映画「ザ・ディスカバリー」感想と評価レビュー【Netflixオリジナル】

映画「ザ・ディスカバリー」

Netflix(ネットフリックス)オリジナル映画「ザ・ディスカバリー」(原題:The Discovery)を観ました。
個人的な感想と評価です。

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Netflixオリジナル映画「ザ・ディスカバリー」とは?

死後の世界を題材にした、SFミステリー。
Netflixオリジナル制作の映画です。

死後の世界が実在すると証明された時代。
死んだあと、そこには何が待っているのか?

監督・脚本は、チャーリー・マクダウェル。
映画「時計じかけのオレンジ」などで有名な俳優マルコム・マクダウェルの息子さんだそうで、デビュー作「The One I Love」で注目された期待の新鋭。
(そして、ルーニー・マーラの彼氏としても有名らしい。笑)

出演は、死後の世界を証明したトーマス・ハーパー博士に、「明日に向って撃て」「スティング」をはじめ「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」にも出演した、名優ロバート・レッドフォード。
もう、説明不要ですよね。
今作でも、さすがの存在感。

博士の息子ウィルに、「フリークス学園」や「ママと恋に落ちるまで」マーシャル・エリクソン役のジェイソン・シーゲル。
そして、アイラを「ドラゴン・タトゥーの女」「キャロル」の、あのルーニー・マーラが演じています。
・・・しかも、金髪!(笑)
全然、雰囲気が違いますね。

さらに、ウィルの弟トビー役で、「ブレイキング・バッド シーズン5」のトッドや、「FARGO/ファーゴ シーズン2」エドのジェシー・プレモンスも出演。
ジェシー・プレモンスも、ちょっといつもと雰囲気が違っていて、びっくり!
演技も、素晴らしかったです!

他にも、レイシーに、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」ワイブスのケイパブル役ライリー・キーオ。
インタビュアー役で、「ギルバート・グレイプ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」クララ役などで有名な、メアリー・スティーンバージェンも出ています。

出演者も、結構、豪華。
これまでのイメージと違った新鮮味もあって、見ごたえありです!

映画「ザ・ディスカバリー」は、Netflixオリジナル映画で、2017年制作。
本編は102分です。

エンドロールの最後に、ちょっとだけ映像があります。
お見逃しなく!

現在、Netflix(ネットフリックス)で配信中です。
(記事出筆時点での情報のため、すでに配信が終了している場合もあります。ご注意ください)

Netflix公式サイトはこちら。

【公式サイト】 Netflix

※以下、ややネタバレしていますので、ご注意ください。

映画「ザ・ディスカバリー」あらすじ

トーマス・ハーパー博士の研究「ディスカバリー」により、死後の世界が実在すると証明され、つらい現実世界を離れ、死後の世界に旅立つべく、自殺者が急増する時代。
博士の元を離れていた息子ウィルは、そんな研究を中断させるべく、再び父親の元へと戻ってきます。
その途中、アイラという女性と出会ったウィルは、彼女に好意を寄せていくのですが・・・。
やがて、死後の世界がどういう世界なのか、より深く謎を探るうち、ウィルとアイラは衝撃の真実を知ることになるのでした。

・・・というようなストーリーです。

予告動画はこちら。
The Discovery Teaser

生きることの意味を問う、見ごたえのあるストーリー

内容的には、シリアスで暗い感じだと思います。
エンターテイメント作品というよりはドラマ性重視ですが、色々と謎もあったり、思いもかけない展開もあったりと、意外と刺激的でおもしろかったです。
・・・冒頭からして、結構、ガツンと来ましたね。

「死後の世界が実在する」という着想も新鮮味があって、その結果、どういう現象になるのかという「膨らませ方」も、よかったです。
・・・自殺者が増える・・・確かに。(笑)

それを、娯楽性の高いバリバリのSFサスペンスやスリラーなどにせず、テーマ性の深いミステリアスなストーリーにしたのも、よかったかも。
確かに、「SF」としては説得力やリアリティはあまりないですが、そこが問題ではなくて。
死後の世界を題材にすることで、逆に「生きること」を描いていて、かなり見ごたえのある内容になっていると思います。

誰でも多かれ少なかれ、「いっそ、死んで楽になりたい!」と思うこともあるけれど。
じゃ、もし、生きることの苦悩や、人生の後悔や、死の恐ろしさから解放されるとしたら?
・・・そんな重い問いかけを、見ている側にしてくる作品だと思います。

ストーリー自体も、結構おもしろかったですね。
ウィルとアイラのロマンスの要素もあったり、死後の世界の真相の謎もミステリアスで、先が気になる展開。

また、幽霊だとか未知の恐怖、という方向性にいかなかったのも、意外性があってよかったと思います。
もっと科学的で現実的で、心霊現象などよりも、実験の異様さとか、カルト的な異常さとか、そっちのほうが怖い。
・・・普通なら、オバケのひとつも出しそうな感じですけどねぇ。
意外性のある持って行き方で、先が読めず、独特のストーリー展開で新しさがあったと思います。

ただ、正直、ドラマ性では、やや薄い部分もあるかも。
博士とウィルの親子の関係性とか、もう少し濃く見たかったかなあ。
弟トッドを含めた「家族」の部分の描き方は、少し弱かったかもしれませんね。

・・・う~ん・・・なにせ、博士が感情的にならないからなあ。
「このバカ息子!」とか「うっせっ!研究が第一だっ!」とか、対立構造になりづらく。

妻を想うシーンも、ほとんどないせいかもなあ。
・・・何だかんだ言っても、「妻」より「実験結果の真相」が気になるんだわな。
涙して喜びそうなものですが・・・反省してないでしょ?(笑)
と、ウィルがキレてもいいと思うんですけどねぇ。

ウィルとアイラのロマンスも、すごくよかったのですが。
もう少し盛り上がっても、よかったかな?
アイラがミステリアスで、人間味を深く描くところまではいかず、感情移入が薄かったせいかも。

中盤以降はテンポアップしてきて、終盤はかなり盛り上がりましたね。
・・・ま、正直、クライマックスは、ちょっと先読みできちゃいそうな気もしなくはないですが。
ただ、スピード感があって、衝撃的!
見ごたえがあると思います!

全体的に、アイデアやテーマ性が独創的で、新鮮味があると思います。
ミステリアスな雰囲気で、それでいて刺激的な展開もあって、見ごたえがありますね。

映像的にも見せ方の演出もうまく、内容的にもビジュアル的にも、監督・脚本のチャーリー・マクダウェルの個性というか、作家性が色濃く出ている作品ではないでしょうかね。
今後、ますます活躍しそうな気がします。

それだけ、独創的なおもしろい作品だと思います。

独特な面白さとアイデアが光る作品

個人的には、結構おもしろかったです。
ちょっと不満も書きましたが、それでも余りある独創的なアイデアとストーリー展開で、よかったですね。
出演者の演技も、素晴らしかったと思います。

死後の世界が本当にあったら。
・・・どうします?

そんな深いテーマと、ミステリアスなストーリーを楽しんでみてはどうでしょうか。