海外ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン3を再度視聴しました。
個人的な感想と評価です。
目次
「ブレイキング・バッド」シーズン3とは?
世界的に大ヒットした犯罪ドラマの第3弾です。
作品の概要と、前シーズンの詳細はこちら。
シーズン3は2010年に制作。
1話45分程度で全13話です。
基本的に、シーズン1・2を見ていることが前提の内容だと思います。
DVDをはじめ、現在 Netflix(ネットフリックス)でシーズン5まで見放題配信中。
U-NEXT(ユーネクスト)では、シーズン1~5がポイント利用にて視聴できます。
(紹介している作品は、2019年6月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)
サービスの詳細や加入など、各公式サイトはこちら。
【公式サイト】Netflix
【公式サイト】U-NEXT
「ブレイキング・バッド」シーズン3 あらすじ
これまでウソを重ねてきたことが原因で、ウォルターは家庭崩壊の危機を迎えていました。
麻薬製造からも引退し、妻スカイラーとの関係を改善しようと奔走しますが、冷えきった関係は戻りません。
そんな時、組織のボス・ガスから麻薬製造の再開を強く望まれたウォルターは、ついに離婚に踏み切り、再びメス製造を始めます。
しかし、それがきっかけとなり、再び壮絶な犯罪事件に巻き込まれていくことになるのでした。
・・・というようなストーリーです。
本格的に悪の道へ
前半は、ウォルターの家庭崩壊やジェシーのリハビリや生活などが多めで、それほど犯罪関係のことが出てきません。
殺し屋2人組の前フリやハンクの捜査の件などはあるにせよ、ウォルターの家族ドラマにあまり興味がない私としては、ちょっと退屈。(笑)
ただ、中盤のハンクの事件からは、終盤に向け犯罪ドラマとして一気に加速。
かなり見ごたえあって、おもしろかったです!
家庭の話が控えめになって、その分、ソウルやマイク、ガスや組織の件が描かれる時間が長くなったので。
私個人としては、やっぱり犯罪ドラマ多めの方がおもしろいです。
これまでウォルターは、家族にお金を残したいがために犯罪に手を染めていましたが。
病気の心配もなくなり、自分で離婚届にサインして、ガスが用意した最高の環境でメス製造を再開します。
プライドと誇りを胸に。
完全に、自分から自発的に犯罪の道に走ったシーズンだと思います。
なので、肝が据わって、ガスと駆け引きする堂々とした「悪党」ぶりは、やっぱり魅力的。
逆に、悪党度数が高まって(笑)、ウォルターに感情移入できなくなった方も多いかもしれませんね。
ハラハラドキドキとユーモア
今回もさまざまなピンチに陥りますが、ハラハラドキドキもパワーアップしたように思います。
ハンクの捜査の手が寸前まで迫ったり、ジェシーのピンチや、殺される寸前まで追い詰められたり。
それを何とか生き抜くストーリーが、すごくおもしろかったです。
また、ちょっとおかしな笑いも増えたように思います。
ソウルの出番が多いということもあるとは思うのですが。
・・・ハエとかね。(笑)
今回も、なかなか笑えました。
ドラマ性もパワーアップ!
見終えてから、シーズン全話を改めて振り返ると。
意外とそれほど派手にドンパチしているのが少ないことに気がつきます。
結構、シリアスで重厚なドラマを描いている時間が長い気がします。
ガスの冷静沈着なやり取りとか、マイクが長々と語るシーンなどなど、ドラマとして見ごたえ十分!
また、今回は「男のプライド」について描かれることが多いです。
ウォルターはもちろんですが、ジェシーもハンクもガスも、みんな男のプライドを強く持っていて。
譲れないこと、弱みを見せたくないこと、なめられず人に認められて優位に立ちたいことなどが、うまく描かれていると思います。
・・・てか、それだから事件が思わぬ方向にいって大きなことになっちゃうのですが。(笑)
ま、そういった「男のおろかしさ」もまた、このドラマの魅力でもあるように思います。
印象的だったのは、洗車場のくだり。
シーズン1の、あのみじな思いをして働いていた場所というのが、プライドを取り戻す象徴でもあるように思います。
・・・しかもスカイラーが言いだす。(笑)
いいシナリオだと思います。
見ごたえ十分でおもしろかったです!
私個人としては、シーズン3はとてもおもしろかったです。
・・・やっぱり家庭問題のシーンが少なくなったのが大きい。(笑)
かなり楽しめると思います。
ラストは衝撃的な終わり方ですよね。
続きが、かなり気になります。
次のシーズン4を見た個人的な感想はこちら。
⇒ 「ブレイキング・バッド」シーズン4・感想と評価