海外ドラマ「Banshee/バンシー」シーズン2を全話観ました。
個人的な感想と評価です。
目次
「Banshee/バンシー」シーズン2とは?
ハードなバイオレンスと官能で描く、クライム・サスペンスドラマの第2弾。
保安官「ルーカス・フッド」になりすました犯罪者の男と、町を牛耳る悪党やマフィア組織との抗争を中心に、さまざまな人々の人生模様が描かれていきます。
作品の概要や、シーズン1の感想などはこちら。
シーズン1では、過去の因縁を断ち切るため、マフィアのボス・ラビットと対峙したルーカスとアナ。
最後は壮絶な死闘を繰り広げ、ハラハラドキドキのクライマックスでした。
今回のシーズン2は、あの死闘の後から物語が始まります。
バンシーの町では、プロクターの野望がさらに拡大、利権をめぐり、ナバホ族アレックスとの対立も表面化。
ルーカスたちは、再びラビットに追い詰められ、最後の決着をつける戦いに挑みます。
引き続き、制作総指揮は「トゥルーブラッド」「シックス・フィート・アンダー」などの制作・監督として知られるアラン・ボール。
今回のシーズン2では、シナリオがキレキレ!
「アメリカン・ビューティー」の脚本で、アカデミー賞やゴールデングローブ賞を受賞した実力が炸裂!
かなり見ごたえのあるストーリーだと思います。
主人公ルーカス・フッドを演じるアントニー・スターをはじめ、アナ役イワナ・ミルセヴィッチなど、メインキャストは再び出演。
もちろん、我らがジョブ様も登場!
・・・ますます、美しさに磨きが。(笑)
また、新しい登場人物として、ラビット逮捕に執念を燃やすFBIジム・ラシーン捜査官役に、名脇役ジェリコ・イヴァネク。
出演作を挙げたら書き切れないほど、数多くの映画・ドラマに出演しているので、見たことがある方は多いのではないでしょうか。
「HEROES/ヒーローズ」で能力者を捕獲していくダンコ役など、「悪い捜査官系」といえば、この人。(笑)
そして!なんと!
ドラマ「Power/パワー」トミー役ジョセフ・シコラが、悪党シャープとしてスキンヘッドで登場!
ルーカス・フッド VS トミーの対決という、ある意味、夢の共演が実現!(笑)
注目です!
ドラマ「Banshee/バンシー」は、シーズン4まで制作されています。
シーズン4がファイナル・シーズンで、シリーズとしては完結しています。
打ち切りで、現状ではシーズン5はありません。
シーズン2は、2014年制作。
各話45~60分程度の全10話です。
今回もエンドロールの最後に、恒例の「おまけ」シーンがあります。
お見逃しなく!
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※以下、ややネタバレしていますので、ご注意ください。
「Banshee/バンシー」シーズン2 あらすじ
ラビットとの死闘の後、素性を知られたアナは家族から見放され、さらに刑務所へと収監されます。
それを契機に、ルーカスとアナは、それぞれの今の暮らしを生き、別々に新たな道を進む決意をするのですが、しかし、そこに再びラビットの魔の手が・・・。
一方、プロクターは利権をめぐりアレックスと対立し、バンシーの町には不穏な空気が。
そこに、本物のルーカス・フッドの息子ジェイソンが現れるのですが、それがきっかけで、新たな抗争が激化していくことになります。
ルーカスは、さらに危険な戦いへと身を投じていくのでした。
・・・というようなストーリーです。
ちなみに。
今回も「ルーカス・フッド」になりすましている「男」の本名は語られていません。
シナリオと演出が格段にパワーアップ!よりドラマチックになったシーズン2!
今回のシーズン2では、アクションもさることながら、シナリオと演出がすごくよかったですね。
相変わらず、とにかく何かあれば殴り合うバイオレンスと、やたら出てくる官能シーン(笑)は健在ですが。
ドラマ性としても、かなりクオリティが高かったと思います。
・・・バイオレンスとエロだけじゃないですぞ!(笑)
今回は、ドラマ性でも魅せる、かなり見ごたえがある内容だと思います。
ルーカスやアナだけでなく、バンシーの町を舞台に、さまざまな人たちの人生や人間模様が、より濃く描かれていましたね。
「家族」「血族」「絆」「過去との対峙」といったエピソードが多く、意外と胸に響いて、すごくよかったです。
アーミッシュやナバホ族、マフィア組織それぞれの「血族」が抱える問題だったり。
アナをはじめ、プロクターやアレックスなどの「家族」の問題だったり。
アナの家庭の件はもとより、プロクターと母親のシーンとか・・・泣けちゃう・・・。
また、それらを交互に短く映して(カットバック)、同じ女性同士だったり、過去と現在だったり、生と死などを対比させ、よりドラマチックに魅せる演出も際立っていたと思います。
・・・うまい!
個人的には、ジョブさんの過去エピソードがよかったです。
・・・さすがの貫禄!(笑)
あと、ラビットの過去やこれまでの経緯、保安官助手エメットのエピソードもグッときちゃいましたね。
他にも、見ごたえのあるエピソードが盛りだくさん!
それだけ、まわりの人々も丁寧に深く描いて、より広がりが出てきたように思います。
見ごたえ十分!
今回は、シナリオも演出も素晴らしかったです!
ざっくりな感じは以前のままですが(笑)、前作以上に、エピソードに見入っちゃう展開が多かったです。
より計算された、ドラマ性のクオリティが高い内容だったと思います。
また、アクションなどのエンターテイメントな要素も、すごくおもしろかったです。
全体的に、かなりハデになりましたね。
・・・相変わらず、殴り合いは体張ってますね。(笑)
アナの刑務所での暴れっぷりとか、スゴかったです!
エピソード的にも、第5話、第6話の敵との対決は、猛烈に見ごたえありましたね!
ハラハラドキドキ!
アイデアもシチュエーションも素晴らしかったです!
そして、何といっても最終話の銃撃戦。
ジョン・ウーもビックリ!
・・・鳩でも飛んでくるのかと。(笑)
いやあ、カッコよかった!スゴかった!
ドラマとしても魅せて、アクションでも魅せる!
このドラマの特徴が、より際立ったシーズンではないかと思います。
おもしろかったです!
・・・あえていえば。
ラシーン捜査官と、ルーカス・フッドの息子ジェイソンについては・・・う~ん・・・。(笑)
確かに、それぞれドラマの中での「役割」はありましたが。
ちょっと、食い足りなかったかなあ。
残念。
あと、もう少しジョブ様の活躍が見たかったですね。
・・・かなり痛い目にあってましたが。(笑)
早く元気になってほしい・・・というか、今後、登場するのかな?
さらに面白くなったシーズン2
個人的には、シーズン2もすごく面白かったです!
前作よりも、よかったですね。
ドラマとしての見ごたえも増したので、より多くの人が気軽に楽しみやすくなったように思います。
(それでも、子供には見せられないですけど。笑)
全体的には、ルーカスとアナを中心に、それぞれが過去や因縁と決別し、新たな道に進むような展開でしたね。
ただ、最終話では、色々と衝撃的な出来事も多くありました。
・・・果たして、続きはどうなる?
シーズン3も期待したいと思います。
次のシーズン3を見た個人的な感想はこちら。
→ 「Banshee/バンシー」シーズン3 感想と評価