ドラマ「シリコンバレー」シーズン4 全話見ました・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「シリコンバレー」シーズン4

海外ドラマ「シリコンバレー」シーズン4を全話観ました!
個人的な感想と評価です。


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ドラマ「シリコンバレー」シーズン4とは?

IT業界の聖地シリコンバレーを舞台に、起業家たちのドタバタな騒動を描いたコメディ第4弾。
変わり者で個性的なメンバーたちが、会社経営をめぐり大騒動を繰り広げます。

作品の概要や、前作までの感想はこちら。

シーズン1
シーズン2
シーズン3

前回のシーズン3では、会社経営の問題に直面したリチャードたち。
「パイドパイパー」に新たなCEOジャック・バーカーが就任し、リチャードは利益優先か技術クオリティ優先かの狭間で、大きく揺れ動きました。
そして、ようやく理想となる「パイドパイパー」プラットフォームをローンチ(プログラム公開開始)したものの、結果は予想外の大苦戦。
破産危機、会社売却危機と、絶体絶命の窮地に追い込まれましたが・・・。
最終話は、これまた意外と熱かったですね。

今回のシーズン4では、仲間たちの元を離れ、ビデオチャット・アプリとは違う、新たなサービスを模索しはじめるリチャード。
自分が本当にやりたい、理想となるプロダクトの実現に向け奔走するのですが、さらなる困難に直面します。

今回も、まさに抱腹絶倒のドタバタ劇!
爆笑の騒動が繰り広げられていきます。

これまで同様、リチャードをはじめ、アーリックやギルフォイル、ディネッシュ、ジャレッドなど、おなじみのメンバーが再び登場。
もちろん、ギャビンやモニカ、ローリーも出てきます。

ゲストとしては、第5話に「クワンティコ FBIアカデミーの真実」ケイレブ役グレアム・ロジャースが登場!
・・・ここでも、イヤなヤツ感、満点。(笑)
リチャードとの共演にも、注目です!

さらに、VRの天才技術者キーナン役で、映画「シックス・センス」「A.I.」の子役で知られる、ハーレイ・ジョエル・オスメントも出演!
・・・すっかり、オジサンになりました。(笑)
ただ、大人になって、違った味わいと存在感!
ストーリーに、どう絡んでくるのかも、見どころだと思います。

なお!
本当に、残念なのですが。
今回のシーズン4を最後に、アーリック役のT・J・ミラーの降板が決定したようです。
もう!ウソだろっ!という感じですよね。
悲しすぎる!
我らがアーリックの雄姿を、目に焼き付けるべし!
お見逃しなく。

ドラマ「シリコンバレー」は、現在シーズン5まで制作されています。
シーズン4は、2017年制作。
各話30分程度の全10話です。


※以下、ややネタバレしていますので、ご注意ください。

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「シリコンバレー」シーズン4 あらすじ

ディネッシュが生み出した高品質ビデオチャット・アプリ「パイパーチャット」で、再起を図るリチャードたち。
売り込みに躍起になる中、リチャードは本当に自分が作りたいプログラム実現のため、仲間たちと袂を分かち、一人きりで新たなスタートを切ることに。
しかし、そう簡単にいくはずもなく、特許の問題や資金難など、リチャードは数々の問題に直面していきます。
やがて、追い詰められたリチャードは、想像もしなかった強引な方法で危機を乗り切ろうとするのですが・・・。
それが、さらなる騒動へと発展し、絶体絶命の大ピンチに。
リチャードは、どうなってしまうのか?
「パイドパイパー」の運命は?

・・・というようなストーリーです。

転換期を迎えたシーズン4

個人的には、今回のシーズン4も、おもしろかったです!
相変わらず、笑えました!

・・・ただ。
あくまでも、個人的な感想ですけど。
これまでのシーズンのように「おもしろすぎて、大絶賛!最高!」かと言われると・・・。
正直、ちょっと物足りなかったような。
従来のキレや、絶妙なバランス感と比べると、どこか薄味で、やや精細を欠いていた気がします。

序盤は、いつも通り、安定のおもしろさでしたね。
大きな挫折を味わって、またみんなで再スタートを誓った、前回のシーズン3。
その続きとなる今作の第1話でしたが、まさかまさか、リチャードが独り立ちという、意外な展開!
・・・置いていかれたジャレッドの、あの寂しげな潤んだ瞳。(笑)

その後も、調子ぶっこいたディネッシュの、天国と地獄の様とか。
バスタブでの落ち込み方とか、もう最高!(笑)

また、ピーター・グレゴリーをはじめとした、過去ネタが絡んできたのも、おもしろかったですね。
あの、例の車を見つけた時のジャレッドの狼狽ぶりとか・・・トラウマ!(笑)

他にも、チアン・ヤンとアーリックの対立などなど、随所で爆笑ネタ炸裂!
ストーリー的にも、まさかギャビンと組んだりとか、意外性もあって、続きが気になる展開だったと思います。

・・・ただ。
中盤以降、肝心の「新しいインターネット」については、さほど進展がなく、ストーリー自体は先に進んでいる感じが薄かったかも。

新たにキーナンが登場したものの、それほど深くは絡まず。
怪しい投資家(笑)ラスの再登場をはじめ、モニカやローリーも、ほとんどピンポイント参戦で、今までのような活躍もなく。

アーリックも、どこか一人、蚊帳の外で、存在感が薄くて。
ギルフォイル兄貴の、悪魔のようなディネッシュいじり(笑)も、やや控えめだったかなあ。
あと、ジャレッドのクレイジーなリアクションとか(笑)一人だけヒドい目に遭うとか、シリーズ定番のおもしろさも、物足りなかったかも。

終盤は、リチャードのつまらないウソや強引なやり方で、大騒動になっていくわけですが。
これまでのような、仲間同士の一体感だとか、ピンチを切り抜ける魅力などは、欠けていたように思います。
やっぱ、ダークサイドに堕ちていく(笑)リチャードに、感情移入しづらかった部分も大きかったですね。
ちょっとシリアス展開で、本気でリチャードと対立するジャレッドも、あまり見たくはなかったかも。

そして、なによりも。
このドラマの魅力でもある、ITらしさ、スタートアップのネタが、やっぱり薄かったですね。
確かに、「利用規約」の問題や、今流行りのVRといったエピソードはあったものの。
これまでのような、いかにも「あるある!」なネタは、少なかったような気がします。

・・・そうそう。
いつもの下品な下ネタも少なかった。(笑)

前作までで、IT起業家として成功と挫折を味わい、今回が新たなスタートとなったわけですが。
ドラマのシリーズとしても、今作で、大きな転換期を迎えたように思います。

これまでのシーズンと比べると、一体感だとかシナリオのキレは、やや物足りなかった気もしますが。
これから新しい局面に入りるための内容だった感じがしますね。

マンネリ化せず、常に新鮮味と予想外の驚きがあるのも、このドラマの魅力だと思います。

シーズン5は決定済み!続きが楽しみ!

やや辛口なことも書きましたが。
個人的には、おもしろかったことは、おもしろかったです。
決して、つまらなくは、なかったです。

・・・う~ん・・・もしかしたら、これまで以上のおもしろさを求めて、ハードルが上がってしまってるのかも。

あくまでも、個人的な感想ですので。
どうか、ご容赦いただければと思います。

最終話は、まさかまさかの展開で、意外性もあって見ごたえありましたね。
リチャードも、人間性を取り戻して(笑)よかった、よかった!
もっと、ジャレッドを大事にしてやって!(笑)

あと、アーリックって、最後、ああなの?
らしいといえば、らしいですが。
・・・いやあ・・・寂しいなあ。
5年後に、戻ってきてほしい!!(笑)

いくつか解決しなかったこともありましたね。
リコール問題、どうなった?
そして、ギャビンに偉そうな口を叩いたリチャードでしたが・・・どの口で言う!(笑)
続きが、気になりますね!

シーズン5の制作は、すでに決定しています。
これからリチャードたちは、どうなってしまうのか?

シーズン5も、ものすごく楽しみです!

・・・ただなあ・・・アーリックがいないと思うと、ちょっと寂しい・・・。

でも、チアン・ヤンは出てくるんだろうな、きっと。(笑)

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