HBOドラマ「ザ・ネバーズ」U-NEXTで配信 感想と解説

ザ・ネバーズ

海外ドラマ「ザ・ネバーズ」第1話から第6話が、U-NEXT(ユーネクスト)で配信中です。
作品概要や感想など、まとめました。


【追記:2021.7.29】
今作「ザ・ネバーズ」は、(あくまで今現在)前半6話、後半6話の全12話予定です。
なので、(あくまでも今のところ)第6話が最終回ではありません。
ご注意ください。
続きとなる第7話以降の後半は、まだ本国でも放送日が決まっていませんが、2022年になるのではないかと言われています。
昨今のウイルス騒動の影響で、まだ先が見えない状況です。
詳細が判明次第、記事を更新したいと思います。


【追記:2021.7.29】
第1話から第6話まで見た感想を新たに追記。
記事を大幅に修正しました。


(※本ページには、プロモーションやスポンサー広告が含まれています)

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HBOドラマ「ザ・ネバーズ」U-NEXTで日本配信スタート

特別な能力に目覚めた人々の戦いを描くSFアクション「ザ・ネバーズ」。
話題のHBOドラマが、U-NEXT(ユーネクスト)で日本配信スタートです。

U-NEXT(ユーネクスト)のサービス概要や加入は、こちら。

【公式サイト】U-NEXT


以下、公式Twitterより引用です。


舞台は、19世紀末の英国ロンドン。
ある出来事をきっかけに、特別な能力を持ってしまった「タッチト」と呼ばれる人々が出現。
市民の好奇の目を避けるように暮らしていましたが、同じタッチトの殺人鬼マラディ率いる集団が出現。
さらに、能力に目覚めた人々が次々と誘拐される事件が起こったことから、戦いが繰り広げられていくことになります。

さらには、タッチトの存在を巡り、擁護する者、利用する者、敵対する者など、さまざまな人々の思惑が交錯。
その裏側に隠された多くの謎と、驚愕の真相。
やがて事態は、世界を揺るがす、大きな危機を迎えることになります。

予告動画は、こちら。
「ザ・ネバーズ」予告

華やかでレトロなヴィクトリア朝の時代感と、超能力やSF要素、激しいアクションが融合。
これまでにない、新しいタイプの娯楽作です。
まるでアニメでありそうな世界観を実写化したような、リアルなビジュアルも見どころだと思います。

また、謎の多いストーリー展開も魅力のひとつ。
あまりに謎が多すぎて、理解が難しい部分もあるかもしれませんが、とりあえず最後まで見るのが、おすすめです。
なぜ、タッチトは誕生したのか?
誘拐事件の目的は?
さらに、それぞれのキャラクターにも秘密があり、意外な真相が隠されていたりもします。
後々になって、そうだったのか!という意外性と驚きが、このドラマの面白いところ。
派手さだけでなく、謎めいた展開にも注目です。

制作は、「ゲーム・オブ・スローンズ」「ウエストワールド」などでもおなじみ、米国HBO。
今作も、お金かかってます!(笑)
また、今作は系列の動画配信サービス「HBO Max」でも配信され、最高視聴率を獲得したのだとか。

製作総指揮は、ジョス・ウェドン。
「アベンジャーズ」や「ジャスティスリーグ」の監督・脚本として有名ですが、「エイリアン4」「X-メン」などの脚本も務めています。
今作では、第1話の監督・脚本も担当。
エンターテイメント性の高い作品で定評のあるヒットメーカーとHBOの強力タッグ、といった製作布陣ですね。

キャストとしては。
予知能力を持つアマリア・トルー役に、「アウトランダー」のローラ・ドネリー。
主人公ジェミーの姉ジェニーを演じていましたね。
田舎の肝っ玉かーちゃん(笑)的な役どころでしたが、今作ではシャープでクールな女性役。
激しいアクションも大熱演。

発明の天才ペナンス・アデアを演じるのは、「ヴァイキング 海の覇者たち」などのアン・スケリー。
トルーとのコンビも、いい感じですよね。
支える相棒、という感じ。

そして、ふしだらなイケメン貴族(笑)ヒューゴ・スワン役は、ジェームズ・ノートン。
戦争と平和」「マクマフィア」をはじめ、最近では映画「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」など大活躍。
まさに、英国若手俳優の代表格。
今作では、どんな活躍を見せてくれるか、注目ですね。

敵対するタッチトのリーダー、殺人鬼マラディには、「ホワイト・プリンセス エリザベス・オブ・ヨーク物語」「ワンス・アポン・ア・タイム シーズン5」のエイミー・マンソン。
「ワンス・アポン・ア・タイム」では、「メリダとおそろしの森」のメリダ役で登場。
・・・きれいな女優さんなんですけどねぇ。(笑)
まさに鬼気迫る演技!
存在感ありますね。

そして!そして!
マッセン卿には、「ザ・クラウン」「プリーチャー」「パトリック・メルローズ」などなど、英国を代表する名俳優ピップ・トランズ!
残忍な医師ヘイグには、「アメリカン・ホラー・ストーリー」でおなじみデニス・オヘア!
相変わらずクセ強すぎな(笑)ベテラン俳優の演技にも注目です!

ほかにも、タッチトを支援するラヴィニア・ビドローに、「ホテル ハルシオン」「カウンターパート 暗躍する分身」のオリヴィア・ウィリアムズ。
不思議な歌声を持つメアリーに、「風の勇士 ポルダーク」「宇宙戦争」のエレノア・トムリンソン。
オーギーに、「ダヴィンチと禁断の謎」のトム・ライリー。
乞食王デクランに、「トゥルース・シーカーズ 俺たち、パラノーマル解決隊」のニック・フロスト。
ヒーリング能力を持つホレイショに、「運命の7秒」ザカリー・モモーなどが出演しています。


今作は、本国アメリカで、2021年4月11日から5月16日に、全6話が放送されました。
ただ、シーズンとしては、前半6話、後半6話の全12話予定。
第7話以降の後半は、今現在、本国でも放送日は決まっていない状況で、2022年になるのではないかと言われています。

というわけで、今現在、日本での配信は前半6話まで。
これを「シーズン1」、後半6話を「シーズン2」と呼ぶのか?
それとも、「前半」「後半」でシーズン1、と呼ぶのか?
それはまだ不明。
・・・U-NEXT次第?(笑)

とにかく、日本で見られるのは、ありがたい限りですね。
話題作が、いよいよ日本上陸!
果たして、どんな内容なのか?
お見逃しなく!

海外ドラマ「ネバーズ」は、第1話から第6話までが、U-NEXT(ユーネクスト)で配信中です!

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※以下、ややネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください。

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海外ドラマ「ザ・ネバーズ」あらすじ

1896年8月3日。
イギリスのロンドン。
突然、空から謎の光が降り注ぎ、光を浴びた何人かの人々は、特別な能力に目覚めます。
そんな人たちを、世間では「タッチト」と呼び、その存在に疎ましさと戸惑いを感じることになります。

それから3年後。
アマリア・トルーやペナンス・アデアを中心としたタッチトのグループは、ラヴィニア・ビドローの保護の元、「救護院」という施設で、人の目を避けるように独自の生活を送っていました。
しかし、タッチトの殺人鬼マラディ率いる集団が、ロンドンの町を恐怖に陥れ、さらに、能力に目覚めた人々が次々に誘拐される事件も発生。

一方、英国議会の高官マッセン卿は、タッチトの存在を問題視し、ある思惑を秘めて暗躍します。
また、怪しげなクラブを経営する貴族ヒューゴ・スワンは、タッチトの力を利用しようと行動を起こします。

タッチトの誘拐事件の目的は?
誰が敵で、誰が味方なのか?
その裏に隠された真相は?
それぞれが大きな秘密を抱え、思惑が交錯していく中、やがて思わぬ事態を迎えるのでした。

・・・というようなストーリーです。


※以下、さらにネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください。

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英国ドラマとHBOテイストの融合!「ザ・ネバーズ」第1~6話 感想

第1~6話までの前半を見ました!
おもしろかったです!
・・・が・・・こういう面白さのドラマだとは、思いもしなかった、というのが正直なところ。
また、なかなか理解が難しい部分が多いと思うので、好みは分かれそうですね。
物語に没頭できるかが、大きなポイントだと思います。

まず目につくのは、19世紀英国の世界観。
細部に至るまで、作りこんでましたね。
街並みや馬車、衣装などなど、歴史を感じさせるリアリティ。
さらに、ペナンスの発明品も、レトロ感ありつつもSFチック。
どこか、スチームパンク的なテイスト。
さすがHBO、細かいとこまで、お金かかってます。(笑)

それに加え、キャラクターも魅力的だと思います。
トル-とペナンスの関係性や、レトロな衣装で特殊能力を駆使するなど、個性的。
古き良き英国の伝統と、SFやファンタジックな要素のアンバランスな融合が、結構、斬新。
このあたりの独特な世界観やキャラクター性は、わりとアニメ作品とかで出てきそうな感じもするので、ハマった方も多いかもしれませんね。

ドラマ自体の作りとしては、思った以上に英国ドラマの王道の手法。
英国歴史ドラマの要素はもちろん、第5話の最後などは、王道の英国ミステリーさながら。
そして、セリフが多い会話劇が中心で、物事の説明もセリフで・・・という、いわゆる「セリフ押し」という手法も、まさに英国ドラマの特徴。

・・・ただ。
すべてセリフで、だだだ~と一気に説明してしまうので、人名やら独自の用語やらが混乱して、ちょっと戸惑う場面もあるかも。
まあ、それこそが「英国ドラマあるある」(笑)ではあるんですけど・・・なにせ独自世界のSF調なので、理解が追いつかない部分もあるかもしれませんね。

あと、謎を前フリだけして、真相はずいぶん後で明かす、いわゆる「後説(あとせつ)」が多いのも特徴だと思います。
後々になって、実はそうだったのか!と驚愕するのが面白いパターン。
うまくハマれると、謎の真相にビックリ!おお~!と楽しめると思うんですが。
置いてけぼりになっちゃうと、ハマらなくて、先を見ないで途中でやめてしまう・・・・という欠点も。

それらの手法が、結局、このドラマの評価の分かれ目だと思います。
説明がセリフだけで理解が難しいうえ、多くの「意味わかんない」と思う部分は放置して、どんどん先に進んじゃう・・・。
どうしてもドラマに入り込めなかった人も多いかも。

また、会話が長いので、ドラマ性の面白さより、スケール感だとかアクションだとか、娯楽性を期待して見始めた人は、なおさらスローペースに感じるかもしれませんね。

英国ドラマを見慣れている人は、そこまで苦ではないのかもしれませんが。
正直、ちょっともったいないな、と。
いかにもハリウッド制作です!という単純明快で分かりやすい手法のほうが、受け入れやすかったかも。

また、色々な要素を盛り込みすぎて、面白い部分が絞り切れない感じも、あったかもしれません。
アクションやファンタジーのおもしろさなのか?
意外性や驚きのある謎解きがおもしろいのか?
はたまた、HBOらしい、お色気バイオレンス(笑)なのか?英国王道の歴史ドラマなテイストがおもしろいのか?
・・・山盛りすぎて、ちょっと整理が難しい。

登場人物たちは、みな個性的で、すごくよかったと思います。
個人的には、主人公アマリア・トルー役ローラ・ドネリーと、殺人鬼マラディ役エイミー・マンソンが、すごくよかったですね。
肝の据わった、存在感のあるトルーは魅力的。
アクションも熱演でした。

そして、マラディのイカれっぷりが見事。(笑)
狂気じみたインパクトある演技と、第5話、第6話での演技とのギャップも素晴らしかったと思います。

ただ、その他のキャラクターが、あまり深堀りされず、活躍が少なかった残念。
マッセン卿役ピップ・トランズ、米国医師ヘイグ役デニス・オヘア、貴族ヒューゴ・スワン役ジェームズ・ノートン、などなど、結構すごい面々も出演していましたが、出番も少な目で、描き方も中途半端。
・・・キャラ濃くて(笑)いい感じだったんですけどねぇ。

あくまで前半、という位置づけなのか、ドラマ性としては、やや弱かったかも。
この辺りは、第6話以降の後半のエピソードに期待したいと思います。

「ザ・ネバーズ」後半の第7話以降はどうなる?

前半の最後を飾る第6話は、サイブタイトル「真相」。
まさに、驚愕の内容でしたね。

冒頭からして、びっくり!
・・・私は、何を見せられているのか?という。(笑)
ある意味では、HBOらしさ全開のスケール感!(笑)
意外性のあるエピソードでしたね。

以降も、これまでの多くの謎が明かされたわけですが・・・。
いやあ・・・最後の最後で、それだけ前フリして、そこで終わるのぉ!!
生殺しすぎるっ!

トルーが最後に見た予知・・・かなり激動な展開になりそうですね。
もしかしたら、時代も変わるのかな?

後半となる、第7話以降の放送日などは、まだ正式なアナウンスはありません。
うう・・・待つしかないのかなあ。
早く見たすぎる!

今後、何か新しい情報が入り次第、Twitter(@zacknet7)でツイートの上、この記事に追記していこうと思います。

「ザ・ネバーズ」後半に期待したいと思います。

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