海外ドラマ「THE 100/ハンドレッド」シーズン4を全話見ました!
個人的な感想と評価です。
目次
「THE 100/ハンドレッド」シーズン4とは?
核戦争から97年後の地球を舞台にした、SFサバイバルドラマの第4弾。
宇宙ステーションで生き延び、再び地球に戻った「空の民」と、地球で生き残った部族「グラウンダー」との対立などが描かれています。
作品の概要や、前シーズンまでの詳細はこちら。
前回のシーズン3では、空の民とグラウンダーの平和協定が破られ、対立が激化。
新たなる「氷の国」の部族の登場、それぞれの部族内での覇権争い、「光の国」とアリーをめぐる戦いなど、盛りだくさんの内容でした。
SF要素が強くなり、アクションもストーリーも、よりハードになって、驚愕展開も多かったですね。
最終話のクライマックスは、かなり見ごたえがありました!
そして!
人類存亡をめぐる、新たな事実が明らかに!
苦渋の決断を下したクラークでしたが、果たして、人類の運命は?
今回のシーズン4は、その続きから。
物語は、前回の決戦の後から、直結する形で始まります。
避けようがない滅亡の危機が刻一刻と迫る中、懸命に生きる手立てを模索するクラークたち。
しかし、生き残りを賭け、部族間の対立も勃発。
シリーズ最大の危機が、スリリングに描かれていきます。
主人公クラークをはじめ、ベラミーやオクタヴィア、モンティー、ジャスパーなど、主要キャストはそのまま登場。
今回は、オクタヴィアがスゴかったです!
必見!
あと、ジャスパーにも注目!
やさぐれ感が漂う(笑)ジャスパーの雄姿も、お見逃しなく!
ジャスパー役デヴォン・ボスティックは、最近では、Netflixオリジナル映画「オクジャ/okja」にも出演していましたね。
あのポール・ダノ、リリー・コリンズ、「ウォーキング・デッド」グレン役スティーヴン・ユァンと、同じチームとして、夢の共演!
・・・再び、やさぐれ感が満点の役どころを演じていました。(笑)
ぜひ、チェックしてみてください。
さらに、インドラや、氷の国の王ロアンなどに加え、ナイラやルナ、エコー、ハーパーなど、前作までのサブキャラクターたちも、今回は大活躍!
・・・誰だっけ?的な。(笑)
今回は、過去シリーズのネタが多めだと思います。
前作シーズン3ラストから直結していることもあって、知っている前提で、改めて説明がなかったりします。
・・・もしかしたら、結構、「あれ?なんだっけ?」と、戸惑うことが多いかも。
ちなみに、ナイラは、森で店を営んでいて、シーズン3第1話でクラークが立ち寄ります。
エコーは、シーズン2第11話で、捕らわれたベラミーの隣の檻にいて、ベラミーに助け出されるのですが・・・。
憶えてます?
まして、シーズン1の、ジャハの息子ウェルズの件や、マーフィーとの因縁など・・・すっかり忘れてましたね。(笑)
この機会に、過去シリーズを軽く復習してみると、さらに面白いかもしれませんね。
・・・てか、今シーズン1を見たら、まるで別ドラマに感じるかも。(笑)
ベラミーとかオクタヴィアなどは、いわば「若気の至り」的に(笑)思えるかもしれませんね。
それだけ、回を重ねるごとに、ハードさが増したドラマだと思います。
ドラマ「THE 100/ハンドレッド」は、シーズン7まで制作されています。
シーズン7がファイナルで、シリーズとしては完結。
シーズン4は、2017年制作。
各話41分の全13話です。
前作シーズン3は前・後半に分かれ全16話でしたが、今回は短くなったぶん、スピード感もあって見やすいと思います。
DVDの発売・レンタルをはじめ、現在 Netflix(ネットフリックス)で、シーズン7まで見放題配信中。
また、Amazonビデオなどでも、別途有料にて配信中です。
(紹介している作品は、2021年1月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)
サービスの詳細や加入など、各公式サイトはこちら。
【公式サイト】Netflix
【公式サイト】Amazonビデオ
参考記事 Netflixオリジナル以外のおすすめ海外ドラマ ラインナップ
※以下、ネタバレしています。ご注意ください。
「THE 100/ハンドレッド」シーズン4 あらすじ
アリーとの戦いに勝利し、「光の国」の支配から開放されたクラークたち。
しかし、この騒動で、空の民の信用は失墜。
氷の民をはじめとしたグラウンダーたちの怒りを買い、命の危険にさらされることに。
そして、アリーが最後に残した恐ろしい言葉は現実となり、放射能による人類絶滅の危機が、刻一刻と迫ってきます。
どうにか生き残る手段を探し、奔走するクラークたちでしたが・・・。
やがて、汚染されて浴びると死に至る「黒い雨」や、大地を焼き尽くす「プライムファイア」と呼ばれる炎などの脅威が迫り、生存できるシェルターをめぐって、種族間の対立が激しさを増していきます。
果たして、人類は生き残れるのか?
クラークたちの運命は?
・・・というようなストーリーです。
サバイバル要素アップ!生き抜くための葛藤と決断!
今回のシーズン4は、これまで以上にサバイバル要素が強いストーリー展開でしたね。
もちろん、いつもの通り、種族間の争いや、内部の対立なども描かれていましたが。
それ以上に、放射能の脅威にさらされ「人類滅亡を救う」「生き残る」という部分が、おもしろさの中心だったと思います。
タイムリミットが迫る緊張感や、何とか生き残ろうと奮闘するエピソードもスリリングで、ハラハラドキドキ!
うまくいかなかったり、意外な展開になったりと、目が離せないおもしろさ!
ストーリー的にも、グイグイ来てましたね。(笑)
確実に死ぬと分かっている状況下で、さまざまな人々の苦悩や生き様が、かなりドラマチックに描かれていたと思います。
クラークたちの「人類滅亡を救う」という、大義のための葛藤や苦悩の決断などは、もちろんですが。
死ぬことを選ぶ人間もいれば、泣き叫ぶ人間もいたり、人を蹴落とそうとする人間もいれば、最後まで諦めず、もがく人間もいたり。
「生と死」を題材に、それぞれのエピソードが、思ったよりも(笑)丁寧に描かれていたと思います。
結構、グッときちゃうことが多かったですね。
どう決断するのか?
結末は、どうなるのか?
ドラマ性としても、これまで以上に見ごたえがあったと思います。
種族間の対立がメインではないので、今回はわりと、空の民を中心に描いていたのも大きかったですね。
クラークをはじめとした空の民のエピソードが多かったのも、感情移入がしやすくて、ドラマ性が盛り上がったポイントかなと思います。
全13話というのも、短く絞り切れていて、よかったかもしれませんね。
前回の全16話は、中休みもあって、やや間延びした感じはありましたが。
今回ぐらいのボリュームが、ちょうどいいかも。
また、アクションも迫力ありましたね!
政治的な駆け引きや裏切りなど、従来のおもしろさも健在。
さらに、サバイバル要素やドラマ性も濃くなって、これまで以上に楽しめるシーズンだと思います。
・・・あと。
リアリティのなさや、ツッコミどころ満載エピソードも、ちょっと増えましたね。(笑)
・・・放射能、ですからね。
布だろうと、鉄だろうと、放射線は通り抜けちゃうわけで。
雨に濡れなきゃセーフ!って、おい!(笑)
宇宙に行けたらなあ・・・え!?あるんかい!ロケット!
100年経っても大丈夫っ!(笑)
それは、まだしも。
ロアン、「なくしちゃった。探せ!」って・・・あんな大事なものを!(笑)
個人的には、やっぱりジャハがツボでしたね。
シーズン3の後、誰もジャハを責めないし、どころか、ふつ~~に民を仕切って、みんな言うこと聞いちゃう。(笑)
・・・ご都合主義的な部分もあって、色々とツッコミたくなる感じは、否めず。
ある意味、このドラマらしい楽しみ方が、戻ってきた気もしないでもないですが。
ただ、もちろん、そこをあれこれ指摘するような作品ではなくて。
それを置いておいても、人類の存亡を賭けた物語は、見ごたえがあるドラマだと思います。
おもしろさは、そこですね。
全体的には、前半は猛烈なスピード感で、かなりテンポよくスピーディー!
先が読めない、劇的な展開が多くて、も~、単純に、おもしろかったです!
本当、見るのがやめられない感じ。
中盤、ラボでの実験や、レイヴンのエピソードあたりでは、やや落ち着いた感はあるものの。
終盤は、怒涛の展開!
個人的には、第10話はメチャクチャおもしろかったですね!
シリーズ屈指のエピソードじゃないかと思います。
アクションもよかったですが、ドラマもよくて・・・もう・・・インドラとオクタヴィアとか・・・泣いたっ!(笑)
そして、最終話では、まさかまさかの予想外の展開!
・・・席を増やすとか。(笑)
クライマックスは、まさに手に汗握る展開でしたね!
猛烈に、おもしろかったです!
オクタヴィアがスゴかった!
キャラクター的には、今回はわりと構成がまとまっていて、感情移入しやすかったように思います。
母アビーやケインといった大人たちが一歩引いて、クラークやベラミーたち若者が主導になったのが大きかったですね。
これまでのような、「大人がダメじゃん!」みたいなことは少なくて、共感しやすかったです。(ジャハを除く。笑)
「大人」「子供」ではなく、年齢に関係なく「リーダーと仲間」の間柄になりましたね。
クラークは、前回シーズン3の「おんな番長」(笑)のようなスゴ味は、少し消えましたかね。
ただ、終盤のシェルターの件もあってか、やっぱり独断的な部分は、あまり好きにはなれなかったかなあ。
でも、最終話は燃えましたね!
ベラミーは、前回がヒール側だったので、またヒーロー役に戻って、すごくよかったです!
オクタヴィアの件や、人を救えない苦悩など、見ごたえのあるエピソードも多かったですね。
・・・やっぱ、ベラミーは、こうでなくちゃ!(笑)
他にも、モンティやマーフィーも、よかったですが。
個人的には、やっぽりオクタヴィア!
今回のオクタヴィアは、スゴかった!
正直、人類存亡の危機に、みんなが必死になっている中で、一人だけ何もせず自由行動でしたけど。(笑)
その間のエピソードは見ごたえがあったし、あの選抜戦はスゴかった!
その後、リーダーとして成長するあたりも、すごくよかったです!
とにかく、カッコよかった!
また、リンカーンへの思いや、インドラとベラミーとの関係が、とにかく泣けた!(笑)
「スカイリーパー」と呼ばれ、リーダーとして台頭していくあたりは、かつてのクラークのようですね。
・・・てか、もう、リーダーはオクタヴィアでいいじゃん!(笑)
それほど、今回のシーズンでは、オクタヴィアが魅力的だったと思います。
・・・あと。
最後に、ジャスパー。
・・・やっぱ、やさぐれキャラのままだったか。(笑)
正直、今回はあまり共感はできなくて、ストーリー的にも、ちょっと浮いてたかなあ。
できれば、初期の頃のような、明るいキャラでいてほしかったですね。
ちょっと残念。
メチャクチャおもしろかったです!
個人的には、今回のシーズン4も、メチャクチャおもしろかったです!
ツッコミどころも含め(笑)猛烈に見ごたえがあって、楽しかったですね。
シリーズのファンには、おすすめです!
最終話では、最後の最後で、予想もしなかった出来事が!
・・・てか、あの少女は誰?
新たな勢力が参戦なのか?
・・・そして、ベラミーたち、どうなった??
続きが、気になりますね!
今度は、どんな物語になるのか?
シーズン5も、楽しみです!
次のシーズン5を見た個人的な感想はこちら。
→「THE 100/ハンドレッド」シーズン5・感想と評価