「Veep/ヴィープ」シーズン2 全話見ました・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「Veep/ヴィープ」シーズン2

海外ドラマ「Veep/ヴィープ」シーズン2を全話観ました!
個人的な感想と評価です。


【追記:2018.3.26】
「Veep/ヴィープ」シーズン2のHulu(フールー)での配信は、2018年3月25日で終了しました。
現在、Huluでは視聴できませんので、ご注意ください。


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ドラマ「Veep/ヴィープ」シーズン2とは?

アメリカの政界を舞台にしたコメディ・ドラマの第2弾。

副大統領 Veep=Vice President(ヴァイス・プレジデント)セリーナ・マイヤーと、個性的すぎるスタッフたちが巻き起こす騒動が、皮肉と毒気のあるユーモアで描かれています。

作品の概要や、シーズン1の感想などはこちら。

海外ドラマ「Veep/ヴィープ」シーズン1を全話観ました! 個人的な感想と評価です。 ドラマ「Veep/ヴィープ」とは? ...


シーズン1では、法案をめぐる駆け引きや、どうしようもないスキャンダルのもみ消しなど、いかにも政界でありそうなエピソードが満載!
・・・ま、大抵は、セリーナの口の悪さや、安易な言動が原因だったりするのですが。(笑)
翻弄されるスタッフたちも含め、毎回、大騒ぎでした。

今回のシーズン2では、選挙や資金集めをはじめ、外交問題や人質事件などの安全保障、さらには政府機関の閉鎖危機など、多くの困難が。
また、失言や情報隠ぺい疑惑といった、政治生命を脅かす問題にも直面します。
果たして、セリーナとスタッフたちは、どう乗り切るのか?

・・・と書くと、すごく社会派ドラマのようですが。(笑)
相変わらず、ドタバタな笑いは健在。
毒気もゲスさも(笑)さらにパワーアップして、今回も大爆笑です!

主人公セリーナを演じるジュリア・ルイス=ドレイファスをはじめ、エイミー役アンナ・クラムスキーなど、お馴染みのキャストが再集結。
マイクやゲイリーやダンはもちろん、ゲスすぎる大男ジョナ(笑)も登場しますよ!

また、上級戦略官ケント・デイヴィソン役にゲイリー・コール、大統領首席補佐官ベン・カフェルティ役でケヴィン・ダン、元夫アンドリュー役デイビット・パスケシなど、新たなキャラクターも登場。

ケヴィン・ダンは、最近だと「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」などにも出ていましたね。
ゲイリー・コールは、かつてドラマ「ザ・ホワイトハウス」で副大統領を演じていたという皮肉。(笑)
二人とも、数多くの映画やドラマに出演する名脇役。

さらに!
ゲストとして、第1話にドラマ「シリコンバレー」ディネッシュ役クメイル・ナンジアニが!
第6・10話では、同じく「シリコンバレー」ジャレッド役ザック・ウッズが出演!

もう、まさか、まさか!
ゲス男ジョナとジャレッドが、奇跡の共演ですよっ!(笑)

にぎやかさも増した今作。
魅力的な出演者にも、注目です!

ドラマ「Veep/ヴィープ」は、現在シーズン6まで制作され、すでにシーズン7も決まっています。
今現状では、シーズン7がファイナルとなり、完結するようです。

シーズン2は、2013年制作。
各話30分程度の全10話です。

現在、Amazonプライム・ビデオで、シーズン6まで配信されています。
(紹介している作品は、2018年5月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、ご注意ください。)

【追記:2018.3.26】
Hulu(フールー)での配信は、2018年3月25日で終了しました。
現在、Huluでは視聴できませんので、ご注意ください。


Amazonプライム・ビデオ公式サイトは、こちら。

【公式サイト】Amazonプライム・ビデオ


※以下、ややネタバレしていますので、ご注意ください。

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「Veep/ヴィープ」シーズン2 あらすじ

中間選挙の遊説で各州をまわる、副大統領セリーナ・マイヤーとスタッフたち。
その間にも、上級戦略官ケントとの対立や、首席補佐官ベンの突き上げなど、対応に大わらわ。
また、人質事件の政府対応や、失言から招いた外交問題、そして政府機関の閉鎖危機なども勃発!
さらに、さらに、元夫アンドリューの言動が問題となったり、不仲説のゴシップも持ち上がったりと、セリーナは政治家としても大きな危機に直面します。
副大統領として政治家として、セリーナは、このピンチをどう切り抜けるのか?

・・・というようなストーリーです。

ゲスで毒のあるユーモアがパワーアップ!政治への皮肉も色濃くなったシーズン2!

今回のシーズン2も、おもしろかったです!

主人公セリーナは、さらに下世話で感情的で毒舌に。(笑)
外ヅラはいいけど、野心家でワガママで、本音で毒を吐いちゃう性格がパワーアップしてましたね。
感情大爆発で、すぐキーキー言っちゃう。
かと思えば、嬉しいことがあれば、ガハハ!と、いやらしい高笑い。
・・・あの笑い方が、なんともゲスい!(笑)

評判とか体面とかが気になってばかりで、相変わらず「国をよくしよう!」とかいう部分は、出てこないんだなあ。(笑)

そういった、裏表があって権力欲の強い「政治家」の滑稽さが、前作以上にさらに極端にデフォルメされ、おもしろさが増していたように思います。
・・・いそうですもんね、こういう政治家。(笑)
そこがまた、皮肉たっぷり。

・・・にしても、相変わらず、副大統領らしからぬ騒ぎっぷり。(笑)
そのギャップが、さらにおもしろいんでしょうね。

まわりのスタッフたちのダメっぷりやゲスさも、最高に笑えました。
セリーナのワガママやムチャ振りに翻弄され、問題解決に奔走する姿もさることながら。
転職を考えて、こっそり動き回るなど、抜け目ないあたりも、おもしろかったです。

加えて今回は、セリーナと元夫アンドリューとの家族のことや、ゲイリーと恋人のダナ、エイミーの家族のことなど、意外と仕事以外のエピソードも多くて。
ストーリーにも、広がりや新鮮味があったと思います。
・・・秘書のスーのプライベートとか。(笑)
それもまた、新しいおもしろさでしたね。

今回は、とくにゲイリーがよかったですね。
・・・セリーナの世話がハンパない。(笑)
本当、ゲイリーあってのセリーナですよね。

また、セリーナの家族のエピソードも、結構おもしろかったです。
母親として、娘の彼氏を異様に気にかけたりとか。
元夫との関係が断ち切れないとか。

以前のような面白さは、そのままに。
さらにキャラクター性を深く描いて、新しい広がりがあったように思います。

それらが結実したのが、やっぱり最終話!
まさに、喜怒哀楽のジェットコースター!(笑)
本音と建て前が入り混じり、歓喜と絶望の浮き沈みが激しいエピソードは、猛烈におもしろかったですね!

裏表があってゲスくて滑稽で、思わず笑ってしまうけど。
それが逆に、何とも人間味があって、愛さずにはいられない。
今回も、そのバランスが絶妙だったと思います。

また、前回のシーズン1は、どちらかというと「副大統領の奇妙なお仕事紹介」的な(笑)エピソードが中心だったと思うのですが。
今回は、わりと具体的な政治内容に、少し踏み込んでいたと思います。

本国で、このシーズン2が放送されていた当時の政治背景が、少し盛り込まれていましたね。
中間選挙はもちろんのこと、議会閉鎖の危機なども実際にあって、当時はニュースでよく流れていましたよね。

そういった部分も今回は色濃くて、わりとリアリティがあったのではないかと思います。
きっと放送当時は、議会閉鎖の危機のエピソードが、さらにブラックで笑えたのではないでしょうかね。
情報隠ぺい疑惑や、それによる弾劾騒動なども、本国の人たちにとっては、かなりパンチの効いたネタだったのかも。

また、人種問題や外交問題のネタも、意外とブラックでしたね。
そういった意味では、今回は政治や社会に対する皮肉や風刺も、結構、色濃かったかもしれません。
しかもそれを、笑える大騒動エピソードにしちゃうあたりは、さすがというか。
うまいですよね!

正直、毎回、騒動が起きて・・・というのは、若干パターン化してるようにも思うのですが。
ただ、新しいアイデアやエピソード、登場人物など、さらにおもしろく、新鮮味もあったと思います。
前作以上に、すごく楽しかったです!

クセになる面白さ!

個人的には、今回のシーズン2も面白かったです!
笑えたエピソードを挙げたらキリがないほど。
かなりパワーアップしていたと思います。

最終話では、ドタバタな大騒動でしたが。
シーズン3では、どうなっちゃうんでしょうかね。
個人的には、エイミーと彼氏エドの関係が気になるんだけどなあ。
(エド、また出てきて欲しい!)

次回は、どんな大騒動になるのか?
シーズン3も楽しみですね!

次のシーズン3を見た個人的な感想はこちら。
「Veep/ヴィープ」シーズン3 感想と評価

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