「Empire 成功の代償」シーズン1・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「Empire 成功の代償」シーズン1

海外ドラマ「Empire 成功の代償」(エンパイア)シーズン1を鑑賞しました。
個人的な感想と評価です。


(※本ページには、プロモーションやスポンサー広告が含まれています)

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「Empire 成功の代償」(エンパイア)とは?

音楽業界を舞台に、巨大レコード会社の経営者一族の愛憎劇を描いたドラマ。
本国アメリカでは大ヒットし、今かなり人気のドラマだそうです。

音楽の世界のドラマなので、ヒップホップをはじめとしたミュージックやパフォーマンスシーンが贅沢に盛り込まれているのも魅力のひとつ。
有名アーティストやプロデューサーが、楽曲に参加しているそうです。
かなり見ごたえがあると思います。

主演は「アイアンマン」初代ローズ役(笑)などで有名なテレンス・ ハワード。
「ウェイワード・パインズ 出口のない街」の保安官役でも出演していましたね。

他にも「パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット」カーター刑事役タラジ・P・ヘンソンも出演。
凛として実直な女刑事カーターとは、まったく逆で。
このドラマでは、肝っ玉のすわった下世話な元妻クッキーを演じています。
もう、これが強烈!
まさに怪演で、見事ゴールデングローブ賞ドラマシリーズ部門・女優賞を獲得!
授賞式では、周囲にクッキーをくばりながらステージに上がったという。(笑)
素晴らしい演技にも注目です!

あと個人的には、コートニー・ラヴの出演にびっくり!
最初、気づかなかったです。
久しぶりに見た気がしますね。
ドラック中毒な大御所シンガーの役なんですが・・・笑えないよぉ。
ただ、レコーディングのシーンの歌声は、やっぱさすが!
必見です!

ドラマ「Empire 成功の代償」は、現在シーズン6まで制作されています。
シーズン1は、2015年制作。
各話約45分程度の全12話です。

現在、シーズン1~5が、DVDのレンタルをはじめ、Amazonビデオなどで、ポイント利用または個別に有料で配信中です。
(紹介している作品は、2021年1月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)

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※以下、ややネタバレしてますので、ご注意ください。

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「Empire 成功の代償」あらすじ

ヒップホップのカリスマ・アーティスト、ルシウス・ライオン。
巨大レコード会社「エンパイア」を経営し、アーティストとしても経営者としても成功したルシウスでしたが、ある日、病気が発覚し、余命3年と宣告されます。
ルシウスは築き上げた会社を、3人の息子アンドレ、ジャマル、ハキームのうちの一人に継がせると宣言するのですが・・・。
そこに、刑務所から出所したルシウスの元妻クッキーも加わり、ライオン家の激しい後継者争いが始まるのでした。
・・・というようなストーリーです。

急展開の連続と音楽性が魅力のドラマ

主人公はルシウスですが、家族それぞれに物語があって、わりと群像劇のような感じです。
・・・てか、主人公はルシウスじゃなくて、ジャマル・・・じゃなくて、やっぱクッキーじゃないのか?これ?(笑)
クッキーあってこそのライオン一家!という感じですね。

また、同性愛、人種差別、貧困、音楽業界の裏側なども描かれていて、物語の深みが増しているように思います。

構成としては、予想だにしない展開が多くて、驚きで目が離せないですね。
・・・ちょっと昼ドラ的な感じも。(笑)
第1話から「え~~!?」という急展開!
特に後半は、もう「え~~!?」「うそお~!?」の連続で、まさに愛憎劇!
続きが気になって仕方なくなっちゃいます。

・・・ま、大体はルシウスの自業自得、身から出たサビなんですけどね。(笑)

それにしたって、とにかく急展開!
愛と憎しみ全開で、かなりハマりやすいドラマだと思います。
・・・見たら、誰かに話したくなりますよね、これは。(笑)

音楽シーンも、ふんだんに盛り込まれていて、エンターテイメントとしても見ごたえあると思います。
・・・ただ、正直、私はオジサンなので(笑)、ヒップホップ系は、ちょっとイマイチよさがわからないのですが・・・。
三男ハキームのカリスマ性が、うまく理解できなかったです。
ごめんなさい。
・・・あのラップ、すごくて、うまいの?

やっぱ、私のような大人には、難しいのかもなあ。
そういう意味では、若い年齢層や音楽好きな方のほうが楽しめるかもしれませんね。

ヒップホップ系以外の曲は、すごくよかったです!
ジャマルが歌うシーンは、かなり見ごたえありましたね。
音楽もステキで、しかもストーリーの内容を反映していたりして。
ドラマを盛り上げるのに、すごく効果的だったと思います。
既存のドラマではあまりない、新しい楽しみ方で、よかったです!

家族の愛憎劇

ドラマ性についても、見せ場が多いですね。
特に家族の愛憎は、ドラマチックに描かれていると思います。
・・・ただ、理解できて許せるのかが、ポイントかもしれませんね。

父親のルシウスが、ジャマルを受け入れられない気持ちだとか。
評価されないアンドレの気持ちだとか。
後継者争いに翻弄されていく兄弟たちの関係だとか。
家族のドラマとしても見ごたえがあって、時にはホロリとするエピソードも。
核となる「家族の物語」をちゃんと描いているのも、よかったと思います。

・・・問題は。
それを、あまりに急すぎる、とんでもない展開が、ぶち壊している気が・・・。(笑)

「ルシウス!なんて身勝手な!」と許せないと、せっかくのドラマ性もあまり胸に響かないかもしれません。
特に第10話。邦題「告白」。(笑)
まさかでしょ!!

キャラクターでいうと、やっぱりクッキーに尽きますね。
魅力がスゴすぎて。
クッキーあっての、このドラマだと言っても決して過言ではないと思います。

単に下世話なオバハン(笑)というだけではなくて。
女性として、妻として、母としての面が、しっかりと描かれていて、すごく感情移入しやすかったですね。
演技も素晴らしかったと思います。

個人的には、ルシウスの秘書ベッキーが好き!
いい味出してますよね!

かなりおもしろかったです!

個人的には、かなりおもしろかったです。
ただ、誰もが広くおもしろく感じるかというと、ちょっと難しいかもしれません。
身勝手すぎるキャラクターたちに(笑)感情移入できないと、つらいかもしれませんね。

受け入れられると、猛烈にハマるドラマだと思います。
急展開すぎて、続きを観ずにはいられないっ!
音楽要素もあって、かなり楽しめると思います。

シーズン1の最終話は、これまた急展開でしたね!
・・・ど~なっちゃうの??
シーズン2が、すごく楽しみです!

次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。
「Empire 成功の代償」シーズン2・感想と評価