MR.ROBOT/ミスター・ロボット シーズン2全話見ました・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」シーズン2

海外ドラマ「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」シーズン2を全話観ました。
個人的な感想と評価です。


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ドラマ「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」シーズン2とは?

ネットワークやハッカーを題材にしたサスペンスドラマの第2弾。
精神的な疾患を抱えたスゴ腕プログラマー・エリオットの虚実入り混じった視点を中心に、巨大企業のシステム崩壊をめぐる事件がスリリングに描かれています。

作品の概要や、前シーズンの詳細はこちら。

海外ドラマ「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」シーズン1見ました。 個人的な感想と評価です。 ドラマ「MR.ROBOT/...

シーズン1は、謎が謎を呼ぶ、まるで先が読めないストーリー展開!
「ど~いうこと?」と、混乱しまくり。
そして、驚愕の真相に絶叫しまくり!(笑)
ドラマ性も高く、サスペンス要素もおもしろい、目が離せないドラマでした。
最終話は、これまた謎だらけで、モヤモヤっとしたラストでしたね。

シーズン2は、その続きから。
ハッカー集団「f・ソサエティ」による「5/9攻撃」のその後を舞台に、それぞれの人間模様や、さらなる危機と謎が描かれていきます。

この作品は、数々の賞を受賞するなどクオリティや評価も高く、かなり人気のドラマです。

製作総指揮・監督・脚本は、前作に続きサム・エスメイル。
この作品で、一躍トップクリエイターの仲間入りを果たしました。
今回も、独特の世界観や演出が炸裂!

エリオット役のラミ・マレックや、ミスター・ロボット役クリスチャン・スレーターをはじめ、ダーリーン、アンジェラといった前作のキャラクターは、引き続き登場。
前作以上に、出演者の演技は素晴らしいです!
必見!

特にラミ・マレックは、2016年エミー賞でケビン・スペイシー、ボブ・オデンカークら大物を抑え、ドラマ・シリーズ部門の主演男優賞を獲得。
受賞スピーチは「これは幻じゃないよな?」。(笑)
数々の新作映画にも出演が噂され、名実ともに大ブレイク!

また、今回から新しいキャラクターとして登場する、FBI捜査官ドミニク(ドム)・ディピエッロを、「ニュースルーム」ハリー役や「エクスタント」ジュリー役のグレイス・ガマーが演じています。
これがまた、大熱演!
実母は、あのメリル・ストリープなんですってね。

さらに、Eコープ法務顧問スーザン役で、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」のサンドリーヌ・ホルトも出演しています。

個人的には、ダーク・アーミーのホワイトローズ役B・D・ウォンが、すごくよかったです!
あの女装姿でも違和感のない(笑)スゴみと存在感!
まさに、鬼気迫る怪演!
あまり馴染みのない俳優さんですが、グレイス・ガマーとともに、もしかしたら賞を獲るかも。
それぐらい、スゴかったですね。

【追記:2017.8.31】
やはり、2017年エミー賞ゲスト男優賞に、B・D・ウォンがノミネートされました。

出演者の素晴らしい演技にも注目です!

なお、最終話は、エンドロールの後にもエピソードがあります。
最後まで、お見逃しなく!

ドラマ「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」は、現在シーズン4まで制作されています。
シーズン4がファイナルで、シリーズとしては完結しています。
シーズン2は、2016年制作。
各話約40~65分程度の全12話です。
基本的に、前作を観ていることが前提の内容だと思います。

現在、Hulu(フールー)で、シーズン4まで配信されています。
(紹介している作品は、2023年1月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は Hulu の公式ホームページにてご確認ください。)


Hulu公式サイトは、こちら。

【公式サイト】Hulu

  
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※以下、かなり配慮して書いたつもりですが、シーズン1の内容も含め、ネタバレを含みます。
ご注意ください。

このドラマは、何も知らずに見るほうが絶対に面白いです!
ぎょええ~~!と、驚きを楽しむドラマです。(笑)
くれぐれも、くれぐれも、閲覧には、ご注意を。

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「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」シーズン2 あらすじ

ハッカー集団「f・ソサエティ」による「5/9攻撃」で、世界経済は大混乱。
Eコープも大きな痛手を負い、人々の生活も混迷を極めていました。
そんな中、エリオットは規則正しい生活を送りながら、「ミスター・ロボット」という存在と向き合い、関係を克服しようと奮闘。
一方、ダーリーンは、Eコープにさらなる攻撃を仕掛け、アンジェラもEコープの中で野望と復讐に思いを巡らせていきます。
しかし、FBIドミニクの捜査や、ダーク・アーミーの脅威など、さらなる危機が迫り、次第に追い詰められていくエリオットたち。
そして、エリオットは最後に、想像もしなかった驚愕の真実を知ることになるのでした。

・・・というようなストーリーです。

曖昧な現実と妄想の世界!謎と驚愕と衝撃がスゴすぎる!大傑作のシーズン2!

・・・もう・・・何から書けばいいのか、と思うほど。
とにかく、驚いた!おもしろかった!スゴかった!・・・としか、言いようがないです。はい。(笑)

内容的には、前作以上にカオス!
も~、何が現実で、何が妄想なのか?
何が真実で、何がウソなのか?
大混乱!

・・・なんですけど、シーズン1のカオスっぶりに比べると、かなり見やすく工夫されていると思います。
「わかりやすい」ではなく、「うまく、まとまっている」という感じですかね。
ま、観てる側が、シーズン1でノリに慣れた、というのもあるとは思うのですが。(笑)

パソコンやネットの専門的な部分が、少し控えめになったのも大きいかも。
全体のストーリー構成そのものは理解しやすく、入り込みやすいのではないかと思います。
シーズン1で謎だった部分も、だいぶ判明してスッキリしたのではないでしょうかね。

ただ、「えっ!?ど~~いうこと!?」というカオスっぷりは、さらにパワーアップ!
それがまた、おもしろいし、気になって気になって、目が離せない展開。
入り込んじゃいましたね。
グチャグチャだけど、まとまっていて、グイグイくる感じだと思います。

さらに、サスペンス要素や衝撃展開の度合いも増しましたね。
意外と派手なシーンも多くて、前作以上にハラハラドキドキ!
突然の衝撃的な出来事に、思わず言葉を失うことも多かったです。
・・・もう、ぼう然。

そして、そして!
謎の真相がわかった時の驚き!
もう、え~~~~!?と、叫ばずにはいられない!(笑)

特に中盤!
衝撃的すぎて、まさか、まさか!
驚愕!
また第1話から見直さずにはいられないですよね!(笑)

このシーズン2を見終えた方は、第1話の冒頭を見直してみると、ちょっと面白いかも。
スタートから約7分くらいのシーンに出てくる、あのノートのタイトルに注目っ!
・・・おおおおおお~!(笑)
てか、憶えてるわけないじゃん!

そういった、後々での検証も、このドラマのおもしろさかもしれませんね。

中盤以降は、ストーリーも一気に加速。
先がまったく読めないハラハラドキドキの展開と、意外な真相が分かってきて、驚きっぱなしの叫びっぱなし!
猛烈に、おもしろかったです!

現実と虚構が曖昧な世界観で、何が本当なのか、疑いながら考えて観るのが、このドラマの魅力だと思います。
そして、サスペンス要素や、先が読めない展開のハラハラドキドキ感、真相が分かった時の驚き。
またもう一度、見直したくなる面白さだと思います。

サム・エスメイルがキレキレだった!

今回も、映像や演出がスゴかったですね!
スタイリッシュで美しいけど、どこか非現実的で無機質。
まさに、サム・エスメイル節、大爆発!(笑)

ロケーションも素晴らしかったし、不安定さや混迷さを表現した独特の構図など、ビジュアル的にも見ごたえがあったと思います。
あの不思議な世界観が、さらにドラマをおもしろくしてますよね。
さすが!

音楽の使い方も、よかったですね。
個人的には、第2話の冒頭5分が、すごく好きです!
フィル・コリンズ「Take Me Home」の曲をバックに、あの展開!
・・・素晴らしすぎる・・・。

ドマラ性も、かなり見ごたえがあったと思います。
中でも、エリオットとミスター・ロボットの関係性は、かなり深く描かれてましたね。
前半は意外とみんな絡みはなく、個々のドラマが多かったと思うのですが、それが徐々にまとまっていく構成も面白かったです。

事件をきっかけに、それぞれの人間模様が丁寧に描かれていたと思います。
翻弄されて人生が変わっていったり、悲劇的な結末を迎える人も多くて。
また、それぞれの野望や思惑、人間関係なども交錯し、深みのあるドラマ性だったと思います。
「f・ソサエティ」の成り立ちや、メンバーたちの出会いなど、過去のエピソードもよかったですね。

しかも。
それをまた、時間軸を無視したり、妄想世界を使って、自由な表現で描いちゃってるのがスゴい!(笑)
非現実的なんだけど、インパクトあるビジュアルが素晴らしかったです。

何といっても、第6話がスゴすぎた!
・・・どんだけカオスなんだと。(笑)
しかも、最後の最後は、なぜかグッときて泣きそうになるし・・・。

この第6話は、色々な意味でスゴすぎて、ドラマ史に刻まれる神回じゃないかと思います!
(・・・でも、ちょっと、やりすぎ感。笑)

シナリオ的にも、かなり練り込まれていて、計算されてましたね。
ネットやシステムに支配され、現実と虚構が曖昧な社会に警鐘を鳴らしつつ、それをエンターテイメントとして面白く仕上げているのはスゴい!

まさに、サム・エスメイルの世界が、このシーズン2で極まったというか。
映像作家としての作家性や個性が、広く認知された作品になったのではないかと思います。

とにかく、映像もストーリーもテーマ性も、インパクトありますよね。
今後のサム・エスメイルの作品に、注目ですね。

続きはどうなる?気になる展開!

個人的には、猛烈におもしろかったです!
まさに、秀作ドラマ!
絶対に見るべきだと思います。

現実なのか妄想なのか、わからない。
見ているものが本当に存在しているのかさえ、定かではない。
・・・てか、エリオット、実在してんの?みたいな。(笑)
そんな不確かさと、意外な真相に驚くのが楽しいドラマだと思います。

最終話は、今回もかなり気になる終わり方でしたね。
もう、ビックリ!

エリオットは?
ダーリーンは?
・・・アンジェラは、また別な世界に飲み込まれてしまったのかな?

猛烈に、続きが気になりますね。
シーズン3にも、期待したいと思います。