海外ドラマ「HEROES/ヒーローズ」シーズン2を見しました。
個人的な感想と評価です。
目次
「HEROES/ヒーローズ」シーズン2とは?
超能力者たちの戦いと活躍を描いた、大ヒットSFドラマの第2弾です。
作品の概要と、前シーズンの詳細はこちら。
シーズン2は、2007年に制作。
1話45分程度で全11話です。
基本的に、シーズン1を見ていることが前提の内容だと思います。
このドラマで全11話というのは、かなり短いのですが。
当時、脚本家のストライキがあったことが影響しているそうです。
本来は、全23話程度で実際に撮影も進んでいたそうですが、結局は11話でまとめざるを得ず終了したようです。
全シリーズの中でも異例のシーズンとなっています。
DVD・Blu-rayをはじめ、現在、Huluなどで配信中です。
(本作品の配信情報は2021年2月日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している場合もありますので、ご注意ください)
Hulu公式サイトは、こちら。
【公式サイト】Hulu
また、今シリーズのその後の世代を描いた続編「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」も制作されました。
この「HEROES/ヒーローズ」を見ておくと、さらに楽しめるのではないかと思います。
「HEROES/ヒーローズ」シーズン2 あらすじ
世代 Generations
ニューヨークを救ったヒーローたちは、その後それぞれの生活を送っていました。
しかし、平和な世界が戻ったと思われたのも、束の間。
組織の創立メンバーの暗殺事件や、能力者だけが感染する恐怖のウィルスの蔓延など、さらなる危機が襲いかかります。
能力者たちは、再び世界を救うために立ち上がるのでした。
・・・というようなストーリーです。
期待外れなシーズン2
公開当時から、「つまらない」「グダグダ」と評判の悪かったシーズン2。
もし「HEROES/ヒーローズ」を断念するとすれば、たぶんこのシーズン2ではないかと思います。
確かに、全11話になってしまって「尻切れ」な感じになったのは大きいと思います。
伏線なども未解決で、放置した部分も目立ちました。
ただ、そもそも前半からかなりスローペースな上、あまり興味がないエピソードが多いので正直退屈。
そういう意味では、全11話になった影響は実はなくて、はじめから残念なシーズンだったのかもしれません。
後半から一気に加速してテンポアップはするものの、11話で終わらせるためか、やや雑さが目立ち、取り戻すというところまではいかなかったかなと思います。
散漫な構成とバランスの悪さ
とにかく、ヒロのエピソードが長い!(笑)
「時代劇」を見たいのではなく「HEROES」を見たいのであって。
さすがに飽きてしまって興味が薄れてしまいます。
また、マヤやモニカなど新しい能力者が登場しますが、レギュラーキャラとの絡みがほとんどなく、エピソードが本筋と大して関係なし。
特に、マヤとアレハンドロの姉弟のエピソードは長いわりに進展なく興味薄。
クレアの恋愛事情も・・・そんなパッとしない男でいいのかよ、クレア。(笑)
アダムの登場で「おお!」とはなるものの。
サイラーほどの絶対悪でも脅威でもなく。
なんか、こう、クライマックスで頂上決戦!みたいな盛り上がりもなく(笑)、わりとあっさりさっくり終了~、みたいな。
見終えた達成感みたいなものが、ちょっと薄かったですね。
それらが、創立メンバー暗殺事件とウィルス騒動と混ざり合うので、ストーリー全体のバランスが悪くて、結果的にスローペースになったのではないかと思います。
時間軸のおもしろさとキャラクターの魅力は健在
ただ、シーズン1のように、過去や未来をうまく利用した展開は、以前と同様におもしろかったです。
組織の過去も興味深く、色々とわかってきたのもよかったと思います。
キャラクターの魅力も健在。
とくに今回は、モヒンダーの葛藤がよかったですね!
ヒロとアンドウも相変わらず。
・・・アンドウは本当にいいヤツだなあ。
ちょっと日本語うまくなってたし。(笑)
意外な組み合わせも、ちょっとおもしろかったです。
モヒンダーとマットとか。(笑)
ヒロVSピーターとか。
モヒンダーVSノア・ベネットとか。
モヒンダーは、ハイチ人との絡みもありましたね。
そういった前作にはなかったキャラの組み合わせや絡みは、新鮮で楽しかったです。
「ナイトメア・マン」もよかった!(笑)
シーズン2の内容的にはちょっと残念ではありますが。
このドラマの根底にある魅力は、以前と同様におもしろかったです。
そうそう。
ひとつだけ声を大にして言いたい。
で、結局ケイトリンは無事なんでしょうか?
シーズン3へのブリッジとして
個人的な感想としては、やっぱりシーズン2はちょっと残念な感じでした。
かなり辛口な感想になってしまって、ごめんなさい。
あくまでも、私が個人的に感じたことですので。
もしお気を悪くしたら、本当にごめんなさい。
マヤやモニカ、ケイトリンのことなどは、きっと本来撮影予定であった11話以降で、しっかり描く予定だったんじゃないかと思います。
また、アダムも同様に、きっと本来は見せ場がもっとあったんじゃないかと思います。
そういった部分は、機会があれば本来どういう内容だったのか知りたいですね。
シーズン2のラストはこれまた衝撃的で、シーズン3への期待感が高まるような終わり方。
・・・何だかんだ言っても、やっぱり続きが気になって見たくなっちゃいますよね!(笑)
そういうツボを外さない作りは、さすがだなと思います。
次のシーズン3を見た個人的な感想はこちら。
⇒ 「HEROES/ヒーローズ」シーズン3・感想と評価