ドラマ「FARGO/ファーゴ」シーズン1・感想と評価【海外ドラマレビュー】

FARGO/ファーゴ シーズン1

海外ドラマ「FARGO/ファーゴ」シーズン1を鑑賞。
個人的な感想と評価です。

【追記:2016.10.17】
シーズン1の配信が、Hulu(フールー)でもスタートしました!

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ドラマ「FARGO/ファーゴ」とは?

映画「ファーゴ」を題材にした、おかしくも恐ろしいサスペンスドラマです。

コーエン兄弟の名作映画「ファーゴ」は1996年に制作され、アカデミー賞を受賞するなど、内外で高い評価を受けました。
その傑作サスペンスが、コーエン兄弟自ら製作総指揮でドラマ化。
映画同様、ドラマもコーエン兄弟節が炸裂!(笑)
ドラマ版でも、数々の賞を受賞しました。

映画版から19年後の2006年が舞台となります。
内容的には、映画版のリメイクや続編ではなく、ドラマ版の完全オリジナルです。
映画版を見ていなくても、問題なく楽しめると思います。

ただ、一部、映画版の設定などが反映されている部分もあるので。
映画版を見ておいた方が、より一層、楽しめるのではないかと思います。
キャラ設定やストーリー展開など、映画版を連想させるような内容も多く、知っているとちょっとニヤリ。

特に、雪の中から大金が出てくるエピソードは、映画版の内容が反映されています。
映画を見ていると、滑稽すぎて笑っちゃうかも。
・・・そんで、また埋めちゃうのかよっ!(笑)

また、ドラマ版でも冒頭に「これは実話である」とテロップが出ますが。
・・・ウソつけっ!(笑)
フィクションだろっ!

映画版「ファーゴ」の詳細や感想、「実話」というフィクション(笑)についての解説はこちら。

映画「ファーゴ」感想と評価【映画レビュー・洋画】
映画「ファーゴ」を見ました。 かなり久しぶりの再見! 感想と評価です。 映画「ファーゴ」とは? 狂言誘拐を題材にした、おかし...

・・・本当、ドラマ版もコーエン兄弟っぽい。(笑)

主演は「SHERLOCK/シャーロック 」のワトソンや、映画「ホビット」のビルボで有名なマーティン・フリーマン。
共演は「アルマゲドン」「シンプル・プラン」のビリー・ボブ・ソーントン。
二人とも、今回の演技も素晴らしいです!
トム・ハンクスの息子コリン・ハンクスも出演しています。

そして、そして!
「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」のソウル・グッドマンでおなじみ、ボブ・オデンカークも登場!
相変わらずのクセ者っぷりで怪演!
すごく、よかったです!

演技派ぞろいの出演陣にも注目です!

ドラマ「FARGO/ファーゴ」は、現在シーズン2まで制作され、すでにシーズン3も決まっているようです。
シーズン1は、2014年制作。
各話約50分程度の全10話です。

DVDをはじめ、HuludTVNetflixAmazonプライム・ビデオで配信されています。

詳細は、各サービスの公式サイトでご確認ください。

【公式サイト】 Hulu

【公式サイト】 dTV

【公式サイト】 Amazonプライム・ビデオ

ドラマ「FARGO/ファーゴ」あらすじ

保険のセールスマン・レスターは、うだつの上がらない気の弱い男。
妻にもバカにされ、いまだに高校時代のいじめっ子サムにイジられる始末。
そんなある日、サムにからかわれてケガをしたレスターは、病院で謎の男ローン・マルヴォと、たわいもない世間話をすることになります。
しかし、それが恐ろしい連続殺人事件の幕開けとなり、レスターの人生も大きく変わっていくことに。
警察の副署長モリーは、レスターに疑惑を向け捜査に乗り出し、レスターやマルヴォを追いつめていくのですが・・・。
事件の最後に待ち受けていたのは、悲しくも恐ろしい結末でした。
・・・というようなストーリーです。

予告動画はこちら。
「FARGO/ファーゴ」

・・・動画のような、そんなライトな感じの内容でもないんですけどねぇ・・・

サスペンス色が強くなったドラマ版

前半は、わりと淡々と進むので、もしかするとやや退屈かもしれません。
それでも映画版に比べると、かなり刺激的。

中盤以降、マルヴォが単独で動き出してからは、かなりおもしろいです!
意外な方向に物語が進んでいき、まったく予想できない展開に。
マルヴォの不気味さもあって、ハラハラドキドキ!
終盤は特に、おもしろさ全開!

コーエン兄弟のテイストも健在で、人間の滑稽さをブラックなユーモアで描いています。
特に、前半は顕著ですね。
ファーゴから来た殺し屋もどこかおかしいし、サムの二人の息子のアホっぷりも笑えます。

相変わらず、怖がっていいのか笑えばいいのか、よくわからない時がありますね。(笑)

ただ、中盤以降はそんな笑いも、やや控えめ。
わりとシリアスな展開が多く、見ごたえがあると思います。

ドラマ版でも、純白の雪景色を使った演出やアイデアがよかったですね。
中盤のクライマックス、吹雪の中での緊迫した展開は最高にドキドキ!
血を使った演出や、ホワイトアウトで何も見えなくなるなど、効果的だったと思います。
うまい!

今回のドラマ版は、構成的に全10話でひとつの作品という流れのような気がします。
大長編の映画を見ている感じ。

サスペンス色がかなり強くて、本当に目が離せない見ごたえあるストーリーだと思います。

人間模様と悲喜劇

ドラマとしても、素晴らしかったと思います。
ドラマ版でも、シナリオは秀逸!
人間の残忍さや滑稽さ、悲劇と喜劇、悲しみと幸せを巧みに対比させ、丁寧に描かれています。
かなり練り込まれてますね。

気が弱くて冴えない男レスターが、事件を通して人間が変わっていくのも見ごたえありました。
身勝手でズルい人間に豹変していき、何とか罪を逃れようと、醜くもがく様は滑稽。
最初は共感できているはずなのに、終盤ではなぜか憐れに感じてしまう。
・・・うまいですよね。

モリーやガスをはじめ、他のキャラクターたちも、すごくよかったです。
「スーパー王」スタヴロスの「神はいる!」は、誰しも感じたことがあるのではないですかね。
・・・ま、雪の中から大金が出てきた経験はないですけど。(笑)

特にガスの葛藤は、すごくよかったです。
ラストまで続くわけですが、人生の葛藤というか、ジレンマというか。
深夜に隣人と話す「例え話」も、よかったですね。
秀逸!

単に娯楽性が高いだけのサスペンスではなく、コーエン兄弟らしい人間模様のドラマ性も見ごたえ十分!
素晴らしかったと思います。

絶対におすすめのドラマです!

個人的には、猛烈におもしろかったです!
傑作!
おすすめです!
絶対に観たほうがいいですよ!

シーズン2、早く観たい!
・・・結局、モリーのお父さんの話って、シーズン2への壮大な前フリなんですかね?(笑)

シーズン3も、制作が決まったようです。
今後も、とっても楽しみなドラマですね。

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