第29回クリティクス・チョイス・アワード受賞結果一覧と動画配信状況

2024年 第29回クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)

2024年 第29回クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)の受賞結果が発表になりました。
受賞一覧やリストをはじめ、Disney+(ディズニープラス)、Netflix、U-NEXTなど、動画サービスで視聴できる作品の配信状況をまとめました。


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2024年 第29回クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)授賞式 受賞結果発表

日本時間2024年1月15日(月)に、第29回クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)の授賞式が開催されました。

この賞は、その名の通り、映画や放送の批評家・ジャーナリストの協会が選出する賞です。
賞は、映画部門とテレビドラマ部門の二つに分かれています。

当初は、放送映画批評家協会が映画部門だけを選出する「クリティクス・チョイス・ムービー・アワード」と、姉妹団体の放送テレビジャーナリスト協会が海外ドラマ作品だけを選出する「クリティクス・チョイス・テレビジョン・アワード」の二つに分かれていましたが。
2019年に組織が合併し、現在では、どちらの賞も運営しています。

映画部門は、開催日が近いため、アカデミー賞の前哨戦として注目されています。
ドラマ部門は、ノミネートの顔ぶれが、エミー賞やゴールデン・グローブ賞とは、ちょっと違って、独特・・・てか、かなり庶民的。(笑)
「批評家の賞」というわりには、「あ。それ、ノミネートしちゃう?」「え?あれノミネートされてないけど?」みたいな(笑)意外性があるのも特徴です。

また、このほかにもドキュメンタリー(Critics Choice Documentary Awards)、リアリティー番組(Critics Choice Real TV Awards)、そして、
SFやファンタジー、ホラー、アクションのジャンルに特化した賞(Critics Choice Super Awards)などなど、バラエティーに富んだ賞も運営されています。

今年で29回目を迎えるクリティクス・チョイス・アワード。
ホストは、コメディアンでトークショーの司会も務めるチェルシー・ハンドラー。
Netflixで、トーク番組「チェルシー」も配信されています。

授賞式の模様は、本国ではThe CWで放送されました。
日本では、残念ながら見ることができず。
どこかで配信されてほしいですよねぇ。


果たして、今年の結果は、どうなったのか?
受賞結果の詳細は、以下の通りです。

作品一覧は、クリティクス・チョイス・アワード公式サイトから引用させていただきました。
公式サイトは、こちら。

【公式サイト】Critics Choice Awards

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2024年 第29回クリティクス・チョイス・アワード 映画部門 受賞結果一覧リスト

■ 作品賞
winner ★「オッペンハイマー」
「American Fiction(原題)」
「バービー」
「カラーパープル」
「The Holdovers(原題)」
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「マエストロ:その音楽と愛と」
「パスト ライブス/再会」
「哀れなるものたち」
「Saltburn(原題)」

■ 監督賞
winner ★クリストファー・ノーラン「オッペンハイマー」
ブラッドリー・クーパー「マエストロ:その音楽と愛と」
グレタ・ガーウィグ「バービー」
ヨルゴス・ランティモス「哀れなるものたち」
アレクサンダー・ペイン「The Holdovers(原題)」
マーティン・スコセッシ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」

■ 主演男優賞
winner ★ポール・ジアマッティ「The Holdovers(原題)」
ブラッドリー・クーパー「マエストロ:その音楽と愛と」
レオナルド・ディカプリオ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
コールマン・ドミンゴ「ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男」
キリアン・マーフィー「オッペンハイマー」
ジェフリー・ライト「American Fiction(原題)」

■ 主演女優賞
winner ★エマ・ストーン「哀れなるものたち」
リリー・グラッドストーン「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ザンドラ・ヒュラー「落下の解剖学」
グレタ・リー「パスト ライブス/再会」
キャリー・マリガン「マエストロ:その音楽と愛と」
マーゴット・ロビー「バービー」

■ 助演男優賞
winner ★ロバート・ダウニー・Jr.「オッペンハイマー」
スターリング・K・ブラウン「American Fiction(原題)」
ロバート・デ・ニーロ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ライアン・ゴズリング「バービー」
チャールズ・メルトン「May December(原題)」
マーク・ラファロ「哀れなるものたち」

■ 助演女優賞
winner ★ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ「The Holdovers(原題)」
エミリー・ブラント「オッペンハイマー」
ダニエル・ブルックス「カラーパープル」
アメリカ・フェレーラ「バービー」
ジョディ・フォスタ「ナイアド その決意は海を越える」
ジュリアン・ムーア「May December(原題)」

■ 若手俳優賞
winner ★ドミニク・セッサ「The Holdovers(原題)」
アビー・ライダー・フォートソン「神さま聞いてる? これが私の生きる道?!」
アリアナ・グリーンブラット「バービー」
ケイラ・レーン「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」
ミロ・マシャド・グラネール「落下の解剖学」
マデリン・ユナ・ヴォイルズ「ザ・クリエイター/創造者」

■ アンサンブル演技賞
winner ★「オッペンハイマー」
「AIR/エア」
「バービー」
「カラーパープル」
「The Holdovers(原題)」
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」

■ コメディ映画賞
winner ★「バービー」
「American Fiction(原題)」
「Bottoms(原題)」
「The Holdovers(原題)」
「マディのおしごと 恋の手ほどき始めます」
「哀れなるものたち」

■ 外国語映画賞
winner ★「落下の解剖学」
「ゴジラ-1.0」
「PERFECT DAYS」
「雪山の絆」
「ポトフ 美食家と料理人」
「The Zone of Interest(原題)」

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2024年 第29回クリティクス・チョイス・アワード ドラマ部門 受賞結果一覧リスト

ドラマシリーズ部門

■ 作品賞
winner ★「キング・オブ・メディア」(サクセション)
「ザ・クラウン」
「ザ・ディプロマット」
「Last of Us」
「ロキ」
「ザ・モーニングショー」
「スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド」
「ウイニング・タイム レイカーズ帝国の誕生」

■ 主演男優賞
winner ★キーラン・カルキン「キング・オブ・メディア」(サクセション)
トム・ヒドルストン「ロキ」
ティモシー・オリファント「JUSTIFIED 俺の正義 : クライムシティ デトロイト」
ペドロ・パスカル「Last of Us」
ラモン・ロドリゲス「GBI特別捜査官 ウィル・トレント」
ジェレミー・ストロング「キング・オブ・メディア」(サクセション)

■ 主演女優賞
winner ★サラ・スヌーク「キング・オブ・メディア」(サクセション)
ジェニファー・アニストン「ザ・モーニングショー」
アーンジャニュー・エリス「JUSTIFIED 俺の正義 : クライムシティ デトロイト」
ベラ・ラムジー「Last of Us」
ケリー・ラッセル「ザ・ディプロマット」
リース・ウィザースプーン「ザ・モーニングショー」

■ 助演男優賞
winner ★ビリー・クラダップ「ザ・モーニングショー」
ハリド・アブダラ「ザ・クラウン」
ロン・シーファス・ジョーンズ「真相 Truth Be Told」
マシュー・マクファディン「キング・オブ・メディア」(サクセション)
キー・ホイ・クァン「ロキ」
ルーファス・シーウェル「ザ・ディプロマット」

■ 助演女優賞
winner ★エリザベス・デビッキ「ザ・クラウン」
ニコール・ベハーリー「ザ・モーニングショー」
ソフィア・ディ・マルティーノ「ロキ」
セリア・ローズ・グッディング「スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド」
カレン・ピットマン「ザ・モーニングショー」
クリスティーナ・リッチ「イエロージャケッツ」

コメディシリーズ部門

■ 作品賞
winner ★「一流シェフのファミリーレストラン」
「アボット エレメンタリー」
「BARRY/バリー」
「マーベラス・ミセス・メイゼル」
「Poker Face(原題)」
「レザベーション・ドッグス」
「シュリンキング:悩めるセラピスト」
「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」

■ 主演男優賞
winner ★ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」
ビル・ヘイダー「BARRY/バリー」
スティーヴ・マーティン「マーダーズ・イン・ビルディング」
ケイヴァン・ノヴァク「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」
ドリュー・ターバー「The Other Two(原題)」
ディファラオ・ウンアタイ「レザベーション・ドッグス」

■ 主演女優賞
winner ★アヨ・エデビリ「一流シェフのファミリーレストラン」
レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
クインタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」
ブリジット・エヴァレット「サムバディ・サムウェア」
デヴァリー・ジェイコブス「レザベーション・ドッグス」
ナターシャ・リオン「Poker Face(原題)」

■ 助演男優賞
winner ★エボン・モス=バックラック「一流シェフのファミリーレストラン」
フィル・ダンスター「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
ハリソン・フォード「シュリンキング:悩めるセラピスト」
ハーヴィー・ギレン「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」
ジェームズ・マースデン「ジューリー・デューティ 17日間の陪審員体験」
ヘンリー・ウィンクラー「BARRY/バリー」

■ 助演女優賞
winner ★メリル・ストリープ「マーダーズ・イン・ビルディング」
ポーリーナ・アレクシス「レザベーション・ドッグス」
アレックス・ボースタイン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
ジャネル・ジェームズ「アボット エレメンタリー」
シェリル・リー・ラルフ「アボット エレメンタリー」
ジェシカ・ウィリアムズ「シュリンキング:悩めるセラピスト」

リミテッドシリーズ/テレビ映画部門

■ リミテッドシリーズ作品賞
winner ★「BEEF/ビーフ」
「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃」
「FARGO/ファーゴ」
「Fellow Travelers(原題)」
「レッスン in ケミストリー」
「ラブ&デス」
「マーダー・イン・ザ・ワールドエンド」
「正義の異邦人:ミープとアンネの日記」

■ テレビ映画 作品賞
winner ★「クイズ・レディー」
「The Caine Mutiny Court-Martial(原題)」
「Finestkind(原題)」
「Mr. Monk’s Last Case:A Monk Movie(原題)」
「誰も助けてくれない」
「リアリティ」

■ 主演男優賞
winner ★スティーヴン・ユァン「BEEF/ビーフ」
マット・ボマー「Fellow Travelers(原題)」
トム・ホランド「クラウデッド・ルーム」
デヴィッド・オイェロウォ「Lawmen:Bass Reeves(原題)」
トニー・シャルーブ「Mr. Monk’s Last Case:A Monk Movie(原題)」
キーファー・サザーランド「The Caine Mutiny Court-Martial(原題)」

■ 主演女優賞
winner ★アリ・ウォン「BEEF/ビーフ」
ケイトリン・デヴァー「誰も助けてくれない」
ブリー・ラーソン「レッスン in ケミストリー」
ベル・パウリー「正義の異邦人:ミープとアンネの日記」
シドニー・スウィーニー リアリティ」
ジュノー・テンプル「FARGO/ファーゴ」

■ 助演男優賞
winner ★ジョナサン・ベイリー「Fellow Travelers(原題)」
テイラー・キッチュ「ペイン・キラー」
ジェシー・プレモンス「ラブ&デス」
ルイス・プルマン「レッスン in ケミストリー」
リーヴ・シュレイバー「正義の異邦人:ミープとアンネの日記」
ジャスティン・セロー「ホワイトハウス・プラマーズ/米国政治の失墜を招いた男たち」

■ 助演女優賞
winner ★マリア・ベロ「BEEF/ビーフ」
ビリー・ブーレ「正義の異邦人:ミープとアンネの日記」
ウィラ・フィッツジェラルド「アッシャー家の崩壊」
アジャ・ナオミ・キング「レッスン in ケミストリー」
メアリー・マクドネル「アッシャー家の崩壊」
カミラ・モローネ「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃」

■ 外国語シリーズ作品賞
winner ★「Lupin/ルパン」
「Bargain(原題)」
「ザ・グローリー 輝かしき復讐」
「The Good Mothers」
「The Interpreter of Silence(原題)」
「マスクガール」
「ムービング」

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映画部門 受賞作品の公開状況

映画部門で受賞した作品の、日本での公開状況は以下の通りです。
(あくまでも2024年1月現在の状況です。ご注意ください)

■公開済み
「バービー」

■公開予定
「哀れなるものたち」(2024年1月26日公開予定)
「落下の解剖学」(2024年2月23日公開予定)
「オッペンハイマー」(2024年公開予定)

■公開未定
「The Holdovers(原題)」

ドラマ部門 動画配信サービスで視聴できる受賞作品一覧

テレビドラマ部門の受賞作品で、現在、NetflixやU-NEXTなどの動画配信サービスで視聴できるドラマは、以下の通りです。
参考になれば幸いです。
(紹介している作品は、2024年1月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各サービスの公式サイトにてご確認ください)

■ Netflix
「ザ・クラウン」
「BEEF/ビーフ」
「Lupin/ルパン」

■ U-NEXT
「キング・オブ・メディア」(サクセション)

■ Disney+(ディズニープラス)
「一流シェフのファミリーレストラン」
「マーダーズ・イン・ビルディング」
「クイズ・レディー」

■ Apple TV+
「ザ・モーニングショー」

  
どれも見ごたえある作品なので、この機会に楽しんでみては?

詳細は、各サービスの公式サイトでご確認ください。

【公式サイト】Netflix

【公式サイト】U-NEXT

【公式サイト】Disney+(ディズニープラス)

【公式サイト】Apple TV+

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2024年 第29回クリティクス・チョイス・アワード 感想

映画部門では、「バービー」が18部門ノミネート。
次いで「オッペンハイマー」「哀れなるものたち」13部門ノミネートで迎えた授賞式。

結果的には、やはり「オッペンハイマー」が強かった。
「American Fiction(原題)」「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」「マエストロ:その音楽と愛と」などは振るわず。
そんな中、「The Holdovers(原題)」が、主演男優賞と助演女優賞を受賞と健闘。
早いとこ、「オッペンハイマー」「The Holdovers(原題)」を日本でも見せてい欲しいですよねぇ。

「ゴジラ -1.0」が外国語映画賞にノミネートされていて注目を集めましたが、惜しくも受賞を逃してしまいました。
残念でしたね。

ドラマ部門は、最多ノミネートが「ザ・モーニングショー」の6部門。
次いで「キング・オブ・メディア」が5部門ノミネート。
・・・「ザ・モーニングショー」のほうが多いというのが、なんとも、この賞らしい独自性。(笑)
また、主演男優賞にブライアン・コックスがノミネートされてないのも、この賞らしい。

結果的には、案の定、ドラマ部門は「キング・オブ・メディア」圧勝。
コメディシリーズ部門は、「一流シェフのファミリーレストラン」圧勝。
リミテッドシリーズ部門は、「BEEF/ビーフ」圧勝。

主要な賞は、先に行われたゴールデン・グローブ賞と、ほぼほぼ同様の結果という感じでしたね。
受賞作は、それだけ突出してスゴかった、ということでしょうかね。
中でも、Amazon関係の作品が、振るわず。

まあ・・・新鮮味は、なかったかなあ。正直。
予想通りというか。

そんな中で、ドラマシリーズ部門は「ザ・モーニングショー」ビリー・クラダップが助演男優賞を受賞。
先日亡くなった、ロン・シーファス・ジョーンズが「真相 Truth Be Told」でノミネートされていましたが・・・あげてほしかったなあ。

コメディシリーズ部門の主演男優賞は、やはりジェレミー・アレン・ホワイト。
ビル・ヘイダー、取れず。
む~・・・。
うまくいかないもんですねぇ。

あと、テレビ映画 作品賞が「クイズ・レディー」、外国語シリーズ作品賞が「Lupin/ルパン」というのが、目新しいところでしょうか。
コメディシリーズ部門の助演女優賞、「マーダーズ・イン・ビルディング」のメリル・ストリープ受賞というのも、個人的にはうれしかったかなあ。

2024年 第29回クリティクス・チョイス・アワード 受賞結果まとめ

今年のクリティクス・チョイス・アワードの結果、みなさんは、どうだったでしょうか?
来年に向け、新たな作品で盛り上がっていくといいなと思います。

その他、新しい情報があれば、随時、Twitter(@zacknet7
などで、ツイートしていこうと思います。

これから、どんな面白い映画やドラマに出会えるのか、楽しみですね。