マーベル・シネマティック・ユニバース第16作目「スパイダーマン:ホームカミング」を観ました!
個人的な感想と評価です。
目次
映画「スパイダーマン:ホームカミング」とは?マーベル・シネマティック・ユニバース第16弾!
アメコミのヒーロー「スパイダーマン」の活躍を描いた、アクション映画。
MARVEL(マーベル)コミック原作の映画シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の第16作目となります。
「スパイダーマン」は、これまで映画やドラマやアニメが、数多く制作されてきました。
近年の映画作品だけでも、「スパイダーマン」3部作や、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ2作があり、鑑賞された方も多いのではないでしょうか。
そんな馴染み深いアメコミ・ヒーローを、新たにリブート(再構築)したのが今作。
なので、過去の映画シリーズとは、つながりはありません。
今作から、また新たなスパイダーマン物語が始まります。
ただ、本編内では、過去作品へのリスペクトも、いくつかあるので、復習してみると面白いかもしれませんね。
原作は、「アイアンマン」「アベンジャーズ」などと同じ、MARVEL(マーベル)コミック。
「バットマン」「スーパーマン」「ワンダーウーマン」といった、DCコミック原作の映画とは、種類が違います。
詳しくは、こちら。
参考記事 アメコミ映画・ドラマの種類や順番や違いなど基本を解説
今作「スパイダーマン:ホームカミング」は、マーベルの映画シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)作品として制作され、他のシリーズ作品と世界観を共有しています。
設定や登場人物、時系列などは、つながりがあります。
今作のスパイダーマンは、すでにシリーズ第13作目「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」に登場し、大活躍!
時系列としては、その後の物語となり、「アイアンマン」や「アベンジャーズ」のネタが、随所に出てきます。
そして、「マーベル・シネマティック・ユニバース」の代表的なキャラクター、アイアンマン=トニー・スタークも登場!
アイアンマンの設定や世界観を取り入れるだけでなく、ストーリーにも大きく関わり、壮大なマーベル・ワールドを存分に堪能できる内容になっています。
今作だけ見ても楽しめなくはないですが、背景や事情が分からず、やや戸惑うかもしれません。
できれば事前に、「アイアンマン」「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」などを見ておいたほうが、俄然、楽しめると思います。
・・・今作は、結構、リンクネタは多めだと思います。
特に、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」だけでも、見ておくのがオススメです。
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などを見ていると、さらに理解しやすいかも。
制作は、マーベル・スタジオ・・・なんですが。
今回は著作権の問題から、制作・配給などの映画会社は、いつものディズニーではなく、コロンビア映画のソニー・ピクチャーズです。
監督は、「クラウン」「COP CAR/コップ・カー」のジョン・ワッツ。
キャストとしては。
主人公ピーター・パーカー役に、「白鯨との闘い」などの新鋭トム・ホランド。
この役で、人気急上昇!
バルチャー=エイドリアン・トゥームス役には、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のマイケル・キートン。
かつては、DCコミック映画「バットマン」で、ブルース・ウエイン=バットマンを演じていましたね。
大ベテランらしい存在感は、さすが!
他にも、ピーターの美しすぎる叔母(笑)メイ・パーカー役で、「いとこのビニー」「イン・ザ・ベッドルーム」「レスラー」などで知られるマリサ・トメイも出演。
海外ドラマ「Empire 成功の代償」シーズン2では、投資家ミミ役も演じていましたね。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」に引き続き、今回も登場です。
そして!
トニー・スターク役ロバート・ダウニー・Jrや、スタークの運転手ハッピー・ホーガン役ジョン・ファヴローなど、「アイアンマン」のキャラクターも登場しますよ!
2大ヒーローの豪華な共演も、見どころです!
映画「スパイダーマン:ホームカミング」は、2017年制作。
上映時間は133分です。
マーベル映画では恒例ですが、今作でもエンドロール後にちょっと「おまけ」がありますので、ご注意を。
最後の最後まで、お見逃しなく!
※以下、かなりネタバレしています。未見の方は、くれぐれも、ご注意ください。
「スパイダーマン:ホームカミング」あらすじ
舞台は、ニューヨーク。
15歳の高校2年生ピーター・パーカーは、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の後、「スパイダーマン」として、地域の平和のために奔走していました。
トニー・スタークから貰ったスーツを着て、張り切るピーターでしたが、ヒーローの仕事は、そう簡単ではなく悪戦苦闘。
それでもピーターは、トニー・スタークに認められたい!ヒーローとしてアベンジャーズで活躍したい!と、自分の力を認めてほしくて、なかば強引に活動を続けます。
そんなピーターの前に、地球外のテクノロジーを巧みに活かした最強の敵バルチャーが立ちはだかります。
果たして、ピーターはバルチャーを倒すことができるのか?
・・・というようなストーリーです。
・・・なお。
本編では、「ベター・コール・ソウル」我らがナチョ役マイケル・マンド、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」我らがグロリア役セレニス・レイバ、ドラマ「アトランタ」我らがアーン役ドナルド・グローヴァー、そしてドラマ「シリコンバレー」我らがギルフォイル兄貴!マーティン・スターも出演!
海外ドラマファンにとっては、まさに「我らが」と言いたくなるほど(笑)馴染み深い豪華な顔ぶれも、しれっと出てきます。
・・・意外と、気づかないかも。
お見逃しなく!
マーベルらしさ全開!アメコミ要素満載の学園青春ストーリー!
過去に何度となく映画・ドラマで見てきて、馴染みがある反面、「見飽きた」「今さら」感のある、古典的なキャラクター「スパイダーマン」なんですが。
今作は、これまでにない新鮮味に溢れた面白さだと思います。
過去作品とは一線を画す、まさに「新たなスパイダーマン物語」と呼ぶにふさわしい内容でしたね。
・・・というか、アメコミヒーロー「スパイダーマン」映画というよりは、ピーター・パーカーの学園青春ストーリー、といったほうがいいのかも。
とにかく、15歳の主人公ピーターが、リアリティがあって、よかったですね。
高校2年生ですが、なんか、もう、中学生的で(笑)実に子供っぽい!
過去の映画作品のピーターは、ヒロインと濃厚なチューとかしちゃったりする、若干、大学生的な感じでしたけど。
今作のピーターは、絶対にチューとか無理っぽい。(笑)
若干、オタ入ってる感じ。
さらに、トニー・スタークに認められたくてイキったり、ハッピーの電話をずっと待ってたり、調子に乗って失敗したり。
「友達だもん!」とか言っちゃったり、ヘタなウソついちゃったり。
そして、ま~~~、よくしゃべる!うるさい。(笑)
ホント、リアルな15歳感。
ある意味、ベタベタではありますが。
学園生活や友情や恋愛などもありながら、特別な力を持った少年が、成長していく様が、すごくよかったですね。
ユーモアたっぷりに描かれていて、すごくおもしろかったです!
学園青春物としても、甘酸っぱくて(笑)まさに未熟な等身大のヒーローが、丁寧に深く描かれていたと思います。
・・・もっと、スパイダーマンの大活躍を、ガンガン押してくるかと思ってましたけど。
結構、ピーターのドラマ性が中心で、意外でしたね。
そういう意味では、スケール感や、ド派手なアクション満載のエンターテイメント!というのは、若干、弱いかも。
確かに、大きな見せ場は何度かあり、迫力満点!ハラハラドキドキ!ですが、これまでのシリーズ作品に比べると、数は少ないかもしれませんね。
ただ、マーベル要素は、多かったと思います。
アイアンマンの登場をはじめ、新しいスーツの機能など、過去作品にはない新しいアメコミらしさが満載!
さらに、随所でシリーズのリンクネタも登場して、おもしろかったです!
・・・キャップ・・・戦い以外でも、色々な仕事してるんだなあ。(笑)
トニー・スタークの存在も、よかったですね。
・・・相変わらずの性格でしたが。(笑)
先輩として、リーダーとして、メンターとして、ピーターを導きながら、さらには父性にも目覚め。(笑)
それが、あのラストの展開にも繋がったのかな、と、思ったりもして。
15歳の少年ピーター・パーカーの青春成長物語をじっくりと描きながら、さらに、アメコミのマーベル映画の面白さが組み合わさった作品だと思います。
これまで以上に新鮮味があって、これまで以上に親近感のある、新しいスパイダーマン映画だと思います。
続編に期待!まだまだ見たい!
個人的には、すごくおもしろかったです!
笑いあり、スリルあり、迫力あり!
メチャクチャよかったです!
ただ、正直、敵のバルチャーの悪党感や脅威は、やや薄めで、アイアンマンとの共闘など、もうちょっと楽しみたかったかも。
スパイダーマン大活躍!というのは、やや弱さもあったと思うので、好みは分かれるかもしれませんね。
今後、スパイダーマンは、シリーズ作品「アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー」などにも出演するようです。
・・・なんだか・・・先輩ヒーローに囲まれたら、またテンションあがっちゃって、しゃべりまくりそう。(笑)
スパイダーマン単体作品としての続編があるかどうかは、まだ分かりませんが。
今作は、まさに、新たなスパイダーマン誕生の物語だったので、もっとヒーローとして活躍する姿も見たいですね。
今後が楽しみです!