「殺人を無罪にする方法」シーズン1 感想と評価【海外ドラマレビュー】

「殺人を無罪にする方法」シーズン1

海外ドラマ「殺人を無罪にする方法」シーズン1を鑑賞。
個人的な感想と評価です。


(※本ページには、プロモーションやスポンサー広告が含まれています)

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ドラマ「殺人を無罪にする方法」とは?

法律や法廷を題材に、裁判での駆け引きや殺人事件の謎を描いたサスペンス・ミステリー。

凄腕の女性弁護士アナリーズ・キーティングと、彼女の元で働くロースクールのインターン生たちが、あらゆる手段を使って依頼人の無罪を勝ち取っていきます。
また、アナリーズたち自身も事件に巻き込まれ、物語は思わぬ展開に。
ウソと真実が交錯し、深まる謎。
予想もできない驚愕のストーリーが繰り広げられていきます。

製作総指揮には、「グレイズ・アナトミー」「スキャンダル」などの製作陣が名を連ねています。
数々の賞にもノミネートされた、クオリティも評価も高い秀作ドラマ!
ハマること間違いなし!

主人公のアナリーズ・キーティングを演じるのは、「ダウト あるカトリック学校で」「ヘルプ 心がつなぐストーリー」でアカデミー賞にもノミネートされたヴィオラ・デイヴィス。
近年だと「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」「エンダーのゲーム」「スーサイド・スクワッド」などに出演していますね。

今作でエミー賞・主演女優賞を受賞したほか、映画「Fences」で2017年ゴールデングローブ賞・助演女優賞も獲得。
まさに実力派!
演技が素晴らしい・・・というか、スゴい!
必見です!

また、インターン生ウェスに「ハリー・ポッター」シリーズのディーン役アルフレッド・イーノック。
お調子者のアッシャーに、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」の看守ジョン・ベネット役マット・マクゴリー。
アナリーズの部下ボニーに、「ギルモア・ガールズ」パリス役ライザ・ウェイルなどが出演しています。

ほかにも、レベッカ役ケイティー・フィンドレーや、フランク役チャーリー・ウィーバーなど、日本ではあまり馴染みのない出演者も含め、みんな演技が素晴らしかったです!
見ごたえあると思います!

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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

ドラマ「殺人を無罪にする方法」は、現在シーズン4まで制作されています。
シーズン1は、2014~15年製作。
各話45分程度の全15話です。

本国では、前半第1~9話のあと、中休みを挟んでから、後半第10~15話と、2回に分けて放送されたようです。
・・・確かに、二部構成のような内容・・・。

DVDをはじめ、現在 Netflix(ネットフリックス)でシーズン3まで見放題配信中。
U-NEXT(ユーネクスト)では、シーズン1~4がポイント利用または別途有料にて視聴できます。
(紹介している作品は、2019年6月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)


サービスの詳細や加入など、各公式サイトはこちら。

【公式サイト】Netflix

【公式サイト】U-NEXT


参考記事 Netflixオリジナル以外のおすすめ海外ドラマ ラインナップ

参考記事 U-NEXTおすすめ映画・海外ドラマ ラインナップ


※以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

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「殺人を無罪にする方法」あらすじ

自他共に認める敏腕弁護士アナリーズ・キーティング。
彼女はロースクールでも教鞭をとり、学生たちに、法律の実践的な使い方「殺人を無罪にする方法」を教えていました。
そして、ウェスをはじめとした優秀な学生5名をインターンとして自身の事務所で雇い、実際の裁判を通して、あらゆる手段を使って無罪を勝ち取る術を叩きこんでいきます。
しかし、インターン生たち自身が恐ろしい事件に関わってしまい、事態は思わぬ方向へ。
やがて、想像もしなかった驚愕の真相が明らかになっていくのですが・・・。

・・・というようなストーリーです。

予想もできない驚愕展開に目が離せない!ドラマ性も高い秀作ドラマ!

厳しい指導者と学生たちの法廷ドラマかな?と思いきや。
初回の第1話から意外すぎるスタートで、ちょっとビックリ!
・・・サスペンスでした。
そして、ミステリーでした。(笑)
猛烈に、おもしろかったです!

内容的には、依頼を受けた事件や裁判が一話完結型で描かれ、それとは別に、アナリーズたちが巻き込まれていく2つの事件が、全体を通じて進んで行きますが。
法廷モノらしい、ウソや真実、表と裏、判決を勝ち取るためのスリリングな面白さは、もちろんのこと。
それに加えて、事件の謎や真相、陰謀や裏切り、愛憎劇など、さらなる要素がプラスされ、サスペンス・ミステリーとしても見ごたえ十分!

・・・てか、もはや法廷ドラマというより、クライム・サスペンスかも。(笑)

とにかく、シナリオが秀逸!
構成やアイデアが素晴らしかったですね。
従来の法廷モノとは一線を画す、計算されたストーリーだったと思います。

前半は、過去と現在が入り混じった展開で、謎が深まる面白さ。
過去の同じ部分を何度も見せたり、より深く掘り下げたりと、記憶に残るように分かりやすくしている構成も、うまい!

中盤では、驚愕の真相に釘付け!
そこから終盤にかけては、色々な謎が繋がっていって、最終話はもう、ぎょえええ~!!と絶叫!(笑)
いやあ、スゴかった!

ウソと真実が入り混じって、もう何を信じていいのか、わからない!
一体、真相はどういうこと?
サスペンスとして、ハラハラドキドキ!
ミステリーとして、先がまったく読めない、目が離せない展開!
続きが気になって、一気見せずにはいられない、ハマりやすいドラマだと思います。

さらに「人間」の描き方やドラマ性も、ものすごくよかったですね!
見ごたえありました!

法廷モノというと、大抵、依頼人の人間性なども描くのが普通だと思うのですが。
このドラマでは、そこは必要最低限で、メインのアナリーズたちに絞り込んで、じっくりと描かれていたと思います。
とくに、人間の二面性や愛憎が、ドラマとしても深い!

中でも、主人公のアナリーズが強烈!
冷徹で非道で、怒らせたら怖い(笑)自信満々のプロフェッショナル!迫力満点!
だけど、本当は臆病で、女性らしさとコンプレックスもあり、愛に飢えて男性に依存し、嫉妬で裁判が手につかなかったりして。

「手段は選ばない」けど「正義感や良心の呵責」もあり、平気でウソをついたり人をハメたりするけど、決断に涙したり。
その強烈な二面性が人間味に溢れていて、魅力的だったと思います。

本当、ヴィオラ・デイヴィスが大熱演でしたね。
スゴかった!
あの颯爽としたデキる女性の容姿から、ノーメイクの素の顔まで、リアリティやスゴみが素晴らしかったです!

愛憎のエピソードも、すごくおもしろかったですね!
驚愕展開もいいですが、ドラマとしても猛烈に見ごたえがありました。

また、ウェスやコナーといったインターン生たちや、フランクやボニーなど、ほかの登場人物たちも個性が際立っていて、よかったです。
一人ひとりの登場人物たちが丁寧に描かれ、バランスもよく、魅力的だったと思います。

変な友情関係になく、ドライな仕事関係でライバル同士だったりもするけれど、一致団結しない訳にはいかない。
ムカつく相手でも、お互いに協力して信用しないと自分の身が破滅する、という微妙な関係が、さらに面白さを増していたように思います。

決して親密ではなく、微妙で不安定な関係性の中で、ウソや裏切り、愛や憎しみが展開していくのが、見ごたえがありましたね。
人間関係でも、ハラハラドキドキ!
どうなるのか分からない不安定さが、さらに先が読めない展開になって、すごくおもしろかったです。

アナリーズの旦那サムやレベッカをはじめ、そういった深いドラマ性があった上でこそ成り立つ、驚愕のストーリー展開だったと思います。
ウソか?真実か?まさかの真相に、思わず息をのんでしまう、説得力がありましたね。

個人的には、アッシャーがよかったです。(笑)
お調子者ぶりが、いい具合で息抜きになって。
蚊帳の外のキャラを作っておくあたりが、うまいですよね。

単にテンポのいい、どんでん返しだけが面白いストーリーではなくて。
人間性まで深く描いた、計算されたシナリオ。

まさに最後の最後まで目が離せない、秀作ドラマだと思います。

見て損はない面白さ!おすすめです!

個人的には、猛烈におもしろかったです!
・・・これは、ハマると一気見したくなると思いますね。
もう、やめられない止まらない状態。(笑)
未見なら、ぜひぜひ見るべきだと思います。
おすすめです!

最終話は、もう釘付けでしたね。
そんでまた、最後の最後に、ぎょええええ~~!!(笑)

色々と謎が残ったうえに、さらに新たな謎も!
・・・一体、誰が??
気になっちゃいますよね!

・・・アナリーズやウェスたちは、どうなってしまうのか?

シーズン2も期待したいと思います。

次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。
「殺人を無罪にする方法」シーズン2 感想と評価