力がありました。
テレビドラマなので、もっとショボいかな、と思っていましたが。
劇場映画にも引けを取らない迫力!
また、戦闘シーンやアクションも、よかったです。
スリリングで派手な演出もさることながら、やっぱジョージャウ役ミシェル・ヨーの動きが、さすが!
貫禄ある演技もよかったですが、キレのあるアクションも、見どころだと思います。
ストーリー的には、スタートレックのテイストはそのままに、新しい要素がうまく取り入れられていましたね。
基本的な世界観や設定はもとより、未知の惑星を探査したり、サイエンス要素の強いシステム、人間の良心や葛藤を描いたエピソードなどなど、スタートレックらしさが色濃く描かれていたと思います。
第7話や第8話あたりは、シリーズをあまり知らない私でも「なんか、スタートレックっぽい」と感じるほど。(笑)
最終話などは、普通のドラマなら、超ド派手な戦闘で大興奮のクライマックス!となりそうですけど。
いかにも、スタートレックらしい終結。
昨今のエンターテイメント作品に慣れていると、ちょっと拍子抜けなのかもしれませんが。
逆に、この作品の魅力を存分に描いていて、すごくよかったと思います。
そして、随所で過去作品のネタが出てくるのも、楽しかったですね。
すべてに気づいたわけではないですが、それでもニヤリとするシーンが多くて。
・・・サレクが父親だったのね。
さらに、シリーズとしてのテイストは、そのままに。
新しい現代的な要素や、エンターテイメントドラマとしての面白さもプラス!
胞子ドライブや並行宇宙、スタメッツの恋愛事情(笑)といった設定をはじめ、とにかく、中盤以降は驚愕展開の連続で、目が離せない面白さ!
毎回、えええ!?と絶叫してましたね。(笑)
まさか、まさか!ビックリ!のオンパレード!
前半は、わりと過去のシリーズらしさが色濃く、それが後半への前フリにもなっていると思います。
後半は、さらにテンポアップして、先が読めない驚愕展開の面白さ。
そして、最終話のラストは、誰もが思わず「おおおおお!」と言わずにはいられない。(笑)
歴史あるシリーズの魅力と、新しい現代的な要素のバランスが、すごくよかったですね。
私のように、よく知らない人も、熱狂的なファンも、どちらも楽しめるストーリーだったと思います。
ドラマ性としても、見ごたえがありましたね。
主人公マイケル・バーナムの信念と苦悩、人間としての良心が、丁寧に描かれていたと思います。
感情を激しく出さないのが、逆に心情が伝わってきましたね。
ジョージャウへの思いや、タイラーやサルーとの関係、ティリーへ心を許していく過程もよかったです。
他のキャラクターも魅力的で、見ごたえあるエピソードが多かったです。
・・・正直、スタメッツは、最初は愛せないヤツでしたけど。(笑)
エピソードを重ねるごとに、感情移入度も急上昇!
サルーも、バーナムとの関係や、中間管理職的な苦悩(笑)もあって。
次第に人間味が溢れ、すごくよかったです。
今作は、サルーの成長物語(出世物語。笑)でもあるように思います。
そして!
敵側のクリンゴン人のドラマが、しっかり描いているのも、大きな特徴。
トゥクヴマとルレルのエピソードも、結構おもしろかったです。
それだけに、終盤は驚きも大きくて、人間側とクリンゴン側の対比もあって、よかったと思います。
ほかにも、ロルカやサレク、タイラーなどなど、見どころの多いエピソードばかり。
・・・個人的には、ティリーのファンになりました。(笑)
シリーズとしても、SFドラマとしても、クオリティの高い作品だと思います。
新旧の要素のバランスも絶妙で、誰もが楽しめるエンターテイメント作品ではないかと思います。
続きが気になる!さらなる波乱の予感!
個人的には、メチャクチャおもしろかったです!
かなり、ハマりました!
スタートレックのことは、あまり知りませんでしたが。
やっぱり、過去作品も見てみたくなりますね。
もっと、深く知りたい!と思っちゃいます。
それだけ魅力的なドラマですね。
最終話は、わりとキッチリと完結・・・と、気を抜いたら、最後が!
うおおおお!
ビックリしながらも、夢のようなシーンに胸アツ!
ど~なる?
またまた波乱の予感。
続きが楽しみです!
次のシーズン2を見た感想は、こちら。
→ スタートレック ディスカバリー シーズン2 感想と評価