Netflixオリジナルドラマ「The OA」パート2(シーズン2)、全話見ました!
個人的な感想と評価です。
【追記:2019.8.6】
残念ながら、今作「The OA」はシーズン2で打ち切りが決まってしまいました。
今現状では、シーズン3はありません。
以下、主演・脚本のブリット・マーリングの公式Twitterより引用です。
the end of #theoa
“🐙🍷😭🙏🏽🔑” – last text to Grandma Vu https://t.co/c9QCqF1dxH
— brit marling (@britmarling) August 5, 2019
目次
ドラマ「The OA」パート2(シーズン2)とは?
次元を超越した、人との絆を描く衝撃作の第2弾。
Netflix(ネットフリックス)オリジナル制作のドラマです。
作品の概要や、シーズン1の感想などは、こちら。
前作シーズン1未見の方は、以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。
何も知らないで見て、意外性と驚きを楽しむドラマだと思います。
この機会に、シーズン1から、ぜひぜひ。
前回のシーズン1では、7年もの間、行方不明になっていた主人公プレーリー・ジョンソンが、以前とは違う状態で戻ってきたところから、物語が始まりました。
失踪中に何があったのか?
やがて、スティーヴやBBAら5人の仲間と知り合ったプレーリーは、少しずつ自身の過去を語り始め、衝撃的な過去が明らかに。
あまりに不思議で予想外すぎる展開に驚愕。
そして・・・あの「動作」ですよね。
急に何よ!?というアレ。(笑)
ドラマ性としても、人間同士のつながりや絆、生と死、未知の次元などが、独特の世界観で深く描かれていたと思います。
本当に不思議な魅力にあふれた、見ごたえのあるストーリー展開でした。
最後は、衝撃的な事件で幕を閉じましたが・・・かなり、曖昧な終わり方。
結局、プレーリーは、どうなったのか?
彼女が語った過去は、真実だったのか?
今回のシーズン2は、いよいよ、その続き。
目を覚ましたプレーリーが見た世界とは?
スティーヴたち5人の、その後は?
制作は引き続き、Netflixと、「トロイ」「ワールド・ウォーZ」などを手掛けたブラッド・ピットの映画製作会社プランBエンターテインメント。
ブラッド・ピットは、今作でも製作総指揮に名を連ねています。
クリエイターも前作同様、主演のブリット・マーリングと、監督のザル・バトマングリのコンビ。
二人は脚本も務めています。
今回も、個性的で不思議な世界観の魅力は健在です。
海外ドラマ「The OA」は、Netflixオリジナルドラマで、現在シーズン2まで制作されています。
今現状では、シーズン2がファイナルで、シリーズとしては完結しています。
シーズン2は、2019年制作。
各話45~70分程度の全8話です。
現在 Netflix(ネットフリックス)で配信されています。
(紹介している作品は、2019年8月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はNetflix公式ホームページにてご確認ください。)
Netflix公式サイトはこちら。
【公式サイト】Netflix
参考記事 Netflixおすすめオリジナルドラマ・最新ラインナップまとめ
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※以下、ネタバレを含ます。くれぐれも、ご注意ください。
このドラマは、何も知らないで見たほうが楽しめると思います。
「The OA」パート2 キャスト情報
誰が登場するのか?というのもネタバレっぽいので、キャスト情報は個別でまとめたいと思います。
主人公プレーリーを演じるのは、映画「ザ・イースト」のブリット・マーリング。
このドラマのクリエイターでもあります。
そして、ホーマー役の映画「ブルックリン」エモリー・コーエンや、スコット役の「マーベラス・ミセス・メイゼル」ウィル・ブリルも、引き続き登場。
ハップ役ジェイソン・アイザックスは、「ハリー・ポッター」シリーズのルシウス・マルフォイ役のほか、最近では「スター・トレック ディスカバリー」艦長ロルカ役でも出演しています。
また、スティーヴ役パトリック・ギブソンや、BBA役の「ザ・オフィス」フィリス・スミスなど、5人の仲間も再び出てきます。
アンジー役クロエ・レヴィンは、「ザ・ディフェンダーズ」にも出演。
ジェシー役のブレンダン・マイヤーは、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド外伝:フライト462」「t@gged/タグド」にも出演しています。
新たな登場人物としては。
探偵カリムに、映画「キング・アーサー」のキングズリー・ベン=アディル。
謎の女性エロディに、「ふたりのベロニカ」「トリコロール/赤の愛」のイレーヌ・ジャコブ。
さらに、今回もゲストが豪華。
前作でも登場したFBI捜査官ラヒムに、「ナイトクローラー」「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」リズ・アーメッド。
赤毛の看護師役に、映画「フロリダ・プロジェクト」のブリア・ヴィネイト。
ゲーマー少女役には、「スパイダーマン ホームカミング」のゼンデイヤ。
そして、あの不思議な生き物オールドナイトを演じているのは、なんと!尾崎 英二郎!
・・・って、そりゃ、わかんないよぉ。(笑)
他にも、前作でプレーリーの義父アベルを演じ、2018年に他界した「ウォーキング・デッド」ハーシェル役スコット・ウィルソンも出演しています。
・・・撮影されてたんですね。
プレーリー役「ブリット・マーリング」、ハップ役「ジェイソン・アイザックス」、二人の俳優の名前は、最終話で少し意味を持つと思います。
憶えておくといいかもです。
今回も、出演者に注目です!
「The OA」パート2 あらすじ
私立探偵カリムのもとに、失踪した少女ミッシェルの捜索依頼が舞い込みます。
行方を追うカリムは、そこで、IT長者ピエール・ラスキン率いる企業「キュリ」と、丘に建つ古い屋敷にまつわる不可解な謎に突き当たることに。
一方、スティーヴやジェシーたちは、バックが不思議なメッセージを感じ取ったことをきっかけに、再び集まり、その謎を追うことになります。
しかし、それが思いもしなかった大きな事件に・・・。
そして。
目を覚ましたプレーリー。
自身に起きた変化や、かつて地下で一緒に過ごした仲間たちやハップのその後を知り、大きな衝撃を受けます。
やがて、バラバラだった出来事が、次元を超えて繋がり、ひとつになった時、事態は予想もしなかった衝撃の結末を迎えるのでした。
・・・というようなストーリーです。
予告動画はこちら。
→ The OA: Part II Trailer
※以下、さらにネタバレ含みますので、ご注意ください。
さらなる謎と驚き!不思議な感覚と魅力にあふれたシーズン2!
・・・今回のシーズン2も、感想を書くのが、ひじょ~~に難しい。
何をどう書いていいのか、ちょっと迷いますね。
個人的には、メチャクチャおもしろかったです!
も~釘付け!
前作シーズン1よりも、よかったです!
・・・ただ。
今回も、好みや評価は人によって大きく分かれるのではないかと思います。
シーズン1のほうがよかった、前のほうが面白かった、という意見も多いかもしれませんね。
第1話が始まって、最初の20分くらいは、正直に言って「これは、ちょっと、ヤバいかも」と、不安を感じました。
前回のあの続きを期待してましたけど、よくわからない探偵カリムの物語が延々と続いて、プレーリーが出てこない。
う~ん・・・と、思っていたら。
ARのスマホゲームあたりからグイグイと。
そして、忘れたころにタイトル。(笑)
そうか、と。
前回も、そうでしたね。
全8話のドラマではなく、今回も大長編を8分割した映画のような構成。
「シーズン2」ではなく「パート2」というあたりも、そういう意識なんですかね。
導入部分に20分くらいかけるのも、全体を見れば、いいバランス。
その後は、もう一気に加速。
前回のシーズン1は、生と死の境界や、難解でスピリチュアル的な精神世界のテイストが多めでしたが。
今回は、どこか現実的で科学的。
結果として、「死後の世界」ではなく「異次元」だったというのも、明確で分かりやすい展開だったと思います。
ストーリーも、オカルトチックなミステリー要素が強く、わりと分かりやすくて、エンターテイメント性アップ。
テンポもよく、謎も多くて興味津々。
グイグイとくる、続きが気になる面白さでした。
・・・が。
前作のミステリアスで、どこか哲学的でさえあった不思議な魅力が好きだった人にとっては、ちょっと残念だったかも。
何もかにも説明できて現実的な展開が、期待とは違った感じを受けるかもしれませんね。
ここが評価が分かれそうではあるかな、と思います。
あの屋敷での一連のエピソードは、なんか、もう、「悪魔の住む家」とか、ともすると「バイオハザードかよ!」みたいな感じはあった。(笑)
怖くてハラハラドキドキで、おもしろかったですが、このドラマらしさとしては、ちょっと異質。
今回のシーズン2は、そういう分かりやすい、納得しやすい、娯楽性に富んだ内容なのかな。
・・・と、思いきや。
そんな時に、突然出てくる謎の生物オールドナイト!(笑)
出ました。
このドラマらしい、唐突感。(笑)
なに?
急に、なんなの?
さらに!
謎の女性エロディが取り出した、5つのキューブ。
レーザー光線でも出て、科学的に次元移動するのかと思いきや・・・ええ!?ええ!?
ちょっと驚きすぎて、笑っちゃった。(笑)
まさに、オートメイション化!アウトソーシング!
・・・やっぱ、あの「動作」は欠かせないんですねぇ。
現実路線かと思いきや、やっぱり予想もつかない、斜め上行く驚きと意外性の魅力は健在。
そこのバランスも、もしかしたら、賛否が分かれるかもしれませんね。
ドラマ性としては、かなり見ごたえがあったと思います。
今回は、自分探しというか、自己の可能性というか、生き方の選択肢というか。
以前の人格ではないハップ、ニーナとプレーリーの乖離と融合、違う人生を歩んだ別の自分の姿といったエピソードが、わりと深く丁寧に描かれてましたね。
個人的には、スティーヴたちのエピソードが、すごくよかったです。
それぞれが問題や悩みを抱えながら、行動を共にすることで繋がっていく絆。
まるでロードムービーのような展開で、どこな胸が熱くなる面白さでした。
今回のシーズン2は、結果的に、バラエティーに富んだ内容だったと思います。
このドラマらしい独特の世界観や演出、深いテーマ性などはそのままに、SFも、ホラーも、オカルトも、ミステリーも、サスペンスもあったりと、色々な要素が盛りだくさん。
分かりやすさや、娯楽性もパワーアップ。
ただ、その変化が、賛否や評価が分かれるかもしれませんね。
※これより以下は、オチのネタバレについて書いてあります。
未見の方は、ご注意ください。
「The OA」パート2の謎と検証
今回のシーズン2で明らかになったことで、さらなる謎も増えたと思います。
最終話の結末も、これまた論議を呼びそうな終わり方でしたね。
一番驚いたのは、前回シーズン1でも登場したFBI捜査官ラヒム。
ラヒムも・・・旅人!?
いつから?
もし、シーズン1の段階から旅人だったら・・・ちょっと見方が変わっちゃうなあ。
それから、第1話の冒頭のスケボーのやつ。
・・・じゃ、カリムも?ということ?
結局、明確な説明はなかったですね。
そして、最終話の結末。
あのステンドグラスの窓は、何だったのか?
霊媒師と技師という不思議な夫婦(笑)は、なぜ、そんなものを?
さらに。
プレーリーのことを「ブリット」、ハップのことを「ジェイソン」と、実際に演じる二人の俳優の名前で呼んでましたね。
我々見ている側の現実世界に、プレーリーとハップが次元を超えてやってきた、ということ?
でも、ブリット・マーリングとジェイソン・アイザックスは、実際、夫婦ではないはずなんですけど・・・。
ハップが救急車に乗るためについた、咄嗟のウソだったのか?
それとも、やっぱり、我々の世界ではないのかな?
急に生々しい現実世界が描かれて、ちょっと納得できない人もいるかもしれませんね。
ドラマとしても、もう少し、余韻のある終わり方が、よかったかなあ。
・・・あと。
モーの出産がどうなったのか?
ゼンデイヤ演じるゲーマー少女が、どうなったのかも知りたかったかなあ。
シーズン3はなし!続きが見たかった!
色々と書きましたが、個人的にはメチャクチャおもしろかったです!
不思議な世界観と魅力はありつつ、さらに分かりやすくエンターテイメント性に富んだ内容で、楽しみやすかったです。
ただ、好みや評価は分かれそうですね。
色々な謎も、議論を呼ぶかも。
そこもまた、このドラマらしいところかもしれませんね。
新たな次元へと旅立ったプレーリー。
ハップは?
そして、スティーヴは、どうなるのか?
残された謎は明らかになるのか?
【以下追記:2019.8.6】
残念ながら、今作「The OA」はシーズン2で打ち切りが決まってしまいました。
続きがどうなるのか、すごく気になってましたが・・・本当に残念。
色々と謎が残ってるんだけどなあ。
・・・5つの動作で、シーズン3のある異次元に行きたい。(笑)
とにかく、不思議な魅力がある斬新なドラマでした。