Amazonオリジナル「トランスペアレント」シーズン1・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「トランスペアレント」シーズン1

Amazonオリジナルドラマ「トランスペアレント」シーズン1鑑賞しました。
個人的な感想と評価です。

【追記:2016.10.7】
シーズン3が、Amazonプライム・ビデオで配信スタートしました!

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ドラマ「トランスペアレント」とは?

父親が、実はトランスジェンダー(性同一性障害)だとカミングアウトしたことで浮き彫りになる、家族の秘密や問題を描いたドラマです。

公式での分類は「コメディ」となっていますが、かなりドラマ性の高い「ヒューマン・ドラマ」「ファミリー・ドラマ」だと思います。
ゴールデングローブ賞やエミー賞など数々の賞を受賞し、ドラマとしての評価やクオリティも高いです。

「トランスペアレント」はAmazonオリジナルドラマで、現在シーズン3まで制作されています。
シーズン1は、2014年制作。
各話30分程度の全10話です。
かなり気軽に、サクサクと見られるボリュームだと思います。

現在、Amazonプライム・ビデオで配信中です。
(記事出筆時点での情報のため、すでに配信が終了している場合もあります。ご注意ください)

詳しくは、公式サイトでご確認ください。

【公式サイト】 Amazonプライム・ビデオ

「トランスペアレント」あらすじ

ロサンゼルスに住んでいるフェファーマン家の人々。
父親モートンは、仕事をリタイアして一人暮らし。
モートンの元妻シェリーは新しいパートナーのエドと暮らし、三人の子供サラ、ジョシュ、アリは、独立してそれぞれの暮らしを生きていました。
そんなある日、モートンは長年抱えてきた秘密を家族に打ち明けて、残りの人生を自分らしく生きようと決意します。
父親からの思いもしないカミングアウトに、子供たちはただただ驚くのですが、しかし、秘密を抱えているのはモートンだけではありませんでした。
やがて、さまざまな出来事を通して、家族それぞれの過去や問題が浮き彫りになっていくのでした。
・・・というようなストーリーです。

予告動画は、こちら。
Transparent Season 1 Official Trailer

ドラマ性の高い「家族」を描いた物語

父親が、実はトランスジェンダー・・・というと、ちょっと色モノ的なドタバタコメディを連想するかもしれませんが。
内容的には、笑いは控えめで(でも、ちょっとおかしいんですけど。笑)、どっしりと人間ドラマを描いた作品だと思います。
決して、大爆笑なライト・コメディではないです。

また、連続ドラマにありがちな、続きが気なって仕方なくなるような、予想できない衝撃展開!とかいうのも、ほとんどありません。(笑)
確かに、それぞれが抱える秘密や問題の意外性はあるのですが、もっと淡々と日々の生活を切り取るようなストーリー展開です。
なので、もしかしたら、やや退屈に感じるかもしれませんね。

トランスジェンダーや同性愛の問題もストーリーには出てきますが、そこがメインの内容ではありません。
それ以外のさまざまな問題を含め、過去の秘密や問題を通して、家族それぞれを描いています。

あくまでも「家族」という題材を深く描いた、ドラマ性の高い作品だと思います。

巧みな演出が素晴らしい!

全体的に、リアリティ溢れる演出だと思います。
手持ちや望遠などのカメラワークが多く、どこかドキュメンタリータッチ。
演技やセリフの交わし方なども、すごく自然で「つくり物」感がないように工夫されています。

生活の切り取りも、すごくリアル。
・・・女性キャラはだいたい、短パンとかパンツ一丁で、ソファーに寝転んで足広げてダラダラしてたり。(笑)
現実生活では毎日見るような「あるある光景」ですが、映画やドラマでは、そういう描写ってあんまり出てきませんよね。
大体、キチッとした部屋着でソファにきちんと座って、本なんか読んだりして。(笑)

家族で食事をしたり、冠婚葬祭で集まったりすると・・・本当、こんな感じですよね。
見慣れた光景で「あるあるある」みたいな。(笑)

そういったリアリティのある演出が巧みで、まるで見ている側がフェファーマン家の一員で、ホームビデオでも見ているような感覚。
キャラクターへの感情移入がしやすくて、ドラマに入り込みやすいですね。
本当にうまい!

ともすると、マンガチックになりがちなウソっぽいストーリーを、リアリティ溢れる演出で丁寧に描いていると思います。

自分らしい生き方と居場所

家族それぞれに秘密や問題があるというのも、すごくリアルで共感しやすかったです。
・・・ま、ちょっと問題や秘密自体が、リアルではないのですが。(笑)

そういった中で、自分らしく生きようとしたり、自分の居場所を模索するのって、誰もが抱えていることで。
ありきたりで平凡になりがちな題材を、すごく丁寧に描いていると思います。

キャラクターも、よかったです。
やっぱり、何と言っても父親モートン・・・というかモーラ。
・・・なんか・・・かわいく見えちゃったりするんですよね。(笑)
仕草や動きが、すごくうまい!
全然ウソっぽくなくて、感情移入しやすかったですね。

アリも、すごくよかったです。
一番問題児のような気もしますが、家族全員がそろうと、意外と言動が一番まともだったりして。(笑)
人生に迷う大人の姿が、すごくよかったですね。

かなり大人向けのドラマです

個人的には、すごくおもしろかったです。
1話30分・全10話というのも、効果的だったと思います。

正直、想像していた内容とは違いましたが。(笑)
ドラマ性が高くて、かなり見ごたえありました。

時に、どぎつい描写も出てきます。
そういった部分も含め、かなり大人が楽しむドラマだと思います。
ゆっくりと「家族の物語」を楽しみたい方には、おすすめです。

次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。
→ 「トランスペアレント」シーズン2・感想と評価

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