「THE PATH/ザ・パス」シーズン2全話見ました・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「THE PATH/ザ・パス」シーズン2

海外ドラマ「THE PATH/ザ・パス」シーズン2を全話観ました。
個人的な感想と評価です。

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海外ドラマ「THE PATH/ザ・パス」シーズン2とは?

新興宗教団体を題材に、人生観や価値観、心の葛藤を描く人間ドラマの第2弾。
米国Huluオリジナル制作のドラマです。

作品の概要や、前作の感想などはこちら。

海外ドラマ「THE PATH/ザ・パス」シーズン1を全話観ました。 個人的な感想と評価です。 【追記:2018.6.28】 ...


前作シーズン1では、信者エディと組織の幹部で妻のサラ、そしてリーダー格であるカルを中心に、さまざまな人々の人生模様が描かれていきました。
生きる意義や価値観、信仰に対する苦悩と葛藤が丁寧に描かれていて、見ごたえあるストーリーでしたね。
さらに、団体の裏側に隠された謎、エディとカルの対立、カルの抑えの利かない衝動や欲求から起こる事件など、意外とスリリングな展開も多く、目が離せない面白さ!
最終話では、ペルーを訪れたエディの前に、信じられない光景が。
まさに、驚きのラストを迎えました。

今作シーズン2は、いよいよ、その続き。
ペルーでエディの身に起こったこととは?
そして、サラや息子ホーク、カルなども、組織の運営をめぐり、さらに深い闇へと突き進むことになります。
やがて、組織と家族の元を離れたエディは、さらにカルと激しく対立し、事態は思わぬ方向へと向かいます。

キャストとしては。
引き続き、主人公エディを演じるのは、「ブレイキング・バッド」のジェシー役アーロン・ポール。
そして、組織のリーダーであるカルに、ドラマ「ハンニバル」ウィル役のヒュー・ダンシー。

今回も、二人の演技は素晴らしかったです。
まさに、鬼気迫る迫力!
必見です!

また、妻サラ役のミシェル・モナハン、息子ホーク役カイル・アレン、メアリー役エマ・グリーンウェル、サム=FBI捜査官ゲインズ役の「プリズン・ブレイク」シーノート、ロックモンド・ダンバーなども、再び出演しています。

ミシェル・モナハンは、あの「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」にも出演!
トム・クルーズとも共演を果たしました。
今後、活躍して目にする機会が増えるかもしれませんね。

そして、新たな登場人物として、エディと親しくなるクロエ役に、「TRUE DETECTIVE/ロサンゼルス」のリーヴェン・ランビン。
ホークが慕うノアに、「THE FLASH/フラッシュ」メタヒューマン・ピーカブー役や「HUNTERS/ハンターズ」リーガン役のブリトニー・オールドフォード。
シベリアに引きこもっていたという(笑)コディアック役で、映画「48時間」をはじめ、「ブラックライトニング」ギャンビ役など、数々の作品で知られるジェームズ・レマーも出演しています。

さらに!
カルの母親ブレンダ役で、「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」「シリアル・ママ」「私がウォシャウスキー」の、あのキャスリーン・ターナーが再び登場!
今回は、本当にスゴかったです!
あの迫真の演技は、さすが!

さらに!さらに!
ノアの母ジャッキー役で、メラニー・グリフィスも出演!
「ワーキング・ガール」「パシフィック・ハイツ」「虚栄のかがり火」「ミルク・マネー」などなど、一時代を築いた名女優!
・・・気づきました?

カル役ヒュー・ダンシーとメラニー・グリフィスの、熱の入った共演は見ごたえありましたね。
さすがの貫禄と存在感。
お見逃しなく!

ドラマ「THE PATH/ザ・パス」は、現在シーズン3まで制作されています。
残念ながら、シーズン3がファイナルとなり、完結するそうです。

シーズン2は、2017年制作。
各話45~50分程度の全13話です。

現在、Hulu(フールー)で、シーズン2まで配信されています。
(紹介している作品は、2018年6月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は Hulu の公式ホームページにてご確認ください。)

Hulu公式サイトはこちら。

【公式サイト】Hulu


※以下、かなりネタバレを含みます。未見の方は、ご注意ください。

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「THE PATH/ザ・パス」シーズン2 あらすじ

ペルーで衝撃の体験をしたエディ。
その後、組織と家族のもとを離れ、新しい生活をスタートさせます。
兄のかつての恋人クロエとも親しくなり、普通の社会での日々を過ごすのですが・・・。
しかし、組織の影に怯え、俗世間ともなじめず、思うのは妻サラや息子ホークのことばかり。

一方、サラは水質汚染で健康被害に苦しむ住民を救うために奔走。
それが原因で、ホークに危機が及び、さらにはカルから衝撃的な告白を受け、自身も罪の意識で激しく動揺します。

そしてカルは、周囲の反対を押し切って、二ューヨークにあるシティセンターのビルを購入し、組織のさらなる拡大を進めますが、そのことが大きな財政難をもたらし、組織存亡の危機を迎えることに。

やがて、家族を奪われたエディのカルに対する憎しみは日増しに大きくなり、二人の対立も激しくなっていきます。
そして、事態は思わぬ結末を迎えることになるのでした。

・・・というようなストーリーです。

予告動画は、こちら。
「THE PATH/ザ・パス」シーズン2予告編

人間の欲求と心の葛藤を、さらに深く描いたシーズン2

前回のシーズン1に比べると、宗教色はやや薄くなったかな?という気がします。
修行だとか儀式だとかいうのは少なくなって、その分、人間を描く時間が増えたかも。

もちろん、カルト集団が持つ独特の不気味さや怖さは、今回もありましたが。
より人間を深く描いていて、前回より見やすくなったように思います。
・・・説教臭さも和らいだかな?(笑)

前半は、わりとグイグイと来てましたね。
ペルーでの出来事の真相や、その謎に迫っていくリチャードとコディアック、サラに打ち明けるカルなどなど、意外とサスペンス要素も濃く、驚きの展開も多かったと思います。
サラが精神的に参っていくのも、大きかったかも。
・・・サラとカル、掘り起こしちゃってるしね。(笑)
どうなってしまうのか、続きが気になる面白さでした。

財政問題や、FBIの追求あたりの中盤からは、かなりドラマ性が中心になって、見ごたえがありましたね。
お金の工面で追い詰められていくカル、水質汚染の件で葛藤や無力感が続くサラやホーク、家族を失った思いと俗世間になじめず苦悩するエディなど。
どのエピソードも、それぞれのキャラクターの葛藤を深く描いていて、ドラマとして、おもしろかったです。

個人的には、第4話の「壁の色」とか、すごくよかったですね。
シナリオも、素晴らしかった!
人をその気にさせる、カルの雄弁さ。
演じたヒュー・ダンシーの熱演も素晴らしかった!
また「見えない」ってサラっと言っちゃう(笑)エディの価値観との対比もあって、見ごたえのあるエピソードだったと思います。

また、サム=FBIエイブの、家族とのエピソードやニコルとの関係、捜査への葛藤なども、見どころだったと思います。
それほど出番が多いわけではないですが、なかでも第5話の出来事は見入っちゃいましたね。
・・・も~、シェルビーが可哀そうすぎて・・・あれは、ヒドい。

他にも、カルの母親ブレンダが登場する第8話をはじめ、とにかく毎回毎回、見どころ満載で書き切れないほど。
それでいて、意外な展開も多くて、かなりおもしろかったです。

みんな、幸せになりたい、いいことをしたい、と思うがあまり、それが「欲望」になって。
思いとは裏腹に、ズブズブと深みにハマって、もがき苦しむ。
何とか解決しようと動くものの、その代償は計り知れなくて。
思い通りには、いかないジレンマ。

人間性や心の葛藤や苦悩が、さまざまな人々の人生模様を通じ、丁寧に描かれていたと思います。
ドラマ性としては、前回以上に、さらに面白かったです。

また、前回は、わりと見る人によっては受け取り方が違う、それぞれの価値観で評価が変わるような作りでしたが。
今回は、共感がしやすい描き方ではあったと思います。
それもあって、ストーリーの流れもスムーズで、さらに見やすく、理解しやすい内容だったかなと思います。

後半から終盤は、エディの変化や、追い詰められたサラのエピソードで、盛りがりましたね。
まさに、目が離せない展開。

・・・でしたけど。
ただ、ストーリーの流れとしては、終盤はちょっと雑だったかも。
急に、駆け足になった気も。

エディの恋人クロエとか、どうなった?
さらに、小屋から出ていったコディアック、どうした?(笑)

なかでも、エディが信頼を得て、まわりに人が増えていくあたりは、ちょっと説得力なかったかなあ。
リチャードとか、わりとサラリとエディのこと信じちゃうし。
とくにエディがカリスマ性を発揮するエピソードもなかったしなあ。

もちろん、まわりがカルに対して不満や不信感があったのは分かるにしても。
当のエディが「導けるか、わかんない」とか言ってる中で(笑)みんなが慕っていくのは、もう少し丁寧に描いてほしかったかも。
急にアシュレイ登場したけど、それっきりとか(笑)やや雑さはあったもしれませんね。

とはいえ。
終盤のドラマ性は、やっぱスゴかった!
リチャードの件もさることながら、とうとう逃亡生活まで堕ちたサラとか。(そこも、もっと深く描いてほしかったかなあ)

そして!
最後のエディとサラの会話が、素晴らしかったです!
見ごたえありましたね。
・・・あれでエディは、引き返せなくなったなあ。

前回以上に、さらに心の欲求と葛藤を深く描いていて、見ごたえのあるシーズン2だったと思います。
色々と考えさせられる、胸に響くストーリーでしたね。

あと!
今回、ちょっと残念だったのは、アーロン・ポールとヒュー・ダンシーの共演シーンが少なかった!
二人とも、今回も本当に素晴らしい演技でしたけど、やっぱりもっと、バチバチなところを見たかったかなあ。
ドラマはおもしろかったですけど、そこがちょっと心残りですかねぇ。

エディとカルの対決は?続きが早く見たい!

個人的には、今回のシーズン2も面白かったです。
ドラマ性重視で地味目ではあるものの、ガッツリと見ごたえのある内容は、さらにパワーアップ!
多少、粗さは置いといて(笑)期待通りの面白さでした。

最終話では、いよいよエディが凱旋!
ついに、カルとの対立が激化しそうな終わり方でした。

・・・最後の門のところでのエディは、若干、ウォーキンデッドのニーガン的だったもんねぇ。(笑)

果たして、どうなるのか?

シーズン3は、すでに制作されています。
今現状では、シーズン3がファイナルの予定です。

マイアリズムの組織の運命は?
エディとカルの対決の行方は?
・・・うう~、早く見たい!

シーズン3も、猛烈に楽しみです!