「THE TUNNEL サボタージュ」全話見ました!感想と評価【海外ドラマレビュー】

「THE TUNNEL サボタージュ」

海外ドラマ「THE TUNNEL サボタージュ」(トンネル サボタージュ)を全話観ました。
個人的な感想と評価です。


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「THE TUNNEL サボタージュ」とは?

イギリスとフランスを舞台に、殺人事件の謎を追うサスペンスドラマ「THE TUNNEL/トンネル 国境に落ちた血」。
その続編となるシーズン2が、今作「THE TUNNEL サボタージュ」(トンネル サボタージュ)です。

作品の概要や、前作までの感想はこちら。

海外ドラマ「THE TUNNEL/トンネル 国境に落ちた血」を全話見ました! 個人的な感想と評価です。 「THE TUNNE...

今作は、スウェーデンとデンマーク合作のドラマ「THE BRIDGE/ブリッジ」のリメイク作品です。
シリーズとしては、シーズン2になります。
ご注意をください。

前作シーズン1は、ドーバー海峡のトンネル内で死体が発見されたことを発端に、イギリスのカール・ローバックと、フランスのエリーズ・ワッサーマン、国の違う二人の刑事がコンビを組み、連続殺人事件を追う物語でした。
まったく関係のないエピソードが、ひとつひとつ繋がっていく面白さが秀逸!
サスペンスとしても、終盤はもう、ハラハラドキドキでしたね!

今作シーズン2では、その後の新たな事件が描かれていきます。
ユーロトンネル内で、謎の失踪事件が発生。
さらに、ドーバー海峡に飛行機が墜落するという大惨事も。
再びイギリスとフランスの間で起きた事件に、カールとエリーズが立ち向かいます。

前回以上に、難解な事件。
その真相とは?
今回も、先が読めない衝撃展開の連続で、目が離せない面白さです!

主演は引き続き、刑事カールに「ゲーム・オブ・スローンズ」スタニス役のスティーヴン・ディレイン。
エリーズに、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」フラー・デラクール役クレマンス・ポエジー。
名コンビが復活!

そして、犯人グループの一人で、事件のカギとなるローザ役で「KILLJOYS/銀河の賞金ハンター」主人公ダッチ役ハナー・ジョン・カメンが登場!
これがまた、個性的で存在感のある演技で、よかったです!
注目です。

基本的に、前作を見ているのが前提の内容だと思います。
新たな事件が描かれるので、前作を見ていなくても楽しめなくはないですが。
ただ、前作での出来事や人間関係などは引き継いでいて、その部分の説明はほとんどありません。
知っている前提でストーリーが進むので、見ていないと事情や背景が理解できない部分があると思います。


ドラマ「THE TUNNEL サボタージュ」は、現在シーズン3まで制作されています。
シーズン3がファイナルで、シリーズとしては完結しています。

シージン1「THE TUNNEL/トンネル 国境に落ちた血
シーズン2「THE TUNNEL サボタージュ」(今作)
シーズン3「トンネル 復讐の執行人

・・・と、それぞれ邦題が違います。
ご注意ください。

今作シーズン2は、2016年制作。
各話47~50分程度の全8話です。

今現在、Amazonビデオなどで、有料でレンタル配信中です。
(紹介している作品は、2022年2時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は 各サービスの公式ホームページにてご確認ください。)

各サービスの詳細や、加入はこちら。

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※以下、ややネタバレしています。ご注意ください。

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「THE TUNNEL サボタージュ」あらすじ

イギリスとフランスをつなぐ、ドーバー海峡のユーロトンネル。
そこで、フランス人夫婦が誘拐される事件が発生。
さらに、時を同じくして、ドーバー海峡に旅客機が墜落する大惨事も起こります。
再び、二つの国の間で起こった難事件。
事件の関連性は?
犯人は?動機は?

昇進して警視となったフランス警察のエリーズは捜査を開始。
かつて捜査を共にしたイギリス警察のカールと再会して、再びコンビで事件解決のため奔走します。

しかし、さまざまな謎が明らかになるにつれ、事態は予想もしなかった意外な方向へ。
想像を超える陰謀が浮かび上がり、やがてカールとエリーズにも大きな危機が迫ります。
果たして、事件の真相は?
カールとエリーズの運命は?

・・・というようなストーリーです。

さらにスケール感とエンターテイメント性が増したシーズン2!

前作では、猟奇的でサイコスリラーを思わせる、不気味な連続殺人事件の物語でしたが。
今回は、テロのような現実的な事件で、かなりエンターテイメント性が増したように思います。
スケールも大きくて、BGMもハデめだし、ヨーロッパ的な淡々とした雰囲気は薄くなったかな?

序盤から中盤にかけては、ハデな展開が多かったですね。
飛行機事故などをはじめ、スケールもテンポもパワーアップ!
中盤の銃撃戦は、も~スゴかった!
それがまた、油断していると急に突然やってくる感じ。(笑)
気の抜けない、目が離せない展開は、前作同様でしたね。

また、演出やシナリオも素晴らしくて、作りが丁寧なのは変わらず。
構成や小道具の使い方が、うまい!
ビジュアル的に見せる手法が、すごくよかったです。

ストーリーも意外性があって、スリリングでハラハラドキドキ!
まったく関係のない人物や出来事が、意外な形で繋がっていく面白さは、今回も健在!
相変わらず、「そう繋がるのか!」という、おもしろさ。
練り込まれた緻密な構成は見ごたえあったと思います。
さすがでしたね。

ドラマ性も、さらに広がりがあったように思います。
イギリスとフランス両国間の溝が、これまで以上に深く描かれ、テロや人身売買をはじめとした社会問題も盛り込まれていたりと、見ごたえもパワーアップ。

カールとエリーズのエピソードも、すごくよかったです。
エリーズは、本当に魅力大増量!(笑)
より人間味が出てきましたね。
社会的立場として、人として、ちょっと努力しようという変化もあって。
でも、うまく感情を出せない不器用さが、いいんだな!これが!(笑)

エリーズがカールをどう思っているのか?
それが、再会した時の表情に、すべて表れていたと思います。

カールとエリーズ、それぞれの、その後の変化や、信頼関係や絆も丁寧に描いていて、見ごたえありましたね。
あのコンビが帰ってきた!というワクワク感!
感情移入もしやすかったように思います。

・・・ただ。
全体的に唐突感が増して、事件を理解するのが難しかったですね。
事件の複雑さや難解さも、パワーアップしちゃったかな?(笑)

結局、事件の全容も、カールがエリースにセリフで説明するだけ。
正直、理解できたような、できないような・・・よくわからない。
モヤモヤ・・・。

また、中盤以降は、まったく関係のないエピソードも少なくなって、わりと核心に迫る部分に絞れられて、謎が繋がっていく面白さは半減したような気がしますね。

前作は全10話で、今回は全8話。
エピソードが少なくなったぶん、やや駆け足で、説明不足だったかもしれませんね。
ちょっと、もったいなかったかなあ。
残念。

とはいえ、このドラマらしい魅力は、さらにパワーアップ!
見ごたえあったと思います。

事件の難解さがポイントかも

個人的には、今回のシーズン2も面白かったです。
ハラハラドキドキ!
意外なつながりに驚愕!
そして、カールとエリーズの絆も、すごくよかったですね。

ただ、事件の全容は、ちょっと難しかったです。
・・・いまだに、よくわかってないかも。(笑)
私が日本人で、ヨーロッパの実情をよく知らないからですかねぇ。
そこは、ちょっと残念でした。

シーズン3は、すでに制作されています。
次回がファイナル!

カールとエリーズの新たな活躍に期待したいと思います。
楽しみです!

次のシーズン3を見た感想は、こちら。
「トンネル 復讐の執行人」感想と評価

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