Amazonドラマ「ナチ・ハンターズ」全話見ました 感想と評価

ナチ・ハンターズ

海外ドラマ「ナチ・ハンターズ」(原題:Hunters)全話見ました!
個人的な感想と評価です。

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海外ドラマ「ナチ・ハンターズ」とは? Amazonオリジナル作品

Amazon:ナチ・ハンターズ(字幕版)

Amazon:ナチ・ハンターズ(吹替版)


70年代アメリカを舞台に、ナチス残党を追う秘密集団の活躍を描いたサスペンス。
Amazonオリジナル制作の作品です。

最愛の祖母を何者かに殺された、ユダヤ人青年のジョナ。
その出来事がきっかけとなり、謎の老人マイヤー・オファーマンと出会ったジョナは、「ハンターズ」と名乗る秘密集団に加わることになります。
やがて、戦後、秘密裏にアメリカへと逃げ延びていたナチス残党が存在し、それが祖母の死とも関りがあることを知ったジョナは、正義と復讐のため、仲間たちとナチ狩りに奔走することになるのですが・・・。
その裏には、想像以上に大きな陰謀と、予想もしなかった秘密が隠されていて、ジョナは葛藤に苦しむことになります。

シュールでアクの強い演出と、スリリングで目が離せない展開。
それ以上に、戦争でのエピソードを通じて描かれる、差別問題や人間の尊厳、心の闇と良心との葛藤など、深いドラマ性も見どころ。
かなり個性的な魅力が強いドラマだと思います。

制作・配信は、Amazon。
製作総指揮は、映画作家であり、俳優でもあるジョーダン・ピール。
コメディ映画「キアヌ」や、「ゲット・アウト」「Us」の製作・脚本・出演のほか、「ブラック・クランズマン」でも製作を務めています。

また、本作が本格的なデビューとなる新進気鋭のデビッド・ウェイルが、製作総指揮と脚本で参加しています。

キャストとしては。
主人公ジョナ役には、「パーシージャクソンとオリンポスの神々」「フューリー」「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」のローガン・ラーマン。
今後の活躍が期待される、若手実力派俳優です。

そして、ハンターズを率いるマイヤー・オファーマンを演じるのは、アル・パチーノ。
「ゴッドファーザー」「狼たちの午後」「スカーフェイス」「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」「ヒート」など、数々の映画作品で知られる大御所。
最近では、「オーシャンズ13」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」「アイリッシュマン」にも出演しています。

今作が、テレイドラマシリーズ初主演だそうです。
も~、さすがの存在感と説得力!
見どころです!

また、マレーに、「ウェアハウス13 秘密の倉庫 事件ファイル」「ラスト・タイクーン」のソウル・ルビネック。
ミンディに、「アンブレイカブル キミー・シュミット」のキャロル・ケイン。
「大佐」に、映画「存在の耐えられない軽さ」や「エイリアス」「マインドハンター」のレナ・オリン。

そして、ビフ・シンプソンに、「HOMELAND/ホームランド」「ジ・アメリカンズ」「グッド・ワイフ」「ダメージ」のディラン・ベイカー。
ルースに、「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」「キング・オブ・メディア」ジーニー・バーリンと、大ベテランが勢ぞろい。

ほかにも、FBI捜査官ミリー・モリスに、「グレイズ・アナトミー」のジェリカ・ヒントン。
ロキシーに、「ザ・フォロイング」のティファニー・ブーン。
ジョーに、「高い城の男」「ボッシュ」のルイ・オザワ。
ハリエットに、「シークレット・シティ」のケイト・ムルバニー。

さらにゲストとして、ドラマ「12モンキーズ」カタリーナ・ジョーンズ博士役のバーバラ・スコヴァや、映画「インデペンデンス・デイ」や「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」のジャド・ハーシュ、あのウィリアム・サドラーも出演しています。

個人的には、ナチスの工作員として暗躍する米国青年トラヴィス役を演じた、「クラス ねらわれたコールヒル高校」のグレッグ・オースティンが、よかったです!
アル・パチーノを筆頭に、実力派の大ベテランが多い中で、引けを取らない存在感と怪演だったと思います。
イカれっぷりがスゴかった!
今後、さらに注目されていきそうですね。

大熱演のキャストの演技も、見どころです。


Amazon:ナチ・ハンターズ(字幕版)

Amazon:ナチ・ハンターズ(吹替版)


海外ドラマ「ナチ・ハンターズ」は、Amazonオリジナルドラマで、現在シーズン1まで制作されています。
シーズン1は、2020年制作。
各話60分程度の全10話です。

現在、Amazonプライム・ビデオで配信されています。
(紹介している作品は、2020年2月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はAmazon公式ホームページにてご確認ください。)

Amazonmプライム・ビデオ公式サイトは、こちら。

【公式サイト】Amazonmプライム・ビデオ


参考記事 Amazonプライムビデオおすすめ海外ドラマ ラインナップ


※以下、ネタバレを含ますので、ご注意ください。

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ドラマ「ナチ・ハンターズ」あらすじ

1977年アメリカ・ニューヨーク。
ユダヤ人の青年ジョナは、戦時中、強制収容所で過ごした経験のある祖母ルースと二人暮らし。
有名大学に進学できるほどの頭脳明晰なジョナでしたが、生活のためアルバイトをしたり、麻薬を売ったりしながら、生活に追われる毎日を過ごしていました。

そんな、ある夜。
自宅に何者かが押し入り、祖母のルースが殺されてしまいます。
犯人探しに奔走するジョナは、ルースの知人マイヤー・オファーマンと葬儀で出会ったことをきっかけに、ナチス戦犯が密かにアメリカに逃げ延び、ルースが殺された理由も、戦時中の忌まわしい過去に関係があることを知ります。

悪魔のような悪行に加担してきたナチスの残党が、アメリカで何食わぬ顔で平和に生き続けている。
正義と復讐に燃えるジョナは、マイヤーが仲間たちと密かに結成した、ナチス残党狩りのチーム「ハンターズ」に加わり、奔走することになるのですが・・・。
次第に、恐るべき陰謀と、裏側に隠された驚愕の秘密が明らかになり、ジョナは数々の試練と厳しい決断を迫られることに。

果たして、ジョナの運命は?
隠された秘密とは?

・・・というようなストーリーです。

予告動画はこちら。
ナチ・ハンターズ 予告

ドラマ「ナチ・ハンターズ」時代背景を解説

今作の物語はフィクションですが、背景となる事件や出来事は、歴史的事実に基づいています。

ナチスが強制収容所で行った、ユダヤ人の虐殺の恐ろしさは、広く知られています。
毒ガス室をはじめ、双子の研究や、海水で生存する方法なども、実際に人体実験されていたそうです。

戦後、ドイツ人の優秀な人材をアメリカに招集した「ペーパークリップ計画」も有名な事実。
ロケット開発の科学者ヴェルナー・フォン・ブラウンも実在の人物で、宇宙開発を題材にした数多くの映画やドラマでも描かれています。

また、終盤で登場する、別のナチ・ハンター、サイモン・ヴィーゼンタールも実在の人物。
戦後、逃亡したナチス戦犯の行方を追い続けた、ガチなナチ・ハンターとして知られています。

ほかにも、舞台となる1977年には、本当に7月13日にニューヨークで大停電が発生。
スター・ウォーズ第1作目「エピソード4 新たなる希望」が公開されたのも、この年。(笑)

ストーリー自体は、そこそこ荒唐無稽ですが(笑)、決して絵空事ではない、生々しい現実感があるのも、このドラマの魅力だと思います。

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ドラマ「ナチ・ハンターズ」感想 人間の尊厳と葛藤を描くドラマ性が見ごたえあり!

ナチス残党を狩るグループの物語・・・と聞いて、見る前は、正直、シュールでぶっ飛んだ娯楽作品かな?という印象でした。
そういうノリのドラマに出演して、大丈夫なのか?アル・パチーノ・・・という感じ。(笑)

案の定、演出やストーリー展開は、なかなかにアク強すぎ。(笑)
・・・なんですが。
思っていた以上に、ドラマ性が太くて、ちょっと意外というか、面喰っちゃいましたね。

とくに、過去の強制収容所でのエピソード。
描写こそ控え目ですが、本当に凄惨で、胸が苦しくなる。
戦争の悲惨さ、人間の尊厳を奪われた人々の苦悩が、しっかりと描かれていたと思います。

かと思えば、シュールで毒気ありすぎな、ロニー・フラッシュ様のテレビ番組的な妄想もあったりして。(笑)
謎の多い、先が読めない展開や、スリリングな展開など、エンターテイメント要素も盛りだくさん。

個人的には、映画ネタが満載だったのもツボでした。
ま~、今の若い人たちは、わかんないかも。
・・・リチャード・ドレイファス。(笑)

とはいえ、やっぱり過去のエピソードのシリアスなインパクトが、あまりに強すぎて、そちらのほうが頭に残る感じはありましたね。
それはそれで見ごたえあって、すごくよかったですが・・・。
ちょっと「娯楽作品」としての印象は、薄かったかもしれません。
やや期待とは違った、という人も多いかも。

このまま、ドラマ性中心で行くのかな?・・・と思いきや。
中盤からは、一気にテンポアップ!
サスペンスとしても、ハラハラドキドキ!
も~、見入っちゃう緊張感。
ナチ工作員の米国人トラヴィス、ヤバかった!

さらに、ドラマとしても、ジョナの苦悩や葛藤が中心になって、それぞれのメンバーの隠された背景なども明らかに。
中でも、マレーとミンディ。
いざ敵を前にした時の、憎しみと葛藤。
そして、長年、本当に苦楽を共にしてきた夫婦の悲劇。
・・・いやあ、もう、泣けた。
アク強すぎな前半の段階で、まさか後半で泣くとは思いもしなかったよ。(笑)

終盤に向けては、もう怒涛の展開。
娯楽要素や驚愕展開が多めで見ごたえありましたが、ドラマ性もしっかり魅せていて、猛烈に面白かったです。
アル・パチーノ、さすがの演技!

各話が60分程度と長く、全10話。
10時間の長編、という観点でみると、構成のバランスも納得、かなと。

全体的には、シュールでクセの強い娯楽作品というだけではなく、ドラマ性も強くて濃かったと思います。
差別問題や、人間の尊厳を奪われた人々の苦悩と傷。
善悪や、心の闇と光。
それがら深く描かれていたと思います。

・・・ま、とはいえ、アクは強い。(笑)
このノリについてこれるかは、好みの分かれるところかも。

また、主人公ジョナは、思春期まっただ中なので(笑)感情移入できるかも、物語に入り込めるポイントかもしれませんね。

シーズン2は、あるのか?残された謎

個人的には、かなり面白かったです!
エンターテイメントとしても、ドラマ性としても、見ごたえあったと思います。

最終話では、驚愕の真相が明らかになりました。
・・・う~ん・・・正直、ちょっと先読みできちゃう・・・かな?
あと、その真相に納得できるか、と、言われると・・・う~ん・・・。(笑)
結局、ルースが目撃した「ウルフ」って・・・??

また、ラストも驚愕すぎて、びっくり!
他にも、本筋には、あんま関係なかった議員ビフ・シンプソンの行方とか(笑)ハリエットの本当の立ち位置とか、結構、謎は残りましたね。

今現状では、まだシーズン2制作の正式発表は、ありません。
もし、あるなら・・・今度はヨーロッパが舞台?かな?

果たして、続きはどうなるのか?
続編に期待したいと思います。