海外ドラマ「エージェント・カーター」シーズン1を全話観ました!
個人的な感想と評価です。
目次
「Marvel(マーベル)エージェント・カーター」とは?
映画「キャプテン・アメリカ」シリーズに登場する女性エージェント、ペギー・カーターの活躍を描いたアクションドラマ。
1946年のニューヨークを舞台に、S.H.I.E.L.D(シールド)の前身組織・戦略科学予備軍・SSRのエージェントであるペギー・カーターが、友人ハワード・スタークの発明品盗難事件の謎を追います。
このドラマは、アメコミのマーベル映画のスピンオフ的な作品です。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の関連ドラマとして、他の映画やドラマと世界観や設定を共有しています。
ペギー・カーターは、映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」で初登場。
第二次世界大戦の時代を舞台に、カーターは、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースと恋に落ちるのですが・・・。
今作は、映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の、その後のカーターを描いた物語です。
なので、ドラマのストーリー設定も、映画のネタが基本ベースになっています。
・・・ある意味では、映画の続編的な感じも。
映画の中では、SSRもすでに存在し、ハワード・スタークやハウリングコマンドーズも登場しています。
スティーブ・ロジャースの血が、いかに重要かも、映画を観るとわかると思います。
また、他にもマーベル作品との世界観の共有も、随所に登場。
ハワード・スタークは、「アイアンマン」トニー・スタークのお父さん。
ジャービスは「アイアンマン」で登場するAIの名前でしたね。
マーベル作品恒例の「出たがり原作者先生」(笑)も登場していますよ。
そういった、他のマーベル作品との関連も、このドラマの大きな魅力ですね。
映画を観ていなくても、このドラマを楽しむことはできると思いますが。
できれば、映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」だけでも事前に観ておいたほうが、より一層おもしろいと思います。
ペギー・カーターを演じるのは、映画同様、ヘイリー・アトウェル。
ハワード・スタークも、映画同様、ドミニク・クーパーが演じています。
ドミニク・クーパーは、ドラマ「プリーチャー」にも出演していましたね。
ドラマ「エージェント・カーター」は、現在シーズン2まで制作されています。
シーズン2で打ち切りとなり、すでに完結しています。
シーズン3は、ありません。
シーズン1は、2015年制作。
各話43分程度の全8話です。
現在、Disney+(ディズニープラス)で、シーズン1~2が見放題配信中です。
(紹介している作品は、2022年5月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はDisney+(ディズニープラス)公式サイトにてご確認ください)
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【公式サイト】Disney+(ディズニープラス)
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参考記事 Disney+(ディズニープラス)おすすめオリジナルドラマ・映画情報
参考記事 Disney+(ディズニープラス)マーベル映画・ドラマ配信ラインナップ
※以下、ややネタバレしてますので、ご注意ください。
「エージェント・カーター」とペギー・カーターについて
エピソード・ゼロ的な存在。もうひとつの「エージェント・カーター」
みなさんは、「マーベル・ワンショット」って、ご存じですか?
「マーベル・ワンショット」とは、マーベルの映画作品のブルーレイ版に「おまけ」として収録されている短編映画シリーズのことです。
・・・たぶん、DVD版には入ってない??と思うのですが・・・ちょっと自信なし。
レンタルのブルーレイ版に入っているかも、ちょっと分からないのですが・・・。
(ごめんなさい。自己責任でお願いします)
これまで、
「相談役」(マイティ・ソー Blu-ray収録)
「ハンマー墜落現場へ向かう途中での出来事」(キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー Blu-ray収録)
「アイテム47」(アベンジャーズ Blu-ray収録)
「エージェント・カーター」(アイアンマン3 Blu-ray収録)
「王は俺だ」(マイティ・ソー/ダーク・ワールド Blu-ray収録)
・・・と、全部で5作が制作されています。
その4作目にあたるのが「エージェント・カーター」。
このドラマシリーズの前に制作された短編作品で、SSRを舞台にペギー・カーターの活躍が描かれています。
本編10分程度と短いんですけど・・・これが、また、おもしろいっ!
素晴らしかったですね!
私がペギー・カーターの大ファンになったのも、この「マーベル・ワンショット」を見たから。
もう、カッコよくて・・・ホレたっ!(笑)
今作も、「マーベル・ワンショット」に触発されて、シリーズ制作されたのだとか。
機会があれば、ぜひぜひ!
おすすめです!
ペギー・カーターのその後の人生
ペギー・カーターは、その後、ハワード・スタークらと共に、S.H.I.E.L.D(シールド)を創設。
映画「アントマン」や、ドラマ「エージェント・オブ・シールド シーズン2」などにも登場しています。
S.H.I.E.L.D(シールド)については、「アベンジャーズ」「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」などのマーベル映画や、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」などで描かれていますね。
ペギー・カーターが、どのような人生を送ったのか?
それは、映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の中で、少しだけ描かれています。
このドラマで、私のようにカーターのファンになった方は(笑)ぜひぜひ観てほしいですね!
・・・シビル・ウォーとか、もう・・・本当、グッときちゃう!
さらに、映画シリーズの中では、ペギー・カーターと意外な「つながり」があるキャラクターも登場しますよ。
映画「キャプテン・アメリカ」シリーズを観ると、さらに楽しめると思います。
「エージェント・カーター」あらすじ
1946年、第二次世界大戦後のニューヨーク。
「キャプテン・アメリカの恋人」ペギー・カーターは、その後、戦略科学予備軍・SSRで働いていたものの、時代はまだまだ女性が活躍できない社会で、事務仕事やお茶くみなど、つまらない仕事を押し付けられてばかり。
現場に出ることができずにいました。
そんなある日、ハワード・スタークの発明品が、武器として闇ルートでロシアに流出する事件が発生。
ハワードは敵国に武器を売った罪で、SSRから追われる身となってしまいます。
友人ハワードから、発明品は盗難にあったもので、汚名を晴らしてほしいと依頼されたカーターは、SSRとは別に、密かに捜査を開始します。
ハワードの執事ジャービスを相棒に、事件の真相に迫っていくカーター。
そして、ついに恐るべき黒幕との対決の時を迎えるのでした。
・・・というようなストーリーです。
レトロ感や時代背景を活かした女性スパイドラマ!ハラハラドキドキのアクション活劇!
私、マーベル作品の女性キャラの中で、ペギー・カーターが一番好き!
「エージェント・オブ・シールド」のメリンダ・メイやボビー、「アベンジャーズ」のナターシャ・ロマノフや、そしてそして「キャプテン・アメリカ」シリーズのエージェント13でさえ(笑)ペギー・カーターには、かなわないっ!
美しくてエレガントで強くて、というのは、どの女性キャラもそうですが。
凛とした芯の強さは、やっぱりカーター。
それでいて人間味があって、親近感があって。
・・・他のエージェントは、特殊な遠い世界にいる人って感じですものねぇ。
本当に魅力的なキャラクターだと思います。
そんな、ペギー・カーターを主人公にしたのが、このドラマ。
終戦後の40年代ニューヨークが舞台とあって、街並みや文化やファッションなど、レトロな時代感がすごくよかったです。
現代が舞台だと、戦闘スーツと重装備で身を包み、最新ハイテク機器を操る感じだと思うのですが。
オシャレなスーツに身を包み、スマートに任務をこなす。
パソコンもスマホもない時代なので、出てくるアイテムが、これまたレトロ。
味わいがあって、どこか懐かしく、ギミック感がカッコいい!
そんな世界観が、逆に新鮮味があって、おもしろかったですね。
・・・カッコいいですもんね、やっぱ。
往年のスパイ映画を彷彿とさせる作りだったと思います。
毎回、アクションもすごくて、さらに潜入捜査や隠密行動など、バレないかとハラハラドキドキの展開!
まさに、スパイ活劇!
テンポもよくて、見やすかったと思います。
また、働く女性がまだ認められない時代背景を、ストーリーに取り入れているのも、よかったですね。
ハデなアクションも見ごたえがありましたが、それ以上に、男性をやり込めるカーターが、これまた痛快!
そして、認められないことに苦悩したり、それでも諦めず行動する姿も、ドラマとしておもしろさを増していたと思います。
言い分や主張が通らない、信じてもらえない、もどかしさもあって。
・・・応援しちゃいますものね、やっぱり。
単なるアクションドラマではなく、ドラマとしても見ごたえありましたね。
ストーリー的にも、おもしろかったです。
アクションとドラマ性、ユーモアとシリアスなど、構成のバランスが絶妙でしたね。
・・・何と言っても、あのラジオドラマが。(笑)
さらに、意外な真相が裏に隠れていたりして、結構、驚きの展開も多くて!
終盤は、かなり盛り上がってテンポアップ!
最終話はスリリングな展開で、クライマックスやラストではもう、ジーンと来ちゃって・・・。
全8話と、短いこともありますが。
かなりテンポもよく、娯楽要素が盛りだくさん!
笑ってハラハラドキドキして、ちょっとジーンとくる。
誰もが気軽に楽しめる、エンターテイメント性あふれるドラマだと思います。
キャラクターの魅力と、カーターのスティーブへの想い
カーターはもちろんのこと、登場する人物は、誰もがみんな魅力的でしたね。
全体のテンポは、わりと早いと思うのですが。
それでいて、キャラクターを丁寧に描いていると思います。
中でも、カーターとジャービスのコンビは、よかったですね!
掛け合いもおもしろかったし、何よりジャービスが魅力的!
・・・家庭優先の男。(笑)
それでいて、過去のエピソードなども、しっかりと描いていて、感情移入しやすかったです。
カーター単独のヒロイン物ではなく、コンビ物にしたのは正解でしたね。
ユーモアとテンポも生まれ、お互いの魅力を引き出す関係だったと思います。
最後も、よかったですね!
ほかにも、ドゥーリー支局長やトンプソン、スーザのSSRのメンバーや、友人のアンジーなど、みんな個性的で愛すべきキャラクターばかりで、もう書いたらキリがないほど。
・・・何だかんだ言って、全員、見せ場があるし。(笑)
ハワードやハウリングコマンドーズなど、映画キャラが登場したのも、うれしい限り!
個人的には、スーザがよかったです。
優しさや思いやりと、正義への強い信念があって。
・・・そこは、カーターを見逃してやるとこだろう、普通!融通きかねぇな!・・・と、見ていて思いつつも。(笑)
それでも職務に忠実で、実はカーターを信じる気持ちが強くて。
カッコいいですよね。
・・・色々がんばれっ!スーザ!(笑)
あえて、残念な部分があるとすれば。
やっぱり、このストーリーだけでは、カーターのスティーブへの想いがイマイチ伝わりづらいところでしょうかね。
映画の物語のその後も、カーターが、どれほどスティーブを想っていたかが随所で描かれていましたが。
キャプテン・アメリカとの関係を、見ている側が知っている前提で構成されている部分が多かったように思います。
映画を見ているとニヤリとしたり、グッときちゃうんですけど。
このドラマだけで、そこまで感じ取るには、ちょっと説明不足というか、バックボーンの描き方が薄かったかも。
特に、最終話ですよねぇ・・・。
映画を観ていると、ウルウルきちゃいますね、これは。
映画を未見の方は、このドラマを見終えた後でもいいので。
ぜひぜひ、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」だけでも見たほうがいいと思います。
最終話の印象も、少し変わるのではないかと思います。
シーズン2はどうなる?高まる期待!
個人的には、すごくおもしろかったです!
現代的で組織的な「エージェント・オブ・シールド」などとは一線を画す、新鮮味と独自のおもしろさがあったと思います。
レトロ感や時代背景を活かし、アクションなどの娯楽性だけでなく、ドラマとしても見ごたえあり!
さらに、マーベル作品らしい世界観の共有など、楽しめるポイントが盛りだくさん!
ストーリーとしても、このドラマだけに留まらず、他の作品とも繋がっています。
より広く楽しめると思いますよ。
おすすめです!
最終話のラストは・・・おおっ!びっくりっ!
ま、まさか、そう繋がるのかっ!
(これは映画を観ていないと、ちょっと分からないですね)
続きは、どうなる??
シーズン2は、すでに制作されています。
さらなるカーターの活躍に、期待大ですね!
シーズン2も楽しみです!