海外ドラマ「ヒューマンズ」シーズン1 全話見ました 感想と評価レビュー

海外ドラマ「ヒューマンズ」シーズン1

海外ドラマ「ヒューマンズ」シーズン1を全話観ました。
個人的な感想と評価です。


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海外ドラマ「ヒューマンズ」とは?

近未来を舞台に、アンドロイドと人間との共存や問題を描いたSFサスペンス。

「シンス(Synth)」と呼ばれる、人間そっくりなアンドロイドが普及し、人々に代わって家事や仕事をこなす時代。
ジョーの一家もシンスを購入し、「アニータ」と名付けて一緒に暮らし始めますが、やがて感情がないはずのアニータに、不気味で不可解な言動が・・・。
そして、謎の男レオの登場により、予想もしなかった真相が明らかになっていきます。
テクノロジーの発展が進む中での、人間の存在意義や社会問題が、不気味にスリリングに描かれていきます。

元々は、スウェーデンのSFドラマ「Real Humans」がオリジナル。
それを、英国チャンネル4と、「ウォーキング・デッド」「ベター・コール・ソウル」「プリーチャー」などでお馴染み米国AMCが、共同制作でリメイクしたのが今作です。

舞台はイギリスで、出演者も英国俳優がズラリ。

シンスのアニータ役に、「THE GAME」などのジェンマ・チャン。
最近では、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」「キャプテン・マーベル」などにも出演し、大活躍。
怪しげな魅力がありますよね。
・・・ジョーやトビーも、そりゃイチコロだよな、という説得力。(笑)
難しい感情表現の演技は、素晴らしかったですね。

他にも、アニータを購入するジョーに、「セルフリッジ 英国百貨店」グローブ役のトム・グッドマン・ヒル。
シンスのオディ役に「シャドウハンター シーズン2」でセバスチャンを演じた、新鋭ウィル・テューダー。
レオ役には、「魔術師 MERLIN」「宿命の系譜 さまよえる魂」のコリン・モーガン。
コリン・モーガン、今作もいい味出してます!

そして、ミリカン博士役で、「蜘蛛女のキス」「ブロードキャスト・ニュース」などで有名な、アカデミー賞俳優ウィリアム・ハートも出演しています。
大ぺテラン、さすがの存在感。

個人的には、ニスカ役エミリー・バーリントンが、よかったです。
24 TWENTY FOUR リブ・アナザー・デイ」では、テロの首謀者マーゴット・アラハジの娘シモーヌを演じてましたね。
・・・憶えてます?
あの、トンデモない目にあわされてばかりの(笑)シモーヌを大熱演!(あれは本当に大熱演!)
今作でも、苦悩するニスカを、無表情ながらも見事に演じていたと思います。

出演者たちの演技にも注目です!(特にシンス役のみなさん)

海外ドラマ「ヒューマンズ」は、現在シーズン3まで制作されています。
シーズン1は、2015年制作。
各話約47分の全8話です。
見やすいボリュームだと思います。

現在、Amazonプライム・ビデオで、シーズン3まで配信されています。
(紹介している作品は、2022年10月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はAmazon公式ホームページにてご確認ください。)


Amazonmプライム・ビデオ公式サイトは、こちら。

【公式サイト】Amazonプライム・ビデオ


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※以下、かなりネタバレしていますので、ご注意ください。

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海外ドラマ「ヒューマンズ」あらすじ

近未来のイギリス。
テクノロジーの発展と共に、「シンス(Synth)」という人間と同じ容姿のAIアンドロイドが普及。
仕事や家事など、面倒なことはすべてシンスがこなし、社会や家庭になくてはならい存在になっていました。
そんな中、ジョー・ホーキンスは、仕事が忙しくて留守がちな妻ローラに代わって、子供たちの面倒をみながら家事をこなすことに限界を感じ、内緒でシンス購入を決意します。
めずらしい一点物のシンスを購入し、「アニータ」と名付けて生活を共にするジョーの一家。
文句も言わず、完璧に家事をこなすアニータの存在に、ローラは母親としての地位を脅かされ、危機を感じ始めます。
さらに、感情のない機械のはずのアニータが、時折、意識があるかのような言動を見せ始め、ローラのアニータに対する不信と憎悪は増していくことに。

一方、かつてシンスの開発に携わっていたミリカン博士は、今は隠居の身となり、古くて故障しているシンス・オディと暮らしていました。
愛着があり、古い記憶を共有するオディを大切するミリカン博士でしたが、それが思わぬ騒動を巻き起こすことに。

そして、謎の男レオは、マックスという名のシンスと共に、謎の組織に追われながら、仲間の行方を捜していました。
レオやマックスをはじめ、仲間たちには、人間社会を大きく変えてしまうような、驚愕の秘密が。

すでべが少しずつ結びついた時、事態は思わぬ展開をみせ、驚愕が真相が明らかになるのでした。

・・・というようなストーリーです。

意外なストーリー展開!テクノロジーと人間を描く、社会性の強いSFサスペンス!

全体的に、かなりテンポがよく、意外性のあるストーリー展開で、結構びっくりすることも多くて。
グイグイと引き込まれる、ハマりやすいドラマだと思います。

近未来が舞台ですが、あまりSFチックに作り込んでいないのが、よかったですね。
シンスも、あえて人間っぽい。
テクノロジーの描写も、あり得ないような現実味のないものではなく、普段、慣れ親しんだ程度のレベル。
今の現実の社会とあまり変わらない雰囲気が、逆にリアルで、SFではあるものの、説得力があったと思います。
世界観に入り込みやすかったですね。

また、ストーリー自体も、SF感ではなく、シンスが普及した世界での人々のドラマ性に焦点を当てているので、変な雑味がなかったのも、効果的だったと思います。
顔がパカっと外れて、メカ丸出しな内部が見えたりとか(笑)そういう「シンス」自体の機械の描写があまりなくて。
ある意味では、珍しいSFですね。

そこが、ドラマ性に絞り込んでいて、ストーリーに入り込みやすい部分だったように思います。
・・・ま、その反面、プログラムとかソースとか、あんまリアリティなくて(笑)やや強引な感じもありましたが。
でも、結果的には、このドラマは、それでよかったのではないでしょうかね。
誰もが見やすい内容だと思います。

内容的にも、おもしろかったです。
序盤は謎も多くて、アニータの不気味さが際立っていましたね。
それが徐々に色々と繋がってきて、サスペンス要素が強くなって、先が読めない展開に。
結構、ハラハラドキドキ!
そして、意外な展開にビックリ!
・・・刑事カレンの件などは、もう・・・ええええ!?と絶叫!(笑)

終盤に向けては、マックスの件で涙しつつ(笑)グイグイと加速!
ドラマチックな展開も多くて、最後の最後まで釘付けでした。

また、ドラマ性としても、テクノロジーと人間の関わりや、人間性などの問題にも警鐘を鳴らす、社会性の強いエピソードが多かったのも、よかったです。
・・・そういうところは、やっぱ英国ドラマっぽい。(笑)

すべての要望を文句も言わず完璧にこなすシンス(テクノロジー)に、居場所を見失ってしまう妻ローラや刑事ピート。
寂しさや欲望を埋めるためシンスを利用する、ピートの妻やジョー。
息子トビーに至っては、自分に気のある生身の女の子はシカトして、アニータにご執心。
・・・もったいねぇ!(違う!違う!笑)
てか、初恋の相手がシンス!(笑)

そういった、テクノロジーが進歩して世の中が便利になる反面、人間味の「いびつさ」も、鋭く描かれていたと思います。

また、ミリカン博士とオディのエピソードも、よかったですね。
テクノロジーと人間の間で、愛情や思い出を共有する、いい関係も丁寧に描かれていたと思います。
結構、胸に響く内容でしたね。

そして、意識を持ってしまった機械の、アイデンティティの苦悩。
ニスカを通して、シンスに不満や怒りを遠慮もせずにぶつけてくる人間のエゴや醜さも、描かれていたと思います。

サスペンスとしての面白さも、さることながら。
そういった社会性の強いドラマも、猛烈に見ごたえありましたね。
考えさせられたリ、グッとくるエピソードが多くて、おもしろかったです。

他にも、妻ローラの過去の苦悩や、刑事カレンの葛藤など、盛りだくさん!
SFサスペンスとドラマ性のバランスが絶妙なのが、この作品の大きな魅力だと思います。

・・・ま、あえて言えば。
ジョーは、本当にダメだなあ、と。(笑)

あと、シンスがいるのが当たり前の時代に生まれたソフィ。
どう、育っていくんでしょうかね。
そういうところも、ちょっと気になったりして。

続きが気になる面白さ!

個人的には、かなりおもしろかったです!
全8話という見やすい長さも、よかったですね。
難しいことはなく、誰もが気軽に楽しめる、ハマりやすいドラマだと思います。

最終話は、かなり気になるエンディングでしたね。
タダじゃ終わらないとは思ったものの。
・・・やっぱ、そうなるんだねぇ。

シーズン2は、すでに制作されています。
シンスたちは、どうなってしまうのか?
ジョーの一家は、再び巻き込まれてしまうのか?

続きが気になるっ!
早く見たいっ!

シーズン2も期待したいと思います!

次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。
ドラマ「ヒューマンズ」シーズン2 感想と評価

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