HOMELAND/ホームランド シーズン6 全話見ました・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「HOMELAND/ホームランド」シーズン6

海外ドラマ「HOMELAND/ホームランド」シーズン6を全話観ました。
個人的な感想と評価です。

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「HOMELAND/ホームランド」シーズン6とは?

CIAとテロ組織との攻防を描いたサスペンスドラマの第6弾。

作品の概要や、前シーズンまでの詳細はこちら。

シーズン1
シーズン2
シーズン3
シーズン4
シーズン5

前回のシーズン5は、ドイツが舞台。
CIAを離れ、娘フラニーと平穏に暮らしていたキャリーでしたが、CIAの情報漏えい事件やスパイ事件、テロ勃発の危機など、再び恐ろしい陰謀に巻き込まれていきました。
謀略や裏切りなど、まさにスパイ・ドラマらしいハラハラドキドキの面白さ!
・・・ただ、ソールのダメっぷりが際立ってましたね。(笑)
そして!クインが、とんでもないことに!
最終話のラストは、モヤモヤっと終わってしまったのですが・・・。

今回のシーズン6は、その続きから。
本国アメリカへ戻ったキャリー。
イスラム教徒を支援する団体の代表として活動を始めますが、新しい次期大統領の政策をめぐる謀略に巻き込まれ、再び大きな危機に直面します。
クインは、あれからどうなったのか?
キャリーの運命は?

基本的に、前シーズンを見ていることが前提の内容だと思います。
今回は、シーズン4やシーズン5でのネタが、ちょいちょい出てきます。

クレア・デインズ演じる主人公キャリーをはじめ、ソールやアダールなど、主要キャストは再び登場。
今回は、私の大好きなマックスも登場!
待ってた!(笑)

ほかにも、イスラム教徒の少年セクーに、「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」ミランダの息子チャーリー役ジャマル・マロリー・マクリー。
キャリーの団体の弁護士レダ・ハシームに、「THE FLASH/フラッシュ」シン警部役パトリック・サボンギ。
メディアを操る政治活動家オキーフ役に、「タイラント 独裁国家」シーズン2で、バサムの妻モリーと「いい仲」になった(笑)弁護士ジェームズ・ティモンズを演じた、ジェイク・ウェバーなどが出演しています。

そして、次期大統領エリザベス・キーン役には、エリザベス・マーヴェル。
ハウス・オブ・カード 野望の階段」シーズン3の、女性大統領候補ヘザー・ダンバー役が有名。(笑)
大統領として、母親としての苦悩など、今作の演技は素晴らしかったです!
・・・にして、役名がエリザベス・キーンって。
THE BLACKLIST/ブラックリスト」のリズの名前として、あまりにも有名なんですけど・・・狙ったのかな?

あと、国防省マクレンドン大将役で、ご存じ「プリズン・ブレイク」ティーバック、ロバート・ネッパーも出演。
正直、出番は少なくて「そういや、いたっけ?」という感じですが。(笑)
最後は、魅せますよ!
お見逃しなく!

「HOMELAND/ホームランド」は、現在シーズン6まで制作され、すでにシーズン8までは決まっているようです。
シーズン6は、2017年制作。
各話55~60分程度の全12話です。

今現在、シーズン6を見放題で配信しているサービスはありません。
DVDのレンタルをはじめ、dTVU-NEXTAmazonビデオなどで、ポイント使用または別途有料で視聴できます。

※以下、結構ネタバレしていますので、未見の方は、ご注意ください。
極力、配慮しましたが、特に今回はご注意を。

「HOMELAND/ホームランド」シーズン6 あらすじ

ドイツでの事件から数か月後。
キャリーはアメリカへと帰国し、娘フラニーと共に、ニューヨークのブルックリンで静かに暮らしていました。
CIAとは関わりを絶ち、イスラム教徒を支援する団体で仕事を始めたキャリーでしたが、テロの疑いをかけられ、不当に逮捕された少年セクーを支援したことから、事態は思わぬ方向へ。
次期大統領エリザベス・キーンが新たに打ち出した政策をめぐり、さまざまな人間の思惑が交錯し、キャリーも巻き込まれて、次第に追い詰められていきます。
やがて、アメリカの未来を左右する巨大な陰謀が明らかになり、秘密裏に激しい攻防が繰り広げられていくのですが・・・。
最後は、想像もしなかった、衝撃の結末が待っているのでした。

・・・というようなストーリーです。

予告動画はこちら。
Homeland Season 6 Trailer

衝撃の結末!アメリカの暗部と裏側をリアルに描いた、政治色の強いサスペンス!

あくまで、個人的にですけど。
今回のシーズン6は、これまで以上に、おもしろかったです!
・・・ただ、最後が衝撃すぎて、絶句。
かなりショックなシーズンでした。

シーズン6は、これまでとは大きく違っていたように思います。
ある意味では、ちょっと異色だったかも。
もしかしたら、好みが分かれる内容かもしれませんね。

まず、「HOMELAND/ホームランド」だけど、テロリストが出てこない。(笑)
中東の怖い人たちとか、無人機とか、アメリカ憎し!殺す!とかいう、いつもの感じではなかったですね。
ちょっと意外というか、思い切ったな、というか。

ストーリー的にも、「CIAとテロリストの攻防」ということではなく。
政治をめぐる、アメリカ国内での主導権争い。
権力のパワーゲーム的な要素が大きくて、アメリカ人同士の対立という、今までにない展開でした。
「敵国」ではなくて「敵対する勢力」同士の戦いでしたね。

また、これまでは「ウソと真実」「表と裏」など、バレやしないかというスリルだったり、何が本当か分からずにハラハラしたりというのが、おもしろさの中心だったと思うのですが。
今回は、大きな陰謀が、影から、じわりじわりと、静かに秘密裏に迫ってくる怖さが大きかった気がします。
キャリーやクインなど、ハメられたり、理解されずに悪い方向へと進んでいく展開に、ハラハラしたり、じれったさを感じるような、スリル感でしたね。

いつものことながら、最新の社会情勢を取り入れた、リアリティあるストーリーも、すごくよかったです。
物語を通して、テロの不安感はもちろん、イスラム系住民への偏見や差別だったり、ネットによる情報操作だったりと、現代のアメリカが抱える暗部も丁寧に描かれていたと思います。
政治的な圧力や、組織や権力で脅していくあたりも、なんか、本当にありそうなリアリティ。
舞台が、馴染みのあまりない中東ではなく、身近なアメリカというのも、影響が大きかったかもしれませんね。

・・・ただ。
さすがの制作陣も、まさか、まさか・・・トランプさんが大統領になるとは、予想してなかったんでしょうね。(笑)
たぶん、ヒラリーさんが大統領になるだろうな、という予測のもとに、今回のストーリーを考えたんだと思うんですけど。
・・・もし、ヒラリー大統領だったら、さらにリアリティがあったかも。

全体的には、序盤は結構、静かな出だしで、クインのその後や、セクーの件など、ドラマ性が中心。
FBIのコンリンが、過剰意識で不当逮捕して・・・ああ、そういう路線なのかなあ、と。
若干、余裕ぶっこいて見てたというか。(笑)

・・・と、気を抜いていたら、いきなりの大事件!
本当、いきなり!
ええ~~!?
・・・すいません、ナメてました。(笑)

やっぱり、タダでは終わらない、このドラマ。
そこからは、静かで、じわじわと、地味ではあるけれど、ストーリーは一気に加速!
毎回毎回、ハラハラドキドキ!
意外な展開や驚きも大きくて、どのエピソードも見ごたえがあって、釘付けでしたね。
・・・いつも通り、緊張感ありすぎて、毎回、見終えた後はグッタリ。(笑)

そして、そして!
最終話が、スゴかった!
スケール感も大きくて、ものすごい緊張感!
ハラハラドキドキ!

クライマックスでは、まさかの展開で絶句・・・。
も~、ショック・・・。
まさか、まさか・・・そりゃ、ないよぉ。
も~、泣いた。

・・・で、その後も続くんだな。これが。(笑)
あそこで終わるか、「式」をやってほしい!くらいの感じでしたけど。
でも、泣いた、泣いた。(笑)

ラストは、これまた謎が多い、意外な終わり方でしたよね。
キャリーも、ソールに毒づいたりして、以前の現役時代のキャリーに戻ったような。
最後の最後で、ストーリー自体も、何が本当で、誰を信じていいか分からない、善なのか悪なのか分からない、また以前のシーズンの感じに戻ったような。
結構、衝撃の残る最後でしたね。

今回は、中東問題やテロ攻撃によるアメリカの危機ではなく、国の方向性をめぐる、内部のアメリカ人同士の対立。
また、現在の国が抱える問題や闇も描いて、アメリカを中心としたストーリーだったと思います。
まさに「静かなる内戦」。

いつも通りのリアリティや安定の面白さは残しつつも、シリーズとしては新しさが光っていたのではないかと思います。
新鮮味があって、すごくおもしろかったです。

そして、かつてない衝撃の結末。
・・・かなり、後を引くシーズンだったと思います。

これまで以上に大きな変化!さらに人間味が濃くなった登場人物たち

ドラマ性も、かなり見ごたえがあったと思います。
これまで以上に、人間関係なども変化が大きくて、それぞれの人間味が深く描かれていましたね。

正直、キャリーやソール、アダールなどは、数回しか顔を合わせてないんですけどね。(笑)
それぞれ個々のエピソードや演技が素晴らしくて、見入ってしまう魅力がありましたね。

キャリーは、もう病気はあまり表に出てこない感じで、わりと見やすかったです。(笑)
巻き込まれて渦中の人にはなりますが、第一線から離れているので、クインとのことや、母親として気持ち、カウンセリングで過去と向き合ったりなど、人間性を深く描く量が増えたと思います。
とりわけ、メラリーに対する母としての思いは、見ていてグッと来ちゃいましたね。
「任務のため、つらいことでも非道なことでも耐える」というような、CIA諜報員の苦悩ではなくて。
より人間味の溢れるエピソードが、すごくよかったです。
今回もクレア・デインズの演技は、素晴らしかったですね。

・・・ただ、最後。
再び、戻っていきそうな。
今後も、キャリーから目が離せないですね。

ソールやアダールも、より一層、魅力的だったと思います。
・・・ソール、今回は凄腕諜報員らしい活躍!汚名返上!(笑)

アダールは本当に、ヒール役として(笑)魅力が光ってましたね。
あの存在感があってこそ、今回のおもしろさがあるような。
演じたF・マーリー・エイブラハムの演技も、いつも以上にスゴかったです。

他にも、次期大統領エリザベス・キーンも、政治家として、母親としての苦悩や悔しさといった部分が、すごくよかったです。
・・・ま、あそこまで感情的になっちゃう大統領も、リアリティとしては、ちょっとどうかと思わなくはないですけど。(笑)
でも、人間味あふれる女性としての一面が深く描かれていたと思います。
最後は・・・裏に隠された部分も・・・。

そして、そして!
今回は、何と言ってもクイン!
これまでとは、大きく変わってしまって・・・見ているのがつらいエピソードが多かったですね。
精神的な部分や、まわりに理解されない苦悩やもどかしさ、悲しみなど、人間らしさが深く描かれていて、ドラマとしては見ごたえがありました。
最後は、本当にグッと来ちゃいましたね。
泣いた、泣いた。(笑)
演じたルパート・フレンドは、本当にスゴかったです!

アダール役F・マーリー・エイブラハムと、クイン役ルパート・フレンドは、もしかしたら賞を獲るかも。
それぐらい、これまで以上に凄味のある演技だったと思います。

あと、個人的には、マックス復活が嬉しすぎた!(笑)
前回シーズン5は登場がなかったので、ファンとしては寂しかったんですよねぇ。
マックスもまた、かなり人間味が出てましたね。
・・・シーズン4のクライマックの件、引きずってたんですね、やっぱり。
そういう細かい部分までも、丁寧に描かれていたと思います。
・・・意外だったのは、アダールと面識なかったのね。(笑)
ソールにも、忘れられてたしね。(笑)
そういうディテールも細かい。

クインはもちろん、アダールも、これまでとは違う、大きな変化があったシーズンでした。
さらに人間味が深く描かれて、それぞれのエピソードもこれまで以上に見ごたえがあったと思います。
個々に絡みが少なくても、ドラマ性としては深みが増して、さらにおもしろかったと思います。

・・・あと。
ロックハート、出てきませんでしたね。(笑)
もう長官じゃないのかな?
シーズン4では、ロックハートも嫌なヤツでしたけど、随所でちょっぴり人間味があって、よかったですけどねぇ。
次回、長官として復帰してほしいですよね。

シーズン7はどうなる?続きが気になりすぎる!

個人的には、今回のシーズン6は、いつも以上に、おもしろかったです!
まさに、今のアメリカを描いた社会派サスペンス!
新しさや変化が際立ったシーズンだったと思います。
すごく、よかったです!

そして、衝撃すぎるショッキングな結末。
あの思わせぶりなラスト。

キャリーは、また現場へと戻って戦うのか?
キーン大統領の真意は?
正しいのは、実はアダール?
アダールがソールに託した情報は?

シーズン7の制作は、すでに決定しています。
・・・もしかしたら、シーズン3の終わりの時のように「続き、いらなくね?」論争があるのかも。(笑)

ただ、完結はしていないですからね。
ぜひぜひ、続きが見たい!

・・・ちょっと寂しいけれど。
次のシーズン7にも、期待したいと思います。