「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」シーズン1・感想と評価【海外ドラマ・レビュー】

「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」シーズン1

海外ドラマ「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」シーズン1を観ました。
個人的な感想と評価です。

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「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」とは?

遺伝子をモチーフにした、新感覚のサスペンスドラマです。
今までにない斬新なアイデア、素晴らしい演技、予想できない展開とハラハラドキドキの連続!

ゴールデングローブ賞をはじめ、数々の賞にノミネートされるなど、クオリティも評価も高い作品です。
シナリオも秀逸!
そして何より、主演のタチアナ・マスラニーの演技がスゴい!
絶対に見るべき、秀作ドラマです!

以下、極力ネタバレがないようには書いていますが。
それでも、多少は内容がわかってしまう部分を含みます。
未見の方は、できればこれ以上、読まないほうがいいと思います。
(記事を書いておいてなんですけども・・・)

このドラマは、何の予備知識もなく見たほうが絶対におもしろいです!

「ヒマだから、何かおもしろいドラマでも見たいな」と思っている方は。
だまされたと思って、とにかくすぐ見てみましょう!(笑)

ドラマ「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」は、現在シーズン5まで制作されています。
シーズン5がファイナル・シーズンで、シリーズとしては完結しています。

シーズン1は、2013年制作。
各話40分程度の全10話です。

DVDの発売・レンタルをはじめ、現在 Netflix(ネットフリックス)でシーズン5まで見放題配信中。
U-NEXT(ユーネクスト)では、シーズン1~5がポイント利用にて視聴できます。
(紹介している作品は、2019年6月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)


サービスの詳細や加入など、各公式サイトはこちら。

【公式サイト】Netflix

【公式サイト】U-NEXT


参考記事 Netflixオリジナル以外のおすすめ海外ドラマ ラインナップ

参考記事 U-NEXTおすすめ映画・海外ドラマ ラインナップ

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「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」 あらすじ

主人公のサラは、逮捕歴もある素行の悪いシングルマザー。
暴力をふるう麻薬密売人の恋人から逃れるため、恋人のヘロインを盗み出し、売ったお金で逃げようと企んだりもするような、荒んだ生き方をしていました。
そんなある日、サラは駅のホームで、女性が目の前で飛び込み自殺をする事件に遭遇します。
サラは、その女性になりすまし、お金を手に入れようと考えるのですが、そこから予想もしなかった恐ろしい事件へと巻き込まれていくのでした。
・・・というようなストーリーです。

何も知らずに見るほうが楽しめるドラマ

このドラマは、予備知識なしで見るほうが絶対におもしろいと思います。
まさに、謎と驚きの連続!
意外な展開に「ええ!?」となるのが楽しいですよ!(笑)

・・・宣伝として、色々とネタバレ的なことをリリースしないといけないんでしょうけど。
にしても「暴走遺伝子」というサブタイトルのセンスのなさは、何なのだと!(笑)

目が離せないストーリー展開

事件も、ピンチも、謎も、衝撃の事実も、突然ドン!と来るのが、このドラマのおもしろいところだと思います。
前フリなし!(笑)
唐突に来ますね。

ちょっとスローペースになって、ダルいなあ…とか思ったら、急にドンと来る。そんな感じでしょうか。
決して派手なことばかりではなく、会話の中で突然重要なことがわかったりして。
本当に気が抜けません。

しかも、次から次へとピンチの連続!
バレないかというハラハラ感!
どうやって切り抜けるのかというドキドキ感!
予想もしなかった事実がわかった時のビックリ感!
目が離せないストーリー展開です。

斬新なアイディアと構成

各話40分程度と短めなこともありますが。
余計な前フリや説明を極力はぶいているので、テンポもよく、あっという間に各話が終わってしまう感じだと思います。
続きが気になって、一気見したくなるドラマですね。
全10話での構成も、スピード感があってよかったです。

エピソードの構成も、突然アクションになったり、ちょっと笑えるコミカルなシーンになったりと、緩急が激しいですね。(笑)
メリハリとパンチが効いて、飽きずに引き込まれます。

また、「入れ替わり」や「なりすまし」はもとより、DNAや指紋など「瓜二つ」という独自のモチーフを活かしたアイデアもよかったです。
このドラマならではの、大きな魅力だと思います。

キャラクターのおもしろさ

他のドラマと比較すると、そんなに登場人物は多くないのですが、どのキャラクターも個性的でよかったです。
「瓜二つ」でも、性格や魅力がそれぞれにあって、感情移入しやすかったですね。

やっぱり、アリソンが秀逸ですかね?
主婦っぽさが、時にコミカルでよかったです。
フェリックスも、よかったです。
・・・おしりがキュート・・・。(笑)

個人的には、ヴィックも結構好きですね。
ウザいんだけど、どうにもダメさが憎めない。(笑)

サラの心情の変化も、よかったと思います。
第1話でのビッチ感と(笑)、色々とあった最終話では、ちょっと印象が違うように思います。

秀逸な演技!

主演のタチアナ・マスラニーの演技が、とにかくスゴい!
秀逸!
容姿は同じはずなのに、それぞれに個性がはっきりしていて、別人を見ているよう。
ヘレナとレイチェルのギャップ!(笑)
素晴らしい!

撮影技術もスゴかったですね。
複数人が1画面の中に映っているのが、あまりに自然で、何の違和感もなくて。
・・・こういうのって、さも「合成」ってバレバレだと、途端にリアリティがなくなるものなんですけどね。
撮影の凄さも光っていたと思います。

アリソンが、コシマの手にしたコップに飲み物を注ぐシーンとかあるのですが・・・ど~やって撮ったんでしょうかね?
実は、人物自体がCGだったりして。(笑)

リアリティや凄みもあって、とにかく演技が素晴らしいです!

かなりおすすめなドラマです!

なかなか、ネタバレなワードを避けながら、感じたことを書くというのも難しいのですが。(笑)
とにかく!
個人的には、猛烈におもしろかったです!

あえて不満を言えば。
色々な謎が説明しきれなくて、ちょっと尻切れな感じでシーズンが終了したところでしょうか。
次々と謎は明かされますが、結局のとこ、全体像はよくわからず。
前フリの少ないテンポのよさの半面、説明不足で消化しきれてない部分もあったと思います。

そして、あの終わり方!(笑)
そんな所で終わるのかよ!という、生殺し状態。
続きが見たくて仕方なくなっちゃいますよね。

絶対に見て損はないドラマだと思います。
「オーファン・ブラック」、おすすめです!

次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。
→ 「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」シーズン2・感想と評価