「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン3全話見ました・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン3

海外ドラマ「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン3を全話見ました。
個人的な感想と評価です。

【追記:2019.10.31】
「Black Sails/ブラック・セイルズ」のHuluでの配信は、すでに終了しています。
Huluでは視聴できませんので、ご注意ください。


(※本ページには、プロモーションやスポンサー広告が含まれています)

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「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン3とは?

名作「宝島」を原作に、小説の20年前の前日談を描いた海賊ドラマの第3弾。
18世紀のカリブ海を舞台に、海賊たちの生き様が描かれています。

作品の概要と、前作までの感想などはこちら。

シーズン1
シーズン2

前回のシーズン2では、アクションもドラマ性もパワーアップ!
海賊ドラマらしいド派手な海戦シーンやアクションに加え、欲望と陰謀、裏切りの愛憎劇にハラハラドキドキ!
さらには、フリント船長の驚愕の過去が明らかになり、まさかの展開に絶叫!
目が離せない面白さでした。

今回のシーズン3は、英国との対立も激化。
ナッソーの島と海賊たちの未来をめぐり、激しい戦いが繰り広げられます。
スケールも迫力も、これまで以上にボリュームアップ!
ドラマも、かなり見ごたえがあると思います。

製作総指揮は引き続き、映画「アルマゲドン」「トランスフォーマー」やドラマ「ザ・ラストシップ」などのヒットメーカー、マイケル・ベイ。
今回は、さらにマイケル・ベイらしさが炸裂してます!(笑)

フリントやシルバー、ビリーやベインなど、おなじみのキャラクターが再集結。
今回も、意外とラッカムは熱いですよ!

さらに、あの伝説の海賊「黒ひげ」ことエドワード・ティーチや、英国海軍ウッズ・ロジャーズ総督など、新たなキャラクターも登場。
物語に、どう絡んでくるのかも注目です!

・・・ちなみに。
フリント船長やジョン・シルバー、ビリー・ボーンズなどは、小説「宝島」に登場する「架空の人物」。
チャールズ・ベイン、ジョン・ラッカム、アン・ボニー、エドワード・ティーチなどは、実在したと言われる海賊です。

ウッズ・ロジャーズ総督も、実在の人物。
ドラマで語られるエピソードも史実に基づいているようで、出版した本「世界巡航記」は、かなり有名なのだとか。
・・・てか、私もウィキペディアで調べただけなんですけどね。(笑)
詳しくは、こちら。

ウィキペディア:ウッズ・ロジャーズ

他の登場人物たちも、調べてみると楽しいと思いますよ。(ただし、ネタバレ注意)
なお、細かいエピソードなどは、史実とは異なり、ドラマのオリジナルのようです。

また、今回のシーズン3では、さらに原作の「宝島」の内容に近づいています。

例えば、第10話(最終話)の「紙に黒丸」は、小説の中で、ビリー・ボーンズに関わる有名なエピソードとして登場します。
小説「宝島」を知っていると、さらに楽しいと思います。
(ただし、「宝島」を調べると、ややネタバレになりますので、ご注意を)

・・・みなさん、お忘れだと思うのですが。
このドラマ、「宝島」の前日談を描いた、いわばスピンオフですからね。一応。(笑)

ドラマ「Black Sails/ブラック・セイルズ」は、現在シーズン4まで制作されています。
シーズン4で打ち切りで、シリーズとしては完結です。
シーズン4がファイナルシーズンで、シーズン5はありません。

シーズン3は、2016年制作。
各話50~60分程度の全10話です。


※以下、ややネタバレを含みますので、ご注意ください。

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「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン3 あらすじ

ついに「ウルカ・デ・リマ号」の財宝を手中に収めた、ナッソーの海賊たち。
しかし、ウッズ・ロジャーズ総督が率いる英国軍は、ナッソーと財宝奪還のため、恩赦を餌に海賊たちを次々と懐柔していきます。
一方、フリント船長は、バーロウ夫人を亡くしたショックと、海賊の威厳のため、さらに残忍な行動で名をはせていきますが、英国軍の追撃は厳しさを増し、仲間の海賊たちも恩赦で寝返り、窮地に追い込まれることに。
そして、ついにフリントたちは、ナッソー奪還と海賊たちの未来のため、英国軍と激突!
激しい戦いの火蓋が切って落とされます。
果たして、その結末は?
海賊たちの運命は?

・・・というようなストーリーです。

壮大なスケール感と大迫力の海戦アクション!まさに海賊スペクタクル!シリーズ屈指のおもしろさ!

今作シーズン3は、これまで以上にスゴかったですね!
メチャクチャおもしろかったです!

全体的に、海上シーンも多くなり、海戦バトルやアクションも増量!
CGとはいえ、海賊船がズラリと並んだり、航行するシーンもスケール感があって、見ごたえありました。

特に前半は、激しい戦いや嵐のシーンなど、大迫力の連続!
まさに、海賊ドラマ!海洋スペクタクル!
マイケル・ベイ節、炸裂!(笑)

・・・どうして・・・どうして、シーズン1から、こうしなかった?(笑)

終盤のラッカム救出とか、撮影もすごかったですね。
あれはハラハラドキドキで、映像としても見ごたえありました。

最終話などは、もう戦争映画さながら!
迫力満点で、メチャクチャよかったです!

さらに、島に流れ着いて、戦いがあって・・・といった、冒険アドベンチャーの要素も加わって。
原作の「宝島」の世界観に近づいた感じはあったと思います。

・・・とはいえ、相変わらず大人の欲望ドロドロで、よい子には見せられないんですけどね。(笑)
あえて言えば、「大人の宝島」といった感じになったかなという気がします。

また、ドラマ性の部分でも、これまで以上に見ごたえがありましたね。
前回のシーズン2で、ついに財宝が手に入ったことや、英国との交渉が完全に決裂したこともあり、ストーリーの方向性が変わったのも大きいと思います。

これまでは、財宝や海賊同士の覇権をめぐる、ドロドロとした陰謀や裏切りなどが中心だったと思うのですが。
今回からは、島と海賊の未来をめぐる、英国との対決がメインで、どちらにつくか?で、思惑が交錯するような面白さに変わったかなと。

なので、海賊たちは、より熱く!熱く!熱く!描かれていましたね。
正直、前半は、フリントがウジウジな感じで(笑)大丈夫かな?と思っていましたけど。
でも、戦いを決意してからは、熱かった!
・・・あの妙な、バーロウ夫人の幻想シーンがなくなってからは(笑)カッコよかったなあ。

シルバーも、スゴ味が増しましたよね。
だいぶ、「宝島」のキャラクターに近づいたような。

そして、ラッカムも!ベインも、熱かった!
とくに終盤のベインは・・・グッときちゃいましたね。
衝撃展開で、言葉もなく見入っちゃいました。
圧巻でした。

中盤は、フリントたちが島に滞在して動きがなかったこともあって、やや停滞気味。
エレノアのエピソードも、ちょっと長めで、もしかしたら少しスローダウンだったかもしれませんね。
それでも、かつての朋友たちと敵対する葛藤や愛憎劇が、ドラマとしても見ごたえがあったと思います。
これまでとは少し違った面白さでしたね。

終盤は、もう怒涛の展開!
男たちの熱いドラマに胸アツ!
先が読めない展開に、ハラハラドキドキ!
ド迫力の戦いに、大興奮!
猛烈におもしろかったです!

ストーリー的にも、これまでよりは、単純明快でわかりやすく、見やすいと思います。
さらに、海賊ドラマらしさもパワーアップして、エンターテイメントとしての面白さも増したように思います。

・・・もう、シーズン1とは全然違いますね。(笑)

まさに、シリーズ屈指のおもしろさ!
すごく、よかったです!

・・・ま、あえて言えば。
もう少し「黒ひげ」に暴れてほしかったかなあ。
存在感やスゴ味は分かったものの、物足りなかったですね。

そのあたりは、次回のシーズン4に期待したいと思います。
・・・とりあえず、シーズン2のネッド・ローみたいに、何しに出てきたんだか、よくわかんない感じで終わらずに、よかったです。(笑)

「宝島」と、どう繋がっていくのか?

個人的には、メチャクチャおもしろかったです!
次のシーズン4も、楽しみです!

今回のシーズン3では、だいぶ原作に近づいてきましたね。
ジョン・シルバー伝説が、いかにして作られたのか?(かなり人為的でしたが。笑)
紙の黒丸などなど、原作を知るとニヤリとするシーンも多かったです。

このドラマは、次回シーズン4がファイナル・シーズンとなり、完結します。
・・・ということは、「宝島」にかなり繋がっていくと思うのですが。

まだまだ、描かれていない部分は多いですよね。
ビリーの箱や顔の傷、そしてなにより、まだカギとなる「宝の地図」が出てきてないです。

果たして、どんな結末を迎えるのか?
すごく楽しみですよね!

シーズン4も、期待したいと思います。

次のシーズン4を見た個人的な感想はこちら。
「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン4・感想と評価