ウォーキング・デッド シーズン8 全話見ました 感想と評価【海外ドラマレビュー】

ウォーキング・デッド シーズン8

海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン8 全話見ました!
個人的な感想と評価です。


(※本ページには、プロモーションやスポンサー広告が含まれています)

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「ウォーキング・デッド」シーズン8とは?

ゾンビを題材にしたサバイバル・ホラー。
世界的な大人気作品のシリーズ第8弾です。

作品の概要や、前シーズンまでの詳細はこちら。

シーズン1・2
シーズン3
シーズン4
シーズン5
シーズン6
シーズン7


前回のシーズン7では、強敵ニーガンに打ちのめされたリックたち。
第1話は、本当にショッキングでしたね。
その後も、ニーガンのネチネチとした、いたぶりが続きましたが、終盤では他のコミュニティと協定を結び、ついに打倒ニーガンに燃え、立ち上がりました!
最終話は、かなり盛り上がりましたね!

今回のシーズン8は、その続きから。
いよいよ、ニーガンとの全面対決へ突入します!
果たして、戦いの結末は?
リックたちの運命は?

また、今作シーズン8の第1話で、記念すべきシリーズ100話目を迎えた「ウォーキング・デッド」。
過去作とのつながりやオマージュも多く、いつも以上に楽しめる要素が盛りだくさんのシーズンになっていると思います。
大注目です!

原作は、ロバート・カークマン作の同名コミック。
大まかな流れや設定などは原作に基づいているようですが、登場人物など、細かな部分ではドラマとは違いがあるようです。

制作・放送は、おなじみAMC。
日本では、引き続き、FOXチャンネルで最速放送されました。

キャストとしては。
リック役アンドリュー・リンカーンをはじめ、ダリル役ノーマン・リーダス、ミショーン役ダナイ・グリラなど、おなじみのメンバーは再び登場。

ミショーン=ダナイ・グリラは、映画「ブラック・パンサー」でワカンダ王国親衛隊隊長オコエを演じ、マーベル・ワールドに仲間入り。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でも、大活躍しています。
機会があれば、そちらもぜひぜひ!

他にも、キャロル、マギー、カールといった仲間たちをはじめ、ジェフリー・ディーン・モーガン演じるニーガンも、もちろん出てきます。

個人的には、今回は神父ゲイブリエル役セス・ギリアムが、よかったですね。
・・・神父のパンツの行方も、目が離せないです!(笑)

また、サイモン役スティーブン・オッグ、ドワイト役オースティン・アメリオ、ジェイディス役ポリアンナ・マッキントッシュなども登場。
今回も、色々と沸かせてくれます!(笑)
リックたち以外のキャラクターの活躍も、お見逃しなく!

ドラマ「ウォーキング・デッド」は、現在シーズン10まで制作されています。
シーズン8は、2017~2018年制作。
各話43分程度の全16話です。

今現在、DVDのレンタルをはじめ、HuluU-NEXTAmazonプライム・ビデオNetflixなどで見放題配信中です。
(紹介している作品は、2021年2月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)

各サービスの詳細や加入などは、こちら。

【公式サイト】Hulu

【公式サイト】U-NEXT

【公式サイト】Amazonプライム・ビデオ

【公式サイト】Netflix


なお、Amazonプライム・ビデオでは、スピンオフドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」を見ることができます。

ミニドラマ「The Walking Dead Red Machete」について

今作の制作・放送AMCの公式サイトでは、スピンオフとして、Web限定のミニドラマ「Red Machete」が公開されています。

かつてリックが愛用していた、刀身の長いナイフ(山刀)=マチェスタ。
シーズン5では、教会の中で怒りを爆発させ、メッタ切りにした時に使われていました。

そのマチェスタが、いかにしてリックの手に届き、その後、どうなったのか?を描いたのが今作「Red Machete」。
各話2~3分程度の全6話です。

残念ながら、正規の方法では、日本から視聴することはできません。
・・・本当に残念!

もし機会がありましたら、ぜひぜひ。
日本でも、公式に見られるようにしてほしいですね。


※以下、猛烈にネタバレしていますので、未見の方は、くれぐれも、ご注意ください。

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「ウォーキング・デッド」シーズン8 あらすじ

ニーガン率いる「救世主」たちとの戦いを決意したリックたち。
「ヒルトップ」や「王国」など、他のコミュニティーと協力し、ついにニーガンたちとの全面戦争に突入!
綿密な計画のもと、リックたちはニーガンを追い詰めていきますが、しかし、そう簡単にはいかず、事態は長期化し、思わぬ方向へ。
また、激しい戦いの中で、いくつもの大きな悲しみが、リックたちを襲います。
やがて、血みどろの戦いは、ついに決着の時を迎えるのですが・・・。
果たして、戦いの行方は?
リックたちの運命は?

・・・というようなストーリーです。

ついにニーガンとの戦いの時を迎えたシーズン8!

記念すべき、シリーズ通算100話目から始まった今回のシーズン8。
第1話は、まさにメモリアルにふさわしい、ド派手な展開からのスタート!
全面対決の火ぶたが切って落とされ、迫力ありましたね!
期待通りの始まりでした。

・・・が!
正直、その後は徐々に失速。
とにかくスローペースすぎて、なかなか話が前に進まない。
・・・いつまで戦ってるのかと。(笑)
個人的には、やや苛立ちとストレスが溜まる内容でした。

決して、つまらないわけではなかったです。
これまでに比べれば、アクションシーンも派手で、スリリングな展開も多め。
かなり、おもしろかったです。
ドラマ自体も見ごたえがあったし、騒ぎやすいネタも満載で楽しかったですね。

第1話の「ドワイトへの矢文」を筆頭に、「神父のパンツ」「モラレス?誰?」「誰得の裸エプロン」「キャロル姐さんがドン引きするほどの、こじらせオジサン」(笑)などなど、毎回毎回、ネットがザワつく展開。
それはそれで、かなり盛り上がったと思います。

ほかにも、今回は100話目を迎えたメモリアルとして、過去シリーズへのオマージュも盛りだくさん。
例えば、第1話の冒頭は、シーズン1第1話とカット割りなども、ほぼ同じ。

そこで、女性のウォーカーが登場しますが、演じているのは、シーズン1第1話で当時少女ウォーカー役だった、成長したアディー・ミラーさんだそうです。
・・・クマのぬいぐるみを持った少女ウォーカー、憶えてます?

以下、アディー・ミラーさんの公式Twitterより引用。


ほかにも、結果的に「クソガキ」扱いになった(笑)少年ヘンリー。
キャロルとのエピソードは、シーズン2で描かれた娘ソフィアとのシーンを彷彿とさせましたが。
少年ヘンリー役マクセン・リンツ君は、なんと!娘ソフィア役だったマディソン・リンツの実の弟だそうです。
・・・ちょっと似てますもんね。確かに。

という具合に、モラレスの登場以外にも、過去作品とのつながりが多かったのも、今作の特徴だったと思います。
これまでの長いシリーズを振り返る、楽しめる趣向が楽しかったですね。

また、ドラマ性にしても、生き残りをかけた泥沼の戦いの中で、さまざまな人間模様が描かれていて、そこはすごく面白かったです。
それぞれの愛憎や欲望、怒りや悲しみといった人間性が、むき出しだけど繊細に描かれていたと思います。
ドワイトの複雑な思い、精神的に崩壊していくモーガン、戦いの中で変化していくリックの心境などなど、広く深く描かれていましたね。
中でも、ニーガンと神父のエピソードや、ルシールの由来といった、ニーガンの人間性を描いた部分は、本当に見ごたえがありました。

・・・世間的には、ま~たニーガンの好感度が上がったか?(笑)

そして、今回も大きな悲劇が重なり、胸を打つシーンも多かったですね。
特にカールの件は、もう・・・本当ヤバかった。
カールの思いもさることながら、私はオジサンなので(笑)どちらかというと、父親リックの立場に共感してしまって。
も~、胸が張り裂ける思いでしたね。

冒頭の、白髪リックの登場も、実は・・・という、構成の巧みさもあって、よかったと思います。
リックの葛藤と変化、最後の決断につながっていく流れも、ドラマ性として、猛烈に見ごたえがありました。

これまでのシーズンの中で、もっとも人間性を深く描いていたと思います。

・・・ただ!
ただ!
ただ!(笑)
とにかく、ストーリーの進行が、あまりにもスローすぎた。

リックもニーガンも、語り始めたら長い。(笑)
オジサンたちは、本当に話好き。
・・・エゼキエルは、相変わらず「いや、言ってること、よくわかんないです」状態。(笑)

確かに見ごたえはあって、盛り上がりもしましたが、その分、話は前に進まず。

そして、ニーガンを殺せる決定的なチャンスは何度もあったのに、なかなか殺せない。
・・・てか、殺さない。(笑)
ど~~考えても、そこで殺せたのに、とどめを刺さないことが多すぎでしたね。

・・・みんな本当はニーガンを本気で殺す気がないんじゃない?と思えちゃうほど、ある意味では、ご都合主義的。
まさに「殺(や)れたかも委員会」。(笑)

ニーガンとの対決は、徐々にスリルが欠け、間延びしていった気がしますね。

また、ドラマ性は見ごたえはあったものの、登場人物も多いせいか、これまで以上に散漫になりがちだったようにも思います。
目立たないキャラも多かったですね。
・・・ダリルやミショーンとか、今回はちょっと存在感が薄かったかなあ。
後半のイーニッドとか、もっと深く描いてほしかったですね。

にも、かかわらず。
やたらジェイディスのエピソードが長かったり、忘れたころに登場の神父ゲイブリエルも急に深く描いていたりと、本筋の流れを止める部分も多かった気がします。
盛りだくさんではあって、それはそれでおもしろかったけど、今見たいのは、それじゃない感はありましたね。

やっぱり、全体的な印象としては、前半8話くらいで決着がつきそうな戦いを、全16話に引っ張った「間延び感」は否めず。
決して、つまらなかったわけではなく、盛りだくさんで面白かっただけに、テンポよくいかなかったのは、ちょっと残念でした。

もしかしたら、あまりの「牛歩展開」に、ちょっと飽きちゃって、視聴を断念した方もいるかもしれませんね。

新たな展開と謎の残るラスト

個人的には、今回のシーズン8も面白かった・・・ですけど、ちょっと間延びして、ダレた感じはありましたね。
刺激や楽しめるポイントは多くて盛り上がりはあったものの、途中で飽きちゃった部分も。
そこが残念でしたかね。

最終話では、前回シーズン7から続いたニーガンとの戦いに、一応の決着がついたわけですが。
ラストは、かなり意外な展開。
まさか・・・ど~なっちゃう?

また、唐突に登場したヘリコプターは、何だったのか?
ジェイディスは、合流するのか?
モーガンは、あそこで一人、瞑想にふけっていくのか?(笑)
多くの謎が残りましたね。

ニーガン編が終わりを告げた今作。
次回シーズン9からは、新たな展開を迎えると思うのですが。
果たして、どんな内容なのか?
早く見たいっ!
シーズン9が、待ち遠しいです!

・・・てか、今度はテンポアップしたストーリー展開を熱望!(笑)
楽しみにしたいと思います。