ドラマ「ガスリット 陰謀と真実」日本配信中 感想と解説

ガスリット 陰謀と真実

海外ドラマ「ガスリット 陰謀と真実」が、Amazonプライムビデオ・チャンネルとApple TVで視聴できる「STARZPLAY」(スターズプレイ)で、2022年4月24日から日本配信スタート。
たぶん、きっと、毎週日曜に最新話を1話ずつ配信ではないかと思います。
作品解説や視聴方法、感想などまとめました。


(※本ページには、プロモーションやスポンサー広告が含まれています)

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海外ドラマ「ガスリット 陰謀と真実」日本配信スタート

ウォーターゲート事件の裏側を描く、実録政治サスペンス「ガスリット 陰謀と真実」。
注目の話題作が、Amazonプライムビデオ・チャンネルとApple TVで視聴できる「STARZPLAY」(スターズプレイ)で配信スタートです。
しかも、(たぶん、きっと)最速配信!


1970年代、世界を震撼させた、アメリカの「ウォーターゲート事件」。
未曽有の政治スキャンダルは、大きな騒動となり、次第に加熱。
当時の大統領ニクソンが辞任に追い込まれることになりました。

今作は、歴史的に有名なこの事件の裏側のドラマ。
ニクソン大統領の右腕である司法長官ジョン・ミッチェルの妻マーサ・ミッチェルを中心に、事件を取り巻く人々の人間模様が、鮮烈に描かれていきます。

主人公マーサは、司法長官の妻という立場でしたが、大統領の事件関与をほのめかす発言を続け、世間は騒然。
奔放で自己主張の強いマーサは注目を浴び、取材攻勢もエスカレートしていきます。
しかし、事態の深刻さを重く受け止め始めた権力者たちは、マーサの口封じと隠ぺい工作で圧力をかけ、マーサは次第に命の危険にさらされていきます。

これが実話ベースという驚き。
世間の評判や権力にも屈せず、自分の意思を貫き通すマーサ。
また、妻として母として女性として苦悩と葛藤する姿も見どころだと思います。

そして、マーサだけではなく、事件の渦中に巻き込まれる人々の物語も魅力。
妻の行動で、自身の立場が危うくなる司法長官ジョン・ミッチェルの複雑な心境をはじめ、さまざまな人間ドラマが、じっくりと深く描かれている、見ごたえのあるドラマだと思います。

制作・放送は、アメリカの放送局STARZ。
わりと大人向けの作品が多く、「アウトランダー」「ブラック・セイルズ」「POWER パワー」「アメリカン・ゴッズ」などの作品で知られています。

製作総指揮は、「MR.ROBOT ミスター・ロボット」「ホームカミング」の鬼才サム・イスマイル。
今作も、サム・イスマイルらしい独特のテイスト炸裂!(笑)

さらに、製作総指揮と監督を務めるのは、あのマット・ロス。
ドラマ「シリコンバレー」のギャビン役で知られる俳優さんですが、実は映画監督しても有名。
自身の監督作「はじまりへの旅」は、評価の高い作品として広く知られています。

あのサム・イスマイルとマット・ロスという、最強コンビ。
その手腕に、大注目!

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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

キャストとしては。
主人公で司法長官の妻マーサ・ミッチェルを演じるのは、「プリティ・ウーマン」「エリン・ブロコビッチ」などでおなじみジュリア・ロバーツ。
「ホームカミング」に続く、サム・イスマイル作品の出演ですね。
実在の人物を、見事に演じる貫禄は、さすが!

そして、マーサの夫で司法長官のジョン・N・ミッチェル役には、あのショーン・ペン。
・・・いや、ほんと、ショーン・ペン。(笑)
原型とどめてないほどのメイクで大熱演!
役作りと入り込み方がスゴい!
必見!

また、大統領再選委員会に勤める法律顧問ジョン・ディーンに、「ダウントン・アビー」「レギオン」のダン・スティーヴンス。
ジョン・ディーンが思いを寄せる女性モーことモーリーンに、「GLOW」「トゥモロー・ウォー」のベティ・ギルピン。

諜報活動部隊のリーダー、ジョージ・ゴードン役には、みんな大好きシェー・ウィガム。
ミッチェル夫妻を護衛する、元CIAジェームズ・マッコードに、「LAW & ORDER:性犯罪特捜班 」「フォー・オール・マンカインド」「ヒールズ」のクリス・バウアー。

もう、主要キャストは、誰も彼も素晴らしい演技。
個人的には、シェー・ウィガムが出色。
シェー・ウィガムも、ほとんど原型とどめてない、役の作り込み。
大注目です!

ほかにも、再選委員会の副所長マグルーダーに、「真夜中のミサ」「レギオン」のハミッシュ・リンクレイター。
女性誌の記者ウィニーに、ドラマ「Fargo ファーゴ」「キャッスル・ロック」のアリソン・トルマン。
そして、「エージェント・オブ・シールド」パットン・オズワルトや、「THE FLASH/フラッシュ」シスコ役 カルロス・バルデス、「Dr.HOUSE」「コバート・アフェア」アン・デュデック・・・といった、すごい面々も出演しています。

とにかく、豪華キャス!
そして、みんなクセ強すぎ。アク強すぎ。(笑)
実力派が勢揃いした、素晴らしい演技にも注目です!


今作は、本国2022年4月24日から放送スタート。
日本でも同日から配信が始まった最速配信です。
すぐに見られるのは、本当に嬉しい限りですね。

以前から話題になって、ファンは大注目していた、このドラマ。
猛烈に期待したいと思います。

海外ドラマ「ガスリット 陰謀と真実」は、Amazonプライムビデオ・チャンネルとApple TVで視聴できる「STARZPLAY」(スターズプレイ)で、2022年4月24日から配信スタート。
(たぶん、きっと)毎週日曜に最新話を1話ずつ配信ではないかと思います。

なお、日本での配信予定については、まったくアナウンスがありません。
もしかしたら、スケジュールが変更になるかもしれませんので、ご注意ください。

また、Amazonプライムビデオ・チャンネル経由では、現在、字幕版のみの配信です。
Apple TV経由だと、吹替版がある・・・かも?(未加入なので確認できず。すいません)

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「ガスリット 陰謀と真実」ウォーターゲート事件とは?

今作「ガスリット 陰謀と真実」は、実際にあったウォーターゲート事件を描いています。
ウォーターゲート事件・・・聞いたことはあるとは思いますが、軽く復習を。

次期大統領選挙戦さなかの、1972年アメリカ。
現政権の共和党ニクソン大統領は再選を目指し、大統領再選委員会(通称:CREEP)を組織し、選挙戦を戦うことになります。
その組織の責任者が、司法長官ジョン・ミッチェルでした。

ある日の深夜、当時野党だった民主党本部に、盗聴器を仕掛けようとして侵入した5人の犯人グループが逮捕されます。
その民主党本部があったのが、ワシントンのウォーターゲート・ビル。
その犯人たちが、大統領再選委員会の関係者だったことが判明し、事態は一大スキャンダルとして騒動に。

もちろん、政権側は関与を否定するわけですが、新聞社ワシントン・ポストが政権関与に関する暴露記事を掲載。
政府機関の真相調査に対しても、政権側があからさまな妨害工作をしかけるなど、政治は混乱。
最後は、世論の反発に耐え切れず、ニクソン大統領が辞任するという事態になりました。
大統領が辞任するのは、これが初だったそうです。

・・・というのが、全体のざっくりした流れ。
ただ、第1話を見る限りでは、いきさつなどが、しっかり描かれているので、知らなくても理解できそうですね。

そんな騒動の渦中で、マーサ・ミッチェルが、どういう人生を歩んだのか・・・が、このドラマですが。
Netflix(ネットフリックス)では、今現在、マーサのドキュメンタリー「マーサ・ミッチェル 誰も信じなかった告発」を配信中。
今作と一緒に楽しむと、より深く理解できるかもしれませんね。

第1話の序盤、ジョン・ミッチェルの執務室で、ジョン・ディーンが諜報活動の仕事を任命されるシーン。
そこで「ペンタゴン文書」により機密漏洩の騒動で、情報収集班「鉛管工」(プラマーズ)が話題となります。

ベトナム戦争をめぐる極秘文書「ペンタゴン文書」を、新聞社ワシントン・ポストが暴露した、その騒動も有名で、2017年の映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」で詳しく描かれています。
このドラマの前年1971年が舞台で、今作はその騒動のすぐあとから始まる流れ。
「前日談」として見てみると、おもしろいかもです。

また、オリバー・ストーン監督の1995年の映画「ニクソン」は、ニクソン大統領の伝記映画。
アンソニー・ホプキンスが、ニクソンを演じました。
もちろん、ウォーターゲート事件のことも描かれています。

ワシントン・ポストの記者が、「ディープ・スロート」という匿名の情報提供者の協力を得て、ウォーターゲート事件の暴露記事を書いた、というのは有名な話。
ロバート・レッドフォーとダスティン・ホフマンが共演し、アカデミー賞にも輝いた1976年の映画「大統領の陰謀」では、その過程が描かれています。
これは本当に名作なので、ぜひぜひ!

ほかにも、匿名の情報提供者「ディープスロート」を描いた、リーアム・ニーソンとダイアン・レイン共演の映画「ザ・シークレットマン」などもあります。


歴史の教科書にも出てくる(よね?今でも。知らんけど。笑)有名な「ウォーターゲート事件」。
色々な映画やドラマの題材にもなっているので、一緒に楽しんでみるのも、いいかもです。


※以下、ややネタバレを含みますので、ご注意ください。

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「ガスリット 陰謀と真実」あらすじ

1972年、ベトナム戦争で荒むアメリカ。
共和党ニクソン大統領は再選を目指し、大統領再選委員会(通称:CREEP)を非公式に組織します。
選挙で確実に勝利するため、違法な活動もいとわず野党の民主党を陥れるのが目的で、大統領法律顧問の部署に勤めるジョン・ディーンは、司法長官ジョン・ミッチェルから諜報活動を指揮するように命令を受けます。
ジョン・ディーンは、ジョージ・ゴードンという男を実行役として紹介。
次第に、具体的な活動が本格化していきます。

一方、ジョン・ミッチェルの妻マーサ・ミッチェルは、奔放で自己主張の強い性格もあって、テレビや雑誌を賑わせていました。
夫の立場など、おかまいなし。
ジョン・ミッチェルは妻を愛していましたが、かなり手を焼く日々。

そんなある日。
民主党本部があるウォーターゲート・ビルに、盗聴目的で侵入した5人組のグループが逮捕される事件が発生。
調べを進めるうち、犯人たちは大統領再選委員会に関わりがあるとわかり、一大スキャンダルへと発展します。

政府は大統領の関与を否定し、もみ消し工作に躍起になりますが、夫をそばで見てきたマーサは、夫と政府の関与を確信し、世間に大胆な発言を繰り返していきます。
やがて、マーサにも、恐ろしい圧力が・・・。

マーサを中心に、事件にかかわる人々の、さまざまな人間模様。
そして騒動は次第に加熱し、歴史を揺るがす大きな結末を迎えるのでした。

・・・といったストーリーです。


※以下、さらにネタバレを含みますので、ご注意ください。

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「ガスリット 陰謀と真実」第1話 感想

第1話、見ました。
以前から注目されていた話題作。
いやあ・・・想像以上にスゴかったです。

冒頭の70年代の荒むアメリカの世相の描き方からして、もうグイグイ。
そして、司法長官の執務室で諜報活動の話が始まって・・・と、流れるような展開。
モタモタしないんだけど、きっちり説明して先に進めるスピード感が、うまい。
普通は、こう簡単にはいかないので、やっぱ手腕が素晴らしい。
・・・道でウンコだからね。(笑)
荒れちゃってるよね。
そして、ゲスいこと平気で言っちゃうジョン・ミッチェルの性格の描き方も端的で見事。
・・・仮にも司法長官なのにねぇ。
のっけから、違法行為の認識あり。
シナリオも演出も、終始、素晴らしかったと思います。

そして、何と言ってもキャストの演技が素晴らしかった!
みんな役の入り込みや、キャラの造形がスゴかったですね。
もはや変質的ですらある。(笑)

ジュリア・ロバーツとショーン・ペンは、言うに及ばず。
ダン・スティーヴンスも素晴らしかったですが、何と言ってもジョージ・ゴードン役のシェー・ウィガム。
ちょっとヤバい性格表現とか、女性とすれ違ったら、振り返って尻を見るとか(笑)細か~いディテールまで、作り込んでましたね。
あまり見たことがない、ヤバい人の役のシェー・ウィガム。
新鮮でもあったし、何やらせてもスゴいんだな、やっぱ、という感じ。
今後の大熱演に期待大!

ストーリー的には、事件自体は有名で、結末も見えてはいますが。
やはり、ジョン・ミッチェとマーサの夫婦のエピソードが見どころかなと思います。
手に負えないマーサに、愛情と仕事で板挟みになるであろうジョン・ミッチェ。
政治家の妻として、つつましく・・・ということができない、「自分」をしっかりもって、信念に従うマーサ。

第1話でも、二人の夫婦のエピソードが、すごくよかったです。
シナリオも演技も素晴らしかったですね。
事件の渦中で、二人がどう描かれていくのか、すごく楽しみです。

第1話は、60分くらいありましたが、圧巻のクオリティで、あっという間に終わってしまった感じ。
まだ事件が起きる前段階の説明が多かったですが、見ごたえは十分。
続きが猛烈に楽しみです!

「ガスリット 陰謀と真実」 最新情報は随時追記します

個人的には、第1話から猛烈におもしろかったです。
見ごたえありました。
これから、どうなっていくのか?
続きが楽しみ!
期待したいと思います。

その他の詳細や、視聴した感想などは、改めてこの記事に追記したいと思います。
新しい情報があれば、Twitter(@zacknet7)などでも、つぶやいていこうと思います。

ドラマ「ガスリット 陰謀と真実」、お見逃しなく!