海外ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン5を再度視聴しました。
個人的な感想と評価です。
「ブレイキング・バッド」シーズン5とは?
世界的に大ヒットした犯罪ドラマの第5弾・ファイナルシーズンです。
作品の概要と、前シーズンまでの詳細はこちら。
シーズン5は2012~2013年に制作。
1話45~50分程度で全16話です。
このシーズンが最後となり完結します。
シーズン5は前半・後半の2期に分けて放送されました。
1~8話までが2012年、9~16話までが2013年放送です。
なので、DVD・Blu-rayは「シーズン5(1~8話)」「ファイナル・シーズン(9~16話)」と2巻に分かれています。
DVDをはじめ、現在 Netflix(ネットフリックス)でシーズン5まで見放題配信中。
U-NEXT(ユーネクスト)では、シーズン1~5がポイント利用にて視聴できます。
(紹介している作品は、2019年6月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)
サービスの詳細や加入など、各公式サイトはこちら。
【公式サイト】Netflix
【公式サイト】U-NEXT
また、このドラマの登場人物、弁護士ソウル・グッドマンを主人公にしたスピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」も、現在シーズン4まで制作されています。
「ブレイキング・バッド」を見た後だと、より一層楽しめると思います。
「ベター・コール・ソウル」の作品概要や個人的な感想などは、こちら。
シーズン5・第15話のソウルの最後の登場シーンで「シナモンロール店の店長」というキーワードが出てきます。
チェックしておくと楽しさが増すかもしれません。
「ブレイキング・バッド」シーズン5 あらすじ
ガスとの抗争を生き延びたウォルター。
命の危険から脱し、今度はジェシーやマイクとチームを組んで、自分たちだけで麻薬密売の仕事を再開させます。
しかし、ガスとの騒動がきっかけで妻スカイラーとの関係は完全に冷え切って家庭崩壊、ガンも再発し、その上とうとう正体がバレて、ウォルターは完全に追い詰められていきます。
手段を選ばず事態を打開しようとするウォルターでしたが、それが親しかった大切な人たちをも巻き込んで、取り返しのつかない悲劇の連鎖へと突き進むことになるのでした。
・・・というようなストーリーです。
壮絶な完結編
前半はジェシーやマイクとの仕事再開のことがメイン。
・・・あんな目にあっても止めないんだなあ、これが。(笑)
本編でもありましたが、もう麻薬製造が「生きる証」なんですね。ウォルターにとっては。
相変わらず私個人としては、家庭のゴタゴタシーンはどうにも興味が持てないので(笑)、どうしてもスカイラーが出てくると退屈してしまうのですが。
列車のくだりは、大掛かりでスリリング!
見ごたえ十分でした。
前半戦は、もうとにかくマイク!(笑)
最後の最後まで、かっこよかったですね。
中盤から最終話までは、もう怒涛の展開でしたね。
麻薬製造すら一切なく、ただただ逃れようとする攻防戦。
予想できない展開に、目が離せませんでした。
本当、ハンクには「今頃かよっ!遅すぎっ!」とツッコミたくなる。(笑)
その後の二人の対峙が、すごくよかったです。
ハンクも、最後の最後までハンクでしたね。
悲しさとせつなさのクライマックス
最終話が近づくにつれ、どんどんドラマチックになっていって、悲しみも増していきます。
これまでのすべてのことに決着がついていきますが、終わりになる悲しみと寂しさがこみ上げてくる内容だったと思います。
家族や大切な人たちとの別れも、胸に迫るものがありました。
特に最後のウォルターとジェシーの別れのシーン。
・・・何とも言えず、せつない・・・。
ただ、ウォルターに感情移入できずに、そこまで心が動かない方も多いかもしれませんね。
まあ、特にシーズン5のウォルターは自分勝手な自信家で、敵なしのやりたい放題!
一言でいってしまえば、最後も「自業自得じゃん!」(笑)
・・・大して悔い改めないし。
罪を逃れるため、家族に財産を残すため、ウソを重ねて謀略を練る自己中心的なウォルターに共感できないかもしれませんね。
私が家庭のゴタゴタシーンに共感できなかったように。(笑)
ウォルターの悪党ぶりがダメだった方には、ちょっと満足がいかない内容だったかもしれません。
一般ウケはしないのかもしれませんが、そんな男の破滅が、せつなくて悲しいドラマだったと思います。
ファイナルにふさわしい秀作
最後まで見ごたえ十分のすばらしいドラマだったと思います。
シナリオも斬新で、アイディアに富んでいて見事でした。
もしまだ未見なら、シーズン1から見た方がいいと思います。
かなり好き嫌いの分かれるドラマだとは思いますが、見て損はないと思います。
おすすめです!