Netflixドラマ「1899」全話見ました 感想と評価

1899

Netflix(ネットフリックス)オリジナルドラマ「1899」、全話見ました!
個人的な感想と評価です。


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ドラマ「1899」とは?Netflixオリジナル

19世紀末の客船を舞台に繰り広げられる、ミステリー・スリラー「1899」。
Netflix(ネットフリックス)オリジナル制作の作品です。

時は1899年。
ロンドンからニューヨークを目指し、多くの移民を乗せた蒸気船ケルベロス号が出航します。
国籍も性別も、話す言語さえバラバラな乗客たちは、さまざまな事情を抱え、新天地での未来を夢見て、大西洋を渡ろうとするのですが・・・。
しかし、航海の途中、ケルベロス号は、何ヶ月も行方不明になっていた船が漂流しているのを発見。
救出へと向かうのですが、それがきっかけとなり、想像をはるかに超えた、恐ろしい悪夢のような出来事に巻き込まれていくことになります。

謎に包まれた、不可解な現象の連続。
果たして、ケルベロス号の乗客たちの運命は?

予告動画は、こちら。
「1899」予告編


1899年は、日本の和暦では明治31年。
今から123年前が舞台となります。

ネットもスマホもない、レトロな時代背景。
海上を航行する客船の中という、逃げ場のない閉ざされた場所で、次々と起こる謎だらけの奇怪な現象。
「なぜ?」「ど~して?」「はあ??」の連続!(いや、マジで)
まさに、続きが気なりすぎて、目が離せない展開。

そして、登場人物たちの人間模様も、見どころだと思います。
それぞれが抱えた過去の傷や事情はもちろんのこと、みな国籍が違い、お互いの言葉が分からないという状況下で繰り広げられる、対立や理解。
追い詰められた中で描かれる人間性も、見ごたえあり。

まるで先が読めない、謎が謎を呼ぶ物語。
その真相が明らかになった時は、まさに驚愕。
深くハマりやすい作品だと思います。

なお、個人的には、何も知らないで見たほうが楽しめると思います。
数々の謎と驚きの展開が面白いドラマなので、未見の方は、くれぐれも、ご注意ください。

制作・配信は、Netflix(ネットフリックス)
今作は、Netflixオリジナル制作の作品です。

制作総指揮は、Netflixのドイツ制作ドラマ「ダーク」を手掛けた、ヤンチェ・フリーセとバラン・ボー・オダーのコンビ。
ヤンチェ・フリーセは脚本を、バラン・ボー・オダーは監督も務めています。

難解で謎だらけのミステリー「ダーク」は、どハマりする人が全世界で続出した大人気作。
そんな名作を生み出したコンビの新作。
今作も、またまたミステリアスで予測不能。
その面白さは、健在です。

キャストとしては。
脳医学の女性医師でイギリス人のモーラ・フランクリンを演じるのは、映画「ヘイル、シーザー!」「リトル・ジョー」やドラマ「バッドランド 最強の戦士」ウィドウ役のエミリー・ビーチャム。
ケルベロス号の船長アイク・ラーセンに、「ダーク」のドイツ人俳優アンドレーアス・ピーチュマン。
そして、謎の男ダニエル・ソーレスに、映画「ダンケルク」やドラマ「戦争と平和」「ホワイト・クイーン 白薔薇の女王」のアナイリン・バーナード。
まさに、大熱演でしたね。
緊迫感が伝わってくる演技だったと思います。

イギリス人のバージニア・ウィルソン夫人に、「ブラウン神父」「クイーンズ・ギャンビット」のロザリー・クレイグ。
芸者姿のリン・イーに、香港出身の新鋭イザベラ・ウェイ。
リンの同伴者ユク・ジェに、 「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のガビー・ウォン。

新婚のパリ上流階級紳士ルシアンに、「マラヴィータ」「エル ELLE」のベルギー人俳優ジョナ・ブロケ。
その妻クレメンスに、「オーヴァーロード」「コンティニュー」のフランス人女優マチルド・オリヴィエ。

裕福なスペイン人アンヘルに、「エリート」のミゲル・ベルナドー。
アンヘルの兄で神父のラミロに、ポルトガルの俳優ジョゼ・ピメンタオン。

三等船室の乗客で、一家でニューヨークへ渡るデンマーク人アンカーに、映画「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」やドラマ「The Head」「ホイール・オブ・タイム」のアレクサンドル・ウィローム。
アンカーの妻イーベンに、 「プッシャー2」のマリア・エルウォルター。
妊娠中の長女トーベに、「ザ・レイン」「DEVILS 金融の悪魔 シーズン2」クララ・ロサヘル。
トーベの兄で、顔に傷のあるクレスターに、「ザ・レイン」のルーカス・リンガー・トュネセン。

船のボイラー室で働くポーランド人オレクに、Netflix「1983」「ウィッチャー」のマチェイ・ムジアウ。
密航者ジェロームに、カメルーン出身のフランス人俳優ヤン・ガエル。

そして、そして。
モーラの父を演じるのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」元メイスターのクァイバーン役でおなじみ、アントン・レッサー。
ほかにも、「ホロウ・クラウン 嘆きの王冠」「ザ・クラウン」、最近では「キャシアン・アンドー」で帝国軍パータガス少佐役でも活躍。
英国を代表するベテラン俳優です。


今作は、「ダーク」同様、一応ドイツ制作の作品ではありますが。
キャストは、ヨーロッパを中心に、さまざまな国の実力派俳優が集結。
かなり多彩な顔ぶれなうえ、日本ではあまり馴染みのない出演者も多く、それがまた先入観なく、新鮮な気持ちで入り込めると思います。
誰もかれも大熱演。
素晴らしい演技にも、注目です。

海外ドラマ「1899」は、Netflixオリジナルドラマで、現在シーズン1まで制作されています。
シーズン1は、2022年制作。
各話50~60分程度の全8話です。

現在 Netflix(ネットフリックス)で配信されています。
また、ドキュメンタリー「1899 制作の舞台裏」も配信中。
本編と一緒に、ぜひ。
(紹介している作品は、2022年11月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はNetflix公式ホームページにてご確認ください。)

Netflix公式サイトはこちら。

【公式サイト】Netflix


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ドラマ「1899」あらすじ

1899年10月19日。
1423名の乗客と、550名の乗員を乗せ、大型客船ケルベロス号は、ロンドンからニューヨークを目指し、大西洋の海上を航行していました。
集まった乗客は、それぞれが人には言えない過去や事情を抱え、国籍も性別も、話す言葉もバラバラ。

その中の一人、イギリス人の脳医学の女性医師モーラ・フランクリンは、4ヶ月前に行方不明になっていた客船「プロメテウス号」に乗ったと思われる兄から、謎の手紙を受け取り、ケルベロス号に乗船。
兄は、どこに姿を消したのか?その真相を探ろうとしていました。

そんな矢先、ケルベロス号は海上からの謎の信号を受信。
それが、行方不明になっていたプロメテウス号からのものだと確信した船長アイク・ラーセンは、救出へと向かう決断を下します。
航路を外れ、発信地に向かうと、そこには変わり果てたプロメテウス号の船影が・・・。

その出来事がきっかけとなり、やがてケルベロス号の船内では、常識では考えられない奇妙な現象が続発。
それは次第にエスカレートし、想像を絶する恐ろしい出来事へと発展し、謎と恐怖で追い詰められていく状況の中、人々は船の航行を巡り、激しく対立することになります。

ケルベロス号の乗客たちの運命は?
謎に包まれた、恐ろしい出来事の真相とは?

・・・というようなストーリーです。

  
※以下、かなりネタバレを多く含みますので、未見の方は、くれぐれもご注意ください。
クドいようですが、何も知らないで見たほうが面白い作品だと思います。

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ドラマ「1899」全話見た感想

想像通り、というか、案の定、というか。
ま~、謎だらけ。
続きが気になって、一気見。
・・・てか、見終わっても、謎だらけ。(笑)
おもしろかったです!

先にも書いた通り。
毎回、エピソードが終わるたび、「なぜ?」「ど~いうこと?」「はあ??」の連発。
次々に起こる奇怪な現象も、不気味で怖い。
海上の船の中という、逃げ場のない舞台というのもあって、ぞわぞわ感も倍増。
とにかく、理由がまったくわからないのが、これまた怖い。
心霊現象かと思えば、SFチックだったり。
少年も幽霊っぽいし、ロボっぽいし。
・・・あの虫は、なんなの?
意思があるような動きは、なんなの?
お掃除ロボ「ルンバ」なの?(絶対ちがう)

謎の信号をキャッチして、救助に向かって、とんでもない恐怖が待っている。どこにも逃げ場はない・・・というストーリーは、これまでも数多くありますが。(エイリアンとか)
ただ、待ち受ける恐怖と謎が、想像できないほど独創的。
船なのに、隠し穴を抜けたら、そこは外・・・とか、あり得なさ過ぎて。
続きを見ずにはいられない、どハマりする面白さだったと思います。

そして、ドラマ性としても、なかなか斬新で見ごたえあったと思います。
みんな、それぞれ国籍が違って、お互い言葉がわからない。
なにを言ってるのか、伝わらない、もどかしさ。
それゆえに起こる対立。
でも、言葉でなくても伝わる思いや、意見が異なっても、困難に向かって協力する団結力。
「言葉が通じない」という設定を活かすことで、さらに人間の本質を深く描いていたと思います。

印象的だったのは、終盤の、ニセ神父ラミロと、神を信じないデンマーク人神父アンカーとの、二人のエピソード。
お互いに、何を言ってるかは分からないし、まして過去に何があったのかも知らないけれど、人として、ちょっと伝わる心情。
すごく印象に残る、いいエピソードでした。

もちろん、それぞれが抱えた過去の傷や、人には言えない事情も、見どころだったと思います。
悲劇的な出来事が、それぞれを縛り付けているものばかりで、ニセ神父やニセ芸者、偽りのセレブなどなど、多くは偽りの姿。
そして、おもしろいのは、「恵まれて、幸せで自由な人はいいよね」と、お互いをうらやむこと。
これも、言葉が通じないゆえに、相手も自分と変わらない過去の事情があると知ることができないという状況。
設定を活かした、ユニークな描き方で、おもしろかったです。

終盤に差し掛かるところで、ようやく少しずつ真相が判明。
そこからは、怒涛の展開・・・というか、なかなか、ぶっ飛んだ展開で、若干、脳がついていかず。(笑)
ただただ、どうなんの?どうなんの?と、混乱しながらも、ストーリーを追いかける展開でした。
そして、明かされる驚愕の真相。
ま~、ビックリ!

・・・ただ、あまりに飛躍した展開に、もしかしたら、ついていけない人もいるかもしれませんね。
真相が知りたくて、最後まで見たけれど・・・という消化不良を感じても、おかしくないかな?
こういう作品は、やっぱラストの描き方が、難しいですよねぇ。

全体的には、期待通り、予測不能な続きが気になる面白さ。
ドラマ性としても、設定を活かして、見ごたえあったと思います。
最後の最後で、どう感じるか・・・によっては、もしかしたら、好みは分かれるかもしれませんね。

ドラマ「1899」シーズン2は、あるのか?

個人的には、かなり面白かったです。
謎すぎて、どハマり。
続きが気になる、グイグイ展開な(笑)ドラマだったと思います。
ただ、最終話の受け止め方によっては、好みは分かれるかも。
個人的には、まあまあ納得・・・かな?

最終話の最後で明かされた、驚愕の真相。
「創造主」の正体。そして「現実」の世界。

ただ、謎のすべてのすべてが明かされたかというと、そういうわけでもなく。
その「現実」の世界にいる人々は、なぜ選ばれたのか?
どうして、1899年という時代背景の、船の中という設定でなければならなかったのか?
そして、兄とは?
ま~、見終わった後も「説明してくれっ!」と言いたくなる(笑)謎だらけ。

今現在の段階では、まだシーズン2に関する正式アナウンスはありません。
この続きが見られるかは、まだ不明です。

確かに、物語としては、ここで終わっても区切りがいいとは思いますが。
・・・モヤモヤするよねぇ。(笑)

できれば、その後どうなったかも知りたいところ。
ぜひぜひ、続きが見てみたいです。

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