「ホルト・アンド・キャッチ・ファイア」シーズン1 全話見た感想と評価

「ホルト・アンド・キャッチ・ファイア」シーズン1

海外ドラマ「ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心」シーズン1、全話見ました。
個人的な感想と評価です。


【追記:2019.4.24】
「ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心」シーズン1のDVDレンタルがスタートしました!

スポンサーリンク

海外ドラマ「ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心」とは?

コンピューター黎明期を舞台に、市場の新規参入に情熱と野心を燃やす人々を描いたビジネス・ヒューマンドラマ。

舞台は、80年代アメリカ。
ソフトウェア開発会社に転職した主人公ジョー・マクミランは、すぐに強引な手腕を発揮し、パソコン開発部門を設立。
個性的な同僚たちと共に、新型パソコンを作り上げ、圧倒的なシェアを誇る大企業を相手に、市場で戦いを挑んでいきます。

野心家で、言葉巧みなジョーが、無謀とも思える情熱と「言うよねぇ」的な(笑)トークスキルで、難局をどう乗り切っていくかが見どころ。
また、技術者のゴードン、プログラマーのキャメロンといった同僚たちのエピソードや、それぞれの夢と現実、突き当たる困難に苦悩し、葛藤するドラマも見ごたえあると思います。

タイトルの「ホルト・アンド・キャッチ・ファイア」は、第1話の冒頭に説明がある通り、コンピューター言語(アセンブリ言語)で、マシンを制御不能にして、停止させる命令コマンド「HCP」が由来なのだそうです。

制作・放送は、「ウォーキング・デッド」などのAMC。

制作総指揮は、今作がデビュー作となったクリストファー・キャントウェル。
お父さんがソフトウェアのセールスマンで、このドラマの舞台となったシリコンプレーリー=テキサス州ダラスで幼少期を過ごしたそうで、それをヒントに、同じく制作総指揮のクリストファー・C・ロジャーズと共に、今作を作り上げたのだとか。

それもあってか、ディテールが妙に生々しくてリアル。
海外ドラマ好きはもちろん、パソコンやIT好きのツボを突くネタも(笑)うまいですね。

キャストとしては。
主人公ジョー・マクミランを演じるのは、リー・ペイス。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の、あのロナン役で有名。
他にも、映画「ホビット」シリーズで、スランドゥイルも演じています。

愛妻家の技術者ゴードン役には、「ナルコス メキシコ編」でDEA捜査官ウォルトを演じたスクート・マクネイリー。

そして、天才プログラマーのキャメロン役に、注目度急上昇中の女優マッケンジー・デイヴィス。
「オデッセイ」「ブレードランナー 2049」のほか、「ターミネーター」最新作への出演も決まっています。
これから出演作が増えそうですね。

そのほかにも、上司のジョン・ボズワース役で、「Colony/コロニー」「アウトキャスト」のトビー・ハス。
ゴードンの妻ドナ役に、「ナルコス シーズン3」「ロマノフ家の末裔 それぞれの人生 第2話」のケリー・ビシ。

ケリー・ビシとゴードン役スクート・マクネイリーは、映画「アルゴ」にも出演し、そこでも夫婦役でした。
機会があれば、そちらも、ぜひぜひ!

さらに。
キャメロンの同僚のプログラマー役で、「ウォーキング・デッド」ジェリー役クーパー・アンドリューズも登場!
そちらも、要チェック。

今作シーズン1は、2014年制作なんですが。
その後、それぞれ大出世し(笑)今となっては、かなり豪華な共演。
見ごたえがある演技にも注目です。


海外ドラマ「ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心」は、シーズン4まで制作されています。
シーズン4がファイナルで、シリーズとしては、すでに完結しています。

シーズン1は、2014年制作。
各話45分程度の全10話です。

現在、DVDをはじめ、Hulu(フールー)で、シーズン2まで配信中です。
(紹介している作品は、2019年11月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は Hulu の公式ホームページにてご確認ください。)

Hulu公式サイトは、こちら。

【公式サイト】Hulu


参考記事 Huluとは?サービス内容や使い方など基本を解説

参考記事 Huluおすすめ海外ドラマ ラインナップ


※以下、ややネタバレしています。ご注意ください。

スポンサーリンク

「ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心」あらすじ

本格的にパソコンが普及しはじめようとしていた1983年、アメリカ。
ハイテク産業が栄え、「シリコンプレーリー」と呼ばれるようになったテキサス州ダラスが舞台。

ある日、システムソフトウェア開発会社カーディフ・エレクトリック社に、一人の男が転職してきます。
元IBMの社員で、名前はジョー・マクミラン。
彼は、いきなり言葉巧みに手腕を発揮し、強引にパソコン開発部門を設立。
技術者ゴードンやプログラマーのキャメロンといった個性的な人材を巻き込み、新たなパソコンの開発に乗り出します。
パソコン市場は、すでにIBMをはじめとした大企業が独占。
そんな中で、情熱と無謀な強引さで切り込んでいくジョーたちでしたが・・・。
やがて、さまざまな障害が立ちはだかり、絶体絶命の窮地へと追い込まれていきます。
果たして、ジョーたちは運命は?
パソコン開発の結末は?

・・・というようなストーリーです。

予告動画はこちら。
ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 予告編

狂気にも似た情熱と夢!人間性を鋭く描いた秀作ドラマ!

今作は、Huluで日本初登場となりましたが。
ついたサブタイトルが 「制御不能な夢と野心」。
はじめて見た時には・・・ダサい。いらない。(笑)としか、正直、思えませんでしたけど。(Hulu、ごめんなさい)

ただ、シーズン1を全話見終えた後だと、なかなか、いい感じに思えてくるから不思議。(笑)
言い得て妙。
まさに、コレ。という感じ。

パソコン開発を通じて、誰もやったことがない、不可能なことを実現させる夢に取りつかれた人々の物語。
もはや、ちょっとクレイジーといっても過言ではない(笑)人生ぶっ壊しても、やらずにはいられない。
まさに「制御不能な夢と野心」。

とにかく、シナリオのクオリティが素晴らしかったですね。
ジョー、キャメロン、ゴードン、三人それぞれが、アク強すぎな魅力。(笑)
とても仲良しグループとは言えない(笑)不思議な関係性ですが、共通しているのは、高いスキルと、歯止めが効かない情熱。

実現させるためなら、どんなウソでも平気なジョー。
ま~~、口がうまい!
かつてIBMでは、昇進したいがために上司にウソついて退職に追いこんだとか(笑)恐ろしい武勇伝の持ち主。

もはや詐欺師だろう!というプレゼンスキルで、絶体絶命の難局を乗り切っていくのが、メチャクチャおもしろかったです。

ただ、ジョーの強引さの動機も、出世やお金ではなく、ものすごい物を作り出して、あっと言わせたいための「情熱」。
そのためなら、人に恨まれようが、誰かが困ろうが、おかまいなし。
ある意味、クレイジー。

でも、絶対に失敗できないというプレッシャーもあって、キャメロンやゴードンと対立していくところも、ドラマとして見ごたえありましたね。
わりと無表情ですが、過去のエピソードや、キャメロンとの関係など、すごく人間味あるキャラクターだったと思います。

そんなジョーに巻き込まれるキャメロンやゴードン、そしてドナや上司ボズワースたちも、すごくよかったです!
キャメロンもゴードンも、も~ゴリゴリの技術屋。
ジョーから、無茶ぶりされて「できるかっ!」とキレるものの。
「・・・でも、できるかも?」と、やらずにはいられない。(笑)
素晴らしいものを作るために、一切、妥協しない。譲らない。

ゴードンの妻ドナも、苦い過去の失敗がありながらも、自分も技術職あがりで、やっぱり興味を持たずにはいられなくて。
そして、最初はよく思ってなかった上司ボズワースでさえ、夢をみちゃう。

確かに、この作品は、会社のプロジェクトを成功させるために奔走する、ビジネスドラマとしての面白さもあると思います。
部署の立ち上げから、人材や資材確保、資金問題、パブリシティ、ライバルとの競争や展示会(笑)まで、ドラマを通じて、普段の自分の仕事と重なって、深く共感した人も多いかもしれませんね。
・・・営業と技術屋の対立とかね。(永遠の課題。笑)

でも、それ以上におもしろいのが、情熱を持って仕事で夢を追う人々が、絶体絶命の困難に直面し、もがく姿を描いたエピソードの数々。
精神的におかしくなる寸前まで追い詰められて、家庭も人間関係も倫理観も経済的にも破綻寸前。
それでも全員が、やらずにはいられない。

もはや狂気にも似た異様な状況を通じて描かれる人間性。
時に、憎しみや裏切りや絶望や屈辱感。
時に、家族愛や夫婦愛、恋愛模様。
また、80年代という時代感も、うまく活かされていて、女性がまだまだ前へ出られない苦悩など、社会的な部分も含め、丁寧に描かれていたと思います。

終盤は怒涛の展開で、メチャクチャよかったですね!
ゴードンとドナのエピソードとか、上司ボズワースは・・・もう・・・胸アツだった。

ドラマ性はクオリティが高くて、本当に見ごたえありましたね。
ストーリーとしても、意外な行動や結末も多くて、続きが気になる面白さだったと思います。

あと、個人的にツボだったのは、やっぱり80年代のパソコンネタ。(笑)
パソコン好きな人は、ニヤニヤしっぱなしだったのではないでしょうかね。

・・・BIOSコピー・・・って、16進数を手書きで全部書き写す!(笑)
アナログモデムの、あの音、久しぶりに聞いたなあ。

ドナ発案の5インチフロッピー復旧作業とか、逆に斬新でしたね。
・・・手回し!(笑)

もちろん、パソコンのことを知らなくても、このドラマは十分おもしろいとは思うんですけど。
専門的なネタも、このドラマの魅力でしたね。

全体的には、必要以上の過剰演出はせず、地味で淡々としたリアリティ重視の作風なので、もしかしたら、ちょっと入り込めない人もいるかもしれませんが。
それでも、時にユーモラスで、時にスリリングで、続きが気になる展開。
何もかにも犠牲にして、情熱と夢を抑えられない人々のドラマは、見ごたえあると思います。

他にはない、猛烈に個性的なドラマだと思います。

・・・そうそう。
あと、キャベツ人形もツボでしたね。(笑)
懐かしすぎた。

それでも満たされない情熱!新たな道へ!

個人的には、メチャクチャおもしろかったです!
クオリティも高く、見ごたえありました!
素晴らしかったと思います。

いかんせん、クセが強すぎで(笑)地味なので。
もしかしたら、広く一般には楽しめないのかもしれませんが。
入り込めると、かなりハマるドラマだと思います。

終盤の第8話、第9話は、本当にドラマチックで怒涛の展開でした。
そして迎えた最終話。
・・・もしかしたら、ちょっと、拍子抜けした人も多いかもしれませんね。

個人的には、わりと、よかったと思います。
・・・やっぱり終わってしまっても、満足できないんですよね。
クレイジーなんです。(笑)
そのあたりが、すごくうまく描かれていたように思います。

シーズン2は、すでに制作されています。
それぞれが新しい道を選びましたが・・・てか、ジョーは・・・ど~いうこと?

続きが気になりますよね。
早く見たい!

続編を楽しみにしたいと思います。