「マスケティアーズ パリの四銃士」シーズン1・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「マスケティアーズ パリの四銃士」シーズン1

海外ドラマ「マスケティアーズ パリの四銃士」シーズン1を鑑賞しました。
個人的な感想と評価です。


(※本ページには、プロモーションやスポンサー広告が含まれています)

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「マスケティアーズ パリの四銃士」とは?

有名な小説「三銃士」を原作にした歴史冒険活劇。
17世紀のフランス・パリを舞台に、国王ルイ13世に仕える「銃士隊」の活躍を描いたドラマです。

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キーファー・サザーランド、チャーリー・シーン、クリス・オドネル主演の映画「三銃士」(2005年)をはじめ、かつて何度も映画・ドラマ化されている物語なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

ダルタニアンや、アトス・アラミス・ポルトスといった、有名で馴染み深いキャラクターが大活躍。
正義と忠義、熱い友情、アクションやラブロマンスなど、見どころ盛りだくさん!
銃士たちのイケメンっぷりにも注目ですね!

制作はイギリスBBC。
なので、フランスが舞台ですが、セリフはみんな英語です。

また、基本的に1話完結なので、すごく見やすいですね。
気軽に楽しめると思います。

ドラマ「マスケティアーズ パリの四銃士」は、シーズン3まで制作されています。
シーズン3がファイナル・シーズンで、シリーズとしては完結。
打ち切りで、シーズン4はありません。

シーズン1は、2014年制作。
各話52分の全10話です。

DVDのレンタルは、シーズン1~2まで。
動画配信サービスでは、現在、Huluでシーズン3まで、全話見放題で配信されています。
(紹介している作品は、2020年2月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)

Hulu公式サイトは、こちら。

【公式サイト】Hulu


参考記事 Huluとは?サービス内容や使い方など基本を解説

参考記事 Huluおすすめ海外ドラマ ラインナップ


※以下、ややネタバレしてます。ご注意ください。

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「マスケティアーズ パリの四銃士」あらすじ

17世紀のフランス。
父親を亡くしたダルタニアンは、復讐のためパリへ向かいますが、そこで銃士隊のアトス・アラミス・ポルトスたちと出会います。
フランス国王ルイ13世直属の近衛部隊である銃士隊は、国や国王を守る使命を負い、正義と忠義と固い絆で結ばれた最強の男たち。
ダルタニアンも銃士隊に加わり、正式な銃士を目指すことになります。
王宮では、リシュリュー枢機卿が秘密裏に権力を手中に収めようと暗躍。
欲望と陰謀が渦巻き、幾多の危機がダルタニアンたちに襲い掛かります。
果たして、銃士隊の運命は?
枢機卿の野望を止めることはできるのか?

・・・というようなストーリーです。

王道のおもしろさと新たなアレンジ!胸躍る痛快娯楽活劇ドラマ!

※以下、ややネタバレを含みます。
できる限り配慮したつもりですが、未見の方は、ご注意ください。

言葉は悪いかもしれませんが。
「三銃士」の物語はあまりに有名で、過去に何度も映像化されているので、ある意味、使い古されて新鮮さに欠けるイメージなのですが。
この作品は、王道のおもしろさはそのままに、かなり現代的にアレンジしてあると思います。

王宮のロケーションをはじめ、美術なども素晴らしかったですね。
とくに衣装と小道具!

大体「三銃士」というと、こんな感じの衣装が定番だと思うのですが。
このドラマでは、レザーがメインの洗練されたデザインにアレンジ。


・・・カッコいいですよね!
肩パットっスよ!肩パット!
しかも、片方だけ!
マッドマックスかと!(笑)
さらに!
正式な銃士しか身につけられないという!
・・・ツボですよね!(笑)

衣装は、かなり装飾が丁寧にされてますね。
剣や銃も同様に、作り込みが素晴らしい!

ドラマの中で、何度となくアップで登場しますが、ものすごくカッコいい!
これまでの三銃士のイメージを覆し、かなり新鮮さがあってよかったです。
・・・コスプレしたくならないですか?(笑)

アクションなども同様で、剣術だけでなく、マスケット銃をうまく併用して戦う場面が多かったですね。
それがまたカッコよくて、派手さも満点!
これまでの剣術中心の「三銃士」のイメージとは違い、よりアクション性に富んだ、派手で痛快なおもしろさになっていると思います。

アクションは、毎回かなり見ごたえありましたね。
もはや西部劇!みたいな。(笑)
ストーリー的にもハラハラドキドキで、すごくおもしろかったです。
・・・意外と爆破シーン多め。(笑)

そういった新たなアレンジがすごく新鮮でした。

また、ストーリーも構成も、すごくよかったです。
古典的な王道のおもしろさは、そのままに。
スピーディーで、よりドラマチックに洗練された感じ。

よくよく考えると、結構ベタベタなエピソードが多いですよね。
男たちの熱い友情だとか、正義のために命を賭けるとか。
いけない恋に燃え上がっちゃったりとか。(笑)
もう冒険活劇の王道ストーリー!

・・・なんですけど、そんなに暑苦しくなく、うざったくなく。
例えば、三銃士の固い絆とかも「お前のためなら死ねる!」とか「友情は永遠だぜっ!」とか(笑)そういうクサいセリフはなくて。
ちょっと憎まれ口をたたいたり、お互いを見たり、無言で抱き合ったり。
スマートで、どこか現代的。
大げさな芝居やセリフではないので感情移入しやすく、逆に胸アツ!
うまいっ!

その一方、ラブロマンスは情熱的でドラマチック!
アトス、アラミスもよかったですけど、やっぱり終盤のダルタニアンのエピソードが、すごくよかったですよね。
も~、ドラマチック!ロマンチック!

恋愛モノとしても、男の私でもじれったくてキーキー言いたくなる展開!(笑)
ベタベタなエピソードなんですけど、やっぱり冒険活劇には欠かせない王道のおもしろさ!
そういった部分は変に手を加えずに、オーソドックスに展開するあたりは、すごくうまいですね!

映像も美術も素晴らしく、アクションも派手で見ごたえ十分!
熱い使命感や友情に燃える、ハラハラドキドキの活劇ストーリー!
そして、燃え上がる恋!(笑)

王道のおもしろさだけど、古くさくなく新鮮!
1話の中に、娯楽要素がぎゅ~~と濃く詰まった、エンターテイメント作品だと思います。

誰もが安心して気軽に楽しめるドラマだと思います。

キャラクターの魅力!つっこみたくなるストーリー展開!

ストーリー構成が1話完結というのも、見やすくてよかったです。
シナリオは、意外と練ってあって。
単純明快なわかりやすさと、それぞれが抱える秘密だったり、意外な展開があったりと、バランスが絶妙。

悪いヤツは枢機卿。
国王は、ちょっと頼りなくて。
陰謀や悪の手から、国や国王を守るため銃士たち大活躍!
正義は勝つ!
・・・わかりやすい。

ワンパターンになって、飽きてしまってもいいような気もするのですが。
毎回、色々とドラマチックに工夫されていて、おもしろかったです。

・・・ただ。
あくまでも、とっても個人的な感想ですけども。

・・・な~んか、銃士たちはいつも誤解や罠にハマって、無実の罪で捕まって、処刑されそうになってるような。(笑)
気のせい?

それに、意外と女グセ悪くて、ちょっとタチが悪い時も。
第8話のポルトスはまだしも、第9話のアラミスなんて・・・よくアトスもキレなかったなと。(笑)

な~んか展開早くて、うまいことカッコよく、いい話的にまとまっちゃってるんですけど。
冷静に考えると、意外とつっこんでみたくなる、そんなおもしろさもありましたね。

それもこれも。
やっぱり魅力的なキャラクターがあってこそ。
しかも、ムダに登場人物を増やさず、描くキャラクターを絞り込んでいるのも、うまい!

三銃士はもちろんのこと、国王や枢機卿などのキャラクターも、すごくよかったです。
あの国王の意外な一面を描くエピソードを持ってくるあたりは、本当にうまい!
キャラクターを雑に扱わず、丁寧な作りだったと思います。

個人的には、隊長のトレヴィルがよかったですね。
正義と忠義に厚く、部下思いだし。
終盤は、男気あって熱かったですね!

そして、何といってもコンスタンス!
・・・そりゃ、ホレてまうやろと。(笑)
好奇心旺盛で天真爛漫で、強さもあって。
すごく親近感があって魅力的でしたね。
だからこそ、ロマンスにも感情移入しやすかったのかも。

そういった、キャラクターの個性的な部分を丁寧に描いているのも、このドラマの見どころだと思います。

見て損のない、おもしろいドラマです!

個人的には、すごくおもしろかったです!
誰もが気軽に楽しめる、娯楽性の高い秀作ドラマです。
かなり、おすすめです!

最終話は、何となくカッコよく終わった感じはありますが。
いや!いや!いや!
アラミスとか、結構やらかしちゃってますよ!(笑)
ダルタニアンも気になるっ!
・・・もう、どちらかというと冒険よりロマンスの行方のほうが気になりますね!(笑)
シーズン2も、猛烈に楽しみです!

次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。
「マスケティアーズ パリの四銃士」シーズン2・感想と評価