海外ドラマ「ザ・シューター」シーズン3、全話見ました!
個人的な感想と評価です。
ドラマ「ザ・シューター」シーズン3とは?
ベストセラー小説を原作に、巨大な陰謀に巻き込まれた凄腕スナイパーの戦いを描いたアクション・サスペンス第3弾。
元海兵隊員ボブ・リー・スワガーが、陰謀と謎に迫るストーリーがスリリングに描かれていきます。
作品の概要や、前作までの感想などはこちら。
前回のシーズン2では、平和な暮らしを取り戻したボブ・リーが、戦友の表彰式に出席するため訪れたドイツで、再び事件に巻き込まれることに。
凄腕スナイパー、ソロトフから命を狙われ、次々と戦友たちが犠牲になっていく中で、次第に過去の戦地での出来事や、謎の組織アトラスの陰謀が明らかになっていきました。
じわじわと忍び寄るソロトフが不気味すぎて、ハラハラドキドキ!
そして、最終話では、いよいよボブ・リーとソロトフのスナイパー対決!
待ってました!
・・・と、思いきや。
なんと!主演のライアン・フィリップが、撮影途中で足を骨折。
その影響で全8話に短縮されてしまったため、まさか、まさか、そこで終わるんかいっ!という、衝撃のラスト!(笑)
・・・てか、もう完全に途中で終わった、という感じでしたね。
今回のシーズン3は、いよいよ、あの続きから!
ボブ・リーとソロトフの戦いに、決着はつくのか?
敵陣へと乗り込んだ、捜査官メンフィスは?
ど~なった?
さらに今回は、ボブ・リーが、1988年に起こった父親殺害事件を調べ始めたことをきっかけに、さらなる事件へと巻き込まれていきます。
深まる謎と、立ちはだかる陰謀。
暗躍する新たな敵レツド・バマの正体とは?
今作シーズン3が、シリーズファイナルとなります。
果たして、どんな結末を迎えるのか?
注目です!
原作は、スティーヴン・ハンターの有名小説ボブ・リー・スワガー・シリーズ。
映画版「ザ・シューター/極大射程」やドラマ版シーズン1は、小説シリーズ第1作目「極大射程(Point of Impact)」が原作。
ドラマ版シーズン2は、小説シリーズ第3作目「狩りのとき(Time to Hunt)」をベースに、ドラマのオリジナル要素が強かったようです。
また、ボブ・リーの父アール・スワガーを主人公にした小説シリーズもあるそうです。
前作シーズン2の最終話で、妻ジュリーから父アール・スワガーの話が、少し出てきましたね。
今作シーズン3は、小説シリーズ第2作目「ブラックライト(Black Light)」をベースに、オリジナル要素を加えたり、現代的にアレンジしているようです。
以下、スワガー・サーガ 扶桑社公式アカウント様より引用です。
ついにEarl Swagger が『ザ・シューター』に登場。
Season3 原作のスティーヴン・ハンター著『ブラックライト』はこちら。ドラマ化した時点で時代設定が大きく変更になっているので、原作がどのように使われているのか気になりますね。https://t.co/YIlX8PhMbg pic.twitter.com/ZxDGiqSgJS
— スワガー・サーガ 扶桑社公式アカウント (@Swagger_fuso) 2018年6月25日
制作・放送は、引き続き、「SUITS/スーツ」「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」などでおなじみ、USAネットワーク。
Netflix上では、「オリジナルドラマ」と表記がありますが、本国アメリカでは、USAネットワークで放送されたドラマです。
製作総指揮も、前作同様、映画版「ザ・シューター/極大射程」のプロデューサー、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ。
映画版で主演を務めたマーク・ウォールバーグも名を連ねています。
キャストとしては。
主人公ボブ・リー・スワガーを演じるライアン・フィリップをはじめ、妻ジュリー役シャンテル・ヴァンサンテン、FBI捜査官メンフィス役シンシア・アダイ=ロビンソンといった面々が、再び登場。
また、「サード・ウォッチ」「クリミナル・マインド FBI行動分析課」のジョシュ・スチュワート演じるソロトフや、「Dr.HOUSE/ドクター・ハウス」のオマー・エップス演じるアイザックも出てきます。
そして、新たな登場人物として、ボブ・リーと対立するレッド・バマ役で、なんと!ジェラルド・マクレイニーが出演!
数えきれないほどの映画やドラマ作品で活躍する大ベテラン。
一度は見た記憶があるのではないでしょうか。
最近では、「THIS IS US」のドクターKこと、ネイサン・カトウスキ医師役が有名。
あの名言「レモネード」で、全世界を号泣させ(笑)エミー賞を受賞。
今作では、「THIS IS US」と正反対の悪党を熱演しています。
さすが。
注目ですよ~。
ドラマ「ザ・シューター」は、現在シーズン3まで制作されています。
シーズン3がファイナルで、シリーズとしては完結しています。
シーズン2は、2018年製作。
各話43分程度の全13話です。
DVDのレンタルをはじめ、現在 Netflix(ネットフリックス)で、シーズン3まで配信されています。
(紹介している作品は、2022年11月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はNetflix公式ホームページにてご確認ください。)
Netflix公式サイトはこちら。
【公式サイト】Netflix
Netflixおすすめオリジナルドラマのラインナップや、最新情報はこちら。
Netflixオリジナル以外のおすすめラインナップや、最新情報はこちら。
※以下、かなりネタバレしています。くれぐれも、ご注意ください。
「ザ・シューター」シーズン3 あらすじ
最強の敵ソロトフと死闘を繰り広げたボブ・リー・スワガー。
激しい戦いの末、ようやくソロトフを倒しますが、ソロトフが残した言葉をきっかけに、ボブ・リーは、30年前に殺害された父アール・スワガーの死の謎について探り始めます。
しかし、その行動が思わぬ波乱を呼び、妻ジュリーも危険にさらされることに。
一方、アイザックとメンフィスは、ヘイズの元秘書ハリスを巻きこみ、アトラスについて秘密裏に調べを進めていました。
バラバラだと思われていた事件は、やがて意外な形で繋がり始め、ボブ・リーたちは命の危険を乗り越えて、真相へと近づいていきます。
立ちはだかる影の実力者レッド・バマ。
アトラスの実態とは?
そして、ボブ・リーの父の死の真相と?
・・・というようなストーリーです。
「ザ・シューター」シーズン3 感想
前回のシーズン2最終話は、いよいよ!というところで終わってしまって、かなり消化不良でしたが。
ようやく、あの続きが見られる!と、期待感でワクワクしながら視聴開始。
やっぱり、初回はシーズン3第1話、というよりは、シーズン2最終話といった内容でしたね。
前回の続きから直結する形で始まったので、かなりスピード感のある内容だったと思います。
待ちに待った、ソロトフとの対決!
凄腕スナイパー同士の戦いが、ついに!
・・・と、期待してたんですけどねぇ・・・なんか・・・わりと、アッサリと。(笑)
シーズン1の時のような、スナイパー対決じゃないのかあ。
ちょっと、残念。
決着がついた、という余韻も薄かったですね。
やっぱ、最後の最後、ボブ・リーと妻ジュリーが抱き合ってホッとするシーンとか、薄かったものなあ。
「事件は終わった」というスッキリ感は、弱かったかも。
また、第1話では、ヘイズ議員の元に乗り込んだ捜査官メンフィスのエピソードも、かなり駆け足。
前回のシーズン2では、そこそこ活躍していたデニングが・・・雑すぎるっ!(笑)
メンフィスの新たな決意にも、説得力がなかったですねぇ。
動機がしっかりと描かれてないので、「どうした?急に」という驚きが。(笑)
第1話は、本来シーズン2の第9・10話の2本分で描く予定だったものを、無理矢理1本にしたような感じでしたね。
スピード感やアクションは、従来のおもしろさが健在でしたけど、とにかく、まとめることに専念して、駆け足で描いたような気がします。
・・・ま、事情があっただけに、仕方ないですかねぇ。
ソロトフ編は、結構おもしろかったけどなあ。
最後まで、しっかり描いてほしかったですね。
残念。
第1話の冒頭では、ボブ・リーの父アール・スワガーのエピソードがありましたね。
第2話以降からが、ようやく本当のシーズン3がスタート、といった感じ。
ストーリー自体は、なかなか、おもしろかったと思います。
父アールの死の真相や、アトラスとの繋がりなど、先が気になる展開が多め。
キャラクターも、さらに魅力的・・・というか、さらに性格が極端に。
アイザックが短気すぎる。(笑)
ボブ・リーとハリスのコンビは、なかなか新鮮で、すごくよかったです。
幼少期のボブ・リーのエピソードも、よかったと思います。
子供の頃から、スナイパーの英才教育を受けてたんですね。
そして!
ボブ・リー、人生最大のピンチ!家庭不和!
家族大好きっ子ボブ・リー(笑)が、まさか、まさか、妻ジュリーとの関係に危機が。
今シーズンは、わりとドラマ性がパワーアップして、見どころが多め。
おもしろかったと思います。
・・・ただ。
このドラマらしい魅力、という部分では、やや弱かったかなあ。
アクションの派手さは見ごたえありましたが、中盤はややスローペースで、追い詰められるスピード感などは、これまでに比べると控えめかも。
なにせ。
いかんせん。
ボブ・リーが、なかなかライフルを使わない。
このドラマの魅力である、スナイパーのヒリヒリとした静かな戦いとか、「凄味」には欠けているような。
アクション自体の派手さはあって、すごくおもしろかったですけどねぇ。
やっぱり、ネイラー(仕留め屋)の「プロの活躍」という、このドラマらしさは物足りなかったか気がします。
ソロトフのような強敵がいなかったのも、原因かも。
・・・正直、これまでのシリーズのような、スナイパーのスゴ味を堪能したかったです。
明かされていく父の本当の姿、謎をめぐる潜入作戦などなど、結構おもしろいかっただけに、ちっょっぴり残念。
そして!
最終話!
いや~~!
ダメだろおおおお!
その展開、ダメだろおおお!
確かに、まあ、インパクトあるし、ボブ・リーの怒りと復讐心に火が付く、というのは、カッコよくていいんですけど。
いやあ・・・おかげで、気持ちよく終われない。
できれば、最後の悲しい展開は、やめてほしかったですねぇ。
うう・・・。
シリーズ完結!スナイパーのハードなドラマ!
個人的には、シーズン3もおもしろかった・・・ですが、正直、これまでと比べると、やや物足りなかったかなあ。
そして。
あまり気持ちのいい完結ではなかったのが、ちょっと残念。
ストーリー自体やアクションの派手さは、すごくよかったと思います。
決して、つまらない、ということではないと思います。
ドラマ版としては、一応、これで、ボブ・リー・スワガー シリーズは完結。
特に、シーズン1では、スナイパーのプロフェッショナルな凄味、という面白さが光ったドラマでしたね。
おもしろかったです。
原作の小説にも、興味が沸きますよね。
機会があれば、読んでみたいと思います。
「ザ・シューター」完結。
みなさま、お疲れ様でした。