「Veep/ヴィープ」シーズン5 全話見ました 感想と評価【海外ドラマレビュー】

Veep/ヴィープ シーズン5

海外ドラマ「Veep/ヴィープ」シーズン5、全話観ました。
個人的な感想と評価です。


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海外ドラマ「Veep/ヴィープ」シーズン5とは?

アメリカの政界を舞台にしたコメディ・ドラマの第5弾。
副大統領 Veep=Vice President(ヴァイス・プレジデント)改め、女性初の大統領セリーナ・マイヤーと、個性的すぎるスタッフたちが巻き起こす騒動が、皮肉と毒気のあるユーモア満載で描かれています。

作品の概要や、前作までの感想などはこちら。

シーズン1
シーズン2
シーズン3
シーズン4


前回のシーズン4では、ついに大統領になったセリーナ。
しかし、喜びも束の間、次期大統領選挙は大詰めを迎え、大接戦!
さらに、情報漏えい事件や、法案を潰す裏工作が明るみになるなど、政治家生命を脅かす危機にも直面しました。
そして迎えた最終投票日。
結果は、同一得票数でドロー!
しかも、副大統領候補だったトム・ジェームズが大統領になる可能性まで浮上し、大騒ぎになりましたね。

今回のシーズン5は、その続きから。
まさかの展開に呆然とするセリーナたちでしたが、なんと、選挙の得票数集計にミスがあった可能性が発覚!
票の数え直しをめぐり、再び大騒動に。
大統領の仕事もこなしながら、あの手この手の裏工作に奔走します。
果たして、セリーナは次期大統領になれるのか?
今回も、爆笑エピソード満載です!

セリーナ役ジュリア・ルイス=ドレイファスをはじめ、エイミーやダン、マイクやベンなど、いつものメンバーが登場。
上院議員トム・ジェームズを演じる「Dr.HOUSE」で有名なヒュー・ローリーも、引き続き出演しています。

また、銀行家チャーリー・ベアードに、「アイアンマン2」をはじめとしたマーベル映画で、老年のハワード・スターク役として有名なジョン・スラッテリーも登場。
・・・相変わらず、ダンディです。(笑)

さらに、FBI捜査官でセリーナの警護にあたるマージョリー役、クレア・デュヴァルにも注目!
「HEROES/ヒーローズ」FBI捜査官オードリー・ハンソン役をはじめ、映画「17歳のカルテ」や「アルゴ」、ドラマ「THE EVENT/イベント」「アメリカン・ホラー・ストーリー 精神科病棟」などなど、数多くの作品に出演する名脇役。
最近では「ベター・コール・ソウル」で、兄チャックを担当する医師としても登場していました。

今作でも、ある意味、意外すぎる存在感を発揮!
・・・ジュリア・ルイス=ドレイファスと似てる?似てない?(笑)
素晴らしい演技を、お見逃しなく!

ドラマ「Veep/ヴィープ」は、現在シーズン6まで制作され、すでにシーズン7も決まっています。
今現状では、シーズン7がファイナルとなり、完結するようです。

シーズン5は、2016年制作。
各話30分程度の全10話です。


※以下、ややネタバレしていますので、ご注意ください。

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「Veep/ヴィープ」シーズン5 あらすじ

最終投票日から一夜明け、意外な結果にショックを隠せないセリーナたち。
さらに追い打ちをかけるように、株価の暴落や、中国への経済制裁など、新たな危機に直面します。
そんな中、選挙結果の得票数の集計にミスがあった可能性が発覚し、騒動が勃発。
やがて、結果は下院の投票実施まで、もつれる事態になります。
果たして、次期大統領は誰なのか?
セリーナたちは、どうなるのか?

・・・というようなストーリーです。

シリーズ屈指のおもしろさ!秀作エピソード満載のシーズン5!

今回のシーズン5は、今まで以上にメチャクチャおもしろかったです!
思わず笑っちゃうのは当然のこと、全編に関わる意外性やアイデアが素晴らしかったと思います。

セリーナの毒舌とゲスさは、相変わらず。(笑)
さらには、チャーリー・ベアードと「いい仲」になったり、トム・ジェームズに至っては、まさか・・・。
・・・もう、なんか、中年のエロオヤジと変わらない気が。(笑)
政治家としても、ゲスい裏工作や、自分の失態を中国のせいにしたりと(笑)も~ヒドい。
ただ、それでいて、大統領としての仕事で葛藤したりもする一面も。

今回も、「政治家」や「政治の世界」を痛烈に皮肉った、風刺や毒気の効いた内容だったと思います。
それでいて、親近感があって憎めないセリーナのキャラクターの描き方は、相変わらず見事。

まわりのスタッフたちも、最高におもしろかったです。
ゲイリーは、相変わらず。
マイクの養子の件や、ベンのとぼけた発言など、シリーズ安定の笑いは健在。

加えて今回は、意外すぎる展開が多くて、笑っちゃいましたね。
まずは、娘キャサリン!
まさか!まさか!え~~!?
カミングアウトされた時の、セリーナとゲイリーのリアクションも最高でした!

そして、ジョナ!
まさか!え~~~!?(2回目。笑)
大出世!
少し目立たなくなっていたジョナですが、今回は大活躍!・・・というか、ゲスいだけで役立たず。(笑)
久しぶりに本領発揮でしたね。

あと、個人的には、スーの深まる謎。(笑)
意外すぎた。

政治のエピソードもさることながら、それぞれのキャラクターのエピソードも、新たな展開が多くて、おもしろかったですね。
まったくマンネリ化せず、意外性の驚きが大きかったと思います。

中盤から終盤にかけては、まさに名エピソード満載!
第7話の舞踏会や、第8話のキャンプ・デービッドでの中国との会談など、もう爆笑!傑作!

そして!
第9話のドキュメンタリーが、スゴかった!
大傑作!
冒頭から笑いっぱなし!驚きっぱなし!
第1~8話までのキャサリン目線がおもしろかったし、各エピソードの裏部隊が覗けて、最高に楽しかったですね!
・・・マイクの扱いが。(笑)
陰口って、恐ろしい。

さらに恐ろしいのは、セリーナとトム・ジェームズの情事の時に、クローゼットにキャサリがいたという!(笑)

それでいて、最後はドキュメンタリー手法ならではの、何とも切ない終わり方。
うますぎるっ!
(キャサリンが天才なのか?笑)

もう一度、第1話から見直したくなるような、周到に計画された傑作エピソードだったと思います。
アイデアも斬新で意外性があって、最高におもしろかったです!

そして。
最終話の新大統領就任式。
スネ具合がセリーナっぽくて、笑っちゃいましたが。(笑)

でも、ラストは、なぜか不思議と、猛烈に寂しくて。切なくて。
あれだけバカやって、政治家としては、ちょっとどうだろう的な感じのはずなのに。
・・・それだけ、セリーナが愛すべきキャラクターなんでしょうね。きっと。

そういった、笑いとシリアスのメリハリも、よかったと思います。

常に新しい刺激のある、飽きないドラマですよね。
いつも以上に、最高でした!

まだまだ続く?どう続く?目が離せない!

個人的には、シーズン5はメチャクチャおもしろかったです!
シリーズ屈指の名作だと思います。
毎回毎回、大爆笑!
最高でした!

最終話は、まるでシリーズファイナルのような終わり方でしたね。
・・・てか、これ以上、続きあるの?(笑)

セリーナは、どうなるんでしょうね?
そして、ゲイリーやマイクといった、スタッフたちは?
本当に続きが気になりますね!

シーズン6が、猛烈に楽しみです!

次のシーズン6を見た個人的な感想はこちら。
「Veep/ヴィープ」シーズン6 感想と評価

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