ドラマ「ザ・テラー」シーズン2 Amazonプライムで日本配信中!感想と作品解説

「ザ・テラー」シーズン2

海外ドラマ「ザ・テラー」シーズン2(ザ・テラー:不名誉)が、2019年8月16日からAmazonプライム・ビデオで配信スタート!
以降、(たぶん、きっと)毎週金曜に最新話を一話ずつ配信するのではないかと思います。
作品解説や感想、配信スケジュールなど、まとめました。

■ 第5話 感想:2019.9.15

ザ・テラーS2ep5、時代に翻弄される人々、人種と尊厳の物語として見ごたえあ・・・るんですけど、唐突に訪れる非現実的すぎな、怖いホラーテイストのアンバランス。
が、このドラマのいいとこでもあり、チグハグ感でもあり。
いや、もう・・・どっちもインパクトあって、いつも以上に困惑w

日本兵オオタ役の田邊和也さんが、メチャクチャよかったです!

(Twitter @zacknet7 より転載)


(※本ページには、プロモーションやスポンサー広告が含まれています)

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海外ドラマ「ザ・テラー」シーズン2 Amazonプライム・ビデオで日本配信

Amazon:ザ・テラー:不名誉(字幕版)

Amazon:ザ・テラー:不名誉(吹替版)


史実をベースに、戦慄の恐怖を描くアンソロジー形式のドラマ「ザ・テラー」。
その第2弾となるシーズン2「ザ・テラー:不名誉」が、Amazonプライム・ビデオで配信スタートです!

今回も、最速配信!(・・・たぶん。笑)
本国で放送されたばかりの最新作が、すぐに視聴できます!

Amazonプライム・ビデオの公式サイトはこちら。

【公式サイト】Amazonプライム・ビデオ


以下、公式Twitterより引用です。


Amazon:ザ・テラー (字幕版)


前作シーズン1は、Amazonプライム・ビデオで見放題配信中です。

なお、このドラマは、各シーズンごとに物語が完結するアンソロジー形式です。
前作とのつながりは、ありません。

シーズン1を見ていなくても、シーズン2から見始めても、問題なく楽しめると思います。


前回のシーズン1では、19世紀の北極が舞台でした。
英国の海軍艦「エレバス号」と「テラー号」が、北西航路開拓のため出航しますが、北極の海で氷に閉ざされ座礁。
身動きができなくなった2隻は、海上で完全に孤立することに。
さらには、想像もしなかった恐ろしい「敵」に遭遇し、極限の恐怖が描かれていきました。
ちなみに、「エレバス号」と「テラー号」が座礁した事件自体は、歴史上、実際にあった出来事のようです。

誰もいない閉ざされた極寒の世界で、死が迫る恐怖。
そして、姿の見えない「影」が、音もなく近づいてくる恐怖。
まさに、史実とフィクションが融合し、サバイバル要素とホラー要素が絶妙に組み合わさった、異色のドラマだったと思います。

・・・もう、単純に、理屈なく怖かったもんね。
あと、北極の寒さと、恐ろしい展開の数々で、背筋が凍った。(笑)

また、ジャレッド・ハリス、キーラン・ハインズ、トビアス・メンジーズといった、英国を代表する大スターたちの共演も見どころでした。
緊迫の演技は、さすが。
見ごたえありましたね。

今回のシーズン2は、また新たな恐怖が描かれていきます。
舞台は、第二次世界大戦の最中。
南カリフォルニアの日系人強制収容所や、日系人コミュニティの人々に、想像を絶する恐怖が襲い掛かります。

シーズン2の予告動画は、こちら。
The Terror: Infamy Season 2 Trailer

シーズン2の原題は「The Terror:Infamy(インファミー)」。
私、英語はまるで分かりませんが、「Infamy」とは、不名誉、悪名、汚名、といった意味があるそうです。

大戦中に日系人強制収容所が存在したこと自体は、史実として、本当にあったこと。
そこに、日本テイストな「恐怖」というフィクションが融合。
ある意味、ハリウッドとJホラーの合体。(笑)

今回も、このドラマらしい特徴は、そのまま健在のようですね。

・・・てか、予告の段階で、すでに怖い・・・。

シーズン1の原作は、アメリカの作家ダン・シモンズのベストセラー小説「ザ・テラー 極北の恐怖」。
歴史上、本当にあった「エレバス号」と「テラー号」の実話をベースに書かれた作品で、日本でも翻訳本が買えるようです。

今回のシーズン2は、原作というものはないようです。
オリジナルストーリーのようですが、シーズン1原作の「史実をベースにした創作」というテイストは、そのまま継承し、シリーズとして続けていくようです。

制作・放送は、「ウォーキング・デッド」シリーズをはじめ、「プリーチャー」「バッドランド 最強の戦士」など、アクの強いドラマでおなじみ(笑)AMC。

製作総指揮は引き続き、「エイリアン」「ブレードランナー」「グラディエーター」などの巨匠リドリー・スコット。

ただ、実質的なクリエイターは、前作のデビッド・カイガニッチから、「True Blood/トゥルーブラッド」アレクサンダー・ウーと、「ゴジラ」「キングコング 髑髏島の巨神」「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の脚本家マックス・ボーレンシュタインのコンビにバトンタッチ。
マックス・ボーレンシュタインは、ドラマ「マイノリティ・リポート」で製作総指揮も務めています。

果たして、作風がどんな変化を見せるのか?
そこも注目ですね。

キャストとしては。
主人公チェスター・ナカヤマを演じるのはデレク・ミオ。
日系アメリカ人4世の俳優さんだそうです。

そして!
日系人コミュニティのリーダー、ヤマト役には、あのジョージ・タケイ!
ドラマ「宇宙大作戦:スター・トレック」で有名な大ベテラン。
実際に、日系人強制収容所に収容された経験があるそうで、今作ではアドバイサーとして、史実の再現に助言もしてるのだとか。
さすがですね。

また、謎の女性ユウコ役に、「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」の祐真キキ。
チェスターの母アサコ役に、「秘密情報部トーチウッド」などの森 尚子。
エイミー役に石川美紀など、日系人俳優や日本人俳優が多数出演しています。

日本人としては親しみやすくて、さらに物語や世界感に入り込みやすいかもしれませんね。
キャストにも注目です!


Amazon:ザ・テラー:不名誉(字幕版)

Amazon:ザ・テラー:不名誉(吹替版)


今作シーズン2は、本国では2019年8月12日から放送がスタートの最新作。
日本では、4日遅れの最速配信となります。
うれしい限りですね。

Amazonからは正式なアナウンスが、まだありませんが。
たぶん、きっと、毎週金曜に配信ではないかと思います。

ただ、前作シーズン1も週一配信でしたが、2話同時配信で本国より早く見れたりする(笑)変則配信もあったりしたので。
配信スケジュールには、ご注意ください。

正式なアナウンスがあり次第、この記事に追記したいと思います。

待望のシーズン2が、いよいよ日本上陸!
日本のホラー要素も強く、期待大!
楽しみですね!

海外ドラマ「ザ・テラー」シーズン2は、Amazonプライム・ビデオで2019年8月16日(金)から配信スタート!
以降、たぶん、きっと毎週金曜に最新話を1話ずつ配信するのではないかと思います。


Amazonmプライム・ビデオ公式サイトは、こちら。

【公式サイト】Amazonプライム・ビデオ


参考記事 Amazonプライムビデオおすすめ海外ドラマ最新ラインナップ

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日系人強制収容所とは?

今作シーズン2で扱う史実の題材は、大戦中の日系人強制収容所。
第二次世界大戦の時代、アメリカ本土の日本人移民や日系アメリカ人は、強制的に収容所へ収監され、1942年から1945年まで続きました。

詳細は、ウィキペディアにまとめられています。
もし、ドラマを見ていて、よくわからないことがあったら、参考にしてみるといいかもしれませんね。

ウィキペディアのページは、こちら。
Wikipedia:日系人の強制収容


1941年、日本の真珠湾攻撃で始まった第二次世界大戦。
アメリカでは、敵国の日本を祖先に持つ日本人移民や日系アメリカ人が、国家の安全の脅威になると考え、「敵性市民」として監視の対象となります。
「日系アメリカ人」なので、アメリカで生まれ、アメリカで育ったアメリカ国民であるにもかかわらず、祖先が日本人だから、という理由だけで、誹謗・中傷されたり、差別されたりする事態に。

やがて、日本人移民と日系アメリカ人は、住んでいる場所を強制的に立ち退かされ、財産も処分され、アメリカ全土の11か所に設けられた強制収容所へと入れられることになります。
収監されたのは約12万人で、そのうち7割が日系アメリカ人=アメリカ国民だったそうです。

今作に出演されているジョージ・タケイさんは、実際に少年時代をカリフォルニア州ツール・レイク収容所で過ごされたそうです。

終戦を迎えた1945年には解放されますが、財産も仕事も奪われたあとで、何もない、着の身着のままでの解放。
その後も、アメリカ国民であるにもかかわらず、1952年まで市民権もなかったそうです。

・・・と、知ったかぶって、ウィキペディアの内容を抜粋して書いている私ですが。
当然、当時の本当の苦労や屈辱感は、全然わかってないのだと思います。
そう安易に簡単に語れることではない出来事だと思います。

人種差別の問題が根強いアメリカ。
今の時代に、この題材を描くことに、大きな意味があるかもしれませんね。

このドラマは、ちょ~こわ~~いホラー(笑)なエンターテイメント作品ではありますが。
いわれなき差別と、人間の尊厳を冒された人々を描くドラマ性の部分も、見ごたえがあるのではないかと思います。

・・・今の日本の状況を考えると、さらに皮肉の効いた題材かもしれませんね。


※以下、ややネタバレを含ますので、ご注意ください。

社会性の強い見ごたえあるドラマ!第1話 感想

早速、第1話を見ました。
冒頭から、いきなり・・・怖えええ~!

映像や美術のビジュアル面は、思った以上に気合い入っていて、クオリティ高かったと思います。
正直、それほどのスケール感はないだろうと、あまり期待はしてなかったのですが。
日本文化の映像演出は、なかなか。
やわらかい間接光と、逆光を活かしたシャープな見せ方・・・ああ、なんか、リドリー・スコットっぽい。(笑)

セットも、なかなかスケール感があって、時代感を出す作り込みも、すごくよかったですね。
見ごたえありました。

内容的には、やはり日本的なホラー要素が強かったですね。
・・・得体のしれない、ドロっとした感じ。(笑)

なんですけど。
その反面、史実を題材にした社会性も、そこそこ強かったと思います。
時代を背景にした人種差別の問題や、その中で翻弄される人々のドラマ性は、思っていた以上にクオリティもメッセージ性も高かったと思います。

まだ開戦前で、アメリカ人として生活している日系人たち。
人種や差別に苦悩し、その後、さらに過酷な運命が待っているかと思うと・・・。

と、ドラマに入り込んでいたら、急に怖いシーンになったりして。(笑)

史実に基づくドラマ性と、エンターテイメントのホラー要素とのバランスが、うまい。
緩急のつけ方が絶妙。
ドラマはしっかり魅せて、不可解な恐怖で、ひきつける。

また、海外からの目線で描かれる、日本文化・・・というか、オリエンタルでミステリアスな不思議な雰囲気(笑)も、うまく内容に溶け込んで、よかったと思います。

日本文化の描き方は、意外とリアリティありましたね。
「塩で清める」とか。(笑)
・・・ま、「お茶の葉占い」は・・・ま、フィクションですから。(茶葉で、そこまで分かるんかい。笑)

そして、出演者の演技も、素晴らしかったと思います。
私は、字幕版で見ましたが。
ジョージ・タケイさんの話し方、さすがでしたね。
日本からの移民なので、英語が流暢ではなく、日本人特有のカタカナっぽい喋り方。
すごくリアル。
細かいディテールのうまさは、さすがベテラン。

あと、謎の女性ユウコ役の祐真キキさん!
いやあ~、すっごく、よかった!
妖艶さと不気味さ。
存在感ありましたね。

シリーズ作品としては、前作以上に、社会性が強い内容になって、ドラマ性もより深くなっていると思います。
単なるホラードラマ、と、あなどれないクオリティでしたね。

最後は、ぎょえええ~!という不気味な終わり方。
ど~いうこと?

この後、過酷な生活が待ち受けているわけですが。
一体、何が起こるのか?
その原因は?

続きが楽しみですね。
期待したいと思います。

「ザ・テラー」シーズン2 感想は随時追記します

個人的には、シーズン2も第1話から面白かったです!
なかなか、クオリティ高いと思います。
そして、何はともあれ・・・怖い。(笑)
早く続きが見たい!
これから毎週、楽しんでいこうと思います。

第2話以降の感想は、視聴次第、Twitter(@zacknet7)でツイートの上、この記事の冒頭でも、随時、追記していこうと思います。

「ザ・テラー」シーズン2、お見逃しなく!

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