「THE PATH/ザ・パス」シーズン1 全話見ました・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「THE PATH/ザ・パス」シーズン1

海外ドラマ「THE PATH/ザ・パス」シーズン1を全話観ました。
個人的な感想と評価です。

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海外ドラマ「THE PATH/ザ・パス」とは?

宗教団体を題材に、人生観や価値観、心の葛藤を綴る人間ドラマ。
新興宗教団体の信者である主人公エディが、これまで信じてきた人生の価値観に疑問を抱き、葛藤する姿を中心に、家族や仲間たちのさまざまな人間模様が描かれていきます。

今作は、本国アメリカHuluのオリジナルドラマです。

主人公エディを演じるのは、「ブレイキング・バッド」のジェシー役で有名なアーロン・ポール。
そして、教団のリーダー的存在のカルに、ドラマ「ハンニバル」ウィル役のヒュー・ダンシー。

まさに、夢の豪華共演!
どちらも難しい役どころですが、さすが!と唸る、見ごたえある演技は必見!
ジェシー・ピンクマンもウィル・グレアムも強烈でしたが、今回もスゴいです!

また、エディの妻サラ役で、映画「ピクセル」「かけがえのない人」などのミシェル・モナハンも出演しています。
これがまた、素晴らしかったです。

そして、そして。
カルの母親役で、あのキャスリーン・ターナーが登場!
往年の映画ファンなら、ご存じのはず。
映画「白いドレスの女」「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」「ペギー・スーの結婚」「私がウォシャウスキー」などなど、作品を挙げたらキリがないほど、一世を風靡した大女優。

・・・いやあ・・・でも、ごめんなさい、人に言われるまで、全然気づきませんでしたよぉ・・・。(笑)
カルのオカン、な~~んか微妙にキレイで(笑)猛烈に貫禄あるなあ、とは思って見てたのですが。
まさか、まさか。
やさぐれ具合の演技がリアリティありすぎて(笑)もう別人。ビックリ!

ヒュー・ダンシーとキャスリーン・ターナーの共演!
これもまた、見ごたえありですよ!

そんな演技派ぞろいの、豪華な顔ぶれにも注目です!

ドラマ「THE PATH/ザ・パス」は、現在シーズン1まで制作され、すでにシーズン2も決まっているようです。
シーズン1は、2016年制作。
各話45~50分程度の全10話です。

現在、Hulu(フールー)で配信されています。
(記事出筆時点での情報のため、すでに配信が終了している場合もあります。ご注意ください)

詳細は、Hulu(フールー)公式サイトでご確認ください。

【公式サイト】 Hulu

「THE PATH/ザ・パス」あらすじ

マイヤイズムを信仰する新興宗教団体の信者エディは、妻のサラや息子のホークらと共に、団体のコミュニティで暮らしていました。
そんなある日、エディは瞑想の修行のため、ペルーのクスコにある教団施設に向かいますが、そこで信じがたい光景を目の当たりにします。
これまで信じてきたもの全てに疑問を持つほどの衝撃を受けたエディは、信仰心が揺らぎ始めるのですが・・・。
そこに、3年ぶりに組織のリーダー格のカルが戻ってきます。
カリスマ性と強いリーダーシップがあるカルですが、実は人には言えない秘密や心の闇を抱えていました。
それぞれが、信仰と幸せと善人であることを追い求め、悩み、葛藤するのですが。
それが思わぬ事態を招き、運命は大きく変わっていくのでした。

・・・というようなストーリーです。

予告動画はこちら。
『THE PATH/ザ・パス』予告編

感じて受け止める奥深いストーリー。クオリティの高い、味わい深いドラマ

これまで色々と、ドラマの感想記事を書いてきましたが。
たぶん、今までで一番書くのが難しいドラマですね。
かなり、時間かかりました。
・・・の、わりには、なんですけど・・・。(笑)
うまく書けない。

このドラマは、テーマやメッセージを強く押し付けたりはしません。
「こうじゃない?」「こうあるべきだっ!」というような、暑苦しい強い主張がありません。

さまざまな登場人物たちの生き方を通じて、見ている側が、そこから自由に感じ取るドラマだと思います。
「行間を読む」ではないですが。
表面的な見たままの物語ではなく、それでどう感じるかを味わい、楽しむドラマだと思います。

娯楽アクションのように、「悪は必ず滅ぶ!正義は絶対勝つ!」とかアツアツで、何も考えずボ~と見てるだけで「超おもろい!」とかいう楽しみ方とは違いますね。(笑)

内容的にも、両極端なものが、対比されて描かれています。
愛と憎しみ、生と死、善と悪、真実と嘘、幸福と不幸、喜びと悲しみ、理想と現実、親と子、そして希望と絶望・・・などなど。
それが、宗教団体の人々と、普通の生活を営む「俗人」との対比で描かれていたりします。

なので、見ている側のこれまでの人生経験や価値観などによって、共感する部分が大きく変わると思います。
ある人にとっては「ダルい!退屈!あのキャラ、許せない!」と思えるかもしれないし。
別な誰かには「わかる、わかる!そうなんだよね!あのキャラ、すごい共感できる!おもしろい!」と思えるかもしれないし。

「宗教団体」という題材にしても、幸福で救いがあって、弱者を助ける清らかな心を描いている反面、どこか統制的で不気味で恐ろしい部分も描かれています。
「カルト、マジやべぇ!キモい!怖ぇ~!」と思う人もいれば、「そうだよね。人にやさしく、許す気持ちの美しさに感動」という人もいると思います。

見ている側それぞれが、色々と感じ取って、考えて楽しむ、味わいの深いドラマだと思います。

・・・な、もので。
いつも通り、私がどう感じたかを書いても、他の人にはあまり参考にならないのかも・・・なんて、思ったりしています。

人それぞれ、見た印象も評価も違うドラマですね。きっと。
そこが、このドラマの魅力であり、おもしろいところなんだと思います。

「ドラマ」という「作品」として

見てどう感じるかは、他のドラマ以上に、人それぞれだと思います。
猛烈に評価が分かれるのではないでしょうか。

単純に、ドラマの作りとしては。
主人公はエディですが、ほぼ群像劇のような構成ですね。

エディ以外にも、カルやサラをはじめ、息子ホークとアシュリーの環境の違う二人のエピソードや、FBI捜査官ゲインズ(サム)の俗人世界の視点からのエピソードなど、かなり広く丁寧に描かれていたと思います。
どれも、すごく見ごたえがあって、よかったです。

・・・てか、もう、主役はカルかもしれない。(笑)

初回の第1話は、結構「おお!」という部分はあるものの、以降はスローペース。
色々と出来事は起きますが、全体的な進行は遅く、おもしろさを見い出せないと、ちょっと退屈に感じるかも。
ただ、ハマると、かなり味わい深いおもしろさだと思います。

中盤以降からは少しずつテンポもあがり、終盤は盛り上がりましたね。
それぞれが悩み、葛藤して、思わぬ事態になるあたりは、目が離せない展開で、すごくおもしろかったです。

最終話は、「ん?こんな中途半端に終わるの?」と思ったら・・・。
・・・いや~、意外と気が抜けない展開でしたね。

エディ役のアーロン・ポールも、カル役のヒュー・ダンシーも素晴らしかったです!
特に、ヒュー・ダンシーは強烈!
さすが!

アーロン・ポールは・・・お父さんに見えなかったですね、最初。(笑)
ただ、ストーリーが進むにつれて、家族を愛する父親像が、すごくよかったです。
・・・いや、これ、ヘボい役者だったら、感情表現が大げさになっちゃって、ウソくさくなってたと思いますよ。
いぶし銀の演技でしたね。

あえて言えば。
もう少し、二人の絡みが見たかったかなあ。
やっぱり、ツーショットが豪華でしたね。

問題は、カルに感情移入できるかがポイントだと思います。
ま、「おまえ~~!」という憎らしさも(笑)おもしろさだとは思うのですが。

・・・あと、意外と妻サラにムカつく人は多いかもしれませんね。(笑)

「ドラマ」という「作品」自体のクオリティは、すごく高かったと思います。
作りも丁寧だし、大げさな演出も控えめで、リアリティがありましたね。

あなたは、どう感じましたか?

個人的には、すごくおもしろかったです!
よかったですね!

・・・私が、どう思ったか?は、このドラマの場合、あまり参考にはならないと思うのですが。

人は誰でも、苦しみから救われたい!善人でありたい!幸福で満ち足りて、人にやさしく生きたい!と思うものですよね。
そこが「目的」というか「目標」だと思うのですが。

宗教団体の人々も、いわゆる俗人も、そこは共通していて。
目指すところは同じ。
でも、どちらも、そう簡単に、うまくはいかないんですよね、これが。
そこもまた、共通していて。
大差ないんですね、不思議と。

宗教団体の人々は、幸福を絵に描いたような平和なコミュニティで、争いもなく、信仰に従って理想的な生活をしている・・・はずなのに。
信仰や規則に縛られて、恋愛も自由にできなかったり、家族とも別れることになったり。
善人で、いい行いをしたいのに、うまくいかなくて、思わぬ事態を招いたり。

じゃ、俗人が自由でいいかというと、災害や虐待や貧困で、普通の生活すらままならなかったり。
善人でありたいけど、とてもそんな余裕もなかったり、政治だの利益だの、しがらみや思惑もあったりして。

結局、「人間」という部分は同じで。
葛藤する部分も、同じ。
みんな幸せに生きるために、もがいているのは変わらないんですよね。きっと。

・・・カルがリーダーとして、色々と「扇動」しますけど。
我々、俗人だって、エラい人たちに「扇動」されてるんですよね。

宗教団体という、ちょっと特殊な環境を舞台にしてはいますが。
描かれているのは「人間の本質」。
人間ドラマとして、すごく魅力的で奥が深く、おもしろかったです。

・・・かなり、説教くさくなっちゃいましたが。
こんな感じで、どうでしょう?(笑)

・・・うん。
夜のテンション高めな時間帯に、書かないほうがよかったかも・・・。(笑)
ちょっぴり後悔。

シーズン2はどうなる?

このドラマは、すでにシーズン2が決まっているようですね。
最終話は、かなり気になる終わり方でしたけど・・・。

わりと中途半端なことも多かったですよね。
どうなっちゃうの?

シーズン2にも、期待したいと思います。

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