「トンネル 復讐の執行人」全話見ました 感想と評価【海外ドラマレビュー】

トンネル 復讐の執行人

海外ドラマ「トンネル 復讐の執行人」(トンネル シーズン3)、全話見ました。
個人的な感想と評価です。


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「トンネル 復讐の執行人」とは?

イギリスとフランスを舞台に、殺人事件の謎を追うサスペンスドラマ「THE TUNNEL/トンネル 国境に落ちた血」のシリーズ第3弾。
シーズン3となるのが、今作「トンネル 復讐の執行人」です。

作品の概要や、前作までの感想はこちら。

シージン1「THE TUNNEL/トンネル 国境に落ちた血
シーズン2「THE TUNNEL サボタージュ


前回のシーズン2「THE TUNNEL サボタージュ」では、カールとエリーズのコンビが復活。
ユーロトンネル内で発生した失踪事件と、ドーバー海峡での飛行機墜落事件の謎を追い、奔走しました。
無関係と思われるエピソードが、次第に繋がっていく面白さは健在!
さらに、スケール感もアップし、緊迫感と迫力ある展開でハラハラドキドキの連続!
目が離せない面白さでした。

最終話は、本当にスゴかったですね。
カールとエリーズの活躍で、一応、事件は解決しましたが・・・。
その後、二人はどうなったのか?

今回のシーズン3「トンネル 復讐の執行人」は、再び事件を追うカールとエリーズが描かれていきます。
ドーバー海峡で、フランスの漁船が炎上する事件が発生。
さらに、ユーロトンネル内でネズミが大量発生し、子供の誘拐事件も起こります。
事件を調べ始めるカールとエリーズですが、やがて、かつてない最大の危機を迎えることになります。

今作が、いよいよ最終シーズン!
シリーズのファイナル!
果たして、その結末は?

これまで以上に、何も知らずに見たほうがいいと思います。
以下、ややネタバレを含みますので、未見の方は、くれぐれもご注意ください。

これは、絶対にネタバレ踏んではいけない内容だと思います。

今作は、スウェーデンとデンマーク合作のドラマ「THE BRIDGE/ブリッジ」のリメイク作品です。
実は私、見てないのですが・・・。
今作と同じ内容なのかしら?
未見の方は、今作の最終話を見たうえで、原作ドラマを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。(今作より先に見ちゃダメかも)

キャストとしては。
刑事カール役スティーヴン・ディレインと、刑事エリーズ役クレマンス・ポエジーは、引き続き登場。

スティーヴン・ディレインは、英国を代表する名優。
ゲーム・オブ・スローンズ」スタニス役をはじめ、「ジョン・アダムス」ではトーマス・ジェファーソンを、「ザ・クラウン」では有名画家グラハム・サザーランドを演じています。

クレマンス・ポエジーは、映画「ハリー・ポッター」シリーズや、ドラマ「ゴシップガール」「ホロウ・クラウン 嘆きの王冠」のほか、「ジーニアス:ピカソ」では、あのフランソワーズ・ジロー役を大熱演!
機会があれば、ぜひぜひ。

ほかにも、新たな登場人物として、ラナ役に、映画「ロブスター」のアンゲリキ・パプリア。
アントン役に、「ラスト・キングダム」「コラテラル 真実の行方」のブライアン・ヴェルネルなどが出演しています。

基本的に、これまでのシリーズを見ているのが前提の内容だと思います。
新たな事件が描かれるので、前作を見ていなくても楽しめなくはないですが、これまでの出来事や人間関係などは引き継いでいて、その部分の説明はありません。

特に、刑事カールの数々の葛藤は、シーズン1「THE TUNNEL/トンネル 国境に落ちた血」での出来事に起因しています。
未見だと、ドラマ性としては、心情が理解できない部分が多いと思います。


ドラマ「トンネル 復讐の執行人」は、現在シーズン3まで制作されています。
今作がファイナルで、シリーズとしては完結しています。

シージン1「THE TUNNEL/トンネル 国境に落ちた血
シーズン2「THE TUNNEL サボタージュ
シーズン3「トンネル 復讐の執行人」(今作)

・・・と、それぞれ邦題が違いますので、ご注意ください。

今作シーズン3は、2017年制作。
各話47~50分程度の全6話です。

今現在、Amazonビデオなどで、有料でレンタル配信中です。
(紹介している作品は、2022年2時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は 各サービスの公式ホームページにてご確認ください。)

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※以下、ややネタバレしています。ご注意ください。


※以下、ネタバレを含ます。くれぐれも、ご注意ください。
このドラマは、何も知らないで見たほうがいいと思います。

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「トンネル 復讐の執行人」あらすじ

イギリスとフランスの間にあるドーバー海峡。
ある夜、イギリス側沿岸で、フランスの漁船が何者かに放火され、炎上する事件が発生。
船内から、子供の玩具と、舌を切られた男が発見されます。
捜査のためフランスを訪れたカールは、久しぶりにエリーズと再会し、調べを進めることに。

しかし、時を同じくして、ユーロトンネル内でネズミが大量発生し、さらには子供の誘拐事件も起こります。
さながら、「ハーメルンの笛吹き男」を模倣したかのような犯行。
そして、犯人から意外な要求が・・・。

懸命に捜査に奔走するカールとエリーズは、やがて事件の核心へと迫っていくのですが、これまでにない最大の危機に直面することに。
果たして、事件の真相とは?
カールとエリーズの運命は?

・・・というようなストーリーです。


※クドいようですが、以下ネタバレを含ます。くれぐれも、ご注意ください。

ついにファイナル!としか書けないシーズン3

全体としては、今回のシーズン3も、おもしろかったです。

前回シーズン2は、ストーリーもビジュアルもスケール感が大きく、わりと派手な展開が多めでしたが。
比べると、今回はやや控えめ。
飛行機が墜落することもなく(笑)迫力の銃撃戦とかはなかったですね。
シーズン1の時のような、サイコスリラーのテイストが強かったように思います。

事件としても、思ったよりは小粒。
序盤は、なかなか不気味で怖い展開でドキドキしましたが、そこそこ早い段階で全容は分かってしまって、その後も大きな犯行はなし。

とはいえ、関連性のないエピソードが繋がっていくおもしろさや、意外な真相など、このドラマらしい魅力が健在。
わりとユーモラスなシーンも多かったと思います。

ドラマ性としても、今回も見ごたえありましたね。
カールとエリーズの、あの微妙な距離感。(笑)
だけど、深く繋がっている絆。
時に対立もするけれど、お互いを信頼している姿が、すごくよかったです。

中でも、エリーズが薬の実験(笑)で、本心を吐露するあたりは、ベタベタだけど、胸に響きますよね。
感情を表に出さないエリーズだけに、なおさら。
・・・で、翌朝、普通に戻っているのが、これまた可笑しい。(笑)

その後、8年前のチャーリー・モローの事件なども絡んできて、ストーリーとしては、かなり盛り上がって面白かったです。
ヨーロッパが抱える難民・移民問題といった社会性の強い題材も、物語を盛り上げて、深みが増していたと思います。

今回は全6話と短く、その分、スケール感や派手さや、ストーリーの広がりとしては、やや控えめでしたが。
このドラマらしい特徴は、そのままに、より見やすく分かりやすく、コンパクトにまとまっていたと思います。
かなり楽しみやすい内容でしたね。

・・・と、第5話までは、よかったんですけど・・・。

いよいよ迎えた、最終話。
クライマックスらしい、ハラハラドキドキの展開!
ど~なる!?ど~なる!?と、釘付けでした。

・・・が。
もう・・・何も書けないです・・・。

事件は解決し、その後、エピソードは続くわけですけど・・・。
あまりに、あまりだったので、正直、何も頭に入ってこなかったですねぇ。
てか、もはや、その後は、どうでもいい、みたいな。(笑)

いやあ・・・ないわぁ・・・。

ある意味では、見なきゃよかったかも。(笑)

確かに、ドラマとしては盛り上がりましたが、なんか、もうちょっと、こう、他になかった?という(笑)複雑な心境。

ファイナルシーズン、としか書きようのないシーズン3でしたね。

おもしろかった!ですが・・・

個人的には、今回もおもしろかったです!
・・・けど、複雑な心境。
あれこれ書けませんが・・・なんか、ちょっと、寂しいなあ。

このシリーズは、これで完結。
できれば、もうちょっと、カールとエリーズの活躍を見たかったですね。
残念。

意外性と驚きとハラハラドキドキのスリリングな、素晴らしいドラマだったと思います。

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