海外ドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」シーズン1、全話見ました!
個人的な感想と評価です。
目次
海外ドラマ「ハンニバル」とは?
「羊たちの沈黙」「レッド・ドラゴン」などの小説で有名なハンニバル・レクターを題材にしたサイコ・サスペンスです。
・・・というより、もはやサイコ・ホラー。(笑)
ハンニバルは、トマス・ハリスの小説に登場するキャラクターですが、映画にもなっているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
映画は「ハンニバル・ライジング」「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」「ハンニバル」の4作品。
このドラマは、時系列で言うと「ハンニバル・ライジング」と「レッド・ドラゴン」の間の出来事ということになります。
ドラマの主人公・ウィルは「レッド・ドラゴン」でも主人公です。
映画「レッド・ドラゴン」では、ウィルはエドワード・ノートン、ジャックはハーヴェイ・カイテルが演じています。
ハンニバルは、もちろんアンソニー・ホプキンス。
映画とドラマを見比べてみると、おもしろいかもしれませんね。
制作・放送は、米国3大ネットワーク局のひとつNBC。
「HEROES/ヒーローズ」「THIS IS US 36歳、これから」「エージェント・オブ・シールド」「殺人を無罪にする方法」などのドラマでも知られています。
製作総指揮は、「スター・トレック」のドラマシリーズや、「アメリカン・ゴッズ」などを手掛けたブライアン・フラー。
持ち味である、独特のスタイリッシュな映像美と、おぞましい恐怖が融合した世界観は、今作でも健在!
キャストとしては。
主人公ウィル・グレアム役に、「キング・アーサー」「THE PATH/ザ・パス」などのヒュー・ダンシー。
難しい役どころを大熱演!
ちなみに、奥さんは「HOMELAND/ホームランド」キャリーでおなじみクレア・デインズ。
・・・すごい夫婦ですよねぇ。
そして!
ハンニバル・レクターを演じるのは、ご存知マッツ・ミケルセン。
「007 カジノ・ロワイヤル」で注目され、今作で大ブレーク!
以降、「ドクター・ストレンジ」「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」と大活躍!
ハンニバル・レクターといえば、アンソニー・ホプキンス・・・のイメージが定着している中で、それを超える存在感!
美しさと冷酷で恐ろしい面を見事に演じたマッツ・ミケルセンなくして、今作の面白さはなかったかも。
さすが。
他にも、FBI捜査官ジャック・クロフォード役で、「マトリックス」「マン・オブ・スティール」「ジョン・ウィック:チャプター2」などのローレンス・フィッシュバーンも出演しています。
豪華な出演者にも注目です。
ドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」は、シーズン3まで制作されています。
シーズン3で完結。
シーズン3がファイナルシーズンで、シーズン4はありません。
シーズン1は、2013年制作。
各話45分程度の全13話です。
DVD・Blu-rayをはじめ、HuluやU-NEXT、スターチャンネルEXなどで、シーズン3まで見放題配信中です。
(紹介している作品は、2021年2月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)
各サービス詳細や、加入はこちら。
【公式サイト】Hulu
【公式サイト】U-NEXT
【公式サイト】スターチャンネルEX
参考記事 Huluおすすめ海外ドラマ ラインナップ
参考記事 U-NEXTおすすめ映画・海外ドラマ ラインナップ
参考記事 スターチャンネルEXおすすめ海外ドラマ ラインナップ
※以下、ややネタバレを含みますので、ご注意ください。
ドラマ「ハンニバル」 あらすじ
主人公ウィルは、犯罪者の心理に深く共感し、犯行の様子を再現できる特別な能力を持つFBI捜査官。
今はFBIアカデミーで講師をしていましたが、そんな彼の能力に目をつけた行動分析課のジャックの要請で、ある連続殺人事件の捜査に協力することに。
そこでウィルは、捜査協力者としてやってきた精神科医ハンニバル・レクター博士と出会うことになりますが、それはやがてウィルを精神的に追い詰め、破滅へと突き進むことになるのでした。
・・・というようなストーリーです。
サイコで残忍なストーリー
内容的には、かなりサイコで猟奇的です。
精神的な崩壊や、残忍な殺人シーンも多いので、苦手な方はかなりつらいと思います。
殺され方もエグいし、死体もリアリティありすぎでグロいです。
また、ハンニバルが有名なのは「人肉を食べる殺人者」だから。
もちろんドラマの中でも、臓器を切り刻んで料理したりするシーンが盛りだくさんなので。
そういう系が苦手な方は、卒倒するかも。(笑)
・・・とにかく、内臓系は生々しくてリアル。
おえ~~ってなりますね。(笑)
正直、私もちょっとつらくて、目を背けるシーンが少しありました。
ま、そこが「ハンニバル」らしい魅了といえば、そうなのですが。
免疫のない方は、ちょっと気をつけたほうがいいと思います。
ウィル視点としてのストーリー展開
ストーリー自体は、個人的にはすごくおもしろかったです。
ただ、主人公はハンニバルではなく、あくまでもウィル。
前半は、ウィルが次々起こる単発の猟奇殺人を解決していくのが中心で、ハンニバル自体のエピソードは控えめ。
しかも、その猟奇殺人も意外とあっさり解決したりして。
そういった意味では、ハンニバルがもっと見たい!という方には、やや物足りないかもしれませんね。
ただ、中盤からはいよいよハンニバルがメインでからんできて、終盤までは目が離せません。
結局、前半でウィルを丁寧に描いていることと、単発事件が前フリだったりして、それが中盤以降に効いている感じだと思います。
もしかしたら、前半ちょっとつらいかもしれませんが。
中盤からは、俄然おもしろくなってくるのではないかと思います。
かなり引き込まれて、見ごたえあると思います。
問題は、キャラクターに感情移入できるかというところではないかと思います。
サイコな世界に入り込めないと、ちょっとつらいかもしれません。
人間の恐ろしさ
結構、ハラハラドキドキの展開も多いですが。
それ以上に、やっぱりゾゾゾ!という恐怖。(笑)
サスペンスというより、もうホラーな気がします。
確かに、猟奇的な殺人も怖いですが。
やっぱり人間が一番怖いですね。
・・・理解できない狂気とか、常軌を逸した殺害方法とか、本当ぞっとします。
ハンニバルの、得体の知れなさも恐ろしいし。
人の心を操ろうとするのも恐ろしいし。
エグさだけでなく、精神的な怖さがジワジワくる内容じゃないかと思います。
他にも見どころ満載!
ハンニバル博士は、美食家で料理大好きなので。(笑)
各話のサブタイトルが「アペリティフ」「ポタージュ」「ソルベ」など、フランス料理のコース名になっています。
・・・料理は、見た目おいしそうなんですけどね・・・食べてるシーンは、うげぇ~~となっちゃいます。(笑)
出演者としては、ジャック役ローレンス・フィッシュバーン・・・ちょっと太った?(笑)
相変わらず、貫録と迫力がありますね。
また、ハンニバルを担当する精神科医ベデリア・デュ・モーリア博士役は、「Xファイル」のスカリーでおなじみジリアン・アンダーソン。
久しぶりに見た気がする!
やっぱりスカリーのイメージが抜けないので、どうしても「スカリーVSハンニバル」の図式に見えちゃいますよね。(笑)
ちょっとマニアックではありますが、そういった部分でもおもしろかったです。
すごく、おもしろかったです!
個人的には、すごくおもしろかったです!
ドラマ性も、見ごたえあると思います。
残忍でグロい内容なので、好き嫌いの個人差は激しいとは思うのですが。
受け入れられれば、楽しめるドラマじゃないかと思います。
シーズン1の最後は、意外な形で終わったので、続きも気なりますよね。
シーズン2もすごく楽しみです!
次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。
→ 「ハンニバル」シーズン2・感想と評価