「タイラント 独裁国家」シーズン1を全話見ました・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「タイラント 独裁国家」シーズン1

海外ドラマ「タイラント 独裁国家」シーズン1を全話見ました。
個人的な感想と評価です。

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「タイラント 独裁国家」とは?

中東の独裁国家を舞台に、独裁者一族の愛憎劇と、国の政治や内乱・対立を描いたドラマ。
あの「HOMELAND/ホームランド」のプロデューサーが制作に携わった作品で、緊迫感溢れるシリアスな家族と政治の物語です。

誰もが知るような有名な俳優は出ていませんが、主演のバサン役アダム・レイナーはじめ、出演者たちの演技はみんな素晴らしいです。
特に、長男ジャマル役のアシュラフ・バルフムの演技は必見!
・・・意外とファンになっちゃうかもしれませんよ。(笑)
もしかしたら、今後有名になるかもしれませんね、この俳優さん。

「タイラント 独裁国家」は、現在シーズン3まで制作されています。
シーズン1は2014年制作。
各話約45~50分程度の全10話です。

現在、Huluで配信されています。
(記事作成時点での情報のため、すでに配信が終了している場合もあります。ご注意ください)

Hulu公式サイトはこちら。

【公式サイト】Hulu

「タイラント 独裁国家」あらすじ

アルファイード一族が支配する中東の独裁国家・アブディン。
独裁政権による圧政により民衆の不満は募り、国内は常に内乱の危険をはらんでいました。
そんなアルファイード一族の次男バサム(バリー)は、独裁者である父に反発し、少年の頃に国を飛び出しアメリカで暮らしていましたが、甥の結婚式のため家族を連れて20年ぶりに祖国に帰国します。
バサムの兄で一族の後継者・長男ジャマルが出迎え、久々の家族との対面に複雑な心境ながらも喜ぶバサムでしたが、その後思いもしない事件が起き、バサムは一族と国の運命を左右する、大きな決断を迫られることになるのでした。

・・・というようなストーリーです。

スリルと緊迫感!今までにない家族と政治の秀作ドラマ!

中東の独裁国家と独裁者一族のストーリーなので、やっぱり残忍で暴力的なシーンはあります。
女性に対する扱いもひどかったりするので、苦手な方は不快に感じるかもしれません。

特に前半は、長男ジャマルの横暴さというか、狂気というか。
独裁者の恐ろしさがリアルに描かれていると思います。
何かあったら、すぐ殺しちゃう。
・・・怖いですよねぇ。
何が起きるかわからない危険で不安定な日常が描かれていて、かなり緊迫感のあるストーリー展開だと思います。

よくあるドラマだったら。
主人公はCIAとかで、銃をバンバン撃ちまくったり、無人機で爆撃して「鎮圧!」という感じだと思うのですが。(笑)
このドラマの主人公バサムは、小児科のお医者さん。
しかも、独裁者は血のつながった家族で、自分も「市民」ではなく「独裁者一族の人間」として扱われる。
さらに、そういう危険で不安定な国に、自分の家族もいる。

バサムの行動の動機が、「仕事」とか「正義感」とか「使命感」ではなくて。
身内としての「血縁の宿命」とか「家族愛」だったりするのが、今までにはない新鮮さを感じましたね。
「命に代えても、アメリカの安全を守りたい!」とかじゃないんですね。
「弟として、ジャマルなんとかしなきゃ!」なんですね。(笑)

独裁者一族としての、政治や権力闘争の物語も、すごくおもしろかったです。
巨大企業の経営者一族の物語とか、ギャングやマフィア一族の物語とか、そんなドラマは結構ありますが。
一族で国を運営している物語は、そうそうないですね。
・・・兄ちゃん大統領で、叔父さん軍隊総司令官とか、なかなかない。(笑)

他人であれば、邪魔者は殺して終わりですが、「血族」「身内」なので、そうもできない。
そんな状況下で、バサムがジャマル相手に政治にからんでいくのも、すごく緊迫感があってハラハラドキドキ!
身内相手に、策略や陰謀や裏切りがあったりなど、終盤はもう、ヒヤヒヤしながら、かなりの後ろめたさと罪悪感。(笑)
血のつながりのある「一族」というモチーフをうまく活かしてあって、猛烈に見ごたえありましたね。

家族と政治の物語が、スリルと緊張感満点で描かれていて、すごくおもしろかったです!

血族を描いた見ごたえのあるドラマ性

それもこれも、人間ドラマとしてキャラクターを丁寧に描いているからこその、おもしろさだと思います。

バサムのジャマルに対する愛情や葛藤が、すごくよかったですね。
特に後半は、おもしろかったです!
ジャマルに対しては、「狂気じみた独裁者」以上に「愛すべき兄」なんですね。

また、独裁者一族としての「血脈」が描かれているのもポイントだと思います。
一族としての血筋は、バサムにも受け継がれている部分があるんですよね。

妻のモリーにすら言えない秘密を抱えていたり、国と家族の間で揺れ動いたり。
そういった部分が丁寧に描かれていて、かなり見ごたえあったと思います。

さらにさらに。
バサム以上に、やっぱりジャマルがすごかった!(笑)

暴力と狂気の恐ろしい「人として壊れた」独裁者としての一面だけではなく。
後継者としてのプレッシャーや、権力者としての孤独、愛情に飢えている姿や、弟への愛など、とっても人間くさい部分も描かれていて、猛烈に魅力的だったと思います。

前半は、「ひどい男」にしか思えませんでしたが。
中盤から、なぜか魅力的に感じて、終盤はもう可哀そうだったし、ちょっとうるっと涙しそうになりましたね。(笑)

・・・だってねぇ。
最終話、いつも通りキレて(笑)バサムを罵倒したり殴ったりしても、よかったんですよね・・・。
リアクションも、心情を吐露したセリフも、胸に響きました。

ジャマル役のアシュラフ・バルフムの演技は、本当に素晴らしかったと思います。
・・・このドラマ、ジャマルが主人公か、というぐらいの魅力炸裂!(笑)
強烈なインパクトでしたね。

二人の兄弟の物語は、すごくおもしろかったです!

また、バサムの家族たち、特に奥さんモリーはよかったですね!
・・・ただなあ・・・息子サミーのネタが途中で出てこなくなるのがね。(笑)
あと、モリーの妹・ジェナは突然来たけど、必要あったのかな、これ?

もしかしたら、バサムの家族たちに関してはシーズン1は「前フリ」で、以降の物語でもっと濃く描かれるのかもしれませんね。

かなり、おすすめのドラマです!

私個人としては、メチャクチャおもしろかったです!
ハラハラドキドキの緊迫感、一族をめぐる見ごたえあるドラマ性が、すごくよかったです!

Huluに加入しているなら、絶対に見るべきドラマだと思います!
かなり、おすすめです!
おもしろいですよ!

最終話は、衝撃的な終わり方でしたね。
・・・あそこから、続きあるのか?みたいな。(笑)

バサムとジャマル、二人の兄弟はどうなっていくのか?
シーズン2が楽しみです!

次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。
「タイラント 独裁国家」シーズン2・感想と評価

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