ドラマ「ザ・シューター」シーズン1 全話見た感想と評価

ドラマ「ザ・シューター」シーズン1

海外ドラマ「ザ・シューター」シーズン1を全話見ました。
個人的な感想と評価です。


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ドラマ「ザ・シューター」とは?

凄腕のスナイパーが、巨大な陰謀に巻き込まれていくアクション・サスペンス。
元海兵隊員ボブ・リー・スワガーが、大統領暗殺未遂の犯人として汚名を着せられ、無実の証明のため事件の真相を追うストーリーです。

原作は、スティーヴン・ハンターのベストセラー小説で、ボブ・リー・スワガー三部作の第一弾「Point of Impact」(極大射程)。
2006年には、マーク・ウォールバーグ主演で「ザ・シューター/極大射程」として映画化され、ダニー・グローバーや「ハウス・オブ・カード 野望の階段」ゾーイ役ケイト・マーラなどが出演し、日本でもヒットしました。

今作は、そのドラマ版。
しかも、製作総指揮は、映画版のプロデューサー、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ。
主人公を演じたマーク・ウォールバーグも、制作に名を連ねています。

ストーリーの大筋は(あくまで大筋は)映画版とドラマ版は同じなので、映画版を見ていなくても問題なく楽しむことができると思います。

ただ、ドラマ版では、ボブ・リー・スワガーに家族がいたり、映画版で男性だったFBIメンフィス捜査官が女性だったりと、色々と違う部分も多いので、見比べてみると面白いかもしれませんね。

小説版は読んだことがないので、原作とどれくらい違うのかは、私はちょっとわからないです。
ごめんなさい。

ドラマ版で主人公ボブ・リー・スワガーを演じるのは、「ダメージ」などで知られるライアン・フィリップ。
ボブ・リーの元上官アイザック・ジョンソンに、「Dr.HOUSE/ドクター・ハウス」エリック・フォアマン役オマー・エップス。

ほかにも、FBIメンフィス捜査官に、「ARROW/アロー」シリーズのアマンダ・ウォラー役シンシア・アダイ=ロビンソン。
ボブ・リーの妻ジュリーに、「THE FLASH/フラッシュ シーズン2」パティ役シャンテル・ヴァンサンテンなどが出演しています。

結構、馴染み深い顔ぶれですね。
・・・「THE FLASH/フラッシュ」でパティ推しだった私としては、シャンテル・ヴァンサンテンの出演は、うれしい限り!(笑)

また、ジャック・ペイン役で「ウェアハウス13 秘密の倉庫事件ファイル」のエディ・マクリントック、ミーチャム役で「プライベート・ライアン」「ブラックホーク・ダウン」「ヒート」などの名優トム・サイズモアも登場!
悪いCIAとかいう役は、やっぱトム・サイズモアがピカイチ!(笑)

・・・ドラマの終盤、トム・サイズモアの出番が不可解なのは、現場で事故を起こしたそうで、その影響なのかもしれませんね・・・。

そして。
「プリズン・ブレイク」マホーン役で有名な、ウィリアム・フィクナーも、ゲストで登場しますよ。
お見逃しく!

ちなみに、映画版ではアイザックをダニー・グローバー、メンフィス捜査官をマイケル・ペーニャが演じていました。
ケイト・マーラが演じたサラは、ドラマ版では出てこないですね。
ちょっと残念。

ドラマ「ザ・シューター」は、現在シーズン3まで制作されています。
シーズン3がファイナルで、シリーズとしては完結しています。

シーズン1は、2016年製作。
各話43分程度の全10話です。

DVDのレンタルをはじめ、現在 Netflix(ネットフリックス)で、シーズン3まで配信されています。
(紹介している作品は、2022年10月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はNetflix公式ホームページにてご確認ください。)

邦題、最初は「シューター」だったのですが。
いつの間にか「ザ・シューター」になってました。(笑)

Netflix上では、「オリジナルドラマ」と表記がありますが。
本国アメリカでは、USAネットワークというケーブルテレビで放送されたドラマです。

Netflix公式サイトはこちら。

【公式サイト】 Netflix


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※以下、ややネタバレしていますので、ご注意ください。

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「ザ・シューター」あらすじ

海兵隊の凄腕スナイパーだったボブ・リー・スワガーは、戦場で傷つき、今は軍を離れて、家族と共に平穏な日々を過ごしていました。
そんなある日、かつての上官だったアイザックがボブ・リーの元を訪ね、大統領暗殺テロの危険があるため、それをスナイパーの目線で調査し、事前に阻止するよう協力を求められます。
やむなく引き受けたボブ・リーだったのですが・・・。
それがきっかけで、身に覚えのない罪を着せられ、追われる身となってしまいます。
自身の無実の証明と家族の安全のため、ボブ・リーは事件の真相を追うのですが、そこには想像もしなかった巨大な陰謀が隠されていたのでした。
果たして、ボブ・リーは汚名を晴らすことができるのか?
事件の真相とは?

・・・というようなストーリーです。

スナイパーの凄味にハラハラドキドキ!ストーリー展開もおもしろい!

私は、映画版を事前に見ていました。
映画版では、スピード感全開で、まさにノンストップ・アクション!
息をもつかせぬ、一気に見せる内容でした。

・・・なので。
正直、今作の第1話序盤を見た時には、若干、拍子抜け。
わりと静かな出だしで、ボブ・リーを演じるライアン・フィリップも、あまりピンとこないというか、慣れないというか。(笑)

ただ、最初の事件をきっかけに、徐々にテンポアップ!
ストーリーの全体の流れは映画版と同じですが、陰謀の裏側も深く描かれ、家族とのエピソードなど、ドラマ性もしっかりしていたと思います。

そして、スナイパーのプロフェッショナルな凄味というのが、存分に描かれていて、すごくよかったですね。
卓越した射撃技術を活かしたアクションは、かなり見ごたえがありました。
静かに、じわじわとではあるけれど、スリリングで、おもしろかったです!
・・・このあたりから、ボブ・リーがカッコよく思えた。(笑)

また、ドラマ性としても、陰謀の裏での駆け引きや、意外な展開なども多くて、ハラハラドキドキ!
妻ジュリーに迫る危険や、妹夫婦へのイライラ感(笑)もあったりと、サスペンスとしても、おもしろかったです。

・・・やっぱり、映画版の先入観で見始めたのが、いけなかったのかも。
映画は、ドラマ性はさておきのスピードアクション!
ドラマ版は、スナイパーの凄味をじっくり魅せるサスペンス、という感じではないかと思います。

中盤以降、ボブ・リーと組織との対立が激化してからは、さらにテンポアップして、おもしろさも倍増。
終盤にかけての、スナイパー対決は、スゴかったですね!
ストーリーとしても、目が離せない面白さだったと思います。

ドラマ性としては、ボブ・リーの家族への愛情が中心で、映画版にはない、新鮮味がありましたね。
妻ジュリーと娘への思いは、結構、グッときちゃうエピソードが多かったです。

・・・ま、あえて言えば。
ボブ・リーは、どんだけ危険な状況下でも、たとえ居場所がバレようとも、絶対に家族と会わないと気が済まないんだな。これが。(笑)
電話とかじゃ満足できなくて、直接、会わないと気が済まない。
「いや、解決してから、ゆっくり会えばいいじゃん!」とは、思わなくはないかなあ。
・・・ある意味、新しかった。(笑)

でも、凄腕のスナイパーというだけでなく、家族愛の強い人間味のある一面も際立っていて、そこがまた、よかったですね。
・・・最後は、もう、ボブ・リーを応援してましたもんね。
第1話序盤では、まさか、こんなに感情移入するとは、思ってなかった。(笑)

ストーリーの全体の流れは同じでも、映画版とは、また違った魅力があるドラマだと思います。
スナイパーの凄味を、じっくりと描き、物語の幅も広がっていて、見ごたえがありましたね。
ストーリー展開もアクションも、ハラハラドキドキ!

映画版の既視感を感じさせない、おもしろいドラマだと思います。

見やすくて楽しめるアクション・サスペンス!

個人的には、結構おもしろかったです!
わりと、誰もが広く楽しめるアクション・サスペンスだと思います。
見て損はないドラマですね。

最終話では、しっかりと完結しつつも、若干、謎も残ったラストでした。
巨大な陰謀には、まだまだ裏がありそうな・・・。

シーズン2は、すでに制作されています。
やはり、あれで終わりではなかった?

続きが、楽しみですね!
シーズン2にも、期待したいと思います。

次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。
「ザ・シューター」シーズン2 感想と評価