海外ドラマ「Titans/タイタンズ」シーズン2、全話見ました。
個人的な感想と評価です。
目次
海外ドラマ「Titans/タイタンズ」シーズン2とは?
DCコミックを原作に、若きヒーローたちの戦いと苦悩を描いたアメコミドラマ第2弾。
かつてバットマンの相棒だったロビン=ディック・グレイソンを中心に、特殊な能力を持つ若きヒーローたちが、苦悩や葛藤を乗り越えながら、悪と戦う物語です。
作品概要や、前作の感想などは、こちら。
前作シーズン1では、バットマンの元を離れ、デトロイトで刑事として働いていたロビン=ディック・グレイソンが、不思議な能力を持つ少女レイチェルと出会ったことから、物語が始まりました。
何者かに追われるレイチェルを助けるうち、かつての仲間だったハンクやダブ、ドナをはじめ、記憶を失った能力者コリー、トラへと変身する能力を持つガーといった仲間たちが集結。
新たなヒーローチーム「タイタンズ」が誕生しました。
なんと、2代目ロビン=ジェイソン・トッドも登場!
ロビン二人体制!(笑)
ヒーローたちの活躍やアクションは、まさに王道のアメコミドラマといった感じで、胸アツでしたね。
また、それぞれが過去の出来事から、心に闇を抱え、苦悩し葛藤するドラマ性も、見どころだったと思います。
特に、主人公ディックは・・・なかなか病んでる系。(笑)
DCコミックらしい、ダークでシリアスな魅力が光る、ちょっと大人なストーリーでしたね。
最終話では、レイチェルの秘密が明らかになり、最大の脅威が登場。
ディックたちは、危機に直面して大ピンチに・・・というところで終わってしまいました。
ええええ!?
そこで、終わっちゃうの!?と絶叫!(笑)
果たして、あの後、ディックはどうなってしまったのか?
レイチェルやガーは、無事なのか?
今回のシーズン2は、いよいよ、その続き!
前回のラストから直結する形で始まります。
困難を乗り切ったディックは、チーム「タイタンズ」を本格的に再始動。
未熟な次世代のヒーローたちを訓練しながら、家族として居場所を作り、正義のために活動を始めるのですが・・・。
しかし、そこに、あの最強の敵が姿を現します。
次第に明らかになる、過去の忌まわしい悲劇。
それぞれが抱える苦悩。
今回も、ドラマ性も見ごたえあり!
さらに、DCコミックでは有名な、新たなキャクターも続々登場!
あのブルース・ウェインも、ついに姿を現します。
DCファンにとっては、前作以上にニヤニヤなネタ多め。(笑)
アクションも、より豪快に派手にパワーアップ!
見どころの多いシーズンだと思います。
今作は、DCコミックのドラマやアニメを配信する専門動画配信サービス「DC Universe(DCユニバース)」のオリジナル制作ドラマです。(のちにHBO Maxに移籍)
Netflixのオリジナルドラマではありません。
また、同じDCコミック原作のドラマ「ARROW/アロー」「THE FLASH/フラッシュ」「スーパーガール」など、米国The CWが制作する作品とは、直接の繋がりはありません。
・・・が!
なんと、ハンク=ホークと、2代目ロビンのジェイソン・トッドが、「スーパーガール」シーズン5第9話、クロスオーバーエピソード「クライシス・オン・インフィニット・アース」に登場した・・・らしい?
私、実際に見てないので確認できてないんですけど・・・。
機会があれば、ぜひ探してみてください。(無責任で、すいません)
もしかしたら、今後、The CWのDCドラマに、今作のキャラクターが登場するかもしれませんね。
逆に、今作にThe CWのキャラクターが登場すると、さらに嬉しいんですけど・・・。
また、原作の基本設定をドラマ化しているのは同じなので、直接の繋がりはなくても、共通点は多いです。
他のDC映画やDCドラマを見ていると、さらにニヤニヤと(笑)楽しめると思います。
キャストとしては。
主人公ディック・グレイソを演じる、「キング・オブ・エジプト」「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」のブレントン・スウェイツをはじめ、レイチェル役ティーガン・クロフトやコリー役アンナ・ディオプ、ドナ役コナー・レスリー、ガー役ライアン・ポッター、ドーン役ミンカ・ケリーなどが再び集結!
そして、今作シーズン2から、新たに登場するキャラクターが大増量!
スーパーボーイ=コナーに、新鋭ジョシュア・オーピン。
ラベンジャー=ローズに、「デイブレイク 世界が終わったその先」のチェルシー・ザン。
アクアラッド=ガースに、「デビアスなメイドたち」「プリティ・リトル・ライアーズ」のドリュー・ヴァン・アッカー。
また、ドクター・ライトに、「オザークへようこそ」のマイケル・モーズリー。
イブ博士に、「グッド・ガールズ! NY女子のキャリア革命」のジェネビーブ・アンジェルソン。
セミッシラ人の美術家ジリアンに、「高い城の男」のアン・マグナスン。
スレイド・ウィルソンの仲介役ウィンターグリーンには、「アメリカン・ゴッズ」「12モンキーズ」など、数々の作品で活躍するデモア・バーンズ。
なんと、「THE FLASH/フラッシュ」シーズン2第14話では、ファイヤーストームの候補だったヘンリー・ヒューイット=トカマクを演じています。
さらに!
バットマン=ブルース・ウェインを演じるのは、なんと!「ゲーム・オブ・スローンズ」のジョラー・モーモントでおなじみ、イアン・グレン。
さらに、さらに!
デスストローク=スレイド・ウィルソンには、大ベテランのイーサイ・モラレス。
「殺人を無罪にする方法」のローレルの父ホルヘ役をはじめ、「オザークへようこそ」「シカゴ P.D.」「NCIS:LA 極秘潜入捜査班」「マーズ 火星移住計画 シーズン2」などなど、数多くの作品に出演。
海外ドラマファンなら、絶対に見たことある人。(笑)
ブルース・ウェインとスレイド・ウィルソン。
DC作品を代表する有名キャラクターを、ベテラン実力派俳優が演じています。
ま~、貫禄と存在感、演技は、さすがでしたね。
イーサイ・モラレスは、かなりマッチョに体を作ってきていて、も~びっくり!
・・・二人とも・・・体力的にキツかったろうなあ。(笑)
個人的には、イブ博士を演じた、ジェネビーブ・アンジェルソンが、すごくよかったです!
演技が素晴らしかったですね。
もう・・・泣けたよぉ。
今回は、かなり豪華な出演陣。
そこも、注目です!
ドラマ「Titans/タイタンズ」は、現在シーズン2まで制作され、すでにシーズン3も決まっています。
シーズン2は、2019年制作。
各話40~50分程度の全13話です。
現在、Netflix(ネットフリックス)で、シーズン2まで見放題配信中。
また、U-NEXT(ユーネクスト)やAmazonビデオです、シーズン1~2がポイント利用または有料レンタル配信中です。
(紹介している作品は、2021年7月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はNetflix公式ホームページにてご確認ください。)
各サービスの詳細や加入などは、こちら。
【公式サイト】Netflix
【公式サイト】U-NEXT
【公式サイト】Amazonビデオ
参考記事 Netflixおすすめオリジナルドラマ・最新ラインナップまとめ
参考記事 Netflixオリジナル以外のおすすめ海外ドラマ・最新情報まとめ
※以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。
ドラマ「タイタンズ」他のDC作品との関連と違い
今作シーズン2は、さらにDCコミックのネタが大増量!
知っていると、さらに楽しめると思います。
ロビンは、バットマンのサイドキック(相棒)。
ワンダーガール=ドナは、ワンダーウーマン=ダイアナのサイドキック。
会話内で出てくるバットケイブやバットモービルをはじめ、セミッシラ島や「真実の投げ縄」などは、映画作品で詳しく描かれています。
映画「バットマン」シリーズや「ワンダーウーマン」「ジャスティスリーグ」などを見ていると、さらに今作が楽しめると思います。
DCコミック原作の映画シリーズ「DCエクステンデッド・ユニバース」(DCEU)の詳細や、見る順番などの解説は、こちら。
さらに、今作からはスーパーボーイ=コナーの登場で、スーパーマンに関するネタが追加。
スーパーマン最大の敵レックス・ルーサーはもちろん、その秘書マーシー・グレイブスも有名キャラクター。
映画「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」や、ドラマ「スーパーガール」シーズン4にも登場しています。
そして、デスストローク=スレイド・ウィルソンも、DCコミックの世界では有名なヴィラン(悪役)。
仲介役ウィンターグリーンも、広く知られています。
DCドラマ「ARROW/アロー」でも登場し、大暴れ!
「スパルタカス」「シャナラ・クロニクルズ」のマヌー・ベネットが、デスストローク演じています。
ただ、今作のデスストロークとは、背景となる物語や設定が大きく違います。
今作のほうが、より原作に近いようです。
また、ラベンジャー=ローズも有名なキャラクターで、「ARROW/アロー」シーズン2に登場しますが、まったくの別物に。
イザベル・ロチェフという、主人公オリバーの会社乗っ取りを企むビジネスウーマンとして登場しています。
ちなみに、第2話の会話の中で登場するロイ・ハーパーとは、アローのサイドキック「アーセナル」のことです。
もちろん「ARROW/アロー」に登場してます。
ドクター・ライトも、有名な悪役です。
ドラマ「THE FLASH/フラッシュ」シーズン2第5話でも登場していますが、これもまた、まったく別物。
しかも女性でした。(笑)
今作とは、色々と大きく異なりますが、「ARROW/アロー」「THE FLASH/フラッシュ」「スーパーガール」など、The CWのDCドラマを見ていると、より分かりやすく、より楽しくニヤニヤできると思います。(笑)
この機会に、今作と一緒に楽しんでみては?
DC Universe新作情報!「スターガール」が本国2020年春に放送!
Are you ready for the #DCUDOOMPATROL? @ComicBook dives into the new series: https://t.co/ktkSg0cVqf pic.twitter.com/XFaDRNz9dq
— Doom Patrol (@DoomPatrolDCU) February 6, 2019
DCコミック専門の動画配信サービス「DC Universe(DCユニバース)」の今後の動向ですが。
今作「タイタンズ」と、「Doom Patrol/ドゥーム・パトロール」は、新シーズンが決定しています。
Stargirl is coming to The CW in Spring 2020! #DCStargirl pic.twitter.com/Iq7o5VpqkC
— Stargirl (@stargirl_cw) December 11, 2019
新作としては、「Stargirl/スターガール」が、2020年春にDC UniverseとThe CWで同時に放送・配信されました。
It’s her time to shine. Stargirl is coming to The CW in Spring 2020! #DCStargirl pic.twitter.com/XwD8hZOIOc
— Stargirl (@stargirl_cw) December 11, 2019
スターガールは、すでにドラマ「ヤング・スーパーマン」や「レジェンド・オブ・トゥモロー」で登場していますが、新作として登場。
DC Universeの「タイタンズ」と絡んでくるのか?
それとも、The CWの「THE FLASH/フラッシュ」「レジェンド・オブ・トゥモロー」と絡んでくるのか?
・・・てか、それよりも、まず日本で見れるのか?(笑)
「Doom Patrol/ドゥーム・パトロール」ともども、今後に注目したいと思います。
※以下、さらにネタバレを含みますので、ご注意ください。
「Titans/タイタンズ」シーズン2 あらすじ
邪悪なトライゴンの罠にはまり、最大の危機を迎えたディックたちは、仲間との強い絆で自分自身を取り戻し、敵を倒すことに成功します。
その後、自身の心の闇と向き合ったディックは、ブルース・ウェインと再会し、かつての拠点タイタンズ・タワーで、新しい活動を始めることに。
新生タイタンズとして、レイチェルやガー、ジェイソンといった、若い世代の育成に力を注いでいきます。
しかし、特別な力を持つ謎の少女ローズを救ったことをきっかけに、仲間たちの間で亀裂が。
そして、過去に大きな因縁を持つ最強の敵デスストロークが姿を現し、タイタンズは窮地に追い込まれていくことに。
ディックとデスストロークの過去に、何があったのか?
隠された秘密とは?
さらに、あのレックス・ルーサーの企業カドマス社の恐ろしい陰謀も明らかになり、事態はさらに危険な状況に。
ディックたちタイタンズの運命は?
悪を倒すことができるのか?
・・・というようなストーリーです。
予告動画は、こちら。
→ Titans Season 2 Official Trailer
※以下、さらにネタバレを含みますので、ご注意ください。
さらに面白さパワーアップ!「タイタンズ」シーズン2感想
シーズン2も、メチャクチャおもしろかったです!
より一層、DCドラマらしいアメコミテイスト増量!
そして、ハードでダークなドラマとしての魅力も洗練され、前作以上にパワーアップしていたと思います。
物語は、前作シーズン1から直結する形でスタート。
第1話から大盛り上がりで、面白かったです!
・・・ま、ちょっと、ボスキャラのトライゴンが、予想以上に、あっけなかったのは(笑)残念ではあるかな?
そして。
これ、前作シーズン1の最終話にすれば、よかったんじゃね!?・・・とは思った。(笑)
その後は、新たな展開に。
ついに、バットマン=ブルース・ウェイン登場!
そして、デスストローク=スレイド・ウイルソンも登場!
DCファンとしては、も~胸アツ!
とはいえ。
キャスティングについては、もしかしたら賛否が分かれるかもしれませんね。
これまでのキャラクターのイメージ像からすると、かなり高齢。
・・・あんま、強そうではないかな?(笑)
ただ、今回の物語のテーマともなる「家族」を描くにあたっては、やっぱ、ディックたちの父親的な年齢に設定したのは、ドラマ性としてはよかったように思います。
実際、ブルース・ウェイン役イアン・グレンと、スレイド・ウィルソン役イーサイ・モラレスは、すごくよかったです。
実績あるベテラン俳優の演技力を借り、ドラマ性をアップした、という感じではないでしょうかね。
・・・妄想のブルース・ウェインを演じたイアン・グレン、ハジけた感じがステキでした。(笑)
序盤から中盤までは、スピード感があって怒涛の展開だったと思います。
DCネタも満載で、ドラマとしてもドラマチックで見ごたえあり!
ローズやコナーの登場、ドナとガースの過去、デスストロークの襲撃と、もう山盛り!
まさに、アメコミドラマの王道!という面白さでしたね。
も~、ドナとガースとか、コナーとイブ博士とか、泣けた!
ただ、中盤でジェリコの件が発覚してからは、ちょっと失速したかなあ。
ディックの病みが、より重症に。(笑)
・・・全部放り出して、刑務所に行っちゃうって・・・ちょっとなあ。
それぞれがバラバラになって、わりとドラマで魅せる感じになったのも、原因かもしれませんね。
キャラクターの魅力は、すごくよかったと思います。
中でも、女子チームが最高。(笑)
組み合わせも、わりと柔軟で、色々なコンビのエピソードがあって、おもしろかったですね。
・・・正直、もう少し見たかったかなあ。
あと、ジェイソンとローズ・・・中学生的なロマンスで、よかったです。(笑)
最終話では、ようやく全員集合!
そうそう!
こういう胸アツ展開を待ってた!(笑)
クライマックスにふさわしい、アメコミらしい展開で、見ごたえありましたね!
・・・でも、やっぱ、ドナの件は、ちょっと納得いかないかなあ。
メンバー大増量で人員整理は仕方ないとして(笑)もう少し、なんか、こう、ドラマチックにならなかったかなあ。
あまりに唐突で、ちょっとなあ・・・。
ドナは、ガースの件があったので、もう少しデスストロークへの復讐に執着があってもよかった気もしますね。
また、レイチェルも、ガーに何も言わずに去るのは、なんか、違和感。
二人の恋愛模様も、もう少しあっても、よかったかもしれませんね。
まだまだ書きたいことは山ほどですが。
多少、雑さはあれど、全体的には、まさにアメコミらしい面白さが炸裂!
ドラマチックで、アクションも見ごたえあり!
よかったと思います。
シーズン3は決定済み!残された謎はどうなる?
個人的には、シーズン2も猛烈におもしろかったです!
みなさんは、どうでしょうか?
色々と、ご意見あるかと思いますが。
やっぱ、ヒーローが1列になって歩く、お決まりのグループショットが胸アツなわけですよ!(笑)
DCコミックのネタや、新たなキャラクター登場にも、ワクワク!
お腹いっぱいです!(笑)
最終話は、色々と気になる終わり方でしたね。
また、ちょっと謎も残りました。
レイチェルは?
ドナは、どうなるのか?
そして、最大の謎は、ネバダのカフェの件。
あれは、何だったのか?
真相は?
シーズン3の制作は、すでに決定しています。
・・・続きは、どうなるんでしょうかね?
早く見たい!
シーズン3にも期待したいと思います。
猛烈に楽しみです!