Netflix「ソード・オブ・デスティニー」感想と評価【海外オリジナル映画レビュー】

Netflix「ソード・オブ・デスティニー」

Netflix(ネットフリックス)制作のオリジナル映画「Crouching Tiger Hidden Dragon: ソード・オブ・デスティニー」を鑑賞しました。
個人的な感想と評価です。

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「ソード・オブ・デスティニー」とは?

名作映画「グリーン・ディスティニー」の続編で、19世紀の中国を舞台にした武侠アクション映画。
前作から18年後の物語で、再び伝説の秘剣「碧名剣(グリーン・ディスティニー)」をめぐる戦いが武術アクション満載で描かれています。

2000年度制作の映画「グリーン・ディスティニー」は、巨匠アン・リーが監督し、アカデミー賞4部門を受賞するなど、世界的に高く評価された名作です。

「グリーン・ディスティニー」の詳細と、個人的な感想はこちら。

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その続編となるのが、この「Crouching Tiger Hidden Dragon: ソード・オブ・デスティニー」。
Netflix制作のオリジナル映画として蘇りました。

監督は「グリーン・ディスティニー」や「マトリックス」などでアクション監督を務めたユエン・ウーピン。
主演は、前作でもシューリンを演じたミシェール・ヨー。
・・・50歳すぎても、まだアクションで動けるのがすごい!

新キャストとしては、「HERO」「ブレイド2」のドニー・イェン。
ドニー・イェンですよ!!マジでかっ!・・・という興奮は、香港映画ファンでないと理解できないと思うのですが。(笑)
映画「HERO」でのジェット・リーとの対決シーンは、いまでも語り草。
かつて「エクスペンダブルズ」の出演を断った逸話を持ち(笑)、スター・ウォーズのスピンオフ映画「ローグ・ワン:ア・スター・ウォーズ・ストーリー」の出演も決まっているという、実は凄い人!
その実力と凄さは、この作品を観るとわかると思います。

そのほか、「glee/グリー」のマイク・チャン役やドラマ版「シャドー・ハンター」マグナス役のハリー・シャム・ジュニア、「ドラゴン/ブルース・リー物語」のジェイソン・スコット・リーなどが出演しています。

この作品は「グリーン・ディスティニー」の続編ですが、前作を観ていなくても楽しめるのではないかと思います。
ただ、あらすじだけでいいので、軽く前作のストーリーを知っておいたほうが、より深く理解できると思います。

「Crouching Tiger Hidden Dragon: ソード・オブ・デスティニー」は、2016年制作で本編約100分。
現在、Netflixで配信中です。

Netflix公式サイトはこちら。

【公式サイト】Netflix

「ソード・オブ・デスティニー」あらすじ

あの物語から18年後。
伝説の女剣士シューリンは、武侠の世界から離れて暮らしていましたが、かつて伝説の秘剣「碧名剣(グリーン・ディスティニー)」を寄贈したティエが亡くなったと知り、葬儀のため再びティエ家を訪れます。
そこで、武術界を統一し頂点に立つ野望に燃えるヘイデス・ダイが、グリーン・デスティニーを狙っていると知ったシューリンは、用心棒となる武侠を雇い、ヘイデス・ダイと戦うことに。
シューリンをはじめ、凄腕の武侠サイレントウルフ、シューリンの弟子となったスノーヴァースなど、多くの人間を巻き込みなら、再びグリーン・デスティニーをめぐる運命の戦いが始まるのでした。

・・・というようなストーリーです。

予告動画はこちら。
→ ソード・オブ・デスティニー/CTHD予告編

娯楽性に特化した新たな物語

・・・正直、この作品の感想を書くのは、非常に難しい・・・。

あくまでも、私の個人的な感想ですけど。
あの名作映画の「続編」として見ると・・・これは、ちょっと、ない!(笑)
そりゃないよ!という気分。
(辛口でごめんなさいっ!)

ただ、はじめて見る人にとっては、おもしろい作品だと思います。
「グリーン・ディスティニー」のスピンオフやリブート(再構築)的な感覚で考えれば、かなり楽しめる内容だと思います。

なにがダメって。
「グリーン・ディスティニー」は、シューリンとムーバイの、お互いに惹かれあっているけど、うまく先に進めない愛の物語が素晴らしかったわけで。
クライマックスでは、せつなくてグッとくるのですが。
それを・・・それを・・・サイレントウルフなんか出しやがって!(笑)
前作の感動、ぶち壊しだよぉ。
この作品のラストを見て「よかったね」とは、ならないですね。
・・・いや、わかるけど、シューリン、そんな・・・としか思えませんでした。(笑)

また、CGの多用も、ちょっと残念。
壮大なロケーションの映像美にしても、ワイヤーワークで幻想的な動きを詩的に表現するにしても。
CGではない、生のリアリティがあってこそ「すげぇ!」と感動するわけで。
せめてバレないように、うまくごまかしてほしかったなあ。(笑)
・・・ちょっとCGのクオリティは難あり。
また、生の風景に発色や色味をデジタル加工していて、きれいかもしれないけど、リアリティが薄かったですね。
アクションの一部のCGも同様。
生身の凄みに欠けていたように思います。

ドラマ性も薄く、ストーリー自体も散漫で中途半端。
あと、肝心な「グリーン・ディスティニー」の剣としてのスゴさも伝わってこないですね。
あのピラピラで薄い伝説の剣・・・というのは、結局、セリフで語られるだけ。
・・・剣の「つか」の部分とか、あんな雑な作りだったっけ?(笑)
もっと、こう、特別な感じがあったんですけどね。

全体的に、さすがに前作には遠く及ばず。
とにかく、シナリオがよくなかったですね。
・・・猛烈に残念!

・・・ただ。
「グリーン・ディスティニー」を知らない人にとっては、かなり楽しめると思います。
ラストも「よかったね、シューリン」と思えるはず。(笑)

この作品は、完全に娯楽性重視。
ドラマ性よりも、武侠の世界のかっこよさだったり、武術やワイヤーアクションのすごさを堪能する作品だと思います。

単純に、アクションはすごいですよね!
もう見ごたえ十分!

ミシェール・ヨーは、さすがに全盛期と同じとはいかないまでも、やっぱ動けるのがすごい!
ドニー・イェンは、相変わらずキレてますね!(笑)
二人とも、アクションしながらの演技も素晴らしい!

若くてもっと動けるはずの、スノーヴァースやウェイ・ファンのアクションのほうがダサいというのが(笑)、格の違いの証拠ですね。

・・・動きの速さじゃないんだなあ。
「魅せる動き」の問題なんだなあ。

映像もCGを使って、壮大に表現してあるのも魅力のひとつでしたね。
・・・さっきと逆なこと書いてますが。(笑)
確かに、前作のようなリアリティ性には欠けるものの、クライマックスの塔での戦いなどは、CGでないと表現できないおもしろさであるわけで。
現代的な見せ方も取り入れた、新しい表現だと思います。

あまり深く考えず、誰もが気軽に楽しめる娯楽作品だと思います。
「グリーン・ディスティニー」を知る人は、続編ではなく、前作の「スピンオフ」「別物」(笑)という視点でみれば、全然楽しめると思います。

気軽に楽しめる娯楽作品です!

かなり辛口の部分もありましたが。
私個人としては、「続編」という部分を除けば(笑)、すごくおもしろかったです。
・・・とにかく、シナリオがよくなかったですね。

アクション映画が大好きなので、ドニー・イェン様を見れただけでも幸せ!(笑)
私のように前作に思い入れがなければ(笑)、単体作品として誰もが気軽に楽しめると思います。

理屈を抜きにして、武術アクションやワイヤーワークのすごさを堪能してみてはどうでしょうか?
おもしろいですよ!

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