ドラマ「コード・ブラック 生と死の間で」シーズン1 全話見た感想と評価

「コード・ブラック 生と死の間で」

海外ドラマ「コード・ブラック 生と死の間で」シーズン1を全話観ました!
個人的な感想と評価です。


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海外ドラマ「コード・ブラック 生と死の間で」とは?

ERを舞台にした、緊迫の医療ドラマ。

「コード・ブラック」とは、救急処置室=ERで対応できる患者数が、その許容範囲を超えた状態のことを言うそうです。
年間300回ものコード・ブラックが発生するエンジェルス記念病院のERを舞台に、主人公の主任指導医リアン・ロリッシュをはじめ、スタッフや研修医たちの命を救う物語が描かれていきます。

元々は、ERの現場のドキュメンタリーがあって、それに基づいてドラマ化されたようです。

制作・放送は、米国3大ネットワークのひとつ、CBS。
「NCIS」シリーズをはじめ、「HAWAII FIVE-0」「MACGYVER/マクガイバー」「SCORPION/スコーピオン」「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」などのドラマでも知られています。

製作総指揮は、ドラマ「インテリジェンス」の制作や、映画「スタンドアップ」の脚本を手掛けたマイケル・セイツマンが務めています。

主任指導医リアン・ロリッシュを演じるのは、「迷子の大人たち」「ファースト・ワイフ・クラブ」をはじめ、「ポロック 2人だけのアトリエ」ではアカデミー助演女優賞を受賞したマーシャ・ゲイ・ハーデン。
殺人を無罪にする方法」では、アナリーズの義姉ハンナも演じていましたね。
大ベテランらしい貫禄の演技と存在感は、さすが!

また、看護師長「ママ」ことジェシー役に、「OZ/オズ」「ナルコス」などのルイス・ガスマン。
指導医ニール・ハドソン役に、「HOMELAND/ホームランド シーズン4」「ロスト・イン・スペース」のラザ・ジャフリー。
同じく指導医ローリー・ガスリー役に、映画「第9地区」のウィリアム・アレン・ヤング。

他にも、研修医クリスタ役ボニー・サマーヴィル、マリオ役ベンジャミン・ホリングスワース、アンガス役ハリー・フォード、マラヤ役メラニー・チャンドラなどが出演しています。

ガスリー先生の息子で外科医のコールを演じるのは、クレス・ウィリアムズ。
新しく始まったアメコミDCドラマ「ブラック・ライトニング」の主人公ジェファーソン・ピアース役としても知られています。
・・・だから?突然?かな?忙しかった?(笑)

さらに、ER部長マーク・テイラー役に「Veep/ヴィープ」のケヴィン・ダンや、ニールと関係がある医師グレイス・アダムス役で、ドラマ「マイノリティ・リポート」のミーガン・グッドをはじめ、患者役で大御所ボー・ブリッジスがゲスト出演など、書き切れないほど、豪華なキャストが勢ぞろいしています。

どこかの映画やドラマで見た顔ぶればかり。
必見です!

ドラマ「コード・ブラック 生と死の間で」は、現在シーズン3まで制作されています。
現状では、シーズン3がファイナルとなり、完結するようです。

シーズン1は、2015~2016年制作。
各話約43分の全18話です。

現在、DVDのレンタルをはじめ、Amazonビデオなどで、別途有料にて配信中です。
(紹介している作品は、2018年7月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)

各サービスの詳細などは、こちら。

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※以下、ややネタバレしていますので、ご注意ください。

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「コード・ブラック 生と死の間で」あらすじ

コード・ブラック。
それは、搬送される患者の数が、ERの受け入れ許容範囲を超える緊急事態。

そんな危機的状況が年間300回を超えるエンジェルス記念病院のERの現場で、ベテラン女性医師リアン・ロリッシュや、「ママ」こと看護師長ジェシーをはじめとしたスタッフたちが、命を救うべく懸命に奔走していました。
そこに、マリオ、アンガス、クリスタ、マラヤの4人の研修医たちが新たに配属されてきます。
ロリッシュや指導医ニール、ガスリーに叱咤激励されながら、患者や命と向き合い、医師として成長していく研修医たち。
そして、さまざまな出来事を通じ、それぞれが悩み葛藤しながら、命を繋いでいくのでした。

・・・というようなストーリーです。

緊迫感と胸を打つストーリー!命をめぐる医師たちの物語!

ERを舞台にした医療ドラマは、これまで数多く制作され、見る側も見慣れてしまっている部分もあると思うのですが。
その反面、ベタベタだけど、まさに王道といった安定感がありますよね。

今作は、そういったジャンルならではの面白さは、そのままに。
より緊急医療の緊迫感を際立たせた、独自の魅力があると思います。

ERでの医療シーンは、緊迫感も臨場感も迫力もあって、すごかったですね。
コード・ブラック発令後は、まさに戦場のような忙しさ。

その中、センターステージで繰り広げられるドラマは、思わず見入ってしまう緊張感。
絶体絶命の大ピンチに、ロリッシュ先生の大胆で破天荒な(笑)アイデアで、危機を乗り切るあたりは、も~ハラハラドキドキ!
これまでの医療ドラマ以上に、手術シーンもリアリティがありましたね。
見ごたえありました!

また、人間ドラマとしても、すごく面白かったです。
未熟な研修医たちが、患者や命と向き合いながら成長していくエピソードは、まさに王道。
ロリッシュ先生をはじめ、それぞれが過去を抱えて苦悩するあたりも、よかったと思います。

ほとんどが病院内が舞台、というのも、効果的だったかも。
時には、外に出て、災害現場に駆け付けることもあって、スケール感のある、トンデモ事件もおもしろかったですが。(笑)
基本的には、登場人物の家だとか、家族とのエピソードなどは控えめで、医療現場での人間関係を中心に絞って描かれているのが、より感情移入しやすかったと思います。

「パパ」「ママ」の愛称で親しまれるベテランの信頼感が、時にユーモラスに。
切迫した状況の中で、プロフェッショナルとしての厳しさを思い知らされたり。
時には、激しく衝突もあったりと、まさに医療現場での人間ドラマ。

そして。
やっぱり、毎回毎回、胸が熱くなって、泣けちゃう。(笑)
救われた命の感動もさることながら、命を救えなかった無力感などなど・・・うう・・・号泣!
ベタベタなんですけど、やっぱり見入っちゃいますね。

・・・かと思えば。
終盤に差し掛かる頃には、色々な大事件が!
結構、ビックリなエピソードもあったりして。
マリオとか、アンガスとか・・・。
意外と気が抜けず、続きが気なる展開も。

王道の面白さはそのままに、より医療の現場に絞り込んで、緊迫感とユーモアのメリハリの利いた、独自性があるドラマだと思います。
見慣れた医療ドラマのジャンルですが、飽きが来なかったですね。

誰もが安心して楽しめる、見やすいドラマだと思います。

人の出入りが激しいドラマ

また、登場人物たちの魅力も、大きかったと思います。
それぞれのエピソードが、すごく人間味にあふれていて、すごくよかったですね。

何といっても、「パパ」こと、ロリッシュ先生。
ベテランらしいスゴい人なんですけど、とにかく大胆で柔軟、というか、時にメチャクチャ。(笑)
とにかく命を救うためなら手段は問わない懸命さが、胸を打ちますよね。
それでいて、過去の苦悩を抱えているあたりが、二面性があって、感情移入しやすかったと思います。
中盤で進退を考えたあたりは、結構、見ごたえありましたね。

ほかにも、「ママ」こと看護師長ジェシーや、指導医ニール、ガスリー先生など、ベテラン勢は、とにかく個性的で魅力的でした。
書いたら切りがないくらい。
個人的には、意外とガスリー先生が好き。(笑)
あと、ジェシーが患者側になったエピソードも、すごくよかったです。

4人の研修医たちの物語も、見どころでしたね。
・・・最初は、マリオに感情移入できなかったんだけどなあ。(笑)
気がついたら、応援しちゃってましたもんね。
少しずつ、まわりに(特にアンガスに)心開いていくあたりも、よかったです。

アンガスは、頼りなさそうで目が離せない。(笑)
優秀だけど自分に自信が持てないことで、色々とありましたが・・・。
それがまた、人間味にあふれてましたね。

あと、年齢のわりに意外と我が強い(笑)クリスタ。
ニールとの関係は・・・何だかんだ言って、毎回ニヤニヤしながら見てました。(笑)

そして。
このドラマの、ある意味、最大の特徴は。

とにかく!
人の出入りが激しすぎる!

途中でいなくなる人、続出。(笑)
いつの間にか、新たに加入しちゃってる人、続出。

ER部長のテイラーはもとより、ガスリー先生の息子で外科医のコールにいたっては「逃げた」。(笑)
ロリッシュ先生と、そこそこ、いい感じだったのに、急に・・・。
てか、探すだろう!みんな!(笑)

後任の部長ジーナとか・・・ああ・・・いいキャラだったんだけどなあ。
ひどい。

そして、気づけば、新しい外科医キャンベル先生が登場。
コール以上に、性格悪い。(笑)
なんだ?外科医は、みんな、あんな性格なのか?

さらに、アンガスの兄マイク、ニールと関係のあった女医グレイスなどなど、次々と新加入。
・・・急に誰?みたいな。

なかなか、人物の動きが激しいドラマでしたね。
そこもまた、ツッコミどころで、おもしろいことは、おもしろかったですけど。(笑)

それでも、ロリッシュ先生はじめ、主要な人物のドラマはブレず。
中心はしっかりしていたので、失速することはなかったですが・・・。

それにしても、目まぐるしすぎるエンジェルス記念病院の人事、でしたね。(笑)

かなりおもしろかったです!

個人的には、かなり面白かったです!
やっぱ、医療ドラマはハズさないですね。
毎回毎回、泣いちゃう。
王道のおもしろさ、そして、医療現場に絞った人間ドラマや、緊迫感ある現場をリアルに描いたバランスが、よかったと思います。

すでにシーズン2は、制作されています。
アンガスは、どうなった?
ニール先生とクリスタは?

続きが気になりますよね。

シーズン2でも、熱い医療のドラマに期待したいと思います。

・・・コール先生は・・・もう出てこない?